末摘花のひとくされ

川柳の破礼句集「誹風末摘花」や、関連の破礼句などはネットを検索すればごろごろ出てくるわけで、いまさら取り上げる意味があるのか、時機を逸したかと思われなくもないんですが、そういったものやその他も含めて、いろんな句を取り扱っていけば、まあ、薄利多売という手もあるなと(なるかどうか、わからないんですが)、江戸時代の川柳の中でも特に破礼句、つまり、下ネタ句を取り上げて、くされになるであるかもしれないことは省みず、こねくり回してひとくさりしてみようというのがここの趣旨です。

  ※踊り字に関して、「たまたま」は「たま/\」、「きぬぎぬ」は「きぬ%\」、同上(〃)は「々」、
    また、 異体字や旧漢字、合字などは表記できるのを除き、現行表記にしています。

   誹風末摘花項目関連用語集 (2017/07/06版)

01 発端

誹風柳樽ハ川曳の滑稽にして

(2015/03/10改) 
02 出合茶屋 ねだ一重下は池だとどしつかせ (2015/04/02改)
03 屁子 越前ものろりと出すとおそろしい (2014/11/20)
04 腎虚 こゝはまだいきてござると女房なき (2015/01/16)
05 茶臼 帆柱を立ると女房かぢを取り (2015/05/01)
06 芋田楽 入むこのふらちハいもへ味噌を付 (2015/05/20) 
07 下女へ這う そちハ二世あれは三月四日迄 (2015/05/29)
08 入り婿

もみちからむすこと聟の中は絶

(2015/12/27)
09 神の田艸から 聖人のへのこ女房に斗 (2016/03/27)
10 神の田艸2 御國年御局そつと貸 (2016/07/06)
11 神の田艸3 道鏡に崩御/\と詔り (2016/11/25)
12 入り婿2 おゑたのを見せて入聟あはれ也 (2018/07/06)



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