GAPLUS(ギャプラス) (namco)

タイトル画面

 第四弾は、namcoの「GAPLUS(ギャプラス)」です。
このゲームは、「ギャラクシアン・シリーズ」の第3弾として、1984年にアーケード用として発表された「縦画面シューティング」です。(ちなみに、第1弾は「ギャラクシアン」、第2弾は「ギャラガ」です。)
その後に、Callylabから「PC-9801」版、namcoから「Playstation」版(「namco MUSIUM vol.2」に収録)に移植されました。
ちなみに、「PC-9801」版は1986年頃、「Playstation」版は1996年頃の発売だったと思いました。
当時、PC-9801は普及していなかった関係上、ゲームセンターへ行かなかった方にはPlaystation版が出て初めて知った方も多いかと思います。

このゲームは何故、パソコンでは「PC−9801」しか出なかったかと言うと、当時としてはかなり高速の敵が動きまわるゲームだった為、「ギャラクシアン」、「ギャラガ」などが移植された「X1」「FM−7」や家庭用ゲーム機の「ファミコン」では処理が間に合わなく出せなかったようです。
(当時、これの為に、「PC−9801F2」の中古を買おうと本気で思ったこともありましたが、中古でも約20万円もした上、ゲーム目的では、中学生だった私には到底買えるものではありませんでした。(涙))


 ・・・と前置きはこのへんにしておき、ゲームのルールについてですが、、、
まず一つ目に、この系統(ギャラクシアンやインベーダー系)のシューティングゲームでは珍しく、自機が8方向に動くことができます、これによってかなりエキサイトなプレイが楽しめます。

 二つ目には、「ブラスター・ヘッド」と呼ばれる、自機のパワーアップ・アイテム、これは数種類あって、「敵を捕まえて、自分の味方にしてしまう」、「敵の移動速度を遅くする」、「自機の移動速度および、ショットの速度を速くする」など、かなり頼りになるアイテムが揃っています。
このアイテムの入手方法は、敵集団のボス「QUEEN(集団の一番上にいるキャラ)」が持っていて、QUEENを飛来中に撃破することにより入手できます。なお、ステージ(ギャプラスでは「パーセック(PARSEC)」といいます)毎に何のアイテムがとれるかは決まっています。

 最後に「隠れ?要素」として、「自機のパーツを入手」、「スペシャル・フラッグ」、「自機の変形」などがあります。
「自機のパーツを入手」というのは、敵の編隊形成が終了した後かつ、QUEENがいない(撃破済み)の時に得点表示の1万点台の桁が変わった時に、QUEENが自機のパーツを持って飛び回るので、それを撃破すると入手することができます。このパーツを3つ集めると自機が1機追加となります。
「スペシャル・フラッグ」については、敵編隊が終了(1機も撃破してはいけない)した後に特定の場所(敵)を撃破すると「スペシャル・フラッグ」という旗が出現します。これを取ることによって自機が1機増えます。「スペシャル・フラッグ」の出現条件ですが、ある公式があるようですがこれはまた別の機会に、、、
「自機の変形」については、パーセック1と31に変形のチャンスがあり、変形することによって自機の弾が2連射から3連射になります。変身条件はパーセック1の場合、スペシャルフラッグを出した後、QUEENに体当たりをする、パーセック31の場合、ブラスターヘッドを取ると変形します。


・・・と、一見単純そうなゲームですが、かなり奥深い内容でした。
ゲームセンターでは、単語帳にスペシャル・フラッグの出現条件の計算結果を見ながらプレイしていた人もいたようです。

なお、このゲームには「エンディング」というものはないようで、延々とプレイしていくことになりますが、それを阻止せんと、敵の移動速度も面が進む毎に速くなっていき、パーセック30あたりからは敵の弾の倍以上の速度で飛び回るため、このゲームを攻略するには「敵編隊が形成する前に撃破する」ということが第一目標となります。
(なお、一定速度まで上がると(ある面まで進むと)、またスピードが遅くなります。)



これのことについて語ると、まだまだ書き足りませんが、続きはまたの機会にでも、、、

 

 

参考までに「GAPLUS(アーケード版)」の画面イメージです。
なお、機種によって画面レイアウトなどが少々異なります。

第1種族

SCENE1:第1種族

このシーンは、1プレイヤー側のパーセック1で、ちょうど隠れ?技である「スペシャル・フラッグ」を出現させ、自機の変形をさせようとしているところです。
ちなみに変形すると、自機の弾が2連射から3連射になるので、かなり楽になります。

 

第2種族

SCENE2:第2種族

パーセック11から攻めてくる第2種族の編隊。
この数面後の敵から、打ち返し弾とも呼ばれる「ビーン・ガード」を打ってくることになり、ますます辛い状況へ、、、
しかし、まだまだ練習段階のステージなんで、ここで「ビーン・ガード」の癖を読んでおかなければなりません。

 

第3種族

SCENE3:第3種族

パーセック21から攻めてくる第3種族。
敵の攻撃も更に激しくなり、しまいには敵の弾より、敵の移動速度の方が速くなってしまうということに、、、
(正確にはパーセック30あたりから厳しくなります)
・・・ということで、ある程度、弾を連射していれば体当たりだけは避けられますが、あまり間近で敵を撃つと、打ち返し弾の「ビーン・ガード」にやられてしまうので難しいところ(^^;;;

 

チャレンジング・ステージ

SCENE4:チャレンジング・ステージ

チャレンジング・ステージでは、敵ザコ・キャラをお手玉のようにして撃っていくと、その回数がこの画面イメージのように文字となって表されます。
このステージでは「LUCKY」という文字となりますが、この文字を揃えると、自機のパーツが増えることに、、、

 


Written by.TK2  1998.09.06(Sun.)
Last update is 1998.09.06


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