<終わらない放課後>

「おら、走れ〜、走れ〜」
体育教師の怒声が夏のグランドに響く。

「あち〜よ〜、あち〜よ〜」
隣で好雄のヤツがヘバってる。
まあ、この暑さで、しかも持久走なんてやらせなよな…。
「なんで、この炎天下で長距離なんてやらせるんだ…、あのオヤジ…」
好雄が俺の考えていたことと同じ事を口に出す。

「楽したいんだろうろうな」
「まったく。アイツは木陰で涼みながらだもんな。
 人を好きなだけ、こき使って給料もらえるんだもんなぁ。
 まったく体育教師っていい商売だよ」
「ああ、お前にぴったりの商売だよ」
「おいおい、そんあこと言うなよ。俺にはちゃんと将来の野望ってもんがあるんだから」
「野望ぉ?」

くだらない話をしながら俺たちはたらたら走り続ける。

「やっと、休憩か〜〜〜〜〜」
好雄が木陰の芝生に倒れこむ。
俺も隣に座り込む。

まだ男子の3分の2は走ってる。

「おら〜、もっと速く走れ〜。速く走らんと、休憩時間がなくなるぞ〜」
まだ体育教師は声を張り上げている。

「あ〜、可愛そうに。本当に休憩時間なくすからな、アイツ」
「あぁ」
俺は好雄の言葉に生返事をする。

「なんだ、気のない返事だなあ……。何を見てるんだ…って、あっちか…」

あっちとはバレーボールコートのこと。
そこでは女子が4チームに分かれてバレーボールをやってる。

勿論、詩織もそこでバレーをしている。
さすがというべきか詩織はチームの中心となっている。
打って、守って、獅子奮迅の活躍というヤツだ。
真面目なヤツだから体育の授業だからといって手を抜いたりしないところが詩織らしい。


そんなことを考えていると、俺たちの隣に座った三人組による女子の鑑定大会が始まっている。

「××××の胸でかいよなあ…。」
「でも大きさだけだったら▲▲▲▲もいいと思わないか?」
「ありゃ、ただ太いだけ。トップとアンダー違わないんじゃないのか」
「○○○○はどうだよ、胸はないけど、あのブルマから伸びる足は綺麗だと思わないか?」
「痩せ過ぎ」
「いやそんなことないと思うぞ、脱いだら結構いいんじゃないかと勝手に踏んでるんだ」
「じゃ、脱がせよ」
「おいおい、アイツは□□□□と付き合ってるじゃねえか」

ああ、なんて健康的な高校生の会話だ。

「でも、藤崎さんは…非の打ち所がないよなあ」
「そうだな。しかも最近は益々…」
「益々…そうだよなあ。綺麗なだけじゃなくて…段々と大人っぽくなってきてるような気しねぇか?」
「ああ、そうだな」

ああ、そうだよ。
なんと言っても詩織は『俺のもの』だからな。
俺は聴覚を三人組の方から外し、バレーボールコートの方を見る。

お、詩織がアタックを決めた。
いくら授業用のコートとは言え、あそこまで打てるヤツ、バレー部の人間くらいだよな。
お、マッチポイントか…

詩織の方にボールが行った。トスだな。
お、おい…
俺は思わず、立ち上がる。
隣のコートから結構な勢いで飛び出したボールが詩織の頭部に当ったように見えた。
バレーボールコートに倒れている詩織。

「好雄、俺行ってくるわ。何かあったら先生に言っといてくれ」
「ああ、分かった」
俺は好雄に頼んで、バレーボールコートの方に走る。
詩織が立ち上がる様子はない。

「大丈夫?」「早く保健室に連れて行ったほうが」
そんなことを言ってる女子を掻き分け俺は詩織の元に近づく。
詩織は倒れこんだまま動かない。

「先生、俺、保健室に連れて行きます」
俺はバレーを見ていた女の体育教師に申し出る。
「そうね、お願いできるかしら。じゃ、ちょっと女子は休憩してて」

俺は詩織をお姫様だっこする。
結構、恥ずいが、まあ、しかたない。
女子もなんか黄色い声上げてるし。
俺は詩織を抱いて、先生と三人保健室に向かった。


「う〜ん、多分軽い脳震盪ね。じきに気が付くと思うけど…」
保健医と体育教師が話している。

俺は詩織の寝ているベッドの隣で、椅子に座って詩織を顔を見ている。
「う、う〜ん」
詩織が目を覚ました…のか。
「え、こ、公くん?」
覚ましたみたいだな。
「わ、私…どうして?」
「ああ、バレー中にボールが頭にぶつかっちゃったんだよ」
「え、そうなの…」
詩織はその時の様子を思い出そうとする。

「他のコートのボールだから分からなかったんじゃないのかな」
「そうなの…」

「気付いたみたいね」
体育教師が近づいてくる。

「どう、何か痛みとか違和感とかはある?」
保健医が詩織に尋ねる。

「え、はい…。痛みとかはないです。ちょっと頭がぼーとしてますけど…」
「まあ、ぼーとしてるのは寝てたからでしょうね…。
 外傷もないみたいだし、大丈夫そうね」

 そのとき、チャイムがなる。
「あ、戻らないと。じゃ、先生お願いしますね」
そう言って、体育教師が出て行く。

「もう、放課後ね。放課後だから、もう少しゆっくり寝てなさい」
「はい」
「先生、俺、詩織の荷物持ってきますね」
「あ、お願いするわ」

俺は教室に戻る。
教室ではホームルームが始まっていたが、俺は教師に説明する。
そして女子に頼んで詩織の荷物をそろえてもらう。
「荷物に変なことしないでよね」
女子に釘をさされる。
「しね〜よ」
詩織本人がいるのに荷物なんかどうでもいい、んだよ。

俺は自分の荷物と詩織の荷物を持って、保健室に戻る。

俺が保健室に着いたとたん、保健医が俺に向かって言って来る。
「あ、来た来た。ゴメン、先生、今日これから会合があるの忘れてたのよ。
 コレ、この部屋の鍵だから、部屋閉めて、職員室に返しにいってくれない?」
「あ、かまいませんけど」
「じゃ、お願いするわ。あ、そう言えば…」
俺は鍵を受け取り、所属と名前を伝える。
「ほんとにゴメンね。藤崎さんも、もう大丈夫だと思うけどお願いね」
そう言い残して保健医があわただしく白衣を脱いで、カバンを持って出て行く。
俺はドアを閉めて、荷物を置いて、詩織のベッドの近くにある椅子に座る。

「心配かけて、ゴメンね」
詩織が開口一番、謝ってくる。
「いいよ、そんなこと…詩織が大丈夫そうだっただけで俺はいいから…」
「公くん…、公」
詩織が潤んだ目で俺の方を見つめる。

「詩織…」
俺は詩織に唇を近づける。
詩織は嫌がる素振りは見せない。
「んっ」
俺たちは唇を重ねる。

俺は唇を離しても、詩織の顔から自分の顔を離さず、詩織の顔を見つめあう。
う、やばいかも。
俺の中の漢が動き始める。

「詩織…」
俺は再び詩織の名前を呼ぶ。
その声は明らかに期待を含んだ声に聞こえたに違いない。
「いいよ…でも…ここじゃ…」
詩織はOKのサインを出してくれるが…
「ここじゃ…人が…」
「大丈夫だよ、鍵を閉めれば」
俺はそう言って、いったん詩織から離れ、ドアの鍵を内側から閉める。
そして外から分からないように蛍光灯も消す。
「これでどうかな…。あ、ところで体調は大丈夫なの?」
「うん、全然大丈夫よ」
「そうか…それなら…」
俺はそう言いながらカーテンを閉める。

俺たちは再び唇を重ねる。


俺は詩織のTシャツをめくりあげる。
「あっ」
詩織が少し抗議っぽい声を上げるが、抵抗する様子はない。

そしてブラジャーに隠された詩織の豊かなバストが俺の目に飛び込んでくる。
俺は両手でブラジャーのごと、詩織の胸を捏ね繰り回す。
詩織は恥ずかしそうに指を噛んで、横に目を逸らしている。

俺はブラ越しの詩織の胸の感触を感じた後に、詩織のブラのホックを外す。
詩織の胸は重力に解放されるが、形を崩すことなく天井に向かってそびえ立っている。

俺はその二つの乳房をそれぞれ指で摘み上げる。
「んっ」
詩織が押し殺した声を上げる。
俺はそのまま、詩織の乳房を指で刺激しながら、掌全体で詩織の胸が変形するくらい揉みしだく。
「んっ、んっ、んっ」
詩織はその刺激が、くすぐったいのか気持ちいいのか、押し殺した声を上げ続ける。

俺は口の中に唾液をため、それを詩織の胸に垂らす。
俺の口から糸を引いて唾液が詩織の胸の突起に絡みつく。
「ひゃんっ」
詩織はその感触に思わず声を上げてしまったようだ。
俺はそのまま俺の唾液にまみれた詩織の胸にしゃぶりつく。
「んんっ」
俺は舌で詩織の乳首を舌で転がす。

「んっ、んっ、んっ」
詩織は指をかみ締めて、声を上げないようにしている。
俺は詩織が噛んでいる指を手で持ち上げる。
「こんなに歯形をつけて…」
それは詩織が噛み過ぎて赤く歯形がついた指を舐める。
「あっ」
「こんな綺麗な指を傷つけちゃダメじゃないか。
 声上げてもいいからさ…」
「え、でも、声誰かに聞かれると恥ずかしいし」
「大丈夫だよ」
俺は詩織の両腕を手で掴んで、再び詩織の胸を舌で舐める。
「ひゃん」

俺は詩織の乳首を舌で転がす。
詩織は未だに声を殺しつづけている。
俺は軽くだけど、詩織の乳首を歯で噛む。
「ひゃ」
そして乳首の周りに舌を這わせる。
「ひゃぁぁぁぁ」
詩織がいい声で啼き始めた。


俺は詩織両手を離して、詩織のブルマに手を伸ばす。
「あ、公くん…そこはっ」
詩織はそれを止めようとするが、俺はブルマの上から詩織の中心の部分に手を触れる。
そこは既にじっとりと湿り気を帯びている。
「や、や…」
「なんだ、詩織…。胸いじられてるだけでこんなに…」
「や、やだぁ」
「やだもないだろ…」
俺はそう言いながらブルマの脇から指を差し込む。
既に中のショーツは湿っているとかという状況ではなく、詩織の愛液で完全に濡れていた。

「こんなに濡れてたら、気持ち悪いだろ…。脱いだ方がいいんじゃないのか?」
「でも…」
「そう、脱がなくていいんだね」
俺はショーツごとブルマをずらして、詩織の秘部を晒す。
むあっとした、詩織の香りが漂う。
「や、止めて…公くん…」
詩織の哀願も気にせずに、俺は詩織の秘部を指で開く。

ぬとっとした感じで詩織の秘部の奥まで明らかになる。
詩織は頬を染めて、俺の様子を見つめている。
それは詩織に見せつけるように舌を伸ばしながら詩織の秘部へ近づける。
詩織は俺を凝視しつづける。

俺は指で詩織の秘部を拡げながらの膣口に舌を差し込んだ。
「あ、あぁ、んん」
自分の秘部に俺の舌が差し込まれみるを見ながら、詩織が本格的な嬌声をあげる。

俺は舌で詩織の膣の中を舌でかき回す。
「あ、あぁ、こ、公くん、や、やだ、あ、あぁ」
俺は詩織の秘部を拡げていた指で詩織の秘唇をさする。
「んっ、あ、んんんっ、あ、ひゃぁ、ぁあぁぁぁ」
詩織は涙を流しながら、クラスメイトが想像もできないような(妄想はともかく)喘ぎ声をあげる。

俺は舌を出し入れして、舌で膣壁を擦る。
「ひゃぁぁ、あ、公くん…あ、もう、あ、あぁ」
詩織が限界に近づくのを感じた俺は指で詩織の肉芽をいきなりつねってやる。
「ひゃぁ、ひゃぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
詩織が体をびくびくと数回痙攣させたあとにぐったりとなる。


「詩織…」
俺は詩織の顔を上から覗き込む。
すると目を閉じていた詩織は、突然目を開き俺を両手で抱きしめる。
「公くん…、気持ちよかったよ…」
詩織は熱に浮かされたような表情で言葉を紡ぐ。
「そうか、それは良かった」
「でも、公くんは…」
詩織はそう言って俺の股間を擦る。
「うっ」
俺のものは先ほどから詩織の痴態によって、完全に膨張しきっており、ズボンの中で存在を主張し続けていた。
「公くんの可哀相…こんなになって」
そう言って、詩織は俺のズボンのベルトを外し始める。
どうやら詩織は一回達して、体のスイッチが入ってしまったようだ。


詩織にトランクスまで下げられると、俺のペニスは跳ねるように屹立する。
詩織は俺のペニスをまじまじと見詰める。
俺はそのことに気恥ずかしさを覚える。
「おいおい、そんなに見ないでくれないか…」
「何?さっき私の…見たじゃない」
詩織はそう少しごまかすようにそう言って、俺のペニスの先端にキスをする。
俺はさっきまで我慢していたせいで、それだけで結構気持ちがいい。

「じゃあ」
詩織はそう言って、さっき俺が詩織の胸に対してしたように、詩織も唾液を口の中にためて、今度は俺のペニスに唾液を垂らす。

俺のものの頂点から詩織の唾液が伝わって降りていく。
そしてそのまま詩織は俺のペニスを咥える。
「んっ」

「うああ……」
詩織の口の中の気持ちよさに、俺は思わず声を漏らしてしまう。
詩織はそのまま顎を動かす。

俺は腰が痺れるような快感を覚える。
詩織は俺の顔を上目使いで見る。
詩織は口に唾液を溜め、更に舌を使って俺のペニスに刺激を加えてくる。

「う、う、う、ぅ、ぅ…」
俺は思わず呻いてしまう。
「もう、詩織…出すぞ…」
詩織は軽く頷く。
俺は自分で腰を動かし、自分を昂める。
俺は詩織の頭を手で固定する。
「うあっ」

俺のペニスから詩織の喉奥めがけて精液が迸る。
詩織は口に俺の精液を受け止めて飲み込もうとするが、喉奥深くに飛び込んだのか咳き込んでしまう。
その勢いで俺のペニスは詩織の口から飛び出るが、まだ続いていた射精は詩織の口だけでなく、鼻や目の周りや髪の毛にも精液を撒き散らす。


「うあぁぁ…」
詩織がその口内だけでなく、顔面にも受け止めたその熱い迸りを感じてか、声を出す。
そして、喉を鳴らしながら口の中に溜まった俺の精液を飲み下していく。
俺はその光景を見て、俺のペニスの先端に残っている精液を、ペニスごと詩織の頬に擦り付け、精液を塗りつけていく。
詩織は口の中の精液を綺麗にした後、自分の顔についた精液を指で自分の口に導く。
その途中で一滴の精液が詩織の胸に滴り落ちる。
俺はそれを指で詩織の胸全面に伸ばして塗りたくる。

詩織はそこまで来て、ようやく口を開く。
「公くん、気持ちよかった」
「ああ、詩織の口、いいよ…」
「じゃ、今度は…」
詩織は期待に満ちた目で、まだ履いたままだったブルマとショーツを一緒に下す。
ショーツが秘部と糸を引いて繋がっていが、途中でぷつんと切れる。


詩織はブルマを床に投げ捨てる。
そして自分の指で秘部を開く。
「公くん…、私…私…」
「詩織…、どうして欲しいのか、口でいってごらん」

俺のものは既に硬度を取り戻し、今すぐにでも詩織の膣に入りたがっていたが、俺はそれを押し留る。
「私……、んん……」
「言えないなら、俺はもう一回出してるし、ここまででもいいんだけどな」
「そんなぁ、公…。し、詩織の…、こ、ここに入れてください。公くんのおちんちん…」
「詩織は淫乱だね〜」
「うん、詩織…気持ちいいこと好きなの…。だから早くぅ〜」
「分かったよ…」


俺はペニスを詩織の秘部にあてがう。
そして、詩織の入り口に密着させるが、挿入はしない。
接触してるだけで詩織は感じるのか、一瞬良さそうな表情を見せるが、俺が入れようとしないことに声をあげる。
「早くぅぅ〜」
「分かったよ」
俺はそう返事をするが、わざと入れ損ねたそうにペニスを、詩織の秘部にそって滑らせる。
その途中で肉芽も刺激する。
「ひゃぁぁ」
「ごめんごめん…、どうもヘタくそでねぇ〜」
「公くん…のいじわる…」
詩織が涙を浮かべて、上目使いで俺に抗議する。
「ほんとうにゴメンよ。俺じゃダメみたいだから…」
俺はそう言ってベッドに仰向けになる。
「詩織が入れてくれよ」

詩織はほんの少しだけ恥ずかしそうにするが、いそいそと俺の腰にまたがる。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ペニスが詩織の熱い胎内に飲み込まれる。

詩織は挿入だけで軽くイってしまったのか、俺のものを一番深いところまで飲み込んだまま、軽く震えている。
俺は詩織の腰を持って、詩織を短い間隔で突き上げる。
「ひゃ、ひゃ、や、や、やぁぁ、ん、あ、あ、あむ、ん」
「いいか、詩織」
「ひゃ、あぁ、か、感じ、ひゃ、ぁあぁぁ、か、ん。んんんっ」
詩織はまともに言葉も発っせないほど、愉悦に溺れている。

詩織が俺のペニスに自分の中をかき回させるように腰を回しながら、腰を上下に動かす。
「はぁ、ふぁぁ、ひゃ、んんん、あぁぁ、んあぁぁ」
結合部からはぐちゅぐちゅという淫らな水音が響く。

詩織はただ一心不乱に腰を振り続ける。
俺が動かなくても、詩織の体が快感を貪るように勝手に動いているようだ。
心の中も快感を得ることだけで占められているのではないか、という表情をしている

俺は詩織の一番奥深いところまで押し開けるように、強く詩織の肢体を突き上げる。
「ひゃんっ、ひゃんっ、あぁ、んん、ひゃぁぁ、や、やだぁぁぁぁ」
「いやなのか」
「んんん、き、気持ち、ひゃん、あぁ、良過ぎて、良過ぎるの…、ひゃぁあぁぁ、んんっ、やぁぁぁぁ」
俺は詩織の乳首に噛み付くと、同時に指で詩織の肉芽も刺激する。

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

詩織は背中をそらせて、手足をびくびくと痙攣させたかと思うと、俺にぐったりともたれかかってくる。
詩織…。


俺は詩織の体を反転させて、詩織の背中を俺の胸に感じるようにする。
そして膝の裏を持って、詩織を持ち上げる。
「あぁぁぁぁ」
いまだ恍惚していた詩織はその刺激だけで喘ぎ声を上げる。

しかし俺は詩織の膣からペニスを引き抜く。
「あっ」
詩織は自分の一部を喪失したような表情を浮かべる。
俺はそれに構わず、詩織の位置を膝裏を動かして合わせる。
「力を抜けよ」
「え?」

俺は詩織の菊座に俺のペニスをあてがう。
「あ、そっちは…」
俺は詩織にみなまで言わせずに、ペニスを詩織の直腸に埋め込む。

「あ、ががががががあがががあ」
例え詩織の愛液で十分に濡れていたとしても、その蕾は狭くペニスをきつく締め上げてくる。
だがカリの部分を通り抜けた後は、意外とすんなりと根元まで入っていく。

「うぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ」
詩織はその異物感にか、苦悶の表情を浮かべる。
俺はしばらくじっとして、詩織が慣れてくるのを待つ。

「はぁ」
詩織が慣れてきたのか、小さなため息を吐く。
俺は詩織の膝裏を持って、ゆっくりと動くはじめる。
「うぁぁぁ、ぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ」
詩織は苦痛ともつかない声を上げているが、徐々に感覚を取り戻し始め、アナルからも快感を得始める。

俺はそれを手助けするように、片手で詩織の肉芽を刺激してやる。
「ひゃ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


俺はベッドの隣の机の上に体温計が放置してあるのに気付いた。
俺はそれを取って、詩織に手渡す。
「え?」
詩織が疑問の声を上げる。
俺はそれを詩織の手を取り、詩織の秘部に導いてやる。
「ほら、自分で…な」
「う、うん」
詩織は膣にゆっくりと体温計を埋め込んでいく。
そして詩織のもう一方の手は詩織自身の肉芽に導く。

「んんっ」
詩織はもう俺が何を言わずとも、膣内に埋め込まれた体温計と、肉芽への刺激で自らを昂めていく。

俺は再び、詩織の膝裏で詩織の体を持ち上げ、本格的に詩織のアナルを責める。

「ひゃぁ、あぁ、ぁぁ、んんん、あぁぁぁぁ」
詩織は自分で自分を辱めて得ている快感からか、アナルのほうからも快感を得られるように、腰を使い始める。

「ひゃぁぁぁ、あぁぁぁぁ、お尻気持ちいいの、ふぁあぁ、私…、お尻も…、ひゃんっ、ふぁぁ」
詩織は自分で自分をいじることと悦楽に耽ることのみに没頭する。
「ぁぁぁぁぁぁ、あぁぁぁ、いいのぉ、公くん、もっとぉ、私を犯してぇ、私、ふぁぁ」
詩織は自分で何を言ってるのかも分かっていないのだろう。
「ぃぃぃぃぃぃ、んんぁぁぁぁ、っふぁ、公くんのおちんちん、気持ちいいよぉ」

俺は詩織をベッドに四つん這いにさせ、後ろから詩織のアナルへの挿入を繰り返す。
「わ、私…、おかしくなっちゃう…ふぁ、ぁぁぁぁぁ、お尻なんかで…ああぁぁぁ」
「詩織…俺…そろそろ」
「あ、あ、あ、でも…こっちが…」
詩織はそう言って、体温計を抑えていた手を放す。
詩織の膣から体温計が糸をひいて、ずにゅりとシーツに落ちる。

俺は詩織の蕾からペニスを引き抜くと、一気に詩織の奥底まで突く。
「ふぁ、ふぁぁ、いくぅぅぅぅっぅぅぅっぅぅぅぅぅぅっぅ」
詩織はその刺激で再び達し、ペニスをきつく締め上げる。
俺もその詩織の締め付けに合わせるかのように、達して、詩織の子宮に精液を送り込む。
「あ、あついのが…はいって…くるぅぅぅぅぅぅ」


詩織はベッドに倒れこむ。
そのとき、詩織から萎えたペニスがずるりと抜ける。
詩織は起き上がり、精液と自分の愛液で濡れたペニスを舐める。
詩織はペニスを綺麗にしながら呟く。
「私の中の…味…」
詩織の膣からどろりとお互いの体液がこぼれ出る。
「あ、こぼれちゃった…、また注がないとね、公くん…」


俺たちの放課後は終わらない。


初出 2000/11/19

 うわあ、久し振りのえろえろSSです。リクエストさせていましたときめき〆モリアル詩織です。

 自分にどこまで書けるか挑戦、という感じで書いて見ました。後、練習も兼ねて。

 コナ三に見つからないように…。

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