CHINESE DINNER 
 
食って食って食いまくれ
00/03/12

カット割りさながらに矢継ぎ早に作品をこなす堤さんは『ケイゾク/映画』のあと、テレビやら舞台やらゴニョゴニョやらをこなしつつも、次なる映画を撮り終えていたのが2月6日のこと。しかも撮影期間1週間強。
1週間!?どうなってんだ!

今回のお話はね、サスペンスです。サスペンスっちゅうか、密室劇っちゅうか、ディナーっちゅうか、中華?そう、チャイニーズ・ディナーやからね。うおっほん!げふっふん!ああ、気にせんでええ、気にせんで。スッとやり過ごしときゃあエエねん。がーー!!

今作の撮影も、いまや堤組に欠かせないキャメラマン、唐沢さんが手がけているんですが、今回は『ケイゾク/映画』とはうってかわってフィックスが多いのです。あの独特のブレブレ画面というのもあまりない。落ち着いてます。

といっても1時間18分の密室劇で600カットっていうのは、よくもまあこれだけアングル変えましたなあってぐらいだし、画面の切り取り方も独特なので、やっぱり観ていて飽きません。
ヨル時はヨル、ヒク時はヒクという、メリハリが観ていて気持ちイイです。
赤と青と黒で統一された色調もイイ感じだし、これまでとは一味違った妙味が堪能できるんじゃないかな?どうかな?そのへん、うん?

今回は、監督が入るまでの編集をスクリプターの市川さんとやることになりました。
スクリプターさんっていうのは現場で撮られる素材を記録し、把握する人です。
市川さんは、テレビでも映画でも活躍されてるバイリンガルというかハイブリッドというかプリウスのような人です。
で、せっかくなんでテレビと映画での作業の違いなんかを聞いてみたりしました。

テレビなんかで仕事をする時は、スクリプターさんが編集オペレーターさんと、おおまかな編集作業(オフライン)をしておいて、その後、監督を交えて本編集(マスターテープでの完成編集)にもっていくんだそうな。下書きなしでイキナリペン入れするようなもんですな。『ケイゾク』でスクリプターを担当された奥平さんもそうらしんですわ。
と、いうことは・・・・・・?
げっ、スクリプターさんって編集じゃん!
ぎょえっ、おまんま食い上げだよ!!
 
 


TOP