狂っている。 お前たちは狂っている。 お前たちは自分を以って世界に対することもできない。 しかしそれでも尚、世界に対して自分を強要する。 依存ということの本質は、拒否を許さないことだ。 憐憫や、同情や、保護や理解や共感を、絶対的に強制する。 それが依存という行為の本当の姿に他ならない。 我々は、私と、そしておそらくは彼ら或いは彼女らは、ただ己であるだけなのだ。 己であり続けることを以って世界と対するのではない。 己が己でありたいだけであって、それができないのならば淡々と世界に別れを告げる、 そう考えられる者たちなのだ。 戻る