トチローのガレージ
車は乗ってて楽しい、バイクは乗っていると気持ちがいい

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ドライバー's

「¥363,164−」('98/2/5)
 そんな大げさな事じゃないはずが、見積をもらったらビックリだぜ!!なんせ車輌購入価格の4倍ときたもんだ。全部修理したら向こう半年はカップラーメン生活になってしまう。
 ということで、パワステ用フルードを足しながら走ればよいからパワステユニット及びパワステ用オイルポンプは先送り、ディストリビューターも先送り、これで何とか生活できるレベルに下がった。
 しかし、もう一つ問題が。最近オイルの減りがいいのでピストンリングの交換について聞いてみた、
 「エンジンおろして、オーバーホールになるから40万円は堅いですね。」
 そんな金はどこつついたって出てこないぞ!どうしたもんかな?

「あすかの入院」('98/2/3)
 そんな大げさな事じゃないんだけど、ファンベルトが伸びてきたらしくひゅんひゅん鳴り出したのと、12ヶ月点検のお知らせが来ていたのでディーラーへ持っていっただけのことなんだ。でも既に15万キロ以上走っているから定期整備はしとかんとね。


ライダー's

「変身!」(2000/1/8)
 2000年のトチロー(バイク)はかなり不幸が多かった。1999年暮れに近所のバイク屋でやった修理が、かなりはずれで有ったのを皮切りに、2ストの様に下の回転が使えなくなったり、乗る間隔が空いてエンジンがかからなくなったりと 悲惨であった。そして最後にはエンジン部分からパタパタと音が出始めてしまった。全ては俺の整備不良と乗れない日々が原因である。
 このままでは本当に走れなくなってしまうので、行きつけのバイク屋に診てもらうことにした。その結果、一番恐れていたタイミングベルトの異常からくるタペット音ではなくマフラーの付け根から排気漏れを起こしてパタパタ言っていることが分かった。そうなればやることは一つマフラーの交換である。ここで問題、純正の鉄製マフラーにするかヨシムラのステンレス製にするか値段はステンレス製がちょっち高い。しかし、10年間も世話になっているトチローに感謝の気持ちを込めてステンレス製をチョイスし交換と整備の為1週間の入院となった。
 翌週引き取りに行くと光り輝くマフラーをつけたトチローが待っていた。はずしたマフラーを見せてもらうと3番の付け根部分が錆びてもげていた。こりゃ排気漏れも起きるわけだ。
 何はともあれこれで21世紀も無事に走り続けることができる。今年はロングツーリングでもやろうかな。

「やっぱり」(1999/12/20)
 予定通り18日の夜にトチローは帰ってきました。しかし、やっぱりと言うか予想通りと言うか、ちょっち調子が悪い。あの店を信用しない訳ではないが、走り出すとちょっち変な音がする。それとアイドリングがえらく不安定だ。冷えているからオートチョークが利くにしてもこれは変だ。やっぱり羽田まで持っていくしかないようだ。
 翌日ヘルメットを新調しに上野へ行った。昔、友人の「A」が「フルフェイス型と違ってジェット型は転けた時に顎を守ってくれないからやめた方がいい」と忠告してくれたが、今回はジェット型にするつもりでいた。「A」はコンタクトを使っているから問題ないんだろうけれども、俺はバイザーを開けて風を受けながら走るのが好きなメガネ派だからフルフェイス型は面倒くさいのだ。
 店で一通り眺めて候補を絞る。第1候補はAraiの一つ前の型、第2候補はSHOUEIの最新型、第3候補は同じくSHOUEIのJ−Acterという異色なメットってとこだった。第1候補はスネル規格合格品で安全性が高いが値段も高い。第2候補はデザインは良いがJISのC級までで、スネル規格は通っていない。第3候補はフルフェイス型とジェット型を足して2で割った様な品物でJISのC級だった。ここで第2候補が安全性の面で脱落。第3候補も脱落かと思われたが、フェイス部を閉じるとフルフェイス型と同じ構造になり顎を守ってくれると言うことで踏みとどまった。それから二つを交互に見比べること10数分、その時ふと友人「Sイチロウ」の言葉が脳裏をかすめた。「冬場はフルフェイス型はかなり寒い、でもジェット型は滅茶苦茶寒いんだ。」若干意味不明だが浸みる言葉であった。
 月に4回以上はトチローに火を入れる事を誓ったからは、これから真冬にかけても元気に走らなくてはいけない。次の瞬間にはJ−Acterのサイズ合わせを申し込んでいた。夜間の視認性が良いパールホワイトを頼むとあいにく在庫切れだったが、無料で送ってくれるというので買うことに決定。
 さて、メットが届いたら早速羽田までひとっ走りするか。

「甦れ!」(1999/12/17)
 俺は公約を果たすべく動き始めた。先ずは、逝ってしまったバッテリーの調達からだ。行きつけの店は遠いので近所の店で発注し、エンジンが掛からない恐れがあるので店員に一緒に来てもらった。バッテリー交換しセルを回す、勢い良くセルモーターは回るもののエンジンが掛からない。店員と一緒に原因を探す、タンクのガソリンは何とか使えそう、ではキャブのは?案の定と言うか予定通りと言うか完全に腐っていた。店員さんの言うにはキャブのガソリン抜いてタンクから送れば掛かるだろうとのこと。そこで、後の作業は俺と「あいつ」の二人でやることにした。
 早速、車載工具でドレンボルトを緩めて雑巾に腐ったガソリンを吸わせる。あたりに嫌な臭いが立ちこめるが我慢、15分くらいで何とか全部抜き取る。
 期待を込めてセルを回す・・・掛からない。その後もチョークの調整をしたりしながら試すが結局掛からずじまいでバッテリーが上がってしまった。仕方がないので二人でバイクを押してバッテリーを買った店まで押して行き入院させることになってしまった。又、金が飛んでいくとも考えたがキャブをばらすことになれば、ちょっち手に負えない可能性が有るのでここは我慢。予定では明日修理は終わる予定である。そうしたら早速ヘルメットも調達しなくては、金が出ていく一方だ。でもトチローと又旅に出れると思えばOKだろう。

「バイクに乗れない生活」(1999/12/6)
 ここを1年8ヶ月も更新していないのには訳がある。屁理屈ととられるかもしれないが、バイクに乗る機会がとても減っているのだ。
 長期休暇を取れない仕事、旅もグループで移動する都合上「あすか」を使うことが多くなる。ソロでフラリと出かければ良いのだが、細かな雑務が重なってそれも巧くいかない。そして、一番の原因は俺の周りのバイク乗りが次々とバイクを降りている事だと思う。
 ある者は、事故を契機に、又ある者は車を手に入れたのを契機に次々と降りていった。メンバーで残っているバイク乗りは数えるほどしかいない。そんな環境と日常に忙殺され俺もトチローに火を入れる間隔が延びていった。ついにはバッテリーが逝ってしまい、メットのバイザーが壊れてしまった。それが半年ほど前のことだ。
 それからトチローのカバーは外されていない。もう、ガソリンも腐ってしまっているだろう、チェーンも錆びているに違いない。カバーの下を想像すると、トチローに申し訳なく、カバーの下を見る勇気が湧いてこない。
 でも、俺はここに誓う、今年中にトチローを整備し一緒に2000年を迎えることを。俺が俺であるためにも。

トチローによるトチロー復活オペレーション」('98/4/13)
 結局、1週間筋肉痛他を引きずることになったが。痛みもひいたので日曜の午後からトチローの整備に取りかかる。
 最後の方でエンジンがかかりそうだったので、ダメもとでセルを回す。かかりそうだったが、バッテリーの方が先にきれてしまった。仕方がないので整備かたがた怪しいところ探すことにする。
 まずは、十中八九かぶっているだろうプラグから、と言いたいがトチローはプラグ抜くにはタンクを外さなければならない。という事でタンクを外す、ついでにエアークリーナーを外すと、中にガソリンが溜まってた。こりゃ、シリンダーの中はガソリンで充満してるかもしれない。
 1番4番を抜いてみる、真っ黒でガソリンまみれ、これじゃ火は飛ばない。ワイヤーブラシがないのでとりあえずウエスで念入りに磨き、シリンダーの中が乾くのを待つ。1番4番を戻して2番3番にかかる。フレームが邪魔をして非常にやりづらい。3番を外そうとした時、コードが浮いているのを発見した。これじゃ火がとばねえよこれが原因だなと思いつつプラグを抜く。しかし、次の瞬間とんでもなく後悔する事になった。抜いたプラグが錆びていた、と言うことは、「中に水がたっまてた->錆が浮いていた->水とサビがシリンダーの中へ・・・」。という悪魔の三段論法が頭の中を音速で駆け抜けた。先週に引き続き血の気が引く音を聞いた気がする。
 落ち着いて、状況を把握しにかかる。昨日は滅茶苦茶天気が良かった。抜いたプラグも先はガソリンで濡れているが、錆びてる部分は乾いている、故に水は入っていないはず。じゃあ錆びは?おそらく入ってしまっただろう・・・。だからといって現在の装備では手の打ちようがない、エアガンなんて持ってないし、かといって開けっ放しでバイク屋というのも不可能だ。マイクロロンと自分の悪運を信用してスペアプラグ(中古)を差し込む。組み立てた後、アスカを連れてきて電気をわけてもらいセルを回す。少しぐずったがエンジンがかかった。その後、充電かたがた家の周りをサーカスの熊のようにぐるぐる10km程走る。結果、どうも低回転だと1本死にかけてる様な気がする。発進でもたついて、ちょっと開けるとドカンと加速が始まる。これじゃ一昔前の2ストだ。
 このままでは、アスカに続いてトチローも入院か!

「トチローは御機嫌斜め」('98/4/6)
 知り合いに呼び出され、徹夜明けの重い体を引きずって秋葉へ向かう。秋葉に着こうかって時にエンジンがぐずり出す。とりあえず到着したが、仕事すまして帰ろうとするとセルが回らない。「カツン、カツン」と音がするだけだ。この時、血の気が引く音が聞こえた気がする。
 その後は友人へ電話して「正しい押しがけのやり方口座 初級編」の通信教育を受け、初めての押しがけに挑戦する。(今までは定期整備をおこったことなかったんで、こんな事はなかった。)1時間やり続けた成果は、ウィンカー1本損傷(飛び乗り損ねてバタンキュー)、擦り傷、打ち身多数。
 しかし、なぜかセルは回るようになった。これで帰れると思ったが結局エンジンはかからない、ガソリンの臭いはするのでキャブには送られているようだ。仕方がないので二人で押して帰る。おかげで体中が筋肉痛だ、もっと鍛えないと先が思いやられる。

「雪の日の思いで」('98/1/8)
 どうも寒いと思ったら雪が降ってやがる。雪が降ると二輪免許の卒業検定を思い出す。あの日もこんな雪が降っていた。
 俺は、内緒でバイクの教習所へ通ってたし、学校もあったので教習期限が切れる寸前だった。何とか卒業検定までこぎ着けたというのに、本番直前になって雪が降り始めた。すぐやむと思ったらどんどん酷くなる、こちとらジェッペルでメガネかけてるというのにどうすりゃいいんだ。
 順番がきてバイクへ向かう寒さに震えながら破れたコンビニがっぱを羽織って試験開始。ちゃんと首を回して安全確認しているのをアピールするためにシールドは開けておく、おかげで走り出すとすぐにメガネに雪が貼り付き、視界がどんどん遮られいく、一時停止の度に雪を拭うが焼け石に水。ほとんど記憶だけでコースをたどる。何とかゴールしたが何がなんだかよくわからないままに終わってしまった。
 はっきり言って諦めていた、でもこんだけ苦労したんだからとも思った。
 緊張の結果発表・・・合格! まぁこんなもんだろう。

バイクと時計と防寒着('97/12/9)
 バイクに乗っていると時間がわかりにくくて困る。特に冬は厚手のジャンパーと長めのグローブをするので走行中は腕時計が見られない。
 そこで、俺は昔からハンドルに安物の腕時計を巻いて走っている。ちょうどメーターの左にきて目線をたいして動かさずに時間を確認できるので至極便利なのだ。但し、この方法には重大な欠点がある。それは、かっぱらって行くバカがいる事だ。既に2個取られている、対策をしない俺も悪いが、毎回外すのは面倒くさいのだ。誰かいい知恵ないですかね。


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