スーパーCIVICスーパーシビック



スーパーシビックの特長

型式:E‐SL/E‐SS/E‐SR/E‐ST
通称:スーバーシビック
発売特期:79年7月〜83年9月
  •  デピュー7年目にしてフルモデルチェンジを受け、79年7月に 2代目となった「スーパーシピック」ほ、ボディ全体に初代の面 影を残しながらも、より快適な居住空間を確保するためにサイズ の大型化が図られている。スーパーシピック(1500・5ドアCF) のボディサイズを旧型(73年式1500・4ドアGL)と比較してみ ると、全長は+135mm全幅は+75mmそしてホイールベースば+40mm それぞれ拡大されている。また、新たに装備された大型の コーナーラバー付きのカラードバンパーは、より大きくなったボ ディを引き締めるのにひと役買っている。 エンジンは1500と1300の2本立てで、1500にはニュータイプの CVCCが搭載される。この新1500CVCCエンジンの動力性能 およぴ燃費性能(60km/h定地走行値)は、それぞれ80ps/5500rpm (旧型75ps/5500rpm)と22〜28km/h(同19〜24km/h)だ。 また、スポーティバージョンの1500・3ドアCXには専用の新CVCC が搭載され、こちらは85ps/5500rpmのパワーを発生。一方1300シリ ーズの方は、翌80年6月にCVCC−Uエンジンが搭載され、動カ性能およぴ 燃費性能の向上が図られている。なお、このCVCC−Uエンジンは、同年8月には 1500シリーズにもも搭載されている。さらに、同年9月に3ポックス・セダン をシリーズに加えだ「スーバー」は、81年10月にマイナーチェンジを受けた。

  • 代表グレードスペック
    車名:1500CX 全長:3870mm 全幅:1580mm 全高:1350mm ホイールベース:2250mm トレッド(前/後:1360mm/1270mm) 車両重量:780kg エンジン型式:EM エンジンタイプ:水冷直列4気簡0HC 排気量:1488cc 圧縮比:8.8 燃料供給装置:キャブレター 最高出力:85ps/5500rpm,トルク:12.3kg-m/3500rpm ステアリング形式:ラック&ピニオン プレーキ(前/後):ディスク/リーディングトレーリング  サスペンション(前/後):ストラット/ストラット 価格:95万7000円(79年7月)




    開発イメージスケッチ


    室内写真
    集中ターゲットメータ




    レーシングシーン
    シビックワンメークレース



    各種グレード紹介

    丸7年にわたって第一線で活躍した 初代シビックは、159万台もの生産 を記録し、VWゴルフとともに2ボッ クス市場て確固たる地位を築いた。排 ガス規制を。CVCCで乗り切ったホン ダは、79年7月にフルモデルチェンジ を敢行する。2代目として登場したの が”スパージピック”だ。 スタイリングは初代の面影を強く残 している。ポディサイズはひと回り大 きくなり、空力性能を磨き込んだ。好 評を博した台形デザインのボクシーな シルエットを受け継ぎ、バンパーやり ヤコンビーションランフなどをスッ キリとまとめた。ボディパリエーショ ンは3ドアと5ドアだ。 インテリアは初代シビックよりルー ミーで明るい。キャビンは広く、ハッ チゲートの使い勝手も向上している。 ユニークなクリフカットインパネを採 用しているが、注目を集めたのはコン パクトで機能的な集中ターゲットメー ターだ。これはスピードメーターの内 側にタコメーターを配置した大胆なも ので、運転中の視線移動を少なくでき るメリットがある。 エンジンば1.3gと1.5gを設 定した。1・3gのEJ型は従来モーデ ルと同じたが、1.5gのEM型は燃 焼室を大幅に手直しし、EGRとモノ リス型酸化触媒を採り入れている。標 準仕様はグロス80PS/5500rpm の性能た。スポーティグレードの。CX のみは85PS/5500rpmを発生す る。サスペンションは改良型の4輪ス トラットを採用した。 80年になるとシリーズを充実させて いる。1月にラグジュアリーグレード のEXを新設した。EXはコンパクト 力−で初めて車速応動式パワーステア リングやパワーウインドを採用した記 念すべきクルマだ。 また、EXの発表と同時に、ホンダ 初のステーションワゴンとなるシビッ ク・カントリーを追加している。カン トリーは、FWDならではの広いキヤ ピンスペースに加え、使い勝手のよい ラゲッジルームを売り物にした。オプ ションで木目調パネルも選べる。エン ジンは1.5gのEM型だ。 6月には1.3gエンジンを新開発 の。CVCC−Uに換装した。EJ型− 335CCエンジンは圧縮比を7.9か ら8.8に高め、72ps/5500rp m、11.0kg-m/3000rpmを 達成している。10モード燃費も12km/ gから16km/gに向上した。同時にオ ーバードライブ付ぎホンダマチックに グレードアップする。 そして7月、1.5gシリーズも。 CVCC−UエンジンとOD付ぎホンダ マチックを搭載した。さらに9月にな るとシビック初の4ドア・ノッチバッ クセダンを設定している。トランクを 追加したことによって全長は4090 mmとなった。ホイールベースは232 0mmだ。CL、CF、EXの3グレー ドを設定しているが、ベルノ店内けの 姉妹車としてバラードが用意されてい る。このモデルのエンジンは1.5g の。CVCC−U(80ps/12.3kg-m) を積む。 これを機にガラスサンルーフを装備 したスポーティグレード、1500cc X−S(3ドアHB)が加えられた。 81年10月にはマイナーチェンジを行 ない、角型2灯式ヘッドライトと大型 樹脂バンパーを採用する。1.3gエ ンジンも改良され、実用域のドライバ ピリティを向上させた。82年9月にも マイナーチェンジを実施している。




    85psを誇るスーパーのホットモデル。他の1500ccモデルは80psにとどまっている。しかし最大トルクは同じ。

    '80年1月に追加となったカントリー。内装は乗用車風でエンジンも1500ccだった.
    元祖シビックRV4ナンバーバンをベースに内装を乗用車風に仕立てた。
    また限定1500台だけボディサイドに木目デカールが入った。


    ドア数は3ドアと5ドアに整理された。デザイン、エンジン、サスペンション共に初代を踏襲

    シビックと当時のバラード、クイント、プレリュード、アコードでは共用するパーツが多くある。

    途中でデビューしたCVCCU搭載の4ドアセダン。兄弟車も多数存在する。

    年を追うごとに厳しくなる排ガス規制に対応してCVCCUも登場した。


    81年のMCではいずれのグレードも内外小変更にとどまっている。

    81年のMCで、前輪Vディスク化やワイドタイヤ等で武装したCX−S登場。


    フェンダーミラーもグレードによって差別化が図られていた。