ピットロード1/700改造 U2513、U3008(アメリカ接収後)





☆実艦解説
  Uボート]]I型は、第二次世界大戦末期、ドイツ海軍が開発したディーゼル推進の水中高速型潜水艦です。
  開発は先行して行われていたワルタータービン搭載型のUボート][型を元に、ディーゼル化を計る形で1943年4月頃から行われ、1943年6月頃には設計完了し、1943年11月以降、最優先で生産が行われ、1944年6月28日に1番艦のU2501が竣工しましたが、機関や油圧装置のトラブル解消に苦しみ、実戦出撃に出たのは2隻と、戦局に影響を与えるには至りませんでした。
  本級の管制艦は戦後、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連など各国に接収され、その潜水艦の発展に大きな影響を与えました。特に優れた水測兵装(GHG)、静粛性、水中行動力、水中行動時間は高く評価されました。

  作例は、U2513、U3008共にアメリカ海軍接収後の状態として製作しました。


◎Uボート]]I型 要目
水上排水量:1,621t 潜航排水量1,819t 全長:76.70m 最大幅:6.60m 平均吃水:6.32m
機関:M6V40/46KBB型2段過給型ディーゼル2基
機関出力:計画5,000hp 実際4,200馬力 速力:水上15.6ノット 水中17.2ノット
水上航続距離:15,500海里/10ノット 水中航続距離:110浬/10ノット
安全潜航深度:120m 作戦限界深度:240m
乗員数:57名
兵装:53.3cm艦首魚雷発射管6基 魚雷搭載数23基 自動装填装置付き
    20mmC38連装機関砲2門


☆制作
  作例は、ピットロード1/700 Uボート]]I型を使用しました。
  U2513は、機銃の砲身の撤去以外、素組で製作しています。電探は取り付けていません。
  U3008は、アメリカ側で実施した艦橋の改造を、プラ板で製作しました。参考資料は「Uボートパーフェクトガイド」 出版社 学研の写真と、「WARSHIP VOLUMEX」The Type ]]I Submarine Part1 出版社 Conwayの記事に記載されている横からの図面に寄りました。

☆塗装
    塗装に使用した塗料は次の通りです。
・甲板、U2513の艦橋上面、吃水線 セミグロスブラック(92)
・船体色 軍艦色1 アメリカ海軍軍艦(31)
・艦底色 艦底色(29)

  かっこ内はミスターカラーのナンバーです。本来は艦橋横と艦首に艦番号が白で記入されていますが、今回の作例では省略しました。
 後、塗装後、油絵の具のローアンバーでウォッシングを行いました。

ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)横より

ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)斜前より

ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U2513(アメリカ接収後)斜後より

ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)横より
改造された艦橋に注目。


ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)斜前より

ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)
ピットロード1/700改造 U3008(アメリカ接収後)斜後より

◎参考資料
・「Uボートパーフェクトガイド」 出版社 学研
・「WARSHIP VOLUMEX」The Type ]]I Submarine Part1 出版社 Conway
・「Anatomoy of the ships The Type ]]I U-Boat」 出版社 Conway
・「GERMAN U-BOAT TYPE ]]I」 出版社 Schiffer Military History
・「Vom Original zum Modell:Uboottyp ]]I」 出版社 Bernard & graefe Verlag



模型関係に戻る
ホームに戻る