1999年12月の雑記


12月31日(金)

 今年ほど激動の年はもうないだろうなぁ。TVとかで「1000年に1度」ってよく言ってるけど、毎年1000年に1度なのになぜなのだろう。

 あ、美川憲一が分離合体して巨大MAに乗ってやってきた。
 それにしても、NHKのセンスの悪さは今年も変わらないな。カメラワークも悪いし……(文句を言うために見ている)。

 というわけでまた来年。

12月30日(木)

 本日の昼、すゆらがなにか変なことをいった。それを聞いた私は「今日の日記ネタができた」と喜んだのだけど、さて、いざ日記を書こうとしたら思い出せない。すゆらに聞いても思い出せないらしく、しばらく考えていた。すると背後ですゆらの馬鹿笑い声。思い出したらしいが、笑うばっかりで教えてくれない。「歌手」というヒントをもらったけど、いまだにさっぱり。悔しいのでこれをネタにした。ネタの正体はすゆらの日記で……。きーーーー!

12月29日(水)

 おそらく今年最後の本買い。そして妻に怒られる。
 それはそれとして、最近麻生みこと「天然素材でいこう」があんまり面白くなくて残念。津田雅美「彼氏彼女の事情」にも言えることなんだけど、連載が続くと読み切り当時の元気がなくなり、登場人物のインナーな部分にスポットを当てすぎて、もともとあった良い味を殺していると思うのだがどうだろう。それにしてもLaLa系の漫画って読み切りのときのほうが面白い物が圧倒的に多い。その中で藤川佳世「かたつむり前線」は、読み切りから連載になってまだ当初の面白さを失っていないので、このまま頑張ってほしいものだ。

購入:唐沢俊一+ソルボンヌK子「世界の猟奇ショー」(幻冬社文庫)
   :麻生みこと「天然素材でいこう(6)」(花とゆめコミックス)
   :樋野まつり「とらわれの身の上」(花とゆめコミックス)

更新:よりぬきSOLさん97年8月

12月27日(月)

 そうそう、妻のページが私ページの裏にきました(どっちが表というわけではないけど)。それに合わせてこのページも1階層下げるつもり。

 太田忠司原作の映画、「新宿少年探偵団」がTVでやるので(深夜)、とりあえずビデオに撮っておくことにする。ただ、ジャニーズJr主演だから無茶苦茶不安なんだけれども。

購入:笠井潔 島田荘司「日本型悪平等起源論 「物言わぬ民」の深層を推理する」(光文社文庫)
   :太田忠司「歪んだ素顔 探偵藤森涼子の事件簿」(ハルキ文庫)

読了:二階堂黎人「諏訪湖マジック」(トクマノベルズ)
   :折原一「倒錯の死角 201号室の女」(講談社文庫)

更新:読了リスト

12月23日(木)

 よく考えたらあともう少しで年がかわるのね。今年は激動の一年だったなぁ。私的なことに追われて他の事がおろそかになってしまったのは反省点だな。若いうちに子どもができるのは私的にはOKなんだけど、へっぽこ物書きとしては現実的な面が追いつかなくてすこし悲しい。でもまぁ、来年頭から某所での連載も決まっているし、徐々によくなっていくことを期待しよう。

 明日はクリスマスだけど特に何もなし。

12月22日(水)

 妻が変なものにはまっています。助けてください……。

購入:「コサキン本タイトル集 クスノ」

12月20日(月)

 「氷の世界」の最終回を見たんだけど、なんですかありゃ。あれじゃ意外な犯人じゃなくて汚い犯人じゃないか(犯人が汚いという意味ではない)。
 去年、野沢尚脚本ということで「眠りの森」を見ていて、評価は10点中7点といった感じだったのだけど、今回のドラマはは4.5点くらい。もう野沢尚脚本だからということで見ることはないでしょう(多分)
 で、なにが不満なのか考えてみたところ、謎解きが論理的じゃないってことに落ち着いた。ホームページで懸賞金かけて犯人あてするんなら、ちゃんと読者への挑戦レベルのことをしてくれなきゃねえ。
 しかし、松島奈々子があまり好きじゃないのに(私の中で松島奈々子はコメディアン。だって最初に見たのが「とんねるずのみなさんのおかげです」なんですもの)よくここまで見たもんだ。……なんかまんまとのせられていた気もするなぁ。

更新:よりぬきSOLさん97年7月

12月19日(日)

 ノっているスランプというわけのわからない状態に陥っている。困った。

 それはそれとして、今度光栄から出る「鋼鉄の咆哮」が面白すぎる(制作はマイクロキャビン)。仕事が終わってもプレイが止まらないよ〜。これが売れればマイクロキャビンの知名度が上がって、やがて幻影都市が移植……(夢)

12月17日(金)

 この時期になると、CMなどで山下達郎の「クリスマスイブ」がよく流れるねぇ。しかし私はこの歌を聞くたびに、数年前の「ボキャブラ天国」のネタ、「兄は夜更け過ぎに雪絵と変わるだろう」を絶対に思い出してしまうので困ったものだ。

 今日びっくりしたこと。工画堂が2000年春に「サイキックウォー2」出すんだねえ。

12月16日(木)

 ホームページリニューアル。今回は最短のスパンだったな。

 貫井徳郎「妖奇切断譜」読了。足フェチに送る一冊です。フェチってのは本来こういうものだよねえ。それはそれとして、途中までこれミステリなんかなー、サスペンスじゃないかなーとか思ってましたけど、やっぱ本格でした、やられました。

 フリーマンCUP戦クリア。しかしカイン出現の条件がわからん。出てくれたからよかったけど、MIRACLEを4回出したのがよかったのだろうか?

読了:貫井徳郎「妖奇切断譜」(講談社ノベルズ)

更新:読了リスト

12月15日(水)

 サンデーが出ていないのを忘れてコンビニまでいってしまった。まさに無駄足。

 新聞に「このミステリーがすごい! 2000年版」の広告がでかでかと載っていた。で、「国内外ミステリーベスト1をあてよう」ってなコーナーがありまして、そこにノミネートされている作品の中で実際に読んだのは殊能将之「ハサミ男」のみでした。そうか、ここにノミネートされているのはミステリーであってミステリじゃないんだなとひとりで納得。でも「ハサミ男」はミステリだよなぁ。

12月14日(火)

 珍しいことに仕事が忙しい。年末だから雑誌の締めが早くて、しかも日が近いんだよぉ〜。
 忙しいって言ってても、まだまだなんだけどね。

12月13日(月)

 今日は日記休み!

12月12日(日)

 本日は仕事の日。クリエイティブな作業は仕事しかしませんともでしたさ。あとは春巻をかまっているとそれで1日は終わり。

 ネタは浮かぶが全て揮発性。メモでも持ち歩くか?

12月11日(土)

 〔餓GAROU狼〕がひっさびさに継続プレイできる格ゲーでうれしい。雰囲気からして「月華の剣士」スタッフが作っていると思うんだけど、月華系統はなんか肌にあうのよね。使用キャラはフリーマン、そしてなぜかB・ジェニー。基本的に女性キャラは使わない主義なんだけど、こういうタイプには弱いのです。でも、ほたるは狙いすぎていて嫌い。房中術つかうならそれらしいかっこうしなさいな(いいがかり)。

12月10日(金)

 鮎川哲也「りら荘事件」読了。あー、久しぶりにまっとうな本格ミステリらしい本格ミステリを読んだなぁという気持ちになった。最近の本はいろいろ変化球が多くて、こういうのって少ないからねぇ。あー、いいもの(?)読んだ。

読了:鮎川哲也「りら荘事件」(講談社文庫)

更新:読了リスト

12月9日(木)

 リュック・ベンソンの「ジャンヌ・ダルク」がちょっと見てみたくなる。理由は、CMで流れた合戦シーンに惹かれたという単純なものなんだけどね。見に行く行かないのポイントは、ジャンヌの協力者、ジル・ド・レの扱いで決めようと思っているんだけど、そんな情報入ってくるかなぁ? 微妙微妙。

 あ、バーチャロン買いに行くの忘れてた。もう売り切れているだろうなぁ……

12月8日(水)

 ミステリ雑誌「メフィスト」が発売されているとの情報を得て、急遽新宿へ出向く。なんの問題もなく数冊の雑誌とノベルズの新刊を購入。ぱらぱらっと「メフィスト」を流し読みしていたら、上遠野浩平が講談社ノベルズで本を出すとあってどびっくりしましたよ。2日前に書いたことがこうも簡単に裏づけがとれるとは思ってもいませんでした。
 そのタイトルは「殺竜事件」。内容は明らかにされていませんが、どうやらファンタジー世界で本格ミステリをやる模様。イラストレーターは「そんなのあり!?」って人に頼むそうです。視点は切り替えないでほしいなぁ。

 祝、ゲーメスト復活。今日創刊の「アルカディア」はゲーメスト消滅後、初のアーケード専門誌。作っているスタッフは当然ゲーメストの人たちです。よくあることよくあること。そもそもゲーメストがなくなったのって、本が売れないからじゃなくって会社が馬鹿やってたからだもんねえ。

 んで、ついでに新宿カニスポによったら「サンバDEアミーゴ」(セガ)がちょうど入荷されたところだった。曲の選択がよすぎてやりまくり。いまマラカス振りすぎて腕が痛いです。

 メフィストを読んでいて今のところ一番笑ったところ
「笠井さんの口から「キャラ萌え」という言葉がもれることに事態の深刻さを感じます(笑)」

購入:貫井徳郎「妖奇切断譜」(講談社ノベルズ)
   :雑誌「メフィスト」(講談社)

12月7日(火)

 久しぶりにまとまった時間が取れたので、せこせこと仕事を進める。進めたんだけれどもちょっと方針を修正したので倍書くことに……。半分趣味だからいいんだけどね。

 うーん、このHP、作っていたときは良かったんだけど、いざリニューアルするとなんか不満だなぁ。

12月6日(月)

 11月17日の日記に書いた「久しぶりに読んだヤングアダルト」ってのは上遠野浩平「プギーポップは笑わない」だったりします。なんで今さらこんなこと書くのかといえば、今日ちょっと読み返してみて非常に本格ミステリくさいのに気がついたから。これは帯にミステリーと書かれていたから気がついたからではなくて(ミステリーと書かれているからミステリーとは限らない)、文の端々に本格ミステリ臭がするのですよ。最初読んだとき、章第に「浪漫の騎士」とかあってびっくりしたのは憶えていましたが、再読するとなんか気になりますね。この作者絶対本格ミステリ好きですよ。ちなみに、私は作家の情報はまったく知りませんので、どっかでインタビューとかされているのかもしれませんね。

12月5日(日)

 へえ、「モーニング娘。」がひとり減るの。で、石黒彩ってだれだ? なんせ「モーニング娘。」のメンバーでで名前知っていて、固体識別ができるの「いいだかおり(字がわからん)」しかいないもんなぁ。

 なんかまとまってパソコンの前に座る時間がない……

12月4日(土)

 春巻の甘えが日に日に強くなっています、とくに夜。抱いていないと泣き喚くので、かかえてやるとのび太並みのスピードで寝つます。しかし大丈夫かとベッドにおろすと、ただちに目覚めまた泣き喚くのです。大変ですけど甘えん坊将軍様には逆らえません……。
 ゆえに抱いている最中は手が使えないので、タイピング作業ができないのですね。

 「an・an」が有害指定とは、山形県は脳味噌が愉快な人間で運営(?)されているようだ。ま、有害指定しようとするところからしてすでに溶けているんだろうけど。とりあえず山形県に足を踏み入れるのは避けるようにしよう。有害人間取締法とかで山形特高に捕まったらかなわん。

更新:まっとうなプロフィール

12月3日(金)

 まっとうなプロフィールのページも作ったほうがいいかもしれないと実感した次第。

 ニュースでリニアモーターカーの事をやっていたのだけれども、これってリニアモータートレインのほうがしっくりきません? カー(ディスクンにあらず)に見えないんですけど。

購入:鈴木央「ライジングインパクト(3)」(ジャンプコミックス)

12月2日(木)

 私は阿部寛以上竹内力未満らしい。

 現在読書中の鮎川哲也「りら荘事件」。現在の本格ミステリに多大な影響を与えた作品というので読んでいるのだが、最初に出版されたのが1956年くらいと昔の物なので、文中に出てくるせりふとか言い回しがとにかく古い(当然)。バターが「バタ」だったりするのはなんてことないのだが、「ホッテントット」なんて単語は意味がさっぱりわからないのだから困ってしまう。人を批評するとき使う言葉だそうだが……。まあ作品の評価に影響しないとはいえ、読了には普段の小説よりも時間がかかりそうだ。

 んで、ちと「ホッテントット」を調べてみたのだが、どうやらアフリカの1部族の名称らしい。「アルプスの少女ハイジ」にも登場したそうだ(部族がではなく単語が)。

 しかし、精一杯がんばって振り向かせることのできる女がデビ夫人というのは納得いかんなぁ(笑)

12月1日(水)

 田中芳樹「妖雲群行 アルスラーン戦記(10)」購入。前作が発売されてからなんと7年ぶりの刊行になるそうな。7年というスパンもすごいんだけど、読んでいて人名を忘れていなかったのにはもっと驚いた。やっぱ感受性の強い時期に読んだものは、今でも頭の中に残っているのだろうな。しかし前と何も変わっていないなぁ(誉め言葉)。

 某所で「ライジングインパクト」の新刊を探すが見つからず。「ヒカルの碁」「ワンピース」はあったのに。これが売り切れだったら入荷担当の人って見る目がないよ(贔屓)。

購入:田中芳樹「妖雲群行 アルスラーン戦記(10)」(角川書店)
読了:田中芳樹「妖雲群行 アルスラーン戦記(10)」(角川書店)



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