「ふふっ、お尻だけでイっちゃうなんて…、栞…」 「……ぁ……」 栞は達した余韻に漂いながら、その姉によってつきつけられた事実を反芻する。 「あ、あ、あぁ、私…、私…」 「いいのよ、今は相沢君に溺れなさい……、ね……」 香里はそう言いながら俺の股間に顔をうずめる。 「んっ…」香里の舌先が俺のものをつたって行く。 「もう、こんなになってる…」自分の恋人のアナルをずっといじってれば、こうなるに決まってる。 「んっんっ」 香里が俺のペニスを飲み込む……。栞を攻めている間ずっと我慢していたので、香里の口撫に背筋が震えるような感覚を覚える。 このままだとすぐに香里の口に出してしまいそうで、俺は…… 「あっ、そこ、あ、ぁぁぁ」 香里のアナルに指を差し込む。さっきまで俺が栞のアナルをいじるのを見ていたせいなのか、香里のアナルはほとんど無抵抗で俺の指を飲み込んでいく。 「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」香里のアナルは栞よりは格段にスムーズに俺の指を受け入れたが、それでも栞と同じくらい俺の指を圧迫してくる。 「あぁぁ、もう…」香里は俺のペニスを思いっきり吸う。 「んっ」俺も対抗するように香里のアナルを指を使っていじる。 俺と香里は競うようにお互いの感じる部分への愛撫をし続ける。 「ん、ん、ぁぁ」 「はぁはぁはぁ…」 お互いにだんだんと昂ぶりってくる。 そんなときベッドに横たわっていた栞がもぞもぞと体を動かしているのが目に入る。 俺が見ているのには気付いていないようで、俺と香里の痴態を見ながら、自分で慰めているようだ。 香里と視線が合う。香里も気付いているようで、そのまま俺との行為を続行する。 栞の指は通常の自慰の際の指の位置にないことに気付く。 栞はさっきまで俺になぶられていたアナルで自らを慰めている。 そのことを認識した俺は微妙に体を動かして、香里のアナルが栞に良く見えるようにする。 香里も俺の考えを汲んで、妹に自分のアナルを見せつけるように腰を動かす。 「ぁ……ぁ……ぁ……んっ」 栞は俺たちの視線に気付かずに、押し殺した声で啼いている。 俺たちは徐々に自分達の快楽を求めるより、栞に見せつけるようにお互いの体を弄ぶ。 栞の行為は徐々にエスカレートして、指を自らのアナルにゆっくりと挿入する。 自分の指を初めてアナルに入れて、栞の声が少し大きなものになる。 「……んぁっ……ふぁ……んっ…」 俺は更に栞に見せつけるように、次の行動に移る。 「ふぁぁ、相沢君…ひんっ……、そ、そんな」 香里のアナルにもう一本指を挿入して、香里のアナルを押し開く。 「きゃぁ……ぁぁぁぁ……んぁ」 「んっ……」 栞が息を呑むのが聞こえる。多分栞からは香里のアナルの中まで見えているはず。 俺は香里のナカを栞に見せつけるように指を動かす。 「はぁはぁはぁ……」 栞はもはや俺たちに気付かれまいという努力を忘れて、自分の指でアナルを貪ることに没頭し始めている。 栞の口から涎がシーツに垂れて、シーツを濡らしている。 栞の秘部から滴る愛液もシーツに染みを作っているが。 「あっあっ…ふぁ……」 栞は完全に入ってしまっている。栞は指を自分のアナルに突き刺すことで快楽を求めようとしている。 俺と香里は目配せする。 「栞…、そんなにお尻が気持ちいいのかしら?」「栞、そんなにお尻が気持ちいいのか?」 俺たちのセリフに栞は目を覚ます。 自分のしていたことがばれていたことに、栞は言葉も出せずに顔を赤らめる。 「そうか、そんなに良かったのか」「良かったのね」 「あ……あ……ぁ……ぁ……」俺たちは栞に近づくが栞は身動きをとることもない。 俺たちは栞の両側に座り、そして二人で栞の体を愛撫する。 「ふぁぁ…、んんっ……ぁぁ」 しかし肝心な部分には手を触れない……。 自慰を中断させられて、しかも特に感じる部分を触ってもらえないことに、栞は徐々に股間を自分で擦り合わせ始める。 「……ねえ、栞……。どうしてほしいか……、祐一さんにお願いしたら……」 「えっ、そ、そんな……」 「じゃないとずっとそのままよ」 「……」 沈黙する栞。 だが、耐えられなくなったのかついに口を開く。 その顔は恥に耐えながらも、明らかに快楽を期待する顔だった。 「ゆ、祐一さん……。お、お願いします」 「栞…もっとはっきり言わないと、祐一さんが困るでしょう」 「そ、そんなこ……」 栞は言いよどむ。 「ああ、栞…。俺にどうして欲しいんだ……」 「ゆ、祐一さん……」 栞は躊躇するが、結局は自分の欲望をさらけ出す。 「ゆ、祐一さん……。わ、私のお尻のナカに…、祐一さんのを…入れて…シテ下さい…。  私…もう……。我慢でき…ない…です……」 「ああ、じゃぁ、栞……、シてやるよ」 「はい……」 「栞……、ほら……」香里はそう言いながら栞のお尻に手を掛ける。 「何、お姉ちゃ、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 香里は栞のお尻に手を掛けて、栞のアナルを広げるように両方のお尻の肉を拡げる。 「や、お姉ちゃん…、恥ずかしい…や、やめて……」 「いやよ……、さぁ、相沢君…」 俺は姉の手によって広げられている栞のアナルに腰を近づける。 俺のものは香里のフェラによって十分濡れているから多分このままで入るだろう……。 そして粘膜同士が触れ合う。 「ひゃぁ、ぁ、ぁぁぁぁ、ひんんんんんんんんんんん…」 愛撫しつづけ、自分でもいじった栞のアナルは俺のペニスを徐々にだが受け入れていく。 「あ、んっ、栞の…狭くて…気持ちいいぞ……」 「ぃぃぃんっ、ぁぁぁぁぁ」 栞はそのアナルから伝えられる感覚に耐えるのに精一杯のようだ。 香里はそんな栞の体の下に潜り、栞と69でもするかのような体勢になる。 そうすると俺たちの結合部のすぐに下に香里の顔が……。 「お、お姉ちゃん…や、そ、そんなところ見ないで……」 香里は栞の言葉を聞かずに、舌を伸ばし、栞の秘裂に舌を這わせる。 「ひゃ、お、お姉ちゃん…」 「香里……」 香里は無心に栞の性器に舌を這わす。 俺も栞のアナルに挿入れたペニスをゆっくりと動かす。 「ひぃんっ、あ、あぅぅぅぅぅ、あ、あ…」 さすがに指とは勝手が違うのか、栞の口から漏れる声にはは、苦痛の色が見える。 それでも俺は栞のアナルを慣らすように、ゆっくりとゆっくりとペニスを抜き差しする。 俺は栞の下半身を愛撫しながら、栞のアナルを貫きつづける。 そんな動きを何往復した頃だろうか、香里の舌による愛撫のためか、それともただアナルで俺を受け入れられるようになったのか、栞の声は苦痛が愉悦に取って代わられつつあった。 栞のナカにペニスを挿入れたまま、俺は後ろから栞の控えめな胸を揉む。 「ふぁぁぁ、あぁぁ、ぁぁぁ、ゆ、祐一さぁぁ、あ、お、お姉ちゃんも…そんな、ふぁぁぁ」 香里もどこかに強い刺激…多分、栞のクリトリスあたりか…を与えているようで、栞はアナルに俺のものが入っているのを忘れたかのように、腰を動かす。 「ひゃぁぁぁぁぁ」 そのことが栞の腸壁に俺のものが突き立てられるという結果を引き起こし、栞は甲高い声を上げながら体をのけぞらせる。 俺はそのまま栞の腰を抑えて、ピストン運動を徐々に早くしていく。 栞はアナルに感じる圧迫感から腰を引こうとするが、俺と香里の手が栞の下半身をがっしりと固定し、栞はもがこうにもただ体をよじらせることしかできない。 「ぁぁぁ、あぁぁ、ゆ、祐一さん……、ふぁ、は、離し…、お、お姉ちゃんも…ふぁぁ、い、やぁぁぁ」 そんなことを言う栞の口に嫌悪感や苦痛などの色はなく、自分の体に刻み込まれる快楽に耐えられなくなってきたらしい。 「栞……、もっと強くいくぞ」 香里も舌で舐めるだけでなく指も使って妹の性器への愛撫を加えつづける。 「ゃぁぁぁぁ、や、やぁ……、熱い…、お尻が熱いの…祐一さんのがっ、ゃぁぁぁぁ……」 俺が言葉通りに栞のアナルを激しく突き立てると、栞は啼き叫ぶ。 栞が快楽を振り払おうとするようにかぶりを振る、その度に栞の瞳から流れ出る涙が、口元から滴る涎が、宙に舞い、ベッドに染みを作っていく。 俺も栞のアナルから与えられる快感に耐えるために、思わず栞の柔肌に噛み付きそうになるのに、耐えなければいけなかった。 ペニスを栞の直腸奥深くに挿入するたびに、栞の直腸はペニスを排出しようと腸内を蠕動させ俺のアタマを真っ白にする。 そして、抜けそうになると今度は貪るように俺のペニスを締め付け、俺の下半身は熱っぽく痺れる。 「あ、ぁぁ、ぁ、ぁ、わ、私…祐一さんに…されてる…気持ちいいです……、あぁ、んっぁぁぁぁ」 何が「されてる」だろうか。俺のペニスに与えられる快楽は「栞にしてもらっている」に等しい。 「ぅぅ、栞のお尻…すげえいいよ……」 「ぃ、いいですか、ぁぁぁ、わ、私のお尻…気持ちイイですか……」 「あぁ、……イイ…ぞ……」 余りの目の前がチカチカとしてくるような気がする。 「私…お姉ちゃんより……いいですか……」 「あぁぁ、いいぞ……、栞…の最高だよ」 このときはこう言ったが…栞のが痺れるように気持ちいいなら、香里のは蕩けるように気持ちいいんだよな……、とのちに思った。 「ふぁぁぁ、お、お姉ちゃん…や、やぁぁぁぁぁ」 香里が嫉いてるのか、栞に対する責めが一層激しくなっているようだ。香里はずっと栞への口戯を続けている。 そんなお互いに昂まり合うのにも限界が近づく。 「ふぁぁぁぁぁぁ、ゆ、祐一さん…。ひんっ、やぁぁ、お姉ちゃん…私、ぃぃぃぃんっ、熱くて…、  私のナカ…めちゃくちゃになりそうで……」 「ああ、もっとしてやるよ……」 俺は栞のナカを突き立てる、激しく、栞を悦ばせるためなのか、自分の快楽のためなのか、ただペニスを栞のアナルを通過させる。 「ふぁぁぁぁ、熱い…熱すぎます…、ひんっ、あ、お尻が……私…ヘンになりそう…で、あっ……やぁ、もぉ…祐一さん…激しすぎ……熱すぎ……」 栞の言葉から徐々に日本語としての形態が失われてくる。 「ひゃぁぁ、あ、も、いい、あぁぁ、もう、お姉ちゃ……、わ、わたし…、やぁぁぁぁぁ…」 俺も栞と同時に達しそうになる。 「栞…出すぞ…栞のアナルに出すぞ…」 「あぁぁ、やぁぁぁ、私の……一杯に……やぁぁぁ、で、でも……わ、私……」 「イクぞ……」 精液が栞のアナルに注ぎ込まれる。その粘液は栞の限界も突破させる。 「あ、熱いです…、ゃぁ、や、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」 「ぅぅぅぅぅぅぅぁぁぁぁ」 俺のものは一層刺激され、射精は栞の直腸を埋め尽くすかと思うくらい持続し、栞の胎内を汚しつづけた。 栞が四肢の力を失い、ベッドに崩れる。 と、栞のアナルから俺のペニスが抜ける…が、その先には俺の精液で栞のアナルから一筋の白線がひかれる。 その白線も張力を失い、丁度真下にあった香里の顔に落下する。 「んっ…相沢君の…」 香里はそのまま俺の栞を責め、自らの白濁液でまみれているペニスを口に含み、その白濁液を嚥下していった。 俺たちはそのまま栞を抱きしめて眠りに落ちる。 俺と姉の間で栞は笑みを浮かべて夢を見ていた。