2000/03/12(2000/03/20修正)
P3C2000とPentiumIII
自作DOS/Vマシンも細かな改良を加えてきましたが、今回はMAINBOARDとCPUを新しいものに変更しました。 M/BはAsusの「P3C2000」というi820チップセットとメモリがDIMM仕様のもので、DIMMX4という表記に誘われて買ったのですが、実際にはi820でDIMMを使えるようにするためのMTHというチップの仕様で、現在市場に流通しているDIMM(DubbleSide)は2枚までしか使えないということでした。 また、i820+MTHで使えるDIMMにも相性?みたいなものがあるようで使えないDIMMも有るようです。
P3C2000の場合DIMMスロットしかありませんのでI820本来のRIMMは使えません。またDIMMに関しても「PC100対応DIMM」という表記がありPC133対応DIMMが対応しているのかは不明です。 最初にこんなデメリットを書いてしまうと良いところがないM/Bと思われてしまいますが、P3C2000というかi820のすばらしいところをとしてはメモリのFSBとは関係無くCPUのFSBを自由に設定できるという点にあります。 簡単に言えば現在発売されているPentiumIIIでFSBが100Mhzと133Mhzのものが存在していますが、DIMMのFSBに関係無くどちらも使えてしまうということです。
今回買ったきたPentiumIII 550E(Coppermine SECC2 100X5.5 リテール版)も100MhzFSBのものですが、リテール版についているCPUクーラーのままで、M/BのBIOSの設定で133MhzFSBの736Mhzで何の問題も無く動作しています。
現時点ではCPUクーラーをNENG TYI製 P302-Aというものに交換して803Mhz(CPUFSB146Mhz・SDRAMFSB109Mhz・VCORE1.75V)で安定動作しています。
また、DIMMに関しては現在販売されているものでは2枚までしか使えないという事で、新たに256Mのものを2枚購入しましたが、前記のように買って付けてみないと分からないとうい状況でしたので、P3C2000関係の技術系HPやBBSを参考に「MOSEL VITELIC」というチップメーカーのチップを使っているものを探してきました。 私の所で動作確認できたDIMM(SDRAM)は以下の通りです。
反対に使えなかったものです。
新しい組み合わせでの各ベンチマークを行った結果は以下の通りです。
使用OSはWindows98(4.10.1998)(Windows95からのUPGREAD+SERVICEPACK1+DirectX7a)です。
各PC雑誌などでも書かれていますが、i820+MTHでは今までのCPUFSB=DIMMFSBのチップセットよりもメモリーアクセスが遅いという事が書かれていますが、確かに以前使っていたBXチップセットのM/B(ABIT BX6 Rev2.0)と比べても8割位の値しか出ていないようです。 736Mhz以上の設定で「Vcore」電圧を上げているのは「Super π」実行時にエラーが出てしまったためです。
P3C2000ではAsus独自のHardwearMoniter(Asus PC Probe 2.11)が搭載されており、Windows上でリアルタイムでCPU温度や各電圧の変動などを確認することが出来ますが、ベンチマークなどを行った1時間経過後のCPU温度は550Mhzで48度前後、803Mhzで53度前後です。 P3C2000にはAMR(オーディオ/モデム-スロット)が付いていますが現在の所汎用のAMRボードは市販されていませんのでこのI/Oスロットの取り付け口が開いており、CPUスロットの隣にありましたので、I/Oスロット取り付けタイプの排気ファン(オウルテック OWL-SB-A)を取り付けて、CPUのすぐ横から強制的にCPU周辺の空気を排気するようにした所、803Mhzで1時間駆動後のCPU温度が43度前後、その後アイドル状態にしておくとほぼM/Bの温度近くまで下がるようになりました。
高価なCPUクーラーを取り付けるよりもケース内部の換気(冷却)の方が効果があるかも知れませんね。(ALPAのアルミ/銅ハイブリッドのCPUクーラーがケースの構造で使えなかった(^^;)) 今までのAMRスロットの無いBXチップセットのM/B等では一番CPUに近い所がAGPスロットでしたのでこんな事は出来ませんでしたが、CPUスロット側にAMRスロットがあるM/Bをお使いの方は是非お験しください。(^^)/ またHardwearMoniterのInfomation>DMI Explorer>Processorを選択した時に表示される情報の中にMaxSpeedとCurrentSpeedという項目があり、CurrentSpeedには現在Biosで設定しているCPU速度が表示されていますが、MaxSpeedというのが、現在の組み合わせでの最高動作速度なのか、CPUのコアの製造上の限界性能を表示したものかは不明です。
今回の変更ではM/BのBIOSの設定以外はCPUクーラーの変更と内部掃気用FANの追加を行っただけで、特別難しい改造などは行わずに550MZHのPentiumIIIを800Mhzで動かせたという事が大きな収穫でした。 i820チップセットがオーバークロックに向いているという以前に、使用するメモリにかかわらず100/133のどちらのFSBのCPUでも使えるという事を、何故もっと大きくアピールしないのかというのが不思議でなりません。 PentiumIIIも今後はSLOT1(SECC2)からSOKET370(FC-PGA)への生産比率を以降していくという事で、M/Bメーカー各社もSOKET370仕様のものを発表してきていますが、このP3C2000のSOKET370仕様のCUC2000が今週秋葉原に登場したようです。 興味の有る方は技術系HPやBBSで事前に不明な点を解消してから挑まれることをお勧めします。 それから、最近のM/Bでは各電圧を安定させる為に大容量のコンデンサを使っているものが多くなってきましたが、M/Bを買ってきて自作する場合には、コンデンサは無充電状態ですので30分位電源を入れてコンデンサが充電された状態にならないとM/Bのセットアップが正常に行われないものがありますのでご注意ください。
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1999/08/29
最新のSCSIハードディスク
最近ではハードディスク(以下HDD)といえば、低価格・大容量のIDE(UltraDMA33/DMA66)のものが主流になってきていますが、MPEG2やDVなどのビデオ編集をしている方々やサーバー用PCにはCPUの負荷が少なく高速なSCSIのHDDの需要がまだまだ有るようです。 パーソナルなPC環境では最新のIDEのHDDでも十分な速度・容量を確保出来ますが、読み書き時のCPU占有率を考えると圧倒的にSCSIのHDDが有利になります。 私の自作PCも現時点までにHDDは全てUltra2SCSIのものに、DVD-ROM(UltraSCSI)とCD-R(SCSI-2)もSCSIのものに交換、IDEはDVD-ROMドライブ1台のみになっています。 1台目のHDDにIBMのDNES318350LVDというUltra2SCSIのHDDを使っていますがHDBENCH2.61やNortonUtiltiesなどのベンチマークで19.5Mbyt/sec前後の値を記録します。
SCSI化した余談になりますが、途中組み込んでいたクリェイティブのPC-DVD-Dxr2というDVD再生ボードからのビデオ出力をMATROX MarvelG200TV(ビデオボード)のビデオ入力に繋いで、DVDを再生しながら702*480の30フレーム/秒のMotionJpegでリアルタイム録画が難なく出来ました。 他のHDDメーカーからも最新のSCSIHDDが出てきていますが、IBM製のDMVSシリーズがついに日本にも入荷したみたいです。 今日(8/29)、秋葉原で確認出来たのはこのシリーズの一番容量の小さいDMVS9ZX(10000rpm/9GB)で、置いてあったショップでは前モデルのDRVSのかわりにこの型番を掲示している感じでしたが、IBMのHPの情報ではこのDMVSというシリーズの最大転送レートは29.5MB/secにもおよび、使用目的としてフルサイズ・フルフレームのリアルタイムビデオレコーディングを唱っています。 IBMのHP上ではかなり以前から発表はされていましたが、他のIDEのHDDが先の発売(日本入荷)となり、このモデルの発売(日本入荷)が遅れていました。ただし本命の18GBと36GBが入ってきていないのが気になります。
IDEのHDDに比べると最新のSCSIHDDはショップブランドの格安PCが買えてしまう程の価格ですが、その快適さを1度味わってしまうと、もう戻る事は出来なくなるほど快適です。 懐に余裕があり、128Mバイト以上のメモリを詰んでいて現時点の環境に不満を持っている方は、この世界に飛び込んでみるのというのも一考かと思います。 |
1999/05/17
先日うちのWIN95マシンがWIN95_CIHというウィルスに感染しているのが判明しました。 たまたまNorton Utilities3のウィルス情報を更新した所、「ウィルスが見つかりました」という警告が出て、トータル数十個もの実行ファイル(.EXE)が感染しているという事でした。 Norton Utilities3に付属している Norton UntiVirsu SEというツールで大部分は駆除できましたが、WINDOWS95の基礎を構成する「internat.exe」や「Explorer.exe」などのWINDOWSのシステムファイルやビデオドライバー等、起動しているファイルとNorton Utiliies3自身の幾つかのファイルは使用中のために駆除出来ませんでした。 取り分け実害が無いのでしばらくの間そのまま使っていましたが、先週Norton Utilities4を購入して、ユーザー登録ついでにシマンテックのHPを覗いて見たところ、CIHウィルスの情報が載っておりました。
このウィルスの被害ですが、1998年の7月以降に出てきたという事で、毎月26日に起動すると、PCのメインボード上のFlashROMの内容を消去したり、HDDをフォーマットしてしまうというものだそうです。 詳しい詳細については、以下のシマンテックのHPを見て下さい。
また、このウィルスをMS-DOSモードで発見・駆除するツールが無料で配布されていますので心配な方はダウンロードして試してみて下さい。以下のアドレスにある「NAVC10.EXE」(自己解凍型ZIP)がそれに当たります。
先にも書きましたが、WINDOWS95を基礎で動作しているファイルが感染している場合にはその上で動作するウィルス駆除ソフトでは完全な除去は出来ないみたいですので、私もこのツールで完全に駆除する事が出来ました。 結局、感染元は特定出来ませんでしたが、多分インターネット上で拾ってきた何らかのEXEに付いていたのだと思います。 皆さんもご注意下さい。(^^;) |
1998/11/22
1998/11/10
自作DOS/V機 3台目
ソケット7で頑張ろうと考えていたのですが、世の中の流れ(市場の流れ)がスロット1にかなりの勢いで以降してきていまして、1消費者の立場からみても、スロット1のPC環境の方がコストパフォーマンスが高いものと、今迄のPCでの3D描画の遅さに我慢出来なくなったもので、とうとうDOS/V機3台目を作ってしまいました。 正確には今迄のメインマシンのパーツを流用していますので、新たに購入したのはCPU・M/B・ATXケース・ビデオカードとCPU用ヒートシンクとファン位です。(半分はおニュー。) CPU Celeron300A (100Mhz X 4.5=450Mhz駆動)
主要スペックはこんな感じで、他のもろもろは一般的なものですが、システムの足を引っ張る「ISAバス」用のカードは一切組み込んでおりません。 Celeron300Aはリテール版(箱入り SL32A (660))の正規のファンが付いたものでしたが、クロックアップの為、正規のファンを外してアルミ削り出しのヒートシンクにソケット7用「Windy」から外したファンを取り付けて使用しています。 M/B(メインボード)は最近、CPUのコア電圧が変えられると言うことで評判のABITの「BH6」というボードです。Celeronの場合はCPUを大幅に改造しない限り内部の倍率設定を変更出来ないもので、結局ベースクロックを66Mhz(300Mhz)から100Mhz(450Mhz)に変更したのみで、CPUコア電圧も2.0Vのままで安定して動作しています。 ビデオカードはウチのモニター環境の問題で、このマシンを組む前からAGPのものを探していたのですが、
実際に、Poser3で1200X1600ピクセルの画像を10秒くらいでレンダリングしてくれます。(^^)/
以下ベンチマークの結果です。ご参考まで。(*OSはWindows95OSR2.1です。) ★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
Processor Celeron300A 463.3MHz [GenuineIntel family 6 model 6 step 0]
Processor Celeron300A 451.2MHz [GenuineIntel family 6 model 6 step 0]
===FAINAL REALITY1.01=== Database Entry Benchmark results:
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1998/09/23
1998/08/23
1998/05/02
1998年5月2日付けで当HPのアドレスをhttp://www2.tky.3web.ne.jp/~toikin/(3web)から、http://www.din.or.jp/~toikin/(ドルフィンインターネット)に移転いたしました。
以前のアドレスの時にはBusy時間帯(PM10:00からAM2:00位まで)に画面が表示されるまでにかなりの時間がかかったり、条件によっては全く繋がらないという状況が続いておりました。
この事に関してプロバイダ(3web)側からの正式なコメントは一切行われていませんでしたが、3webのニュースグループ内の投稿記事によると、各wwwサーバーにCGI監視のロボット(プログラム)が常に走っていて、ある一定時間CPUを占有するようなCGIをカットするという事を行っているとの事でした。
実際に空いている時間帯では普通?の速度で表示されますので、単に上記のロボットプログラムの関係だけでは無く、wwwサーバー自身が多数のアクセスを処理しきれないという事もあるのではとは思います。 どちらにしても、多くの方々が利用する時間帯に、自分のHPをまともに観て頂けないという事で、私の個人的な条件(^^;)と合う所を探して、1次プロバイダであるこちらの「ドルフィンインターネットhttp://www.din.or.jp/」にHPを移転させて頂きました。 こちら(ドルフィン)ではBusy時間帯でも快適に接続されると思います。それから・ ・ ・ ・ CG自体の更新ペースは以前と変わらない(遅いです)と思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。 |
1998/02/01
1998/01/24