柳生一族の陰謀(TV)

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裏柳生口伝に曰く、戦えば必ず勝つ。
これ兵法の第一義なり。
人としての情けを断ちて、
神に会うては神を斬り、仏に会うては仏を斬り、
然る後に、初めて極意を得ん。
かくの如くに、行く手を阻む者、
たとえ悪鬼羅刹の化身なりとも、
あに、遅れをとるべけんや・・・・・。

            (OPの口上より)
か、かっこいいんだってば。

ストーリー

映画版の設定をそのままテレビシリーズに持ってきたもの。
最初?話で映画版のストーリーをこなして、あとは、十兵衛様が公儀に対する陰謀や、ときには幕府や親父殿(宗矩)と闘う。
親父殿はとことん政治家としての理論を貫き通し、十兵衛様はひたすら自らの感情に従って生きる。
事ある毎のこの親子対決が好きだ。

十兵衛様は長男で、その下に次弟左門、妹茜、末弟又十郎がいる。
親父の但馬守宗矩と5人で「柳生一族」なのだろうか。

アンハッピーエンドもしばしば。
「どうしてこうなるんだぁーーーー!!」っていうものがたくさんある。

十兵衛様は斬りたくない人間をいっぱい斬らされている。
茜の想い人で、実は実の弟だった人だとか、いとことか尊敬していた叔父さんとか、自分の弟子とか・・・・。

ラストは凄いぞ。
味方は妹茜ただ一人で、周り中みんな敵になってしまったから、主人公でありながら十兵衛様がいつ殺されるか気が気ではなかった。

「影の軍団」で満足していた私が甘かった。
時代劇にはこんなにハードでシビアな世界があったんだなぁ。

キャスト

柳生十兵衛(三厳):千葉真一
柳生家嫡男だが。武者修行だといって家に寄りつかない。
柳生家が表向きでは解決できない事を、裏柳生衆とともに処理する役目を負う。
柳生但馬守宗矩:山村聰
将軍家剣法指南役から大目付になった。
家光着任の裏の立役者で、知略に長けている。
「公儀の威信のため」に行動する「政治家」である。
柳生 茜 :志穂美悦子
十兵衛をめちゃくちゃ敬愛している。実は養女である。
柳生左門(友矩) :目黒祐樹
柳生家次男。長男がほとんど不在のため、まるで彼が長男のようだ。
女ったらしだが腕はたつ。
柳生又十郎(宗冬):島英津夫
あまり活躍の機会がなかった三男坊。
実際に柳生の家を継いだのは彼なんだけどね。
徳川家光 :田村亮
弟を蹴落として将軍職に就いた。
女性には淡泊で、御台所とも仲が悪い。
松平伊豆守:高橋悦史
老中で幕府の実権者。「知恵伊豆」と呼ばれる策謀家。
烏丸少将文麿:成田三樹夫
倒幕を夢見る公家衆の親分。剣の腕も高く、十兵衛様とやりあえる。
十兵衛様の左目を射抜いた奴。
フチカリ :矢吹二郎
裏柳生衆(ハヤテ、佐助、ラン、クロメ、キタノ等)の頭領。

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1998.5.13. Last Update.