青空小屋広場

ここは青空小屋前の広場だ。
湿った土が剥き出しになった、ただの空き地、とも言う。
背の高い草地と丘陵に囲まれた場所。
出口は二つ。街道へ続く道と、遠くの山へ続く道だけ。
 

青空小屋
広場に面して建つ、粗末な山小屋風の建物。
主にかつての星霜館の廃材を寄せ集めて建てられた。
他にもあちこちで拾い集めてきた廃建材で、でっち上げられているようだ。
トタン板とか、どっからもってきたんだろう…

井戸
自噴井。塩ビニのパイプで青空小屋に水を引いている。
溢れる水は、そのまま広場真ん中を横切る小川になる。
洗濯とかは、ここで。


広場の真ん中には、井戸から溢れた水が小さな流れを作っている。
その上を車が通れるように、角材が渡してある。
もちろん人も通れるが、またいだ方が早い。

もえちん
青空小屋のかたわらに、一本、ぽつんと木が生えている。
その辺の普通の木と別段変わらない…たぶんくぬぎとかそいういう広葉樹。
なのに、どういうわけか、不思議な存在感がある…?

トイレ
立て付け悪そうな扉の付いた個室が一つ。

街道へ出る
電線に沿って丘の間を進み、街道まで出られる道。
車のわだちがついている。
帰るときはここから。

遠くの山へ続く道
この道の先には星霜館という館があるらしいが…
なんだかちょっと恐い。