やさい通信
2000年11月6日(月)
福富りえ子

八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  館町の田中さん   小比企町の鈴木さん

さつまいも
ねぎ
春菊
ごぼう
ミニレタス


春菊


  鈴木さんの野菜を扱っていた某生協が、解散するようです。鈴木さんもその数を見込んでの作付けをしているわけですから、宙に浮いてしまう野菜が出ないように協力したいと思ってます。そのためまだやや早めの大根なども先週、収穫しました。一つの組織が解散するという事は、周りへの影響も含めて大変な事です。八王子の消費者運動の先駆的役割を果たしてきた団体が、なくなる事は、計り知れないほど残念です。詳しくは知りませんが、存続の道はなかったのでしょうか。

 春菊を関西では、菊菜と呼んでいるそうです。春菊を食用にしているのは東洋人が、多いそうです。ビタミンA、B2、C、E、カロチン、食物繊維などが豊富で、食べないなんて損です。漢方では、大腸の病気に有益な野菜とされています。

 熱湯で茹でた後、長く水につけておかないようにしてください。ビタミンCが損失してしまいます。鍋物になくてはならない、春菊ですが、ぐつぐつ煮込まないで、食べる直前に鍋に入れると色もきれいで、栄養も逃げません。

南アルプス放牧豚


 11月3日の21時から4チャンネルで放映した「どっちの料理ショー」をご覧になりましたでしょうか。2種類の料理を作ってどちらを食べたいかゲストが採点して、得点が多かった方の料理を選んだ人が、それを食べるという趣向のショーです。今回は、あげたてホクホクのビーフコロッケと肉汁たっぷりメンチカツでした。素材の一つ一つを吟味して作るので2種類とも最高級品です。どちらかを選ぶのが酷な気がします。メンチカツを中嶋さんの放牧肉で作りました。農場の名前は、「ぶぅふぅうぅ農場」と言います。テレビでは南アルプス放牧豚と紹介されていました。雄大な南アルプスの山々、農場へ登っていくあぜ道、走りよる豚、じゃれ合う豚、中嶋さんと遊ぶ豚、余すことなく放牧豚の特徴を捉えて写してました。

 農場を見たことがない方、テレビの中の豚の姿にびっくりされた事と思います。10月29日に行いました謝肉祭は大雨でしたが、車の音を聞きつけて豚が走り寄ってくる可愛らしさを満喫できた1日でした。思う存分大地を踏みしめ、幸せな豚達です。私たちは、命を奪って生きていることを言葉でなく実感として、語らずとも子供たちに伝えられる場所です。命の尊さを教科書に百編書いても教える事が出来ないのもを得ることが出来ます。今年行かれなかった方、来年は是非参加してください。

 自画自賛になりますが、この放牧肉どこででも食べられるという代物ではありません。市販してないのですから。

大塚の桐谷さんから、中村成子著の「長寿一汁一菜」の中に、粟国の塩が入っていました。やさい畑でも買えるのだと、ビックリしました。東京では日本橋の高島屋さんに売っているようです。とても良い本なので食生活を見直しました。と「おたより」いただきました。

 自画自賛ばかりですいません。塩でも、野菜でも、肉でも、磯沼さんのヨーグルトでも、みんなただ者ではないそれなりののもです。作っている人の生き方が出ているものです。当たり前に食べ続けていますと忘れてしまうのもをテレビは、思い起こさせてくれました。