やさい通信
2000年10月30日(金)
福富りえ子

八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  館町の田中さん   小比企町の鈴木さん
下仁田ねぎ
ニラ
大根
ミニレタス
ちんげん菜
又は小松菜


大根


  やや早取りなので、小さめです。今年は事情があって早めに収穫をはじめたそうです。根より葉の方がボリュウムがあるような大根です。無農薬です。葉も安心して召し上がれます。葉をつけたままでおくと水分が蒸散します。葉は一両日中にお召し上がり下さい。葉付きは1品で2種楽しめます。葉はビタミンC、ビタミンB、カロテン、カルシュウム、鉄など豊富に含まれています。大根の葉は、真夜中になると上に向かって高く立ち上がります。お日様が頂点に達するとき、葉は放射状に広がって、日の光を浴びようと開きます。葉が閉じたり、開いたりするのです。ひまわりが太陽に合わせて首を動かすように、朝顔が日の出とともに花開くように自然の摂理は理にかなったものなんですね。

下仁田ねぎ


 群馬県下仁田町の特産です。何年か前にも田中さんが作って好評でした。その後、何度か作付けしたのですが、うまくいかなかったので、下仁田ネギはあきらめていたのですが、今年は成功して、入れることが出来ました。生で食べると辛みが強いのですが、煮るととろりと柔らかで甘みも出て最高です。鍋物に合います。泥付きネギが日持ちする事は、ご存じかと思いますが、土に斜めに埋めておけば長期保存が出来ます。新聞紙にくるんで葉先を出し、空気を取り入れられるようにしてバケツのようなのもに根を下にして立てて置いても保存出来ます。洗ったネギはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて置くのがいいようです。

川田さんに


 岡部さんは椚田町にお住まいです。東京21区衆議院議員選挙に当選した川田さんについて「おたより」くださいました。
森鴎外の小説「高瀬船」の主人公喜助が最後に「思い残すことは」と問われて、「お上のすることに間違いはないでしょうから」と答えていますが、日本人の意識下の心情をよく表した言葉だと私は思っています。そして今でも口ではいろいろ言っても、この心情が日本人のDNAに刻まれているのではないかと思うことがたびたびあります。そんな中での攻防は、歯がゆいことのみ多かりきということでしょう。人ひとりの人生の中では解決できないかも知れません。次世代へとつなげる新しい道をと思う次第です。

 ちょっと残念なのは、川田えつこさんが、街頭演説で「川田龍平の母、川田えつこです」とおっしゃっていたことです。なぜ「川田えつこ」ですではないのでしょうか。「○○の□□です」というのは選挙のたびに聞かされるいやな言葉です。構造的には同じかと思いました。
 ※実際に街頭演説を聞いたわけでは無く、テレビのみの情報なのでよくはわかりませんが。

 前者も後者も同感です。前者にはいつも落胆してましたが、そのことでは、決して諦めないと昔は気負ってました。今は針の穴が壁を壊すの心境です。川田さんは、本当に針の穴のような存在です。彼女は社会を変えると盛んに言ってましたが、当選したこと自体が変革だと私は思いました。一人で出来る限界もあるかと思いますが、人の命を大切にしない癒着構造と闘ってきた方です。期待しています。
 後者については、やはりはじめて「母親です」の言葉を聞いた時は、いい感じはしませんでした。小選挙区制度の中、大政党と対峙して票を獲得する手段として、それをあえて売りにしているのかと勝手な解釈をしてしまいました。私がいやだなと感じた理由は、何々の妻です、とか何々の母ですとかで女の人の個を隠してしまうような気がしたからです。そのことには片耳ふさいで枯れ木も花よと応援しました。