サッカー日記 97年7月1日

いっしょに歩こう


昨夜は『いつか30年くらいたって、"そういえば香港返還はこんな風だった"と懐かしく思い出すのかな』 と思いながらTVを見ていました。 (沖縄返還は覚えてませんよ。念の為(^^;) えっ、生まれてない?!・・・・(-_-;))

さて、6/28(土)オマーン戦にようやく我らが岡野が登場しました。とても嬉しかったです。 DFをぶっちぎってサイドラインを駆け抜ける彼の姿を誰もが想像し期待したと思います。 レッズサポーターならなおさらです。 オマーンはマカオやネパールほど引いて守ったりしない、きっと岡野の足が生きる場面が来るはずだ!と。

結果はどうだったでしょう。何度かそんな場面もありましたが、皆さんの周りで 「あ〜あ、岡野じゃダメだな〜」と言っている人はいなかったでしょうか。 高いボールにうまくヘディングできなくてボールを見失う岡野に「ああいうプレイを岡野に要求しちゃダメなんだよ」と 言っている人はいませんでしたか?
レッズでは要求されないプレーでも代表ではやらなくてはなりません。岡野をうまく使ってくれない。いつも私達はそう思います。 はがゆいです。でもきっと彼は苦手なプレーでも一生懸命こなそうとしているはずです。

最後の決定的なシュートがはずれ、岡野はとても無念そうでした。 終了の笛の後の大ブーイングを彼は自分へのブーイングだと思わなかったでしょうか。 がっくりきて本当に落ち込んでる岡野にカズが"よしよし"と頭をなでてくれたのがすごく嬉しかったです。 でもそれでもじーっと下を向いている岡野を見て、ゴール裏のブーイングを聞いて、すごくやるせなくなりました。

私も山口や相馬のシュートミスには容赦なく文句言ってましたが、それぞれのチームのサポーターはどんな気持ちだったでしょうか。 「何かがうまくいかない」と思いながら90分戦った選手達は、あのブーイングを聞いてどう思ったでしょう。

試合後、川口がチームメイトに向かってものすごく怒っていました。 選手達はチーム内で悪いところを話し合えます。でも私達は集団でしか気持ちを伝える術がありません。 「こんなに応援してるんだ、いっしょに頑張ろうよ」という思いは半分ブーイング、半分応援という形ではダメなのでしょうか?

そんな考え方は生ぬるい、優しすぎると思われる方もいるかもしれませんが、本当に決定的な場面での失敗については 本人が自分自身をなじっていると思います。私達、もっといっしょに歩きたいのです。
ちょっと支離滅裂でごめんなさい。土曜日は色々思ってしまったのです。


明日から待ちに待った後半戦が始まります。もちろん勝利を信じていますが、例え負けても気持ちが見えれば拍手を送りたいと思います。 ・・・そう言えばレッズサポーターはいつもそんな応援でしたね。


戻る