= FESTA =



= ふぃぎゅあ と だし で おまつりじゃあ!! =






山車に逢ひたくて




2003 . 11 . 22 〜 24



3日連続で 「江戸天下祭」を見に行くのこと。



先立つこと1週間 新丸ビル ロビーでは 江戸型山車の資料的な展示が 行われていました。



しかし今度は 現役 いわば動態保存されている 骨董的な山車との ご対面です。



それはそれはの そのまた昔 東京が江戸と呼ばれ 徳川家将軍が天下に君臨していた頃のことでございます。



江戸町人の心意気といえば「江戸天下祭」。 そこで活躍していた山車達は そののち 時代の激流の中で 種々の流転を経て散逸しました。 しかしながらその中で 気丈にも生き残った 幸運な山車達が 久しぶりに 懐かしの地 千代田城前に集結 里帰りしましたが・・ さてもさてもその実体は 如何に!!



初日と2日目は日比谷公園 噴水前にて いわゆる 飾り置きで それぞれ御囃子の競演。 日が暮れあたりが暗くなってくると ライトアップした山車の曳き回しです。 熊谷うちわ祭りの山車とお囃子は 祇園祭りのそれのようで カーンカーンと耳に残る鉦の音。



静岡遠州横須賀の山車(祢里)は いろいろと興味をそそられます。 江戸祭り時に隆盛を究めたものの 今や珍しい 一本柱の万度(万燈)型で 車輪は2輪。 最上部には やや小振りな人形を頂いております。 このため曳き子があちらへこちらへと動くとそのうねりに合わせて 華麗な花さしといっしょに ゆさゆさゆらゆら上下左右に踊るんですね。 山車の上では 扇子を両手に持って踊るひょっとこもの踊りも ぴょんこぴょんこと 実に愛嬌たっぷりに派手な振り。御囃子は 三社祭礼囃子。実にダンサブルであります。



安房鴨川 山王講の山車は 太鼓連打が ダイナミックで絶快調 めんこいおなご衆が 跳ぶは跳ねるは 活発至極。 こりゃあ やはり黒潮打ち寄せる海岸が近いせいでしょうか。



青梅森下町は 丸みを帯びた渋い神田囃子を なかなかに聞かせます。



さてさてこちらが見慣れているせいもあるのか 御馴染の川越志多町の弁慶の山車は 山車も御囃子も踊りも 実にバランス良く気品があって 江戸情緒横溢。 山車が動き出し 曳っかわせ(もどき)が 繰り広げられ 曳き方衆の提灯と歓声が上がるともういけません ゾクゾク うるうるーで御座います。



2日目になると 山車同士が意識し合う硬さも ほぐれてきたようで 隣の山車や踊りを応援したり 研究したりといった余裕も出てまいります。 祭り好き同志の連帯感。和気あいあい 異文化交流融合といったところでしょう。 昔から こうして祭りは影響し合って行ったんですね。



さて最終日は 日比谷公園から 丸の内経由にて 皇居前広場までの行列です。 この日が寒いの なんのって ジャケットの衿を立て 鼻水すすりながらの お祭り見物となりました。 何が悲しゅて・・・。 カンカーンと適量のアルコールを胃袋に放り込んだ後 スターバックスにて あったかーい キャラメル・マキアートの グランデ430円也を購入 こいつをくいくい飲みながら見物です。 行列参加者も大変だ。ありゃ夏祭りか 秋祭りの格好だよ あんた。 寒くて寒くて・・ 近いは 近いは・・ 背後に控えたオフィスビルが実に 心強く思えるのだ。



さーて 実のところ 参加山車・御輿の数に対して 行列の時間的な演出設計が 全く出来てなく 間延びしたもので パレードとしては お祭りが本来持つべき これでもか これでもかと畳みかけてくる高揚感を 全く欠いておりました。 とはいえ こっちは はなっから お気に入りの山車をピックアップし ちょいちょいと勝手に追っ掛けるスタンスですから ままいいでしょ。



木枯らし吹く 丸の内のビル街に御囃子が響き渡ります。 どうです シュールでしょ。 ほとんど遺跡発掘調査資料のような都内の残存せる山車は これはこれで枯れた味があります。本家正調神田囃子が 粋です。



その後に続く遠州横須賀は またしても シタシタうねうねと 律動躍動となかなか よござんす。 改まった御囃子で かわいい おかめが ひとしきり 神妙に鈴を振った後 それまで座り込んでいた曳き方衆が 待ちかねたようにウォーッという歓声とともに 立上るや わっせわっせと綱を曳き始めます。 そこから渙発入れずに始まる ひよっとこ踊りと馬鹿囃子。 うまい演出です。うーん うれしたのし。



さてさて 川越志多町の弁慶の山車です。御馴染の手古舞おねいさんにも 駆けつけて頂きました。 山車を 改めて眺めてみると 充分に手入れもされ 格調高く全体の見栄えは 素晴らしいものがあります。 グレイト!! これなら 遠州横須賀に負けじと せめてもう一台出してもらいたかったなー。 丸の内のビル街で 本物の 曳っかわせを見たかったなー。 いやさ 寒い中わざわざ集まって頂いた大勢の方々に見てもらいたかったなー ほらほら これが川越の粋ですよ どおよどおよってね。



当方3日連続で日参したせいか 川越志多町 弁慶の ひょっとこ踊りのお兄ちゃんからやたら手を振ってもらえ 実に感激。 お兄ちゃん有難う!! 貴方の踊りは最高です。 御幸通りから皇居前広場までは ステージの箱がでか過ぎます。 祭りには やはり地元の街並が必要ですね。その後 暮色の中 弁慶の山車は皇居に向かって遥拝。 祭りはその後 三々五々流れ解散・・さみしぃ・・祭りは これからだっつーのにっー。










夏の宵




2003 . 8 . 26 〜 28



「ぞめき」とは騒がしいなどの意味で、派手で賑やに、浮かれ騒ぐ踊りという意味 阿波踊り そのもの



「じゃわめく」とは ぞくぞくする、血が騒ぐという意味の 津軽弁、 津軽三味線や ねぶた を 形容して より 生理的情緒的な表現かもしれません



とにかく 今年も 高円寺の阿波踊りを見て参りました。前夜祭も含め 3日間



賑やかな お囃子のなかでは 人数で押さないと 今ひとつ目立たないのですが 三味線・笛の音が 好きです。 艶っぽさというか風情があって 音色がやっぱり綺麗です。 打楽器なら 締め太鼓・竹・樽 そのあと鉦・大太鼓でしょうか。 キンキン チャラチキと脳天を突き抜ける 鉦のリーダーシップとか ずしりと響く大太鼓の音の素晴らしさは もちろん別格に承知した上でのお話です。



メディアの刷込みなのか 以前は 阿波踊りと言えば すぐ「エライヤッチャ エライヤッチャ チャンカ チャンカ」が浮かんだのですが 下北沢や高円寺の阿波踊りを見た後では「ヤットサー ア ヤットヤットー ドガガガ ドガドガ」に ファームウェアが 書き換えられてしまいました。



本場徳島では 踊りに 民謡「阿波よしこの」の「アー エライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイヨイ」が 裏声でゆったりと艶っぽく重なってくるのですが 高円寺では ほとんど耳に入ってきません。



ひたすら「ヤットサー ア ヤットヤットー ドガガガ ドガドガ」と 攻めまくりです。 三味の音も あれまあ行方不明。 これは うどんと 蕎麦というか 羅臼昆布と 日高昆布というか 関西と関東の嗜好の違いと言うものでしょうか。



さてさて そこら中の辻・通りが わいわい盛り上がり お囃しの音が重奏的に響き渡る中 ばったり 遭遇しました。 葵新連の 美少女十数人衆。にっこり笑ったまま 中腰で一糸乱れぬキビキビした男踊り。 腰をさらに落とし脚を伸ばして前進  要所要所で 全員でスパッとそろった 体の切替えしを 見せる と ギャラリーが 一斉に どよめきます!! それを盛り上げる急調子の鳴り物。



背筋ぞくぞく まさしく「ぞめき」「じゃわめき」ました。



いやあ めんこいなぁ こりゃ 凄いや。どーおしましょか。 なんと思わりょとすかさず追っかけに はしりましたとも。 あ もちろん きれいどころ おねえさまたちの 女踊りも 男踊りも しっかり押さえてですよ。



なにしろ阿波踊りは ダイナマイト・バディよりは スリムでスレンダーな方が やはり様になります。 切れが違います。さらにいえば 御稚児さんをはじめ お祭りの 神様ってえのは そもそも 妖しく中性的なものと相場が決まってます。 そういうことでしょう。



天を突かんばかりに鋭角に切れ上がった鳥追い笠の女踊りの群舞が 「ドガガガ ゾコゾコ ドガガガ ゾコゾコ」と鳴り物に合わせ 縦に律動しながら 小山のように地響きをたて 押し寄せて来る様は あたかも 御神体を頂上に頂いた祭りの山車 あるいはまた 旗指物を押し立て 地煙を上げながら疾駆してくる黒沢映画の戦国騎馬軍団のようです。 なにやらまばゆい金色のオーラすら感じさせられます。ひたすら感動です。



もちろん「ヤットサー ア ヤットヤットー ドガガガ ドガドガ」です。



すっきりと伸ばされながらも しなやかにそよぎ 拍子を刻む指先。 肩よりも高くかざされた両の腕。 跳ねあげられた膝。 前のめりに気味にひねった背中、肘、腰。女踊りの 躍動する線の ざわめきが 実に美しいのだ。



「ひょうたんばかりが 浮きものか 私の心も浮いてきた ヤットサー ア ヤットヤットー」 「 やっぱり踊りは やめられない 踊りは!!」。ほらもう 背筋ぞくぞく 。








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