あおなこらむにようこそ

私達のHPにもリンクをして下さっているUINET REDS INFORMATIONに出入りしている「徳田」さんが灼熱のUAE観戦レポートを送って下さいました。「徳田夫妻」の道中を堪能して下さい。


W杯2次予選 UAE対日本
灼熱のUAE生観戦レポート

●UAE観戦ツアー決定!●

偶然とっていた連休+有給5日をくっつけて、9月13日から23日までの10日間 の夏休み。急遽W杯2次予選がホーム&アウエイ方式に代わり、しかも19日がUA Eでのアウエイと決定した瞬間、北海道マイカーツアーの予定変更。日本代表を応援 するための予算オーバーのUAEツアーに決定したのでした。

色々調べて、J社、N社、K社などがUAE観戦ツアーも募集していましたが、どれ も18日発、21日戻り。折角の夏休みです。どっか中継地に寄って楽しみたいのが 人情。しかし、どの応援ツアーも途中下車はダメとのこと。仕方ないんで、小さなツ ーリストに頼んで、セットアップしてもらいました。UAEに行くには、香港(キャ セイパシフィック)、シンガポール(シンガポール航空)、バンコク(タイ航空)か らチョイスできました。香港は行ったことがあるんで、やっぱり大好きなトムヤムク ンのある国、バンコクをチョイス!2泊をバンコク近郊のリゾート地パタヤビーチで 、2泊をバンコク市内、そしてUAEドバイで2泊でセッティング。

ただ心配だったのが、UAEでのサッカーのチケットのこと。まだ旅行を予約した時 は、現地でもチケットが売り出されていませんでした。こっちのツーリストから現地 ツーリストに聞いてもらっても、まだはっきりとチケットの発売方法が決まっていな いとのこと。自分でも、UAEのサッカー協会にファックスを書いたり(返事はサッ カー協会で手に入りますっていう回答でしたが、行けるわけないし・・・・・) し かも、ドバイではガイドが現地の人しか取れなかったというし。現地についてから「 チケットが手に入らなかった」とか、「いくら出せ」なんて言われる可能性大、しか も敵地地元のアラブ人だったら、いいサービスが受けられないのでは・・・・・など など不安いっぱい。結局、ドバイのツーリストの店長から、「安全に観戦できるよう にします。サッカーのチケットも確実に手配します。」というファックスをいただい たんで、「まあ、いってトラブったらそれはそれだ。スタジアムまでいって、よじ登 ってでも、見てやる!」って覚悟でした。

●出発前日〜出発●

そんなこんなで、9月13日(土)。例のレッズ優勝から遠〜く遠ざかるあの敗戦。 あ〜あ〜。でも試合すっごく良かったよね。あんな試合、毎試合やってくれたら、負 けたっていいよ!って感じでした。(負けるとすっごく悔しいですけど・・・・)試 合後、超・野人倶楽部の方から、「魂・日の丸」の弾幕をお借りしました。みなさん の思いがいっぱい詰まった、この弾幕を大切に、大切に現地に運ぶことを誓ったので した。ずーっとリュックに入れて、旅行中いつも持ち歩いていたんですよ。

子供の頃、修学旅行やキャンプの前の日、興奮して眠れないように、やっぱり駒場か ら戻って眠れません。興奮してではなくて、実は、な〜んも準備してなかったんです 。私川崎に住んでるんで、駒場から帰ったのが11時過ぎ。それから準備はじめて、 なんだかんだで、あっという間に3時。明日の集合は成田午前9時。寝たら起きれな くなると思って、VTR見たりして必至に起きてました。

ボーットしたまま成田到着。なんだかよくわかんないまま出〜発!
椅子に座って、ベルトしたら、速効寝てました。気がついたら空の上。
ごはんの時以外はずーっと寝てました。

●I LOVE TAILAND●

当日現地時間午後3時。UAEへの中継地バンコクに到着。
バンコクでは、「パタヤビーチ」というリゾート地で2泊。まあビーチなんで、ハワ イでもタヒチでも遊びはほとんど同じで、ダイビング、パラーセーリング、ジェット スキー、プールなんかがメイン。ゆっくりとくつろぐことができました。ホテルのプ ライベートビーチで水上バイク乗ったんです。そしたらそこのインストラクターみた いな人が、みんなサッカーのユニフォーム着てるんです。話聞いたら、みんなタイの 1部リーグの選手でした。アマチュアなんで、サッカーだけでは食っていけないそう です。(日本でもそうですけど・・・・・) REDSのチケットホルダーとか腕時計し てて、売ってくれってせがまれたんですけど、これしか持ってきてなかったんでゴメ ンナサイ!話がはずんで、水上バイク15分サービス!お食事は最高に大好きなタイ 料理。ホテルの中のレストランで食べたんですが、1品だいたい400円ぐらい。こ れでも地元では高いほうで、伊勢えびのでっかいの料理してもらっても、1800円 。たらふくいただいちゃいました!

★パタヤの街の果物屋さん。ランプータンっていう毛の生えたライチみたいなのがおいしい。
噂のドリアンはホテル内持ち込み禁止。プロパンガスみたいな強烈な匂いがします。左右上の緑のおっきいのがドリアン。

2泊がバンコク市内。寺院回り、遺跡見学、水上マーケットなんかが楽しめます。

★アユタヤの遺跡。手を合わせて3回お祈りします ★西暦1200年ぐらいはアユタヤ都でした。

★左)王宮です。緊迫が張られた豪華な建築物がたくさんあります。★中)細部の撮影。支えているのはサルです。タイでは一般人をサルに描いていました。★右)タイの民族衣装を纏った女性たち。みなさん美人でした。

●大迫力、熱狂のムエタイは必見!●

一番感激したのは、タイ式ボクシング「ムエタイ」です。タイの国技であるこのム エタイ。もちろんサッカー以上に人気のあるスポーツなんですが(2番目がサッカー )、もう興奮するのなんの。それはサッカーに合い通じるものがあります。ムエタイ は1試合で3分5ラウンドで戦います。それがだいたい7・8試合あります。で、5 ラウンドなんで、あっというまに1試合終わってしまうわけですが、メイン試合が近 づくにつれて、どんどん観客が増えてゆき、最後は超満員に膨れ上がります。ご存じ だと思いますが、会場では、みんな賭けをしています。戦う選手が登場すると、独特 な音楽が流れ、儀式的なダンスからはじまり、そしてゴング。最初の1・2ラウンド は、それぞれ軽く牽制し合うような戦い。そして3ラウンドで結構本気モードに突入 。4ラウンド目でリングも場内はピークに達します。それぞれ賭けている方の、膝げ りが入ると「ウッー!」高いキックが入ると「オッー!」。それぞれ応酬になり、「 ウッー!」「ウッー!」、「オッー!」「オッー!」の大声援が送られます。そして それぞれのコーナーサイドのサポーター。これが凄い。ほとんどの試合は判定になっ てしまいます。なので、サポーターは自分の応援する選手の判定が良くなるように、 大袈裟にキックやパンチが入ると、大拍手、大声援、そして飛び上がっての大ゼスチ ャーで応援します。選手もラウンドの終わりを告げるゴングが鳴ると、ガッツポーズ で自分の優位を誇ります。選手が休憩中に、何人ものコーチみたいな人が盛んに、あ あだ、こうだとパンチ&キックの見本を示すんですが、これが何人かいるコーチも興 奮しているんで、みんな違うんですよお手本が。まるでサッカーの野次に似ています 。(上がれとか、上がるなとか・・・・・)

★超ド迫力、熱狂のムエタイ         ★街を走るタクシー「トュクトュク」だいたい50バーツ(150円)で市内ならどこでも走ってくれます。

日本人観光客は、有無を言わさず、一番値段の高い席(920バーツ、3000円弱 )に連れていかれます。一般席だと危険だからでしょう。(まあ無理すれば一般席に も行けますが・・・・・)そして目の前で、バンチ&キックの応酬から、飛び散る汗 、そしてたまに鮮血、座るところがなく総立ちで賭けに昂じる大観衆の大声援、リン グサイドのサポータの興奮。すごいです。バンコクへ行かれる際は、是非ムエタイへ お越しになられては。特にサッカーで熱くなれる方なら魅了されること間違いなしです。

●いざUAEへGO!●

楽しかったバンコクに別れをつげ、18日午後16時。バンコクから ドバイに向けて出発。空港のインターネットカフェでメールも出してみました。(日 本語Windowsちゃんと用意されてるんです。)日本から直接来た観戦ツアーの人たち と合流。例のガイドの不安をかかえながら、UAE時間23時に到着。もう、真っ暗 なのにひじょーに暑い、しかも日本みたいに蒸し暑いんです。出国手続きを済ませる と、[WelomeTOKUDA」の紙を持った白人女性のガイドさんを見て「ホッ」。着くまでは、アラブ人の髭はやした、おっかないおじさんが来るんだとばっかり思ってました。ガイドさんはドイツ人で、英語も日本人向けにゆっくり丁寧に話してくれて、英語が苦手な私でも十分にコミュニケーション可能でした。

★ドイツ人の親切でやさしかったガイドさん。この写真はサッカー観戦後スタジアムの前で撮影。

●植田朝日さん指名手配●

翌朝、朝っぱらから電話で起こされました。モーニング・コール頼んだ覚えないけど ・・・・・ガイドさん迎えにくるのお昼だし〜。んで、電話に出たら「植田朝日さん ですか?」「?????」「違います。とくだといいますが・・・・・」 沈黙・・ ・・・「植田朝日さんご一緒ですか?」「すみません私は同行者ではありませんが・ ・・・」「すみませんでした。」 で、疲れていたんで再度寝たのですが、また電話 。今度は「KDDです。植田朝日さんですか?」「違いますけど〜」って感じで・・ ・・知ってたら教えてあげたんですけど、植田さんどこに泊ってるか知んないもん。(おーしっかりシェラトンなんていいとこ泊まってました彼ら) 日本から植田さん指名手配かかってたみたいです。で、自分の名前が「とくだ」なん で、外国のホテルのフロントとか、適当に日本人だと回しちゃうみたいです。海外行 くとよくあることですよね。そのホテル、自分達しか日本人泊まってなかったんです 。スタジアムで植田さんに会った時に、「間違って電話かかってきました。植田さん 、日本の誰かが探してるみたいですよ。今朝、日本の方とお話されました?」 植田 さん「え〜してない。誰かな〜? 試合始るまえに不安にさせないでくださいよ〜」。

●いざ出陣!ザイードスタジアムへ●

さて、19日午後1時、ドバイからアブダビ・サイードスタジアムに向けて、現地ツ アー会社の専用車に乗っけてもらって出発。所要時間約2時間ちょい。ガイドさんが 女性だったんで、なにかあるといけないということで、もう1人男の若い白人のガイ ドさんも帯同。この若いガイドさん、スペイン人のサッカーおたく。「自分の応援す るチームにチキがいるんだよ!」って教えてあげたら大喜び。旅行中パスポートや旅 行券入れに首からぶら下げていた、REDSのチケットホルダー欲しいそうでした。でも 、一緒に取った写真を旅行会社に送ってあげるつもりなんで、その時にチキが表紙に なっているMDPでも送ってあげようと思っています。このガイドさん2名も一緒に 日本側応援席で応援してくれました。

★砂漠の中の民家です。昼間はみなさん出てきません。★砂漠のあちこちにある「モスク」お寺です。毎日お昼と夕方足を洗ってお祈りするそうです。
そうそう、サッカー場で警備の兵隊さん(警官?)もトイレの水道でみんなで足洗ってるんです。そうゆうことだったみたいです。

アブダビに向う途中、1回トイレ&ドリンクの休憩。サービスエリア(ぼっちいレス トラン)の横に学校があって、子供たちが集まってきて、東洋人の私たちを物珍しそ ーに見ています。「一緒に写真撮っていい?」って聞いたら、凄くよろこんでくれて 。こういう時、ポラロイドカメラあったらいいな〜って思いました。それと、ほんと に簡単なおみやげ。日本のコインなんかがいいんじゃないかな〜。5円とか、10円 とか・・・・・持ってくればよかったってその時思いました。子供ってやっぱりかわ いいね。世界中どこの子供も・・・・・

★途中であったUAEの子供たち。みんな元気でかわいかった。これからはポラロイドも持って行こう!

そして、UAEの海岸線を走り、アブダビへ。そうそう、こっちの人も海水浴はする んですけど、男性用ビーチと女性用ビーチが別れてるんです。女性は、旦那さん以外 の男性に肌を見せてはいけないですからね。だから、みんなブクブク太ちゃうんだっ て。向こうの女性って。見られた方がやっぱりきれいになるのね。>Ladys

●ザイードスタジアム登場●

走って2時間ちょい。ザイードスタジアム登場。「す、凄い!」「でっかい!」、東 京国立競技場、ぜんぜんダメです。UAEの国旗に囲まれ、堂々と建つザイードスタ ジアム。さすがに王様の名前が付けられた堂々のスタジアムです。競技場の回りは、 全部駐車場。東京ディズニーランドよりたくさん停められるのでは?正式名称は「ザ イード・スポーツ・ガーデン」総合競技場の他に、体育館やプールなども隣接されて います。

★ザイード・スタジアム。この時は気温42度。湿度70%ぐらい。あちー!焼けるー!

いよいよ車を降りてスタジアムへ。外へ出た瞬間「あっちー!」。競技場の回り1周 、人口の川(水場)が1周していて、スタジアムの景観をより美しくしています。し かし、その水はもうお湯。日本代表応援用ゲート「31ゲート」。ここからしか日本 を応援する人は入れません。そして迷彩色の兵隊(警察?)の人の厳重なボディーチ ェック。鞄の中の1品1品のチェックを受けました。ただし、女性にはやさしくて、 ボディーチェックなし、鞄を軽く開いて見せるだけでした。そうそう、女性には特に 親切で、女性トイレの前でちゃんと警備の人が外で待ってるんですよ。日本人、結構 大切にしてもらいました。

●「魂の日の丸」UAEスタジアムに堂々登場!●

私たちの到着が午後3時30分。スタジアムに入ると、もうすでに日本のサポータ2 00人近くが到着していました。ウルトラスの方々が中心になって、あれこれ一生懸 命に弾幕なんかを準備していました。で、超・野人倶楽部の方からお借りしてきた、 「魂・日の丸」の弾幕を空いているスペースに貼ろうと思って前のほうにいったら、 ウルトラスの方が、「前に張るのは日の丸系にしてください」っていうんで、超ラッ キー!丁度いいコーナーの位置に張ることができました。「岡野」とか「井原」とか 個人名の弾幕は、サイドとか2列めになってました。「あ、これで絶対この弾幕、日 の目を見れるな」って確信し、「借りてきて本当によかった」と思ったのでした。弾 幕を持って前の方に行った時に、はじめて気が付きました。フィールドと客席の間に なんと鉄条網が・・・・。「あー外国ってそうなんだな」って思いました。しかも、 客席と鉄条網の間には、堀が掘られています。スタンドに飛び込もうとすると、この 堀に落ちてしまうわけです。下に竹槍とかあったら、それこそ地獄です。あの弾幕は 、そんな危険なところに貼ってたんですよ。しかし、その堀下には竹槍ならぬ、もっ と恐いものが・・・・・・・

★超野人倶楽部さんの「魂の日の丸」堂々登場!                  ★青いビニール袋大作戦やってました。
 見ずらいですが、この上に鉄条網。そして手すりの下が堀です。

試合開始が午後5時40分。3時30分から約2時間。この待ち時間だけでも、汗で びっしょりです。日にあたっていると日射病か脱水症状を起こすぐらいの暑さです。 42・3度。日本では体験できない暑さ。太陽は容赦無く照り付けてきます。ウルト ラスの方々が貼ってくださった、おっきなビッグフラッグのお陰で、日陰ができて、 5時ぐらいまでは、なんとか凌ぐことができまたが、5時を回るくらいには、どんど んお客さんが入ってきて、試合開始約45分前、まだ日が射す中、席確保で仕方なく 席に好みの席をとりました。もちろん、「魂・日の丸」弾幕のまん前。1番前です。

●試合開始30分前●

まだ半分も埋まっていないスタジアムで「ニッポン」コールスタ ート!UAEサポータのブーイングの洗礼を受けます。日本でやる「ブー」とは違っ て、もっと独特な、地の底から湧き出るよう「ウーッ」って感じのブーイング。時間 が経つにつれて、どんどんと日本サポータのテンションが上がってゆきます。まだ日 は落ちてはいないのですが、日が傾き丁度日本のサポータ側が陰になり、なんとか直 射日光にさらされずに済むポジション。「魂・日の丸」の前でスタンディング。(実 は私写真をいっぱい取りたかったんで、ウルトラスの真ん中に入いちゃうと、写真が 取れなくなるっていう理由もあったんです。)自分たち1番前の席でずーっとスタン ディングしてしまいました。自分の後ろに座った現地から応援に駆けつけた方、見ず らかっただろーなー。ごめんなさい。

★気合の入った現地から応援にきたサポータ。三菱関係で働いている方々(だと思います。)背中は三菱マーク。

しかし多いこと多いこと。レッズサポ!みんなさりげな〜く持ってるんです。バンダ ナとか、タオルとか、レディア君のキーホルダーとか。青ユニやTシャツが「14」 だったらまず確実。私、みーんな青いの着てるんで、レッズの赤ユニ着ようと思った んです。TVで目立つと思って。でも、だ〜れもJチームのシャツ着てないんで、ひ んしゅくかな〜とか思ってやめました。岡野が途中交代で出てきたら、着ようと思っ てたんですが、う〜ん残念。加茂さんいつ使ってくれるのかな〜。UAE戦、モリシ じゃなくて岡野だろっ!

日本代表、UAE代表ピッチで練習開始。UAEの選手ゴッツいです。特にディフェ ンダー。日本選手、当り負け当然。あんなでかいのとやんなきゃいけないんのかー。 選手が気の毒になりました。日本の選手、小柄で細いですからね〜。これが国際試合 の厳しさか。

刻一刻とキックオフが近づいてきます。心臓がドキドキしてきます。ここでは日本と 違ってアルコールが飲めません。いつもアルコールの力を借りているんですが、それ ができずに、緊張感が走ります。続々と来る白い民族衣装を纏ったUAEサポーター 。そして、なんと日本応援席の横側2階席には、何千という軍服を来た軍隊の人が入 ってきました。(警備ではなく観戦)。その一角だけは、色が違うんですよ。ちょっ と薄茶色の軍服。圧倒されてしまいました。そして試合が近づくにつれて、場内は白 一色になって行きます。特にUAEサポータサイド、カメラの望遠で除いたら、みん なあの白いの着て立ってるんですよ。ゾーッっとしてしましました。そして、迷彩色 の兵士(警察?)が何10人も、自分達の前でこっちを向いて目を光らせているんで す。もちろん腰には拳銃が・・・・・・

★サッカー観戦にきたUAE軍の人達。およそ5000人ぐらい?やっぱりみんな同じ服着てるとちょっと恐い。

UAEサポータからのあの独特な民族音楽での応援がスタート。いよいよ選手入場で す。軍の吹奏楽団がフィールドを一周します。日本サポータ側からも心のこもった拍 手!そしてそれぞれの国家吹奏。「うーんサブちゃんや松崎さんが歌うのより格好い い!」って気がしました。日本サポーターのボルテージがどんどんあがってゆきます 。それぞれのスタメンのメンバーに個人のコール。「ヨシカズ」にはじまって「カズ 」まで1人づつのコール。そして「カモシュー」コール。

★これが超アウエイを体験できるUAEサポーター!ムーミン谷のニョロニョロみたいでしょ。ファインダー覗いた時ゾゾー・・

●さあキックOFF●

緊張と待望のキックオフ!いよいよはじまりました。
日本の選手ちょっと固め。UAEがどんどん攻め込んできます。ディフェンスライン が何度もえぐられます。「やばーい!」「シュート!」「ヨシカズ、スーパーセーブ !」 「ウオー」場内が沸きます。やばいぞニッポン!ぜんぜん強いじゃんUAE。

★頼むぞKING KAZU!やっぱりKAZUは凄い!試合後現地の子供たちから「ミウラミウラ」「イハライハラ」のコール!

試合は見てのとおりの展開。(省略)

★初登場!中西君。がんばってました。でもふっとんじゃったんです。

日がとっぷりくれた後半、少しだけ風が吹き出し、少し涼しくなりました。なんとか なる!日本がんばれ!この風は日本に対しての神風だと信じたい。

★照明の入ったザイード・スタジアム                      ★ボールボーイかわいいでしょ。たぶん10才ぐらい。

後半、日本選手ならずともUAEの選手の動きも少しづつ悪くなってゆきます。でも 必死に球を追いかけマークを外しません。「本田!ガンバレ!」本田がUAEのエー ス7番を必死に押さえます。カズが必死に走ってゴールに向います。涙が出そうにな りました。もう楽しいサッカーではありません。これはもはや国の威信をかけた代理 戦争か。どっちかが息をついたら殺されちゃう、死んじゃうんです。ヨシカズが一生 懸命声を出しています。場内38度ぐらい。見ているだけでも、汗びっしょりです。 呼吸すら苦しくなってきます。そんな中でなんで選手は走れるんだー!やっぱり日の丸背負うとパワーが違う!そして必死のサポータ。最後のホイッ スルまで、選手もベンチもサポータも必死にがんばりました。終了のホイッスル。み んなで選手をたたえます。感動に感謝。がんばりに感謝。価値ある「勝ち点1」です。

しっかし、あの井原のヘッド。ずーっと決まったと思ってたんです。日本サポーター は掲示版の真下。丁度、点数のとこが見えないんです。しかも、アラビア語だし・・ ・・・。井原が手をあげて万歳してるんで、サポーターサイドも喜びまくちゃって、 次のプレー(オフサイドでFK)見てなかったんです。で、周りから「あれ今のオフ サイド?」とか声が聞こえてきて・・・・「???」結局、掲示版見えないんで、試 合終わるまで「???」だったんですが、周りの雰囲気から得点になってない気がし てました。でも、幻のゴールの後、UAEのエース7番が出てきて、本田入れたじゃ ないですか。だから、1点入れたんで、加茂さん守りに入ったんだと思ってたんです。

試合後みんなで、グッドゲームをたたえあって解散。日本からはるばる応援に来た皆 さん。そして現地の日本人の方。それと日本を応援してくださった、色々な国の方。 みんなに感謝です。

★ほらこの位置だと得点わかんないでしょ。掲示板下が女性専用観戦席  ★お疲れ様。中西君ぺこり。初出場でサポータにお礼。
  そもそも何書いてあるのかぜんぜんわかんないし・・・・・

さっきの堀の恐い話。あの弾幕貼ったところと、客席の間1.5mぐらいの堀になっ ていて、フィールドになだれ込もうとすると、堀に落っこちゃうようにできているん です。弾幕外しは自分でやりました。(張るときはウルトラスの人がやってくれたん で)そしたら堀の中みたら、牙むき出したシェパードがわんさかいるではありません か!堀におっこったら、かみ殺されるのでした。おっかな〜い!

試合が終わって、弾幕を引き上げて、早速 「日本0-0UAE」 「GET 勝ち点1! 」って書きました。それと自分達のサイン。それにドイツ人とスペイン人のガイドさ んの応援メッセージとサイン。日本を応援してくれていたイラク人の「空手の先生」 もサイン書かせろっていうんで、サインして旗と記念撮影。(自分は撮ってなんだー !残念) でも、ごめんなさい、サイン書いてもらったら、あと6戦の結果を書くと ころが減ってしまいました。

日もとっぷりくれて、空には大きな月が・・・・・「月の砂漠」って歌。あれほんと にピッタリです。帰路でまたドライブインに寄りました。サッカー見にいってた現地 の中学生ぐらいかな?日本代表ユニフォームやTシャツ着ていた私たちに、「ミウラ 」「ミウラ」「イハラ」「イハラ」って賛辞を送ってくれました。ごめんなさい勉強 不足で、UAEの選手ちゃんと名前覚えて来なくって・・・・・・UAEのおじさん 達からも、「ニポン」「ニポン」っていって、親指とウインク!ドローでよかったか な?(そんなことないけど・・・・・)

ドバイについたのが、9時30分ごろ。青いシャツのまんまホテルのレストランへ。 レストランにいた人からどうだった?って聞かれて「ゼロゼロ」って報告。みんな喜 んでいました。で、OKANOって書いたTシャツ着てたんで、「あんた日本のフッ トボール・プレイヤーか?」なんて聞かれて、「はいそうです」って答えたりして。 その日は私「岡野」でした。

食事して、部屋に帰ったらもうぐったり。シャワーあびで、速効で眠ってしまいました。

●UAE砂漠ツアーを体験●

翌朝、別のツアーで来ていた人達と、「砂漠ツアー」にチャレンジしてきました。ラ ンドクルーザーに乗せてもらって、UAEの砂漠を走るんです。凄かったですよ〜。 ぼこぼこした砂漠の道なき道を走ってゆくんです。ジェットコースター乗ってるみた いでした。途中でタイヤが砂にとられて動けなくなったり・・・・・砂漠に降ろされ ると、もう暑い暑い。こっそり「砂漠の砂」をペットボトルに詰めて、持ち帰りまし た。(UINETのレッズ掲示版で、W杯予想クイズに当るともれなくプレゼント!)ラ クダに乗せてもらったり、サザンボード(砂の上でスノボーする)なんて、ちょっと 遊んで、3時間ぐらいでツアーは終了しました。途中でラクダの行列に遭遇したりし て、多分、一生に一回の思い出になることでしょう。

★砂漠を歩くらくだ                    ★砂漠の上に立つマレーシア人の奥さん     ★らくだ使いのおじさん

★おっとスタック!こんなこと何回もありました                    ★ラクダのこぶってふにゃふにゃなんです

そして、その日のなんと夜23時ドバイ発、一旦バンコクで乗り換え。一路東京へ向 ったのでした。到着は夜19時。UAEとの時差5時間。 丁度悪いんですよ。こういう時差。朝3時とか4時とかに目がさめちゃって。

●しめ●

いや〜楽しい旅でした。多くの人との出会い、そしてサッカーは世界共通語なんだな 〜って実感できる旅でした。サッカーの話がきれば、世界中の人と話ができるんです よね。(アメリカ、カナダはだめかな?)これからも、サッカーを中心に世界を旅す ることにしました。イタリア、スペイン、イングランド、ドイツ、フランス、ブラジ ル、アルゼンチン、行きたいところがたくさんあります。でも、もチョット英語の勉 強しないとね!

海外サッカー観戦第2弾はなんといっても、来年6月の98フランス大会!日本代表  私たちをフランスへ連れてってくれ! (ついでにドイツに行って、ウーベバイン に会ってきたいです。)

さあ、9月28日はまず最初の山場の韓国戦です。
これに勝てばフランスの空が見えてきます。
Road to France! みんなで夢をかなえよう!

UAE現地観戦 とくだ夫妻


PS.UINET REDS INFORMATIONの掲示板コーナーでいつも遊んでます。みなさんも遊 びにきてくださいね。それではまた。


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上記の文章についての著作権は“徳田”にあります。