タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 作成中 横から
タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 作成中 斜前から
タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 作成中 斜後から
タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 完成後 横から
タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 完成後 斜前から
タミヤ1/700改造 西ドイツ海軍 Z4 1974年 完成後 斜後から
☆実艦解説
西ドイツ海軍再建時、1958年から1960年にかけて、アメリカのフレッチャー級駆逐艦6隻が供与され、Z1からZ6と名付けられました。これらの艦は原型のフレッチャー級に比べ、12.7cm38口径MK.]U単装両用砲と533mm魚雷発射管を1基撤去し、軽対空兵装を7.62cm50口径MK.]]U連装速射砲3基に変更、マストを三脚檣に変更してレーダーにSPS56とSPS10を装備していました。
これらのフレッチャー級は、西ドイツ海軍で艦橋の改造や機雷敷設軌条の設置の改装を受け、新しい武装やエレクトロニクスのテスト艦として使用されました。
D178 Z4は元アメリカ駆逐艦DD571 クラックストン（1942年12月8日竣工）であり、1959年12月15日に西ドイツ海軍に受領されました。1974年、後部7.62cm50口径MK.]]U連装速射砲を撤去し、テスト用にOTOメララ76mm62口径砲を装備しています。その後、艦は退役後、1982年にギリシアに売却されました。
模型では、1974年の状態を考証して作成しました。
◎Z4 要目
基準排水量2,250tt 全長：114.74ｍ 水線長112.47m 最大幅：12.00ｍ 吃水4.19m
機関：バブコック&ウィルコックス式水管缶4基 ジェネラルエレクトリック式オールギヤードタービン2基 2軸
燃料 重油491t 機関出力：60,000hp 速力：36ノット
航続距離：6,700海里／15ノット 3,450浬／30ノット
乗員数：280名
兵装：12.7cm38口径MK.]U単装両用砲4基 7.62cm50口径MK.]]U連装速射砲2基 53.3cm五連装魚雷発射管1基
53.3cm単装短魚雷発射管2基 ヘッジホッグ2基 OTOメララ76mm62口径単装速射砲1基
☆制作
作例は、タミヤ1/700 クッシングを元に、プラ材で改造を行っています。
上部構造物と艦橋はプラ板で作成、艦橋の窓はのばしプラ棒で入れました。他、膨張式救命筏、武装類をピットロードの武装パーツから、レーダーをピットロードのPE-28 現用米海軍艦艇・日本自衛艦用から流用しています。艦番号デカールは、舷側はピットロードのリヴァモア級の余りから、艦尾はピットロードの現用アメリカ海軍艦船用デカールから流用しています。ただ、「D」の文字がないので、「D」は1と0の切った物を組み合わせました。
参考資料は「Die Schiffe,Fahrzeuge und Flugzeuge der deutschen Marine von 1956 bis heute」 出版社 Bernard & Grafe Verlagの図面と写真、インターネット上のZ1〜Z6の乗組員の記念写真などを参考にしています。
☆塗装
塗装に使用した塗料の調合は次の比率で行いました。
・上構色 ガルグレー(11)3＋ツヤ消し白(62)7
・船体色 RLM75グレイバイオレット(37)2＋エアクラフトグレー(73)1＋つや消し白(62)7
・喫水線色 セミグロスブラック（92）7＋つや消し白（62）3
・甲板色 RLM75グレイバイオレット(37)
・煙突ファンネルキャップ セミグロスブラック（92）
・ボラード、錨鎖、錨 セミグロスブラック（92）
かっこ内はミスターカラーのナンバー、かっこの後ろの数値は調合の比率です。