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日本漢字党自主的活動 パート1

なつかしきニホンの歌 漢訳ネタ付

 

 

「黒田節」

さけはのめのめ のむならば
ひのもと一の このやりを
のみとるほどに のむならば
これぞまことの くろだぶし

 

♪飲酒良俗 酩酊宴会芸
♪日本一番 美槍所作
♪三合五合七合塩舐 八合一升鱈子一腹
♪真実急性 肝硬変                           (50)


「おお牧場はみどり」

おお牧場はみどり くさのうみかぜがふく
おお牧場はみどり よくしげったものだ

ゆきがとけて かわとなって 
やまをくだり たにをはしる
のをよこぎり はたをうるおし
よびかけるよ わたしに (ヘイ)

 

♪嗚呼牧場一面緑 雑草蔓延涼風吹抜
♪嗚呼牧場一面緑 完璧繁茂御見事

♪早春雪溶水 小川合流
♪急斜面怒濤 渓谷崖崩
♪野原濁流 田畑壊滅
♪集落呑込 溺死体 (南無)                     (49) 


祝・雅子妃ご懐妊 「アマリリス」 

みんなできこう たのしいオルゴールを
ラリラリラリラ しらべはアマリリス

 

♪国民平伏拝聴令 親王誕生祝砲百発
♪赤飯爆竹一気呑 燦然光輝赤子魔羅             (48)


「花」

はるのうららの すみだがわ
のぼりくだりの ふなびとが
かいのしずくも はなとちる
ながめをなにに たとうべき

 

♪陽春薫風 隅田川
♪橋下行来 船上生活者
♪漕櫂水飛沫 散花状
♪雲子垂流 黄金色                         (47)


「坊っちゃん」   夏目漱石

<帰京した坊っちゃんは、街鉄の技手になり、清を引き取る。
  清は至極満足の様子であったが、肺炎に罹って死去する。>

「死ぬ前日おれを呼んで坊ちゃん後生だから清が死んだら、坊ちゃんの御寺へ埋めて下さい。
 御墓のなかで坊ちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は
 小日向の養源寺にある。」

 

「清旅立前夜、病床枕頭会話。『可愛坊、我死間近。清、一生之御願有。
 我骨、何卒、可愛坊之菩提寺、埋葬宜敷。墓中、坊逝去再会之時、只管御待申上候。
 我等之愛、此世不成就。来世絶対夫婦也』 従、清之墓、小日向養源寺内。」         (46)


「とんぼのめがね」

とんぼのめがねは みずいろめがね
あおいおそらを とんだから
とんだから

 

♪白杖蜻蛉眼鏡 水色伊達眼鏡
♪青空落下傘 飛出失敗
♪両眼摘出                                      (45)


「うしろすがたの しぐれてゆくか     山頭火」

「後姿 時雨豆粒 離人症」

 

「寒い雲がいそぐ   山頭火」

「寒々白雲急行 白癬丸禿」  

 

「分け入っても 分け入っても 青い山    山頭火」

「分入 尚分入 尚々分入 尚々々分入 未到達小錦盲腸」        (44)


「あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る     額田王」

「茜夕空 紫野行標野行 野糞一望 君之脱腸」

 

「むらさきの にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆえに 我れ恋ひめやも     大海人皇子」

「紫麝香 焚染薫妹 愛憎半々 人妻子持故 大海奮闘棒一本」                    (43)  


「海」

うみはあらうみ むこうは佐渡よ
すずめなけなけ もうひはくれた
みんなよべよべ おほしさまでたぞ

 

♪冬空荒海 対岸佐渡島
♪雀発声障害 流涎難聴
♪住民四肢麻痺 阿賀野川汚染                   (42)


「せんろはつづくよどこまでも」

せんろはつづくよ どこまでも
のをこえ やまこえ たにこえて
はるかなまちまで ぼくたちの
たのしいたびのゆめ つないでる

 

♪線路一条伸張 地平線
♪原野越 峻嶺越 谷間越 
♪遼遠海辺都市迄 紅毛碧眼人
♪愉快大陸横断 鉄道車窓                   (41)


「雲」     山村暮鳥

おうい雲よ 
ゆらゆらと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平の方までゆくんか

 

雲君〜!
君、悠々閑々
馬鹿暢気風情也哉
何処迄股旅予定?
遙々磐城平之宿迄?
長旅御苦労様〜!
唯、君賭場出入禁止 回状既着〜                (40)


「なんにもない机の引き出しをあけてみる    放哉」

「文机空引出 無一物寂寥 鼻糞安置」

 

「いれものがない 両手でうける    放哉」

「容器不所持 下痢腹詰込 切痔」

 

「咳をしても一人    放哉」

「成人夜尿症一人」                           (39)

・尾崎放哉(オザキ ホウサイ) :俳人(1885−1926)


「風景」 山村暮鳥

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな

 

一面菜乃花畑
(六行省略)
幽玄麦笛音色
一面菜乃花畑

一面菜乃花畑
(六行省略)
雲雀陽気喋声
一面菜乃花畑

一面菜乃花畑
(六行省略)
中天昼月病床
春先電波注意報                       (38)


「かごめかごめ」

かごめかごめ かごのなかのとりは
いついつでやる よあけのばんに
つるとかめがすべった うしろのしょうめんだーれ

 

♪籠目籠目 鳥籠禁足雌鳥
♪何時何時解放 夜明前春暁薄明
♪鶴・亀花魁足抜 吉原大門外捕獲         (37)


「雨」

あめがふります あめがふる
あそびにゆきたし かさはなし
べにおのかっこも おがきれた

あめがふります あめがふる
おにんぎょうねかせど まだやまぬ
おせんこうはなびも みなたいた

あめがふります あめがふる
ひるもふるふる よるもふる
あめがふります あめがふる

 

♪雨降雨降 雨降雨
♪友達家遠方 傘不所持
♪紅緒付木履 鼻緒切断

♪降雨降雨 降雨降
♪御人形横臥 黒髪伸張
♪線香花火着火 浮遊人魂

♪雨降雨降 雨降雨
♪陰雨濛々 幽霊屋敷
♪座敷童一人 所在無                  (36)


「静かな湖畔」

しずかなこはんの もりのかげから
もうおきちゃいかがと かっこうがなく
カッコウ カッコウ
カッコウ カッコウ カッコウ

 

♪静閑湖畔宿 鬱蒼森影
♪「御起床如何」 郭公側女
♪「愛奴 近寄」 (ういやつ ちこうよれ)
♪助平爺                           (35)


「早春賦」

はるはなのみの かぜのさむさや
たにのうぐいす うたはおもえど
ときにあらずと こえもたてず
ときにあらずと こえもたてず

 

♪早春偽看板 寒風吹荒
♪谷間鶯嬢 歌詞喉元
♪唯、時期尚早 発声自粛
♪選挙公示後 日給三万                 (34)


「虫のこえ」

あれ まつむしが ないている 
チンチロチンチロ チンチロリン
あれ すずむしが なきだした 
リンリンリンリン リーンリン
あきのよながを なきとおす 
ああおもしろい むしのこえ

 

♪傍受 松虫某 裏庭鳴頻
♪賽子 丁半 陳痴露鈴
♪捕捉 鈴虫某 重唱開始
♪脚質 追込 競輪
♪初秋夜長 川崎西武園
♪嗚呼 面白哉 虫賭博                  (33) 


「落葉」 ポール・ヴェルレエヌ作 上田敏訳

秋の日のヴィオロンの
ためいきの身にしみて
ひたぶるにうら悲し。

鐘のおとに胸ふたぎ
色かへて涙ぐむ
過ぎし日のおもひでや。

げにわれはうらぶれて
こゝかしこさだめなく
とび散らふ落葉かな。

 

秋風索漠 手風琴奏
哀愁溜息 我身沁入
傷心増大 過食激太

入相鐘鳴 胸中閉塞
顔土気色 夜通咽泣
栄光過去 「舞踏会手帖」

昔社交界名花 現在河原枯薄 
晩秋上野公園 我身銀杏落葉
老婆竹箒掻集 万歳焚火昇天                (32) 

・映画「舞踏会の手帖」 1937年・仏


「ふるさと」

うさぎおいし かのやま こぶなつりし かのかわ
ゆめはいまも めぐりて わすれがたき ふるさと

いかにいます ちちはは つつがなしや ともがき
あめにかぜに つけても わすれがたき ふるさと

こころざしを はたして いつのひにか かえらん
やまはあおき ふるさと みずはきよき ふるさと

 

♪野兎追跡 緑濃裏山 小鮒釣上 燦然水面
♪野遊交友 追憶甘美 忘却不能 故郷山河

♪達者也乎 厳父慈母 恙無乎 竹馬友垣
♪雨天曇天晴天海老天 追想喚起 故郷山河

♪丸刈青洟 集団就職 薄給労役 三畳下宿
♪青山白雲 線香百円 清流魚影 故郷山河

♪勤続四十年 副工場長 建売購入 初孫誕生
♪禿山廃坑 幽霊長屋 水銀流出 故郷山河            (31)


「春の海 ひねもすのたり のたりかな       蕪村」

「陽春滄海 終日昏睡 脳波平坦」

「春霞海原 一日反復横飛 体脂肪減少」

「浅春蒼海 終日寝太郎 給料泥棒」

 

「菜の花や 月は東に 日は西に          蕪村」

「黄色菜花畑 満月衛星 日輪恒星」

「油菜開花 朧月東空皓々 日蓮西方浄土」              (30)


「七つの子」

からすなぜなくの からすはやまに
かわいい七つの 子があるからよ

かわいかわいと からすはなくの
かわいかわいと なくんだよ

やまのふるすに いってみてごらん
まるいめをした いいこだよ

 

♪鴉何故涕泣 鴉之勝手也
♪可愛七羽 多胎出産

♪可愛可愛 母鴉啜泣
♪悲哀悲哀 産褥鬱病

♪奥山古巣 探訪御推奨
♪真丸義眼 未熟児網膜症                  (29) 


「村祭り」

むらのちんじゅの かみさまの
きょうはめでたい おまつりび
どんどんひゃらら どんひゃらら
どんどんひゃらら どんひゃらら
あさからきこえる ふえたいこ

 

♪我村鎮守 神様御社
♪本日目出度 御祭日
♪太巻 昆布巻 喰放題
♪清酒 濁酒 呑放題
♪朝晩淫乱 遣放題                       (28)


「こがねむし」

こがねむしは かねもちだ
かねぐらたてた くらたてた
あめやで みずあめ かってきた

 

♪黄金虫殿 御金持
♪金蔵建立 蔵建立
♪二木之菓子 水飴 万引常習犯               (27) 

・二木の菓子: 「ニキニキニキニキ 二木の菓子」 上野アメ横 菓子激安店


「春がきた」

はるがきた はるがきた どこにきた
やまにきた さとにきた のにもきた

 

♪早春到来 早春到来 何処到来
♪奥山到来 山里到来 唯、僕「桜散」             (26) 


「肩たたき」

かあさん お肩を たたきましょう タントン タントン タントントン
かあさん しらがが ありますね タントン タントン タントントン
おえんがわには 日がいっぱい タントン タントン タントントン
まっかなけしが わらってる タントン タントン タントントン
かあさん そんなに いい気もち タントン タントン タントントン

 

♪母上 御肩 按摩如何   屯津 屯津 屯屯津
♪母上 御白髪 散見模様 津屯 津屯 津津屯
♪御縁側一瞥 日溜一杯  屯津 津屯 屯津屯
♪真赤罌粟花 満面微笑  津屯 屯津 津屯津
♪母上 御満悦 夢枕     戦傷叙二位 後頭打電                  (25)

・映画「ジョニーは戦場へ行った」 1971年・米


「ゆりかごのうた」

ゆりかごのうたを カナリヤがうたうよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

 

♪揺籠子守歌 金糸雀代行歌唱
♪欠伸垂 小便垂 雲古垂                  (24)


「きんぎょのひるね」

あかいべべきた かわいいきんぎょ
おめめをさませば ごちそうするぞ

あかいきんぎょは あぶくをひとつ
ひるねうとうと ゆめからさめた

 

♪緋色洋服着用 純情可憐金魚
♪彼氏浮気発覚 牛刀心中

♪血染可憐金魚 溜息一個
♪狂気消失 手錠腰縄                       (23)


「大きな古時計」

おおきなのっぽの古時計  おじいさんの時計
百年いつも 動いていた  ご自慢の時計さ
おじいさんの 生れた朝に 買ってきた時計さ
いまはもう 動かない その時計

百年 休まずに チク タク チク タク
おじいさんといっしょに チク タク チク タク
いまはもう 動かない その時計

 

♪巨人的柱状古時計 我祖父愛用時計
♪百年無休 無給労働 御自慢奴隷時計
♪我祖父誕生 大昔朝 曾祖父購入時計
♪金属疲労 全身骨折 両針停止時計

♪百年 無給労働 哀史 哀史
♪暴君祖父虐待 哀史 哀史
♪永訣之朝 天国開門 栄光聖人時計             (22)


「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする       一茶」

「禁撲殺 手摺足摺 蠅狂言」

 

「雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る     一茶」

「子雀某 叩頭土下座令 女王蟻行列」

 

「我と来て 遊べや 親のない雀          一茶」

「拙宅招待 麻雀完敗 借金雀地獄」               (21)


「アルプス一万尺」

アルプス一万尺 小槍のうえで
アルペンおどりを サァおどりましょう
ランラララララララ ランララララララ
ランラララララララ ラララララ (ヘイ)

 

♪亜力伯一万尺 小槍岩塊絶壁上
♪亜力伯舞踊 山男開始
♪踊手皆阿呆 観客皆阿呆
♪同一阿呆故 非舞踊損損 (滑)                 (20)


「春の小川」

はるのおがわは さらさらいくよ
きしのすみれや れんげのはなに
すがたやさしく いろうつくしく
さけよさけよと ささやきながら

 

♪陽春小川 一条清流
♪岸辺之菫 蓮華草蕾
♪起立芍薬 着席牡丹
♪日給三万 本番不要 街頭勧誘               (19)


「汽車」

汽車 汽車 ポッポ ポッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ
僕らをのせて シュッポ シュッポ シュッポッポ
スピード スピード 窓の外
畑も とぶ とぶ 家もとぶ
走れ 走れ 走れ
鉄橋だ 鉄橋だ たのしいな

 

♪汽車 汽車 黒煙 白煙 煤煙 油煙 猛噴火
♪乗客満載黒字線 黒煙 白煙 猛噴火
♪爆走 爆走 線路脇
♪茶畑 疾走 人家疾走
♪速度計 上昇 上昇
♪倫敦橋 倫敦橋 橋桁落下                  (18)  


「むすんでひらいて」

むすんで ひらいて 手をうって むすんで
またひらいて 手をうって その手を上に

 

♪両手拳固 両手開放 両手打鳴 再拳固
♪再度開放 再度打鳴 禁治産者 座敷牢          (17)   


「白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ    牧水」

「白鳥悲哀 群青空 紺碧海 青染付不能 海上投棄」

 

「春風や 牛に引かれて 善光寺    一茶」

「春風香 役牛引摺 人間鋤」

 

「やせ蛙 負けるな 一茶ここにあり    一茶」

「痩蛙 必勝 一茶串焼準備」                   (16)


「うさぎ」

うさぎうさぎ なにみて跳ねる
十五夜おつきさま みて跳ねる       

 

♪兎 兎 跳躍理由開示令
♪十五万電圧線 接触死                     (15)


「あかとんぼ」

ゆうやけこやけの あかとんぼ
おわれてみたのは いつのひか

やまのはたけの くわのみを
こかごにつんだは まぼろしか

十五でねえやは よめにゆき
おさとのたよりも たえはてた

ゆうやけこやけの あかとんぼ
とまっているよ さおのさき

 

♪夕焼小焼背景 赤蜻蛉
♪我慈母変貌 呆老人

♪奥山桑畑 黒熟之実
♪籠一杯摘取 大飢饉

♪齢十五子守女 農家嫁入
♪馬車馬的労働 肺病死

♪夕焼小焼廃墟 核戦争
♪人類絶滅 亡霊跋扈                 (14)


「かあさんの歌」

かあさんが よなべをして てぶくろあんでくれた
こがらしふいちゃ つめたかろうて
せっせと あんだだよ
ふるさとの たよりはとどく
いろりのにおいがした

 

♪故郷母 手編完徹 手袋一双仕上
♪木枯都会 息子両手保温
♪母性本能 気合十分
♪母発送 小包到着
♪待望 母乳入哺乳壜                 (13)   


「証城寺の狸囃子」

しょっ しょっ 証城寺  証城寺の庭は
つっ つっ 月夜だ みな出て こいこいこい
おいらの友だちゃ ぽんぽこ ぽんの ぽん

負けるな 負けるな 和尚さんに負けるな
こい こい こい こい こい こい
みな出て こいこいこい

 

♪証 証 証城寺 証城寺之庭園
♪満 満 満月 月夜宴会 大盛会
♪狸之友達 穴熊 鼬 洗熊

♪必勝 「狸饅頭」 動物型菓子巴戦
♪強敵 銘菓「雛」
♪鎌倉「洋風鳩煎餅」                  (12)

・銘菓「ひよこ」
・鎌倉豊島屋「鳩サブレ」


「めだ?の学校」 (これも、中田喜直センセ作曲だからねー)

めだ?の学校は 川のなか
そっとのぞいて みてごらん 
そっとのぞいて みてごらん
みんなでおゆうぎ しているよ

 

♪目高之小学校 川底展開
♪抜足 差足 忍足
♪窓枠 顔面押付 覗込
♪軽犯罪逮捕 留置場                  (11)


「ぞ?さん」 (団伊久磨センセ作曲だから、いちお、著作権配慮して)

ぞ?さん ぞ?さん お鼻がながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ

ぞ?さん ぞ?さん 誰がすきなの
あのね かあさんが すきなのよ

 

♪子象某 子象某 君之鼻 大砲形状
♪「当然也 我母之鼻 重砲形状」

♪子象某 子象某 惚気話 要望多数
♪「我愛人 母者人 近親相姦」             (10)     


「おうま」

おうまの親子は なかよしこよし
いつでも いっしょに
ぽっくりぽっくり あるく

 

♪御馬之親子 仲良親子
♪生涯 同着
♪天皇 菊花 有馬記念                  (9) 


「あめふり」

あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

 

♪雨乞 降降坊主 母者人
♪蛇之目傘 出迎 大感激
♪傘骨 大腿貫通 破傷風                (8)


「春の朝」 ロバアト・ブラウニング作 上田敏訳

時は春、
日は朝、
朝は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、空にしろしめす。
すべて世は事も無し。

 

季節春、
日時朝、
時刻七時、
片岡露濡濡
揚雲雀発声開始、
蝸牛匍匐前進開始、
漢字魔二世猊下、空中浮揚。
全世界的平和。                       (7)


「古池や 蛙飛び込む 水の音    芭蕉」

 

古池静寂 蛙飛込 飛型点満点

古池静寂 蛙飛込 溺死哉

古池静寂 蛙飛込 蛙串一丁上!           (6)


三好達治 「雪」

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

 

太郎睡眠中 太郎屋根上降雪
次郎睡眠中 次郎屋根上降雪
屋根破壊兄弟圧死

太郎永眠中 太郎卒塔婆上降雪
次郎永眠中 次郎卒塔婆上降雪
雪景色平安                         (5)


「かもめの水兵さん」

かもめの水兵さん ならんだ水兵さん
白い帽子 白いシャツ 白い服
波にチャップチャップ 浮かんでる

 

♪鴎鳥水兵隊 三列縦隊水兵隊
♪白帽 白制服 風邪流行
♪脳炎発症 瀕死浮遊                  (4)


「海」

うみは ひろいな おおきいな
つきがのぼるし ひはしずむ

うみに おふねを うかばせて
いってみたいな よそのくに

 

♪碧海 広大 無限大
♪満月上昇 三笠山

♪太平洋 帆掛船 堂々進水
♪八丈島沖合 非業餓死                 (3)


「あかいくつ」

あかいくつ はいてた おんなのこ
異人さんに つれられて いっちゃった

 

♪赤革靴 足元輝 黒髪幼女
♪異人男性 略奪誘拐 懲役一八年          (2)


「しゃぼん玉」

しゃぼんだま とんだ やねまで とんだ
やねまで とんで こわれて きえた
かぜかぜふくな しゃぼんだまとばそ

 

♪石鹸玉 飛翔 屋根迄 飛翔
♪屋根迄 到達時 自破壊消滅
♪南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏             (1)

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