やさい通信
2000年6月19日(月)福富りえ子

八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
  館町の田中さん   高尾町の安田さん 
葉ねぎ
いんげん
きゅうり
赤たまねぎ
レタス

弥生さんのレタス


 6月注文書表紙でご紹介しました安田弥生さんのレタスです。「あなたが食べたい作物を作ります。ご意見お持ちしています。」ということでご意見をお願いした人です。八ヶ岳農業実践大学校を卒業して、この4月から神奈川県城山町で農地を借り、就農許可も得て農業を始めました。

 注文書で、食べたい作物ありますか。と問いかけたのですが、お答えはゼロでした。私は「いちご」をリクエストしました。そしたら「いちご」は考えているという話でした。畑で赤くなった「いちご」を配送便でお届けしますと、お手元に届いた「いちご」の3分の1程は、ジュースになってしまします。「いちご」を配送しなかった理由がここにあります。小杉さんがいちごを作っていた時は、希望者に畑でいちご摘みをしてもらいました。小杉さんも今は作ってないので、ずっと「いちご」を配送できたらと考えていました。

 完熟でもぐちゅぐちゅにならない品種の「いちご」があるようで、調べてやりたいということです。今年は無理ですが、何年か後に配送出来るようになるといいなと思っています。成功を期待しています。

 表紙の写真を撮りに行きがてら畑をあれこれ見せていただきました。彼女が使う前は、市民農園、町民農園と言うのでしょうか、そういう畑でした。彼女の説明に畑を見ると、区画の名残で、区画に区切って草が生えているのが、分かりました。もちろんこのレタスは、無農薬です。ただそういう訳で、以前使っていた人がどういう肥料を入れたか、農薬はどうか区画で違っているので、わかりません。彼女の土が出来るにはまだ数年かかると思います。

 磯沼牧場の堆肥を入れています。前から「やさい畑」の会員さんだった方は、覚えていらっしゃるかと思いますが、ハーブ野菜を作っていた野上麻子さんと同じ学校を卒業しています。麻子さんもご両親が農業をしていないので畑を捜すのに苦労しました。彼女は今スペインで農業の勉強をしています。

 22才の彼女がはじめて作ったレタスです。私は試食しました。やや堅いと言っては、語弊がありますが、ややしっかりした歯ごたえのレタスです。色の濃い外葉がたくさんあります。厳しくそして愛情の目で、将来の発展を祈って、召し上がってみてください。

物言えぬ時代?


 たくわん論議(ちょっとニアンスが違うかも知れませんが、短縮しまして、端境期の野菜セットに加工食品のたくわんを入れるか、入れないかの論議)に横川町の池田さんから、「おたより」いただきました。『たくわん論議、真正面から意見を言い合い反対意見もきちんと受け止めていらっしゃるので素晴らしいなと思いました。今の与党もこの様に、様々な意見を聞く心を持って欲しいものです。このままいくと物言えぬ時代が、またやってくるのでは、と危惧しています。』

 たくわんを論議して実は、池田さんおっしゃるような本質があると分かってくさる方もいらっしゃるんだと思いました。私の意見はきちんと主張します、しかしあなたの主張は、同意如何ではなく、尊重します。民主主義の基本です。

はるが来た。


 はるがこの事務所に来たのは、今年の冬でした。はるは、12才の犬です。太り過ぎのはるは、アレルギーで背中の毛が4分の1位抜けて、この頃少しまだらに生えてきています。はるを飼っていた人は、冬山で遭難して、2度とはるの前に姿を現すことがありません。
 その人が、いなくなってから故あって事務所が住処になりました。還らぬ人を待ち続けていたはるもこの頃、すっかり事務所が自分の家だと認識し出しました。
 
アレルギーの治療代は1週間に1度の注射で1万弱です。注射と薬が効いたのか、かゆがらなくなりました。はるはぶぅふぅうぅ牧場の中嶋さんにもらう豚の骨が大好物です。磯沼牧場の牛の骨も固さにも負けずかぶりついています。幸せになったようです。私が帰るとき追いかけなくなり、知らんぷりで寝ています。つないでなくともこの頃、脱走しなくなりました。ここで、暮らすはるの紹介でした。