• EmotionalCrying
 
 2000年、20世紀最後のイタリアGP。
シューが、TVの記者会見で涙を見せた。
 
 思えば、昨年(99年)は、ミカが泣いた。
シケインで単独スピンを喫し、コースサイドで隠れて泣いていた。
(そのシケインも、今年は形を変えた・・・)
 
 そして、今年はシューだ。(苦笑)
何の因果なのか?
僕は、このモンツァを”ドライバー泣かせのサーキット”
と呼ぶことにすべきか?(爆)
だとしたら、
果たして、来年は誰が泣くのだろうか?(謎)
 
 

 
 冗談はともかく、
僕は、この時、この時間を共有出来たことが嬉しい。
素直に、そう思う。
 ベルギーでのハッキネンとの歴史に残るバトルの後の、
イタリアでのフェラーリの勝利だ。
94年以来、彼が背負ってきたものを下ろす時が近づいてきている。
 
 だから、
彼が何故泣いたのか?
あえて、理由を知りたいと思わない。
 ただ、
泣きたい気持ちが分かるような気がする、
その”わかるような気がする”自分の気持ちを、
このまま、そっと胸の中にしまっておきたい…。
 
 

「泣くと心が軽くなる」     

      ―ユダヤの諺 

 

 

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