やさい通信
2000年10月2日(月)
福富りえ子

八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
E-mail:yasai@din.or.jp 
Home Page: http://www.din.or.jp/~yasai/


 
本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  館町の田中さん   小比企町の鈴木さん中野山王の野島さん   百草の由木さん 
なす
又はピーマン
ねぎ
ニラ
きゅうり
ごぼう


野島さんの野菜


 夏のブルーベリーの生産者、野島さんのきゅうりです。今時分まできゅうりがあるのは、嬉しいです。遅蒔きのきゅうりは、台風にやられることがおおいいので無傷でお届けできるのでうれしい限りです。出盛りとちがって量は少な目です。中野山王に残された良質な畑からのきゅうりです。

由木さんの野菜


由木さんは、卵の生産者です。卵がメインですので野菜は根菜類を生産しています。じゃがいも、玉ねぎ、山芋、ごぼうといったもので葉のもはありません。
 
 日野市は学校給食に地場生産物をかなり取り入れているようです。27校が利用して、米やりんごなども使われているようです。全部で何校あるのか知らないのですが。化学肥料や農薬を抑えた野菜を納入するために市独自の事業も行っているそうです。キャベツや玉ねぎ、にんじんなどが最も多く供給されていていますが、さすが地場と思ったのは、おろ抜き大根もきちんと利用されているというところです。
 今日は○○地区の○○さんのほうれん草で作ったソテーです、なんて、いいですね。食べ物の大切さをそれだけで教えられるのではないでしょうか。由木さんの卵も給食に使われています。

 日野市市民生活部産業振興課が、地元野菜の学校給食供給事業という冊子を2000年5月に出しています。そこの資料に中学校の生徒が出しているおたよりがあります。許可なく無断転用してはいけないのでしょうかと思いつつ、転用してしまいます。悪しからず。

 にわとりが食べているエサの中には、とうもろこし、かきのから、米ぬか、アルファルファという草、大豆粕、いわしの魚ふん、塩、カルシウムが入っています。このエサはただの売っているえさではありません。由木さんが1つ1つ取り寄せて、機械で混ぜて作っています。そのため着色料や遺伝子組み換えの食材も使用していないためとても安全。その由木さんの愛のこもったエサをにわとりは1日3食きっちり食べておいしいたまごを生んでいます。

お詫びして訂正します。


 9月3週の「やさい通信」の文章に誤りがありましたので、訂正します。新聞紙で作った袋のタイトルではじまる所です。坂根さんのお連れ合いさんの論文ということで「第三世界を援助して彼らが先進国のような生活が出来る日が来るだろうか。答えはNO。もしそうなったら、地球の資源が無くなって、地球そのものが滅びるだろう。今、援助団体がなすべきことは、先進国の浪費を止める様アピールすることではないか」と紹介したところです。私の早とちりでした。坂根さんのお連れ合いさんの論文ではなく、お連れ合いさんが読んで共感した論文の間違いでした。坂根さんにご迷惑おかけしました。
 この文章はいろんな方に共感を呼びましたことを付け加えます。

インドネシアから


 インドネシアのおみやげが3つになりました。JICE(日本国際協力センター)の主催でインドネシア中小企業支援の研修がおこなわれています。見学先の一つとして「やさい畑」にインドネシアの方々がやって来たのが、これで3度目です。9月29日に総勢16人が勉強に来てくれました。農産物の研究者や加工の事業をしている人、共同組合関係の人、公務員などで、鈴木さんの畑にも行きました。お役に立てればと引き受けているのですが、どうなんでしょうか。インドネシアで私と同じ仕事をしているという女性が、日本では野菜をきれいに揃えるのは、つまり枯れたのを取ったりすることは、生産者の仕事だが、インドネシアでは、流通業者の仕事なので人件費が大変だということを言っていました。彼女には6才とと9才の子供が居ると言っていました。もしかして一生に一度の出会いの人かもしれないと思うと話にも熱が入ります。お別れの時にはインドネシア語でまたお目にかかりましょうと挨拶しました。付け焼き刃で教わったので通じなかったかもしれませんが
 
    
                                       
    インドネシアの人と。
上=佐々木さんのぶどうを食べながらの質疑の様子。
下=鈴木さんの堆肥置き場を背にネギ畑を見ているところ。