やさい通信
2000年4月10日(月)福富りえ子

八王子市東浅川553
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本日の「私のやさい畑」は、下記の5品目です。 
小比企町の鈴木さん
小比企町の小杉さん 館町の田中さん 
   伊勢原   
小松菜
宮内菜
ほうれん草
サニーレタス
 内藤正行さん
トマト

トマト


 大変評判がいいので、びっくりしています。鈴木さんのトマトの味に慣れている私としましては、美味しさにも色々あるのだというのが実感です。伊勢原のは都会的な味です。いかがでしょう。
打越の小坂さんが、フルーツがいらない美味しさでしたとおっしゃっていました。同じトマトです。今回もお届けします。
 
白菜の切り口再び


 中山の礒村さんからです。白菜の切り口で思い出したことがあって書いてみます。と「おたより」くださいました。実家でまだ畑を作っていた頃、春先の頃のものなど畑から取ってきてすぐでも包丁を入れると切り口が、盛り上がって来ていました。原因はわかりませんが、母が、「春の証拠」と言っていたのを覚えています。母は、「畑に置いたものは、土の栄養をもらい季節を知っているから」と言っていました。確かに正月用など畑から取って保存していた物は、切ってもすぐには切り口が盛り上がらず何日か立ってからから盛り上がっていました。

 白菜、大根、にんじん、ごぼう、雑草なで冬を越したものは、春の気配とともに元気よくなっていった気がします。畑に置いたものも方が、だんぜん味が良く美味しいと思いますが、気のせいでしょうか。冬から春にかけて野菜が不足する時に、畑にあるものをいかに良い状態で置くかということは、大変な事だと思います。

 大根はまさに埋めておくとか、ネギなども土をたくさんかけたりするとか、白菜の外葉を束ねて玉のようにしておくとか色々あります。里芋やさつまいもは、もみがらの中に埋めておくなど私の小さい頃は、いろいろやらされた事があります。それでも雪が降った後は、畑に行くのが大変だったことを思い出しました。今は世の中変わってきている中で私が覚えている様な事はないのかもしれません。でも土の中に置くこと良さもあるような気がします。

 見た目は良くないかもしれませんが、味は違うのではないでしょうか。私は土の中にあった方がおいしいと思いますが、でもこれは人それぞれの感じ方と考え方の差もあるのかもしれません…。
私は自分の経験から日数のたったのもと思わずその野菜の時期の終わりになってきたかなと考えました。

 ただ野菜を切るということは、私も基本的にはあまり賛成出来ないところもありますが、これは野菜の種類と価格のラインの引き方かなとも思いますので仕方がないことでは、ないでしょうか。少人数の家では全部丸ごとというのも困る家もあるのではないでしょうか。丸ごとの方が良い方と切ってあっても種類の多い方が良い方と丁度良い接点かなとも思いますがいかがでしょうか?
  
 長々と引用させていただきました。はじめて「やさい通信」を読む方に解説いたしますと、白菜を切って「私のやさい畑」のセット」に入れたときがありまして、その時切った切り口が盛り上がっていたのは日数がたった物ではないかという疑問が投げかけられました。

 切り口を横に寝かせれば、元気の良いのは上に伸びようと盛り上がってくる、見かけはボロボロだったが、味は比較にならないほどおいしかった。など今までにご意見いただいており第3段と言ったところです。


 早くに収穫しておいて置いた物は、日数が立つと切り口が、盛り上がる。畑において置いた物は切ると直ぐ盛り上がるということが、分かりました。盛り上がっているから古いと考えてはいけないことは、何人かの方に教えていただき植物の命を感じ植物の命を食べる摂理をしみじみ感じました。