物語は閉じる。 世界は閉じる。 認識できない世界がある。 世界が物語でしかないならば、外側にはまだ、世界があるのかもしれない。 物語を受容する世界において、私は私に認識し得ない世界の一部となる。 世界があるということが、「私」の存在証明ならば。 それは、私を無限の合わせ鏡の中の有限と規定する。 BACK