やさい通信
2000年5月1日(月)福富りえ子

八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の6品目です。 
小比企町の鈴木さん 
館町の田中さん 小比企町の小杉さん
みつ葉
きゅうり
葉ねぎ
ロケット
大根抜き菜
かぶ
みつ葉


 堪能いただけましたでしょうか。大きくなりすぎて、今回が大きめで最後です。鈴木宅を訪ねましたら、綾子さんとパートの方2人が、みつ葉を束ねてました。コンテナを裏返し、そこに腰掛けて、みつ葉を分量にまとめていきます。枯れ葉や雑草を素早く抜く作業は、驚くほどの早さで行われます。年期でしょうか。

 綾子さんが、みつ葉、大きくなりすぎて来週(5月1日の週)でおしまいにするから、入れて(やさい畑セット)くれると助かるのだけれど、と言うものですから、私が、同じ値段でもらうなら大きい方が食べるところが沢山あって、もうかった感じがするよ答えました。

 別所の須田さんからです。私は“もったいながりや”なのでなるべく大きく育ててから食べます。と「おたより」くださいました。お連れ合いさんの実家は、代々農家で野菜の味を良くご存じだそうです。スーパーで売っているような大きさのうちに収穫したものは、“うらなり”と言うそうです。大きくしたからと言ってまずくなるわけではありません。種も大きくなりますが、食べるところも多くなります。ということで、偶然に場所を異にして同じことを思っていたのですね。

 須田さんと「やさい畑」はやはり奇遇な関係なんでしょうか。(この文章、前の通信を読んでない方には意味不明ですよね。)

 流通に便利なように決めた規格が、ベストな野菜の状態なのではないということです。丈の決まった野菜を幼少から見させられ続けて、自分の頭の中に葉ものの規格が、無意識にインプットされてしまうのですね。温度が上がれば丈はのびるし、寒ければのびも少なくなります。野菜に等列を付けて丈の大きいのは、B級というのは、摂理に外れている様な気がします。

 鈴木さんのウチに行くといつも話が長くなってしまいます。野菜の消費が減っている話なども雑談風にしてきました。「やさい畑」が、という話ではなく、世間的にという話です。消費者団体の注文も減少しているということで、みんな何を食べているんでしょうか、と行き着く話になったのですが、肉ではないか、コンビニ弁当ではといろいろ論議をしました。不況を反映しているのでは、というのもあるのでしょうか。何かで読んだ記憶ですが、若者の中には携帯電話の通話料にお金をかけても、食べ物は節約する人がいるということです。若者でない人には理解しにくいです。

ロケット


 サラダで召し上がってください。クレソン風味の辛味とごま味がします。ドレッシングはオリーブ油とビネガーのシンプルなのが合います。きれいなグリーンサラダです。

抜き菜


 今しか食べられない大根菜です。おひたしでも食べられます。枯れるのが早いので一両日中に食べることをおすすめします。地もとの八百屋さんで売っているのをまれに見ますが、ほとんど市場にはでません。大きくなった大根に付いている葉も、もちろん食べられますが、抜き菜の方が、柔らかいので茹でただけで食べられるのです。

 これから暑くなりますと、萎れた感じで葉ものが届きますが、古いわけではありません。草をむしって、そのまま置いておくとすぐに萎れるのと同じです。取れたてそのものです。調理の時、根を水につけると生き返ります。