「本当にココでするの?また……」 傾いた陽光の中、不服そうな瑞希の顔。 「なんだよ。初めてのときだって、ここですげ感じてただろ。初めてでソトだったのに」 「バ、バカァ……、そんなことここで言わないでよっ」 「シッ……、静かにしろよ……。気付かれちまうぞ」 「で、でも……」 「それに……、瑞希もここに来たってことは期待してるんだろ……」 「そんなわけないじゃないっ、何を考えてるのよ……」 「そんなこと言っても、ここ…、少し湿ってるじゃないか」 俺は瑞希を抱きしめてスカートの中に手を延ばすと、瑞希の下着の湿り気が俺の指先にかすかながら伝わってくる。 「そ、そんなことないってば、バ、バカ…和樹ぃ…」 「だから説得力ないぞ」 「あ、あぁ、やめてよ……、こんなところで……」 瑞希の言葉とは裏腹に、瑞希の体は俺の指に反応し、徐々にほころんでくる。 「や、や、やめてよ……。ふぁぁぁ……」 瑞希の体から抵抗する力が失われ始め、俺に体を預けてくる。 俺は服の上から瑞希の豊満な胸を揉む。 「あ、あ、やぁ…」 瑞希の声から、和樹が指を動かす度に、息を吹きかける度に、舌を肌を這わせ度に、拒絶の響きが失われていく。 「もう、瑞希のここ…窮屈そうだな……」 「やぁ、そんなことぉ……」 俺は瑞希の抗弁に構わず、瑞希の上着をめくり上げ、ブラも外してしまう。 その瞬間、瑞希の胸がわずかに重力に引かれるが、その先端だけははっきりと自己主張するように固く青空を向いていた。 「ほら、こんなに固く尖ってる……」 「や、やぁ……」 瑞希の乳首を指先でつまむように愛撫する。 「ひぃんっ、ぁ、やぁ、あ、んっ……」 俺がどんなに強く胸を揉んでも、瑞希の胸は柔らかい。俺の指を押し返してくる。 邪魔な上着は全部脱がしてしまい、瑞希の胸にキスをする。 「きゃんっ、あぁ、や、ぁぁぁぁ、やぁ…」 と、甲高い声で喘ぐ。 「やっぱり……、瑞希は、胸で感じるんだな……、胸いじられるだけでこんなに声上げて……」 「や、やぁ、言わないでよぉ…、んんっ、や、む、胸ばっかり…いじらないで……」 「いいだろ、こんなに瑞希…気持ちよくできて、俺も気持ちいいんだから」 「やぁ、で、でもぉ……。胸ばっかり…恥ずかしい……」 俺は瑞希の胸を持ち上げ、きつく吸ってから言う。 「こんなに、大きくて…しかも感度までいいのに…恥ずかしがることないだろ」 「ばかぁ、そんなこと言われても……」 「なぁ、瑞希……」 「何よ……」 俺の少し猫なで声気味の声に気付いたのか、瑞希が不穏な表情をする。 「胸で…」 「いや」 「なあ、頼むから……」 う〜ん、ちょっと情けないかも……、と自分で思うくらい頼み込む。 「もう、仕方ないんだから…」笑いながら瑞希が俺のズボンに手をかける。 「あぁ、頼む……」心の中でガッツポーズをしながら俺は平静を装う。 瑞希の細い指が俺のペニスを大気にさらす。 「わぁ…、もうこんなに……」 「仕方ないだろ…瑞希の…胸が気持ちよかったんだから……」 「そう…なんだ」なんだかんだ言って嬉しそうな瑞希。 「じゃ、行くからね…」そう言って瑞希は俺のペニスに舌を這わせる。 「んっ」俺の下半身に鋭い痺れが走る。 瑞希がおそらく滑りやすくするためにだろうが、俺のものを舐める。それだけで俺のペニスが張り詰めるように膨張していく。 そして瑞希が自分の胸で俺のペニスをはさむ。 瑞希の胸は本当に柔らかくて……、瑞希のもう一つの性器のようだ。 瑞希のすべすべした胸にこすられるたびに、俺の中に一つ炎が灯る。 「んむっ、んぁあぁ、どう…和樹?」 瑞希が上目使いに……、俺のものを舐めながら、俺に聞いてくる。 「あぁ、気持ちいいよ……、瑞希の胸……」俺は正直に答える。 すると瑞希は嬉しそうに微笑んで、俺にもっと強い刺激を送り込んでくる。 何分くらいそうしていたんだろう。俺も限界に近づいてくるが、瑞希も肌を上気させかなりつらそうだ。 「なぁ、瑞希……」そういって俺が瑞希の頬に手を触れた瞬間、瑞希は体を震わせて、四肢を弛緩させてしまう。 「ぁぁぁあぁぁぁぁぁ……」 「ど、どうしたんだ……、もしかして」 イったのか、俺のをしただけで?「イったのか、俺のをしただけで?」 「ぁぁぁ……、うん……」 本当に胸だけで…イクなんて……。 「あ、ゴメンね。和樹を最後までしてあげられなくて……」 俺は瑞希を抱きしめる……。 「や、く、苦しいよぉ……、力弱く……、うん……」 「なぁ、そろそろ……」 「うん…」 俺は瑞希のスカートと、すでに瑞希自身の愛液によって用をなさなくなっている下着を脱がす。 瑞希はこれで靴とニーソックス以外は何も身に付けていない。 もう当りは暗くなっていて、はっきりと見えないのが残念だ。 瑞希は手で自分の大事な部分を隠そうとしているが無駄だ。特に胸は……。 俺は地面に腰を下す……。デジャヴ、というよりは確信犯的だ。 なあ、瑞希が自分で入れてくれよ。 あの時を思い出す。 「えっ……」 瑞希の顔に羞恥の色が浮かぶ。 「さぁ、瑞希……」 「うん……、瑞希は素直に俺の腰の上にまたがる……」 「あとな……」 「なに?」瑞希が不安そうな顔で俺の顔を見つめる。 「俺の…次の締め切りが近いから……もう時間がないんだ」 「そうよね」 「だから瑞希には一回しかやってやれない。だから瑞希はどっちにしてほしいか、自分で選んでくれ」 「なっ、なっ、な……。どうゆうこと……」 「前か後ろか……だよ」 「そんな……」 瑞希の顔に迷いの色が浮かんでいる…が、どちらの快楽を取るかの選択に、このシチュエーション自体へのギモンはないらしい。 瑞希は恥ずかしそうに指を噛んでいる。 決心したのか、瑞希がゆっくりと腰をおろし始める。 俺のペニスに瑞希の手が添えられる。 俺と瑞希の粘液が触れ合う。 「ぁっ」瑞希の口から小さい喘ぎ声が漏れる。 瑞希の選択はアナル…だった……。 瑞希が自分で腰を落として、俺のペニスをアナルに収めて行く。 「ぅぅぅぅぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」 瑞希のアナルに俺のペニスが入り込むたびに俺のものがキツく締め付けられる。 「ぁぁぁぁぁ、んんんぁぁぁぁ」 瑞希の喘ぎ声と共に、瑞希の瞳からは一筋の涙が零れる。 俺のものが根元まで瑞希のアナルに入りきる、と瑞希は俺の肩に手をかける。 そしてそのままゆっくりと腰を持ち上げ、そして落とす。 そのたびに瑞希の口から喘ぎ声が漏れ、その声は徐々に艶を含んでくる。 俺はその瑞希の動きに合わせて目の前で動く、瑞希のバストに幻惑される。 瑞希の動きに合わせて、俺も腰を突き上げながら、瑞希の胸を愛撫する。 「あぁぁぁ、んんっ、ぁぁ、あぁ、あ、また…胸…ぁぁ」 瑞希が体を振るたびに、俺のものに刺激が加えられるが、いまいちノリきらない。 こんなことまであの時と一緒にならなくても……。 「なあ、瑞希」 「?」 「体位を変えるぞ」 「え、え、あ、あっぁぁぁぁぁ」 俺は瑞希を組み伏せるように、瑞希を後ろから犯せる体勢にする。 「こ、こんなの…恥ずかしいよぉ……」 俺は瑞希の羞恥心は無視して、瑞希のアナルにペニスを抽挿しはじめる。 「やぁぁぁ、こんなの………、ぁぁぁぁぁぁ」 俺が動くとすぐに瑞希の声は情欲に満ちたものに変わってくる。 「あぁぁぁぁ、……、こ、こんな……、あ、あぁ、あ、ぁぁぁぁ」 「なあ、瑞希…これだと……、瑞希のお尻に、俺のものが出入りしてるのが、よく見えるぞ」 「や、やめて……、ぁぁ、やぁぁ、見ないで……」 「そんなこと言っても、瑞希のここは全然嫌がってないぞ」 俺はそう言って、俺のペニスによって広がりきったアナルの周りを指でなぞる。 「やぁぁ、ぁぁ、あぁぁぁ」 俺は瑞希の腸内を突き上げながら、瑞希のアナルの周りを刺激する。 「やぁぁ、あああぁぁぁ、んんんああああっ」 瑞希の口からは拒絶ではなく、愉悦の声が上がりつづける。 「んっ、あっ、んっ、あぁぁ」 俺が腰を動かすたびに瑞希の口から快楽に喘ぐ声のみが聞こえるようになってくる。 「気持ちいいのか、アナルが…いいのか」 「んあっ、ぁぁ、あぁ、いいの、お尻……」 「そうだよな……、なんせ自分からアナルを選んだんだもんな」 「そう…よ…、私…お尻…の方が感じるのっ…ふぁぁ」 「そんなにいいのか」 「うんっ、き、気持ちいいのっ、私のナカかき混ぜられて……。  私…のお尻、裏返りそうなの、熱いの、和樹のが熱いの……」 「あぁ、俺も…瑞希のアナル…気持ちいいぞ……」 「ふぁぁ、う、嬉しい……、私のお尻…気持ちいいの?和樹ぃぃ」 「ああ、いいぞ……。もう、全部…瑞希の中に吸い取られそうなくらいだ……」 「いいの、私全部……和樹の全部受け止めてあげるっ、あぁ、あ、んっ」 「ああ、全部…俺の精液…全部瑞希のアナルに出してやる……」 「あ、出して…和樹の……精液……私のお尻に出してぇぇ」 「で、出るぞ……」 「あ、出して…、あ、私も…あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「出るっ」 その瞬間俺の中から、溜まりに溜まった精液が瑞希のアナルに注ぎ込まれる。 「あ、ぁっぃ、ぁっぃ、のぉぉ」 「はぁはぁはぁ」まだ出る……。 「やぁ、私のナカ…和樹の精液で…一杯……」 俺は小さくなったペニスを瑞希の中から取り出す。 「あっ」という瑞希の声と共に、瑞希のアナルから俺のものが抜け出て、そして開きっぱなしの瑞希のアナルから白濁液が零れ落ちる。 その精液は瑞希の太股を伝って、瑞希のニーソックスを汚していく。 だが、瑞希はそんなことも気に出来ないほど、虚脱している。 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 俺は瑞希にキスをして唇を貪る。すると瑞希も舌で俺に応酬してくる。 「んっ、むっ、ぷぁ、んんっ」 そんなキスを瑞希としているうちに、もう出ないんじゃないかと思えた、俺のペニスが徐々に力を取り戻す。 「ねえ、和樹……」 「なんだ……」 「まだできるよね」 「もちろん」 さっきの「時間がない」と言ったのはどこへ行ったのか、俺達は再びお互いの体を貪り始めた。