やさい通信
2000年8月17日(木)
福富りえ子

八王子市東浅川553
TEL: 0426-68-3501
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
  館町の田中さん   小比企町の鈴木さん高尾町の安田弥生さん
なす
葉しょうが
きゅうり
オクラ
ピーマン
ネギ


ネギ


真夏の1本ネギは珍しく、ベテランでも作っていません。小松菜とネギは1年中作っておきたいというのが、彼女の考えです。横川町の池田玲子さんからです。(弥生さんの)小松菜がヒモで結んであり、驚いたのと同時に色々と工夫できるものなんだなあと思いました。(大変だとは思いますが)

私も最初に見た時にびっくりして「麻ひもですか。」とおもわず言っていました。彼女は「ハイ、自然に戻るものだから」と涼しげに言っていました。かつて野菜を束ねるテープが塩ビ製でしたので生産者に変えてもらったことがあります。会員の方からも問題提起があってテープ業者も対応が早かったことを覚えています。いくら無農薬で作っても塩ビテープがごみになり、ダイオキシンを発生させては何にもなりません。

麻ひもは、ゆるゆるに縛っていて、野菜を傷めないようにという配慮が感じられます。関心しています。1回で捨ててしまうのがおしいひもです。何でもとっておくのが好きな私で、よく娘に何に使うのと聞かれますが、何かに使えるからと答えています。何年間も使わずにとって置いているものが多くて、いえのなかは、ちっともかたずきません。

野菜についている虫は?「おたより」から


東浅川町の天沼仁美さんからです。先週、初めてやさい畑のセットが届いたのですが、消費者の方々は、野菜についている虫はどのようにしているのでしょうか。もちろん水洗いはします。例えば枝豆に小さな虫がたくさんついていて洗うのにものすごく時間がかかったのですが、ほかの方々はやはりきれいに隅々まで洗っているのでしょうか。それともあまり気にしないで食べてしまっているのでしょうか。虫がついているということはそれだけ、安全なのですが、なかなか料理に時間がかけられないので、その点がちょっと大変です。(中略)

結婚して1年ちょっとなのですが、なかなか料理がうまく作れません。今赤ちゃんもいるので、余計に時間がとれずに困っています。簡単に作れるレシピなどがもっとあるといいなと思います。

表示信仰のいいかげんさ


偶然つけた12チャンネルでスーパーの裏側を放映してました。何という番組かわからないのですが、実在のスーパーのようで、店長さんなどぼかして写していました。いろいろ驚くことばかりでみんな書きたいのですが、1部を紹介します。

まず、肉のことですが、売れ残った品は、包装をし直して日付を書き換えて、肉が変色するまで書き換えるということです。変色した肉はミンチに、さらに売れ残ったものはハンバーグにという具合です。日付や賞味期限がいかに信頼できないか、いつも私の持論を申し上げていましたが、やはりと思いました。

次にマグロの刺し身です。まず、さくで売って、やはり色が変わったらぶつ切りにして、さらに売れ残ったらたたきにして売るという場面には、開いた口がふさがりませんでした。しかも値段を下げないで上げると言うのです。値段を下げるといかにも売れ残ったという感じがするのと消費者が高い方がいいものと思って買うからというのです。

次に野菜です。ここが1番お知らせしたかったことです。詐欺のようだと思いました。中国産のネギに埼玉産とシールを貼って高く売るのです。カルフォルニアのブロッコリーにはどこだか忘れましたが、国内産の産地のシールを貼ってました。国内でもブランドがあってじゃがいもなら静岡産と付けると高く売れるだからそういうシールを貼るととんでもないことをやっています。

箱には産地が明記されていますが、売る時はばらして、ラップなどに包み産地はスーパーの方で付けるのです。消費者にインタビューしてましたが、異口同音に選ぶのは国産ものだと言うのです。国産ものだと思っても、実際は外国産を買わされていてもわからないのです。

表示がいかに信頼できないかということです。だれがどうやって作っているかがわかり、食べる人も分かる信頼関係の確立された食べ物のありがたさがしみじみ分かりました。書いてあるものより試験管のデーターより人と人との信頼のほうが、大事ではないでしょうか。