永遠亭経済白書 (中略) 主な輸出品目 1.医薬品  49% 2.農産物  32% 3.その他  19%  医薬品は八意永琳によって製造、販売されており、他に医薬品を大きく商っている企業、個人がいないため幻想郷の医薬品シェアで独占的な地位を占めている。八雲紫を団長とする幻想郷独占禁止調査委員会査察団による査察が行われたが、独占的な立場の認定は異論なく行われたものの、独占的な立場を濫用しているとの結果は出されず、当面医薬品の輸出は当面安定して行われると見られる。但し査察団の管轄外の付帯意見ながら以下のような意見が出されていることは考慮する必要がある。「ハイになるような薬はほどほどにしておいてね」。この意見に関しては永遠亭側からの反応はないが、この発言後、医薬品のラインナップに多少の変更が入ったことは確認されている。  第二位の農産物は、その立地条件を生かした筍が名産品となっているが、栽培を行わず天然のもののみを出荷するため生産量は安定していない。永遠亭の輸出品で農産物が第二位となる主要な要因となっているのは、大量生産が行われている人参である。  人参の大量供給は近隣の人里の人参農家に壊滅的な被害を及ぼしたが、永遠亭頭首、蓬莱山輝夜による見舞金及びほかの農産物への切り替えまでの補助金の提案により、一時は暴動まで発展しかねない情勢は解決された。また他の生産物として朝鮮人参等の医薬品となる人参、もしくは永遠亭ブランドとして急速に売り上げを伸ばしている永遠亭人参がある。  永遠亭人参については製法については極秘とされ、永遠亭中でも知るものは極少ない一握りの人物のみであると言われる。その稀少性から、度々盗難を試みられている模様だが今のところ被害届けなどは提出されていない。 付録 永遠亭人参について  栽培方法は不明ながら、その高貴とまで評される味と香りは、他の人参の追従を許さない。ただし非常に流通量が少ないため、白玉楼のある貴人が永遠亭人参を購うために従者を質に入れたと噂されている。また人参評論家八雲紫によれば「非常に具合が良く、人参が嫌いな式神も涙を流しながらよろこんで食べた」とのこと。  栽培方法についてだが、盗難を試みたと言われている霧雨魔理沙は某新聞の取材に「特別な栽培を行っている箇所は見つけられなかった」と語ったと言われているが、当証言の記載されている新聞は発行されていない。  それ以外の輸出物については餅、メンマなどの加工品などが挙げられる。特に餅は永遠亭土産として最近人気を博す様になってきている。ただしその非情に粘度が高いことから、食するときには注意が必要である。ここ数年で何件かお年寄りがのどにもちを詰まらせる事件が発生しているが、その6割が永遠亭土産の餅だったとの統計がある。今の頃亡くなった方は報告されていないが、永遠亭の餅を喉に詰まらせ、その治療を永遠亭の者が行った例も報告されており、医療倫理上問題があるのではないかと、幻想郷医療倫理委員会委員長八雲紫によって問題視されたことがある。  またメンマについて…… 「永琳、もういいわ」  まったくつまらないわね。 「そう、せっかく輝夜が珍しくも世間体なんか気にして、どんな永遠亭が評価なのか知りたいというから稗田家から購入したのに」  珍しくってなによ。ただなんとなく知りたくなっただけなのに。 「まだ前読んだ求聞史紀の方がおもしろかったわ」 「まぁ、こっちは稗田家の門人が、補足資料として書いた程度のものらしいから仕方ないわね」  永琳が本を部屋の隅に押しやるように置いた。永琳もさほど興味がなかったみたいね。 「それにしても、あの白黒が忍び込んでいたとはね、別に客人として迎えないわけではないけれど、忍び込まれるのは、どうにかならないかしらね」 「てゐに見廻りをしばらく強化するように命じておくわね」 「そうしてくれる?」  白黒もせっかく来たなら、お茶でも飲んでいけば良いのにそのまま帰るなんて。  何か永琳が忍び笑いをしている。 「何よ」 「いえ、なんでも」 「気になるじゃない」 「いえ、輝夜の顔に、どうしてそのまま帰るのかしらと出てたので」  なっ。そんなことは……あまり思ってないわよ。 「永琳、明日から見廻りの要員を倍増しなさい」 「ええ、そうするわ」  永琳を横目にお茶を啜る。  温い。  まったく。永琳のせいでお茶が冷めちゃったじゃない。  永琳が楽しそうな表情で口を開く。 「例の人参がもう少し有名になったら、忍び込んでくるのが増えそうね」 「それは、困るわね」  それはまぁ、楽しいかもね。本当に大挙して押し寄せたら、また肝試しでもやろうかしら。でも例の栽培方法が広まったら、人は集まらないわね。 「せっかくだから栽培方法はもうしばらく秘密ね」 「畏まりました、姫様」  そう言って二人で笑い声を上げる。 「あんな栽培方法、みんなが知ったらどんなに驚くかしら。それが楽しみで楽しみで」 「知られたら永遠亭は焼き討ちに合うわよ」 「それはそれで一興ね。きっと楽しい火祭りになるわ」  きっと先頭に立つのは妹紅ね。とても楽しそう。 「まったく、本当にそうなったらどうするのよ」  もちろん、心の底から愉しむわ。妹紅や巫女がここに攻めかかって来る。  イナバ達には手加減してくるでしょうけど、私と永琳は何回殺されるかしら。想像するだけで、腹の底から笑えるほど楽しそう。 「満月に照らされて、きっとみんな憤怒の表情で来てくれるわ。今日のような狂気の満月の夜にね」  そのためにはもっと人参育てないとね。妹紅の焼き討ちもいいけれど、月夜に行う人参栽培も私の中の狂おしい衝動を高めてくれる。この満月、もう全てが狂気の元に進むわ。 「今夜も素晴らしい人参日和ね。さぁ、育てましょう。この狂おしくも清らかな満月の元で」 「やっ、鈴仙、やめてっ、そんなに激しくされたら」 「何、てゐ、激しくしたらどうなるの?」  人参畑に白い花が二輪、もとい先客がいたわ。 「出ちゃうの、精液出ちゃうの」 「そうね、てゐのここ、こんなになってるものね」 「んっ、あぁ、出ちゃう、一週間分の精液出ちゃう、出ちゃうのっ」 「出しなさい、てゐ。ほら、こんなにびきびきにさせて、もう我慢できないんでしょ」 「んっ、精液が、鈴仙の手が気持ちよすぎて、そんなに擦られたら、やぁ、もう我慢できないよ」  鈴仙が後ろからてゐを抱きしめるように、てゐのモノを擦っている。動きは速くないけれど、手つきはしっかりとしている。鈴仙の腕の中でてゐは身を捩じらせながらも、鈴仙の手を受け入れている。本当にてゐはモノを握られると弱いわね。  てゐは身体を震わせる。もう近いのかしら。あ、鈴仙が……。 「でも、まだ我慢してね。こんなすぐにいっちゃったら、気持ちよくないでしょう」 「やぁ、鈴仙、そんな弱めないで、もっと私の擦って、出させて」 「んっ、てゐ、そんなにいきたいの?私の手でいっちゃいたいの?」 「うん、私、鈴仙の手で行きたいの、出させて、鈴仙、出させてっ」 「しょうがないわね。ほら、てゐ、精液出しなさい」  そう言って鈴仙は一気にてゐのモノを擦り上げる。 「あ、きちゃう、鈴仙の手で、あっ、あっ、出ちゃうのっ、一週間分の精液出ちゃうのっ」 「ほら精液吐き出しちゃいなさい、てゐ」 「あっ、出る、出る、出ちゃうっ」  てゐのモノから白濁液が放射線を描いて人参畑に降り注ぐ。 「ぁぁぁ、鈴仙に出させられた精液、こんなに出ちゃってる。止まらないよぉ、一週間分の精液とまらない……」 「てゐ、いくらなんでも出しすぎ、ほらてゐの精液あんなところまで飛んでる」  鈴仙は5歩ほど先の人参の花を指差す。 「だってぇ、鈴仙の手、気持ちよくて…」  てゐが脱力したかのように鈴仙に体重を預ける。 「でもあんなところにある人参まで受精させるなんて、てゐったら」  そう言いながら鈴仙はさっきまでてゐのモノを擦っていた手をてゐの頬に押し付ける。 「ほら、てゐの精液で私の手もこんなぐしょぐしょに。てゐの先走りと、精液でこんなに汚れちゃった。綺麗にしてね」 「うん、鈴仙……」  そう言って、てゐは従順に、鈴仙の手に付いた自分の体液を舐め取っていく。  満月の夜、妖怪に狂気をもたらす、満月の夜。一月に一度の満月に、人参を自分達の体液で染めていく。人に決して知られてはいけない儀式。特別な人参はこうやって作られていく。人に知られたらどうなるんだろう、そんな思考はもう既に全員の頭の中から、融けて流れ出てしまっている。  こんな満月の夜にそんな無粋なことを考える者は永遠亭にいらないわ。 「んっ、ぱっ、んっ、鈴仙……綺麗にしたよ」 「よく出来ました」 「んっ」 「んっ」  鈴仙はご褒美にと口づけを交わす。それだけでてゐの顔にいったん失われた情欲が戻ってきているのが見える。 「じゃ、そろそろ、私のもしてくれる。てゐがあんなにいい声で鳴くから、私も我慢できなくなってる」  そう言って鈴仙は自分のモノをてゐの眼前で見せ付ける。 「ふぁぁ、鈴仙のおっきい……」  てゐはそれだけ言うと我慢できずに、鈴仙のものにしゃぶりついた。 「二人とも頑張ってるわね。あの分だと、ひい、ふう、みい、よ、4本くらいは収穫できそうかしら」 「いえ、いまいちきちんと精液がついてないから、2、3本というところじゃない」  まったく情欲に溺れて本来の目的を忘れるなんて。きちんと精液を掛けてくれないと。 「まぁ、二人とも喜んでいるし、まだまだ続ける様だし、この分なら今までの出荷分とあわせれば次回の収穫で冬への備えは万全になりそうよ」 「冬?それだけ?永琳は欲がないのね。どうせなら……もっと先の蓄えまで作れるくらい、人参を育てましょう」  知ってるわよ、永琳。平静を装っているけど、もう身体が疼き始めているんでしょう。顔が少し赤いわよ。あの二人のあの激しい交わりを見ていればそうなるでしょうね。  私は服を脱ぎ去り、月の光に全身を晒す。 「輝夜……」 「ほら、永琳、手伝ってくれないかしら」 「畏まりました……」 「輝夜、輝夜の……」 「んっ、永琳の口、熱い」  永琳の口のぬらりとした感触に私のモノが包まれる。 「んっ、んっ、んっ」 「永琳、そんなにがっつかなくても、んっ、でも永琳の口、気持ち良いわよ」 「んっ、んっ」  永琳、私の話ちゃんと聞いているのかしら。そんなに懸命に私のモノを舐めちゃって。  永琳の舌が私のモノに絡みつき、搾り取るように蠢く。  永琳が私の太腿に指を這わせてくる。そのくすぐったいような、気持ちいような感覚に背中が震える。  気持ちいのはいいのだけれど、あまり永琳自体に反応がないのも面白くないわね。永琳の髪を手で梳きながら、そう思った。  永琳は永琳で、口の中で自分の唾液と私の先走りの混じったものを美味しそうに飲んでいる。 「永琳、美味しい?」  永琳の頭を無理矢理の股間から引き離して、永琳に問いただす。  永琳は引き離された肉棒を物欲しげに眺めてから、私の問いに答える。 「美味しいわ……」 「そんなに美味しいなら」  私は興味がわいて、身を屈めて永琳と唇を合わせる。  永琳が私の口に、自分の口の中の液体を送り込んできた。私はその味を味わいながらその液体を飲み下した。 「んー」  あまり美味しいとは思わず、思わず永琳に聞いてしまう。 「そんなに美味しい?」 「輝夜には合わないかしら」  永琳の少し寂しそうな顔が私の胸を刺す。  ただし、その永琳の寂しそうな表情が私の胸に引き起こしたのは、永琳を慰めるとかそういった感情ではなかった。 「永琳…」 「かぐっ、んっ」  永琳の口に自分の肉棒を突き入れる。 「永琳の口の中、気持ちいいわ、やっぱり永琳の口、最高ね」 「んっ、んっ、ぁっ」  永琳は息が出来なかったようでしばらく苦しそうにしていたけれど、なんとか持ち直した。  おかげで私は腰の動きをどんどん早くすることができた。こんなことで窒息死して、リザレクションとか笑い話にもならないわ。  永琳の口の中、本当に気持ちいい。きっと今、妹紅が来たとしても相手できない。  無理矢理気味に再開した口戯もいつの間にか、永琳も順応してしまっている。  むしろ強引にすればするほど、永琳はだんだんと昂ぶってきているような感じがする。 「んっ、んっ、んっ」  ひざまずいて私のモノを舐めているというのに、永琳の手はだんだんと服の下、自分のモノに延びていく。 「あら、永琳、そんなに我慢できないのかしら」  私はそれを咎める様に永琳に言い放つと、永琳は目を逸らした。 「何を今更、恥ずかしがってるの?」  私のモノを口に含んでいる永琳は答えようもなかったが、もし口が自由で答えられる状況だったとしても何も答えられなそうな羞恥に濡れた顔をしていた。  永琳。私の永琳。私のモノを舐めながら、自分を慰めようとする永琳。とてもいいわ。もっと永琳が肉欲に狂う様を見て見たい。ねえ、永琳。 「永琳が恥ずかしいなら、私がしてあげるわね」  私は足を、永琳の服の裾を掻き分けるように潜らせる。永琳は期待に満ちた目で、まったく私の足から逃げようともせず、私のモノに舌を這わせ続ける。  永琳が身体を震わせる。私のつま先が永琳の先端に先端に到達した。それだけで永琳の状況が私に伝わってくる。 「永琳ももうこんなになってるのね。足だけで分かるわ。こんなに先走り出してたら、我慢できるわけないわね」  永琳の頬が紅で塗りつぶされる。それを隠すかのように、舌先を激しく動かして私の気を引こうとする。 「んっ、永琳、そこ、うん、そこ舐めると気持ち良いわ……。だから、永琳も気持ちよくしてあげるわね」  足の親指と人差し指で永琳のものを挟み込む。それだけで永琳は腰を震わせる。 「服でよく見えないから、うまくいかないかもしれないけど我慢してね。あはっ、そんなに気持ちいいのね。永琳の顔、すごい可愛いわよ」  可愛いと言われて、永琳は恥ずかしそうな表情をする。 「何、足でされてるのに、可愛いだなんて、永琳は本当に変態ね」  そう言われると、永琳は私のものを咥えたまま頷く。  変態といわれても、嫌がる素振りを見せず、むしろ顔を上気させて、私の足によって与えられる快感に浸っている。 「何、もう完全に入ってるのね。そんなに私の足が気持ちいいの?」  頷く永琳。それが私のモノに別な刺激を与えてくる。 「じゃ、もっとしてあげるから、私のモノをもっと満足させなさい」  永琳は顎を早く動かして私を絶頂に導こうとするが、私が少し足を動かしただけで、快感に身を捩じらせ動きを止めてしまう。 「何よ、永琳、駄目じゃない、ほら、もっとしっかり舐めなさい」  永琳は弱弱しく、しかし上気した顔で頷いて、私のモノを舐め始める。  いいわ、やっと気持ちよくしてくれるのね。 「っ、永琳、いいわよ、んっ」  気持ちいいのでお礼代わりに足で永琳のものをしごくと、またもや永琳の動きが止まってしまう。 「はぁ、どうしようもない従者ね」  私は永琳の頭を掴んで、永琳の顔を私の股間から引き離した。 「ぁっ、輝夜……」  引き離されて切なそうな顔を見せる永琳に輝夜は囁く。 「いいわ、永琳、今日は私がいかせてあげる。だから永琳は私の自慰を見ていなさい」 「そ、そうするわ……」  永琳はまばたきもせずに、私のモノを凝視する。 「ふふ、永琳、そんなに見たら恥ずかしいじゃない」 「でも、輝夜の、すごい脈打っていて、見られているとは思えないくらいに……」 「これでも恥ずかしいのよ。だって、こうしている今の永琳の吐息を感じているのよ」 「ええ、私のところまで輝夜の香りが伝わってきてるわ」 「それを言ったら、永琳のだって、私の足を通して、永琳の鼓動が伝わってくる」 「あっ、んっ、輝夜……やっ、輝夜の足、気持ちよすぎる」 「足だけでこんなに、私の足、永琳のでもうぬるぬるなんだけど」 「輝夜の足が、そんなきつくされたら……」 「気持ちいのね、そんなに気持ち良いなら、ほら、もっとしてあげるわ」 「んっ、あっ、輝夜の、足、足、いい、気持ちいいわっ」  永琳の声が上擦ってくるのにあわせて、私も手の動きをどんどん速くする。 「永琳の気持ちよさそうな顔見てると、私もどんどん気持ちよくなってきくるわ。永琳、そんなに舌出して、犬みたいよ、そんな犬みたいな永琳には餌をあげないと」  私は自分のモノを擦りながら、永琳の出している舌や、頬に肉棒の先端を押し付けながらしごき続ける。 「永琳の頬、柔らかくて気持ちいいわ」 「輝夜の先走りが頬につくわ…。輝夜の先走り、熱くて、んっ、そんなに輝夜の押し付けないで」 「だって、気持ちいいもの。永琳に見られながら、永琳に押し付けながら、自慰するの気持ちいいの」 「輝夜の押し付けられながら、足でされたら、んっ、気持ちよすぎるっ」 「永琳、足でされていっちゃうの?」 「輝夜の足で、輝夜の足でいっちゃうのっ」  永琳の顔も口調ももう限界に達しようとしている者のものだった。私はそれを見て、自分のモノを擦る手も、足の動きも終幕へ導く動きにする。 「ほら、永琳、永琳の目の前で出すわよ」 「あぁ、足でされながら、目の前でオナニーされてる、輝夜の精液出されちゃうっ」  すっかり色欲に狂った永琳の表情が私をも狂わせる。 「いいわよ、永琳、そんな出して欲しそうな顔をして。でも、出して欲しいだけじゃないでしょう」 「んっ、ふぁぁ、出したい、輝夜の足で出したい、精液出したい。んっ、輝夜の足、そこっ、いいの、出しちゃうの。輝夜の足で精液出しちゃうの」  あぁ、もうこうなった永琳は抱きしめたいくらい狂おしい気持ちにさせてくれる。でも今はそんなことをしている時じゃない。  私は足の動きを一層速くする。もう、足からでも永琳のモノは限界に達しているのが伝わってくる。 「あ、輝夜、輝夜。輝夜の足で出しちゃう、出しちゃうのっ」 「いいわ、永琳、出しなさい。ほら、ほらっ」 「あ、出ちゃう、精液出ちゃうのっ。あぁ。あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  永琳はだらしなく口をあけて全身を痙攣させる。そして私の足に永琳のモノから放たれたモノがふりかかる。 「あぁ、輝夜の足に出してる。精液、輝夜の足に出しちゃってるの」  永琳の射精はまだ続く。それにしても永琳の服を脱がせなかったのは失敗だった。せっかくの永琳の射精が見えないじゃない。  仕方ないわね。 「あぁ、出しちゃった……」  射精の余韻に浸る永琳の眼前で私は擦り続けていたモノを一気に擦り上げる。 「あはっ、永琳の顔に出していいかしら」 「輝夜、出して、私の顔に出して」  永琳に足でしてあげる必要がなくなって、私は自分を絶頂に導くのに集中する。 「輝夜の、すごい。先走りもすごいし、びくびくしてる……」 「永琳に出したくてこんなになってるのよ。ほら、出しちゃうわ。永琳の顔に出すわ」  あぁ、永琳、そんな期待に満ちた目で私のモノを見ないで、そんな顔で見られたら……。 「出すわ、永琳、私出すわっ」  私は最後に強く一しごきする。 「あぁ、出ちゃう、出ちゃう、精液出ちゃうのっ、出ちゃうっ」  絶頂の証が、私のモノの中を突き進み、ついに噴出する。私のモノから永琳めがけて白い軌跡を描き精液が飛行する。  私のモノから放たれた精液が永琳の顔を白く白く、染め上げていく。  永琳はそれを嬉しそうに、愛おしそうに受け止める  私のモノから放たれた精液は永琳の額から目蓋、鼻、唇までを汚していく。  あぁ、気持ちいい。私のモノの先端に、揚力を得られなかった精液が糸をひいて、残っている。  だが、それの何十倍もの量の精液が永琳の顔、そして服までを汚していた。 「永琳、綺麗よ」 「輝夜、出しすぎ……」 「そんな嬉しそうな表情で言っても説得力ないわよ」  さすがに邪魔そうな目蓋についた精液を指で拭い取ってあげる。 「これは姫様、申し訳ございません」  永琳はにっこりと笑いながらそう言って、拭い取った精液を自分の口で舐め取る。顔の他の箇所には精液を付けたまま。  私の精液と指を一緒に、永琳が口で味わっている。さっき、口でさせていたのを中断した代わりかしら。このままだと指先が、ふやけてしまうのも時間の問題ね。  そうしてしばらくすると、私の足の惨状を思いだす。  私の様子が変わったことで私を永琳が見上げる。だが、私は何も言わずに、永琳の服の裾を一気にめくり上げる。 「あっ、輝夜っ」  まさにそこは地獄だった。かの閻魔だったら、白黒はっきりさせたくなるであろう惨状だった。  永琳の出した精液は私の足だけではなく、永琳の服の内側もあちこちに飛び散り、更に私の足や、永琳本人の足にまで付着し、糸を引いていた。 「あ、輝夜、見ないでくれる」 「何恥ずかしがってるのよ。こんなに汚して。というか、全然人参にかかってないじゃない」 「それは、輝夜が……」  そういえばそうだった。私のも、人参ではなく永琳の顔にしか出していない。 「あぁ、そっちはいいわ。とりあえず永琳脱ぎなさい」 「はぁ……」 「それにしても時間が経った精液がだめだなんて、もったいないわね」 「まぁ、そうゆうものなのだから仕方ないわ」  そうゆう永琳の顔には私の精液がたっぷりと。あぁ、もったいない。  かといって、あっちの二人のような惨状も。  目を鈴仙とてゐの方にやると、確かに周りの人参に精液をやってはいるが、お互いの身体も白く染め上げて、私たち以上の酷い有様になっている。というかてゐは、文字通り精根尽き果てたのか、鈴仙の腕の中でぐったりとしている。  永琳も、私の腕の中で胸を揉まれていたりするけれど。  とりあえず私の服を地面に敷いて、私は永琳を後ろから抱きしめて、永琳の胸で遊んでいる。 「はぁ、輝夜……んっ」  永琳は私に胸を揉まれてから、ずっと熱い吐息をもらしている。その不敵な胸はそんなに気持ちいいのかしら。  そして私は思いついたことを言って見る。 「ねぇ、永琳、永琳」 「何、輝夜……?」  切なそうな顔で永琳が答えてくる。 「精液じゃなくて、母乳で人参育てたらどうなるかしら」 「なっ」 「精液よりはまだ普通なんじゃない?」 「そう、かしら? でも出せる人間がここには……」 「永琳、明日から1週間以内に薬を作りなさい。なんなら人里の母乳が出なくて困っていらっしゃる方々に販売すればいいわね」 「後半は思いつきで言ったわね」 「何のことかしら」 「んっ、輝夜、そんなまだ出ないから……そんなに胸搾らないで……」  てゐを抱きしめている鈴仙がこっちを見ているのにそのときになって気づいた。てゐはまったく目を覚ます様子はないようで、鈴仙は何か落ち着かない様子だった。  後ろから永琳に囁く。 「ねぇ、永琳、もっとしたいわよね」  恥ずかしそうに頷く永琳を確認すると、鈴仙を手招きした。  あぁ、楽しい。今度は三人で。早くてゐも目を覚まさないかしら。 「あの、輝夜様」 「あぁ、鈴仙」  鈴仙早いわね。てゐは自分の服の上に寝かせて、私たちの前に立っている。  私は鈴仙の前で、永琳の胸を揉む。 「あぁ、輝夜、止めてください」 「何、そんなに弟子に見られたくないの?」  永琳の答えは沈黙。でも今更だと思うのだけれども。 「まぁ、いいわ。永琳がなんと言おうと、ね。ねぇ、鈴仙」 「は、はぁ」  どうしようかと所在なさそうにしている鈴仙に命じる。 「鈴仙は正面から永琳の胸をしてあげて頂戴」 「や、鈴仙、やめっ、んっ、あぁぁ」  師匠としての立場はどこへ行ったのか。永琳が言い終える前に、既に永琳の胸は鈴仙の手の中に収まっていた。 「やっぱり、お師匠様の胸……私の手に収まりきれないです」  訂正、収まりきらなかった。 「ほら、鈴仙、貴女のお師匠様を気持ちよくしてあげなさい」 「もちろんです、輝夜様」  そういって鈴仙は永琳の胸に顔を埋めた。羨ましいわ。 「鈴仙、ちょっと、そんな鼻息荒くしなくても……」 「だって、お師匠様の胸、とっても気持ちいいんですよ」 「鈴仙……」  なんて素晴らしい師弟愛。これでこそ永遠亭の住人ね。  胸は鈴仙が独占してしまったから、私は別な場所を可愛がることにしようかしら。  私は手を永琳の下腹部、永琳の再び勢いを取り戻しそそり立つモノと、そして永琳の秘所、両方に手を伸ばす。 「あっ、輝夜……」 「何、永琳、こっちをこんなに大きくして、こっちもこんなに濡らして、何か言いたいことあるのかしら」  説明するたびに、そこを指先で刺激する。 「あ、いえ……」 「じゃ、いいわね。ねぇ、鈴仙」 「んっ、お師匠様の乳首美味しいれす」  もう話聞いてないわね。そんな乳飲み子のように永琳のものに夢中になって。  私は永琳の秘所に指を潜らせる。ほとんど弄っていないにも関わらず、私の指を全く抵抗せずに受け入れる。 「永琳のここ、とっても熱いわよ。ぬるぬるで熱くて、指を入れただけなのに、私も感じちゃいそう」 「輝夜、そんな説明しなくてもいいから……」 「あぁ、お師匠様、早くお乳出してください」 「出ないわよ」 「永琳、早く出しなさいよ」 「出ませんって」 「出ないなら、こっちをもっとしてあげるわ」 「こっちって、ひゃっ」  永琳のモノを擦る。もう往時の硬さを取り戻したそこは期待が詰まっているようで、私が手を一往復させるだけで打ち震える。秘所に差し込んだ指で、永琳の胎内をかき回すと、永琳のモノの連動して私の手に永琳の悦びを伝えてくれる。  鈴仙はいつの間にか永琳と口づけを交わしている。それでも鈴仙の胸から手は離していない。気持ちは分かるわ。永琳の胸、気持ちいいものね。  私は永琳の背中に、自分のモノをこすり付ける。永琳の艶やかな背中が私のモノをそれだけで高めてくれる。このまま永琳の背中に出してしまいたいけれど、それはもったいないわね。 「お師匠様、輝夜様の精液こんなに顔につけたままで、とても綺麗ですね」 「んっ、鈴仙、そんなこと言わないで頂戴」  鈴仙が、私がせっかく永琳にしてあげた化粧を舐め取る。後で折檻ね。これというのも永琳が可愛いのが悪いのよね。永琳も折檻するしかないわ。  とても楽しそう。二人を後ろでに縛って、届くか届かないかの距離に置いて、放置しようかしら。  それとも、先に十回いけなかった方に、兎達の相手をさせるといって自慰勝負でもさせようかしら。  妹紅と慧音の前で、というのも良いわね。  あははは。まったく、満月の夜はこうも楽しいから、蓬莱人は止められないわね。 「ねぇ、鈴仙」 「あ、は、はい、何でしょう、輝夜様」 「悪いけど、三歩ほど下がってもらえるかしら」 「え……、はい……、畏まりました」 「そんな無念そうな、恨みがましい目で主人を見ちゃ駄目よ。悪いようにはしないからね」  あぁ、怖い。さすが満月の光ね。あの鈴仙がね。  それでも鈴仙はおとなしく下がってくれる。  おかげで永琳は鈴仙から見下ろさせるような体勢になる。  鈴仙の視線は無遠慮に永琳の全身を嘗め回している。  永琳もそれが分かっているのか、鈴仙から目を逸らしている。目を逸らしたところで、視線がなくなるわけではないでしょうに。  永琳のモノと秘所を触っていた手をいったん離す。  永琳が何をするんだろうという目でこっちを見るが何も言わない。  さぁ、永琳、鈴仙、愉しみましょう。  私は両肘で永琳の足を大きく開かせた。 「あっ、輝夜っ、そんな開かないでっ、鈴仙見ないでっ」 「いい景色でしょう、鈴仙」  鈴仙がまばたきもせずに永琳の下腹部に見入っている。見入っているのは、脈打ちそそり立つモノなのか、充血し濡れて光る秘所か、両方か。  鈴仙の下腹部にそそりたつモノも、この光景に反応するかのように脈打っている。きっと私が鈴仙の立場だったら、画面できずに永琳に覆い被さっていたわね。  鈴仙はまだ師匠相手という立場のせいか、最後の一歩が踏み出せていないようね。  でもそれくらいの方がいいのかもね。ねえ、永琳。 「ねえ、永琳。永琳のここは、こんなになって鈴仙を待っているのにね」 「あっ、やめて、輝夜、本当に止めてっ」  鈴仙の視線がそこに集中する。  私は指で永琳の秘所を拡げて、鈴仙の視界に永琳の深部を晒して見た。 「永琳、鈴仙に入れて欲しいんでしょう?」  永琳は答えない。 「まさか、これで終わりでいいなんて言わないわよね」  永琳は答えない。 「ね、鈴仙。永琳は否定しなかったわ」 「なっ、輝夜」 「お師匠様……」  ふらりと鈴仙が歩を進める。 「あっ、れ、鈴仙」  鈴仙が永琳の肩に手を掛ける。 「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした」 「や、やめ……鈴仙」  鈴仙がしゃがむ。私は鈴仙が挿れやすいように、永琳の身体を持ち上げる。 「あ、やぁ、鈴仙、輝夜、やめて…」 「お師匠様、挿れますね」 「あ、や、は、はいってくる、鈴仙のが、あぁ」 「ふぁ、ふぁぁ、お師匠様のナカ、あったかいです」  二人は抱きしめあうように繋がった。  あぁ、永琳、鈴仙、いいわ。とてもいいわ。  口づけしながら二人は腰を動かし始める。  なんていい光景かしら。  二人はお互いの名前を呼びながら、腰を動かす。  だけどあまりいい光景過ぎて、私の入る隙がなくなってしまうそう。  そこは気が効く鈴仙、わざわざ聞いてきてくれる。 「輝夜様はいいんですか?」 「いいわねないわ。もちろん私も参加させてもらうわよ」 「そうですか、でも、どうやって?」  鈴仙は永琳を突き上げながら聞いて来る。まだ腰の速さを上げていないのか、以外に冷静ね。 「もちろん、私の前にあるここでね」  『ここ』を指先でぐるりとなぞる。 「やっ、か、輝夜、そんなところは…、止めて、本当にそっちは止めて」 「止めないわよ、永琳に気持ちよくなってほしいもの、ねぇ」  人差し指を永琳のお尻の窄まりに軽く差し込む。 「ひんっ、やぁ、輝夜、お尻は……お尻はやめてっ」 「お師匠様、輝夜様がお尻弄ったら、すごい締め付けてきましたよ」 「鈴仙、そんなこと言わないっ、やっ、輝夜やめて、指入れないでっ」 「でも、永琳のお尻、私の指、どんどん咥え込んで行くんだけど」 「それは、輝夜が無理矢理っ」 「そんなに力入れてないのだけれど」  これは本当に。 「輝夜様、だって……」 「鈴仙っ!言っちゃ駄目、本当に駄目っ!」 「だって、たまにお師匠様と二人で座薬の入れあいするんですよ」 「ぅぅぅぅ……」  永琳は鈴仙の身体で自分を隠そうとする。 「そ、そうなの」  そこまでしてるとは初耳だわ。というか鈴仙、いくら満月だからと言ってそこまで言っていいの。別に満月終わったら記憶がなくなるわけじゃないのよ。私にできるのはせめて、明日の鈴仙が無事に一日を過ごせることを祈ることのみね。 「もう私の指普通に動くわ。さすが永琳のお尻ね」 「でも、師匠の顔、輝夜様が動かすたびに嬉しそうですよ」 「鈴仙……」  まぁ、明日のことは明日考えましょう。今は、永琳、一緒に気持ちよくなりましょう。鈴仙もね。  私はいったん指を引き抜く。そのとき永琳がいつもだったら決して出さないような可愛い声をあげた。いいわ。  もっとその声が聞きたくて、私は指二本を永琳のお尻に入れる。 「あっ、やっ、輝夜…やめてっ、二本は…」 「あら、もっとたくさんの方が良かった?」  永琳が首を振るけど、気にしないでおく。  指二本で永琳のお尻を拡げる。指を動かすたびに永琳がいい声で啼いてくれる。  二人へのお仕置きは、鈴仙が永琳のお尻を指だけで一刻弄り続けるとかどうかしら。想像しただけで、身体が震えそう。どちらが先に音を上げるかしら。鈴仙が我慢できなくなって、入れてしまうのは想像できるけど、満月なら永琳が先に懇願しそう。あぁ、懇願する永琳、いいわ、いいわ、永琳。永琳が懇願してきたら私が入れてあげましょう。鈴仙は二番目ね。その間はてゐに相手させておきましょう。でも満月の鈴仙の相手はてゐには辛いわね。今もまだ寝ちゃってるくらいだし。どうせならてゐのお尻も鍛えておこうかしら。そうすれば二人並んで、お尻に入れられるわね。  いけない。いけない妄想に没頭しすぎたわ。せっかくの実物が目の前にあるのに。 「お師匠様、気持いいですか」 「鈴仙の、気持いいわ、もっともっと突いて、あぁ」  このままだと完全に置いていかれるわね。私は再び指を引き抜く。 「あぁ、輝夜……終わりにしてくれるの? お尻はきつくて」 「そう、そんなにきついの」  そんなに言われたら期待しちゃうじゃないの。 「じゃ、永琳、ごめんね」 「ね、か、輝夜……、え、あっ、ぁっ」  永琳のお尻に私のモノを押し当てる。 「え、やっ、か、か、輝夜、やめて」 「止めないわ」  私は腰に力を入れて、永琳のお尻に私のモノを押し込む。永琳のお尻きついわ。でも少し入ってきた。やっ、予想以上に気持いい。 「あぁ、あぁ、輝夜のが入ってくる。お尻に拡がって、あぁ」 「良いわ、永琳のお尻まだ少ししか入ってないのに、すごい気持ちいいわ」  ゆっくりと腰を進める。そしてついに、一番太い部分を通過する。 「あぁ、ぁぁぁ、ぁぁ」 「あ、や、お師匠様、そんなに締め付けないでください。お師匠様のナカ、気持ちよくなりすぎっ」 「いいわ、永琳、もう大丈夫よ」  私は一気に根元まで突き入れる。 「いっちゃう、お尻入れられていっちゃうっ」 「えっ」 「永琳?」  永琳は身体を震わせる。 「あっ、お師匠様、あ、熱いっ」 「出ちゃったぁ、精液出ちゃったぁ」  何事かと見て見ると、鈴仙の腹部に精液がべったりと付着して、永琳のモノと繋がっていた。 「永琳、お尻入れられていったの?」 「だ、だって……」 「お師匠様……」  あぁ、もう。こんなの見せられて我慢できるわけないじゃない。 「ほら鈴仙」  私は鈴仙の返事をまたずに、腰を動かし始める。 「ひゃっ、輝夜、わ、私、まだいったばかりで、あっ、鈴仙まで、や、やめて」 「お師匠様、先にいっちゃうなんてずるいですよ」 「鈴仙の言うとおりよ。まったく永琳たら」 「ふぁぁ、だ、だって…お尻が輝夜のでいっぱいで」 「じゃ、私のは気持ちよくないんですが?」 「鈴仙のも気持ちいいわ。でも、お尻も気持ちよくて」 「永琳、永琳のお尻、永琳だけじゃなくて私も気持ちいいわよ」 「お師匠様のナカも、とっても気持ちいいですよ」  永琳のお尻、すごく気持ちいい。本当に搾り取られそうな錯覚を覚える。  鈴仙はまだ永琳のナカを味わいながらも永琳をどう攻め立てるか考える余裕があるようで、私の動きに合わせて、永琳を突き上げてくる。  一方の永琳はもう私たちのされるがままになっている。  どちらかが突き上げると嬌声を上げ、もう一人が突き上げると嗚咽の声を上げる。  もはや、どっちの穴にどっちが入れているのか分かっているかも確かではない感じを受ける。  首筋に口づけをしただけで、挿入されたかのような声をあげて、太腿に指を這わせると、抓ったかのような反応をする。今だったら、胸だけ触ってもいかせることができるんじゃないかしら。  そんな永琳が愛おしすぎて、その永琳に挿入しているモノに神経が集中していく。 「ねぇ、永琳、気持ちいい?」 「ふぁあ、あそこも、お尻も、それ以外も全部、全部気持ちよくて……、輝夜、鈴仙……、私いっちゃいそう、いっちゃうそう」  いいわ、永琳、いかせてあげる。そんなかわいい声あげるだなんて、私も本当に我慢できないわ。  そう思っているのは鈴仙も同じなようで、鈴仙の突き上げが早くなっている。 「んっ、鈴仙、いいわ、もっともっとして、鈴仙の熱いので、私の奥に、あぁ」 「お師匠様、お師匠様のナカ、熱くて、私、もう…」 「輝夜のも、もう私、ナカ抉り取られそう、いいわぁ、も、もっと、もっと私を抉って」 「いいわ、抉ってあげる、抉って全部私ので埋めてあげるわ。永琳のお尻から全身を私で埋めてあげるわ」  永琳が涙を流しながら、喜悦の声を上げる。鈴仙も私もそんな永琳と一緒に神経が焼ききれるような快感を生み出すことに没頭する。 「あぁ、もう、お師匠様、我慢できません、お師匠様のナカ、うねって、もう……」 「私もよ、永琳、永琳のお尻、私のを絞りとるわ、永琳のお尻気持ちよすぎるわ」 「二人とも、そんな突かないで、もう私だめ、いっちゃう、いっちゃうから」  もうみんな声から余裕が消えうせて、訪れるであろう最後の瞬間に備えている。 「いいわ、いきましょう、一緒にいきましょう」 「お師匠様、お師匠様」 「あぁ、お尻とあそこでいっちゃう、輝夜と鈴仙にいかされちゃう」 「いっちゃう、お師匠様、お師匠様」 「永琳、永琳、永琳っ」  あぁ、もう破裂する。  私は永琳の直腸に精液を解き放った。永琳のお尻が私のものを搾り取るように収縮する。 「永琳のお尻に出てるっ」  一度、二度、三度、射精がとまらない。射精するごとに、永琳のお尻が次の射精を促すように蠢いて止まらない。  同時に鈴仙もいったようだ。 「お師匠様のナカに私の、私っ」 「あぁ、お尻と、あそこに出されていっちゃう、いっちゃうのっ」  三人で身体を震わせる。  搾り取られる。永琳のお尻に出している。多分一回目より多い。永琳のお尻に吸われるように、私は射精し続けた。あぁ、何か身体の中のものを全て永琳のお尻に出したような気がする。 「輝夜の精液…お尻が熱いのでいっぱい、鈴仙のもナカで私の胎内が鈴仙ので……」  永琳はうわ言のように言葉を紡ぐ。  ぐったりと三人でもたれあう。蓬莱人とて倦怠感は感じる。むしろ事後のこの倦怠感がないなら蓬莱人を止めたくなる。止められないけれども。 「お師匠様、気持ちよかったです」  そう言って、鈴仙が腰を引く。  永琳は、僅かに声を上げて反応する。 「あ、お師匠様のナカから私のがこぼれてます」  私はもったいないから、このまましばらく永琳と繋がっていよう。 「ねぇ、三人とも」  いつのまにか復活していたてゐが立っている。 「何かしら」  私が代表して聞き返す。 「今晩の目的果たしてないじゃないですか」  見回す。  私の精液は、永琳の直腸の中。  鈴仙のは、永琳の中。  永琳のは、再び鈴仙のお腹にかかっている。  見事に役割を果たしていない。  人参には精液一滴すら掛かっていない。 「そうね、じゃ、てゐ。今度はてゐも参加ね。四人、永琳頑張ってね」  ようやく復活し始めた永琳が青ざめる。 「まだ、続けるの? 輝夜」 「当然じゃない」 「あ、やっ、お尻の中で輝夜のがまた、大きく……。もう少し休ませて」 「ほら、てゐ、鈴仙、まだ満月の夜は続くのよ」  てゐはやれやれといった様子で、鈴仙は喜び勇んで永琳に近づく。  永琳の顔は期待と疲労とに満ち溢れていた。  てゐは今晩の目的を果たしていないと言ったけれど、十分よね。  人参こそ副産物で、こうして四人でいることこそが一番の目的なんだから。  まったく、こうでもしないとみんな一緒にしれくれないんだから。