「なあ、我慢できないんだろ、梓。正直になれよ」
「そんなことないっ、馬鹿なこと言ってないで、これをほどけよ、耕一っ」
梓が後ろ手に縛られた腕をこっちに向けて叫ぶ。
ついでに足首も縛られている。
「どうかな、それをほどいてしまったら、ただ自分でしてしまうだけじゃないのか」

「するわけないじゃないか、そんな…」
梓は顔を真っ赤にして否定する。
「別にほどかなくても俺がしてやってるじゃないか。それじゃ不満か」
「そんなんじゃない…」
梓はうつむいて否定し続けるが、俺が梓に手を伸ばすと、体を強張らせる。

「ただ、俺は梓を気持ちよくさせてあげるだけだよ」
「だったらほどいてくれよ、こんな…。第一、なんでこんなことするんだよぉ」
「それはな」

梓が息を止めて俺の言葉を待つ。

「梓には縄が似合うじゃないか」
俺は人生で最高(かもしれない)の笑顔で断言する。
「ばっ、ばっきゃろ〜〜〜〜」
何か梓がわめいているが、気にしない。

  <THE SONG REMAINS THE SAME>

俺は服の上から梓の胸をもむ。
「あんっ」
既に感じていた梓は可愛らしい声をあげる。

ふにゅ ふにゅ ふにゅ
「あ、あ、あ」
梓は俺の手の動きに合わせて声をあげる。

「ふふっ」
俺の含み笑いに、梓は顔を赤くする。
「やっぱり感じてるじゃないか」
「そ、そんな…」
「ほらっ」
俺は服とブラジャー越しに梓の乳首をつまむ。
「あんっっ」
「もうこんなに硬くしてるしな。こんなに硬くなってるんだったら…」
俺は梓の下半身に手を伸ばす。
「そっちはダメッ」

梓の言葉は気にしないとして、俺は梓のズボンの上から触る。
俺の手に硬いものが触れる。
「ほら、もうこっちもこんなになってるじゃないか」
「耕一っ」

恥ずかしさのあまり、梓はうつむいて顔をあげようとしなくなる。
それにも構わず、俺は梓の下半身の硬いものを触りつづける。
もう一方の手では梓の胸を揉む。
「梓は卑怯だよな〜。こんな大きい胸だけじゃなくて、こんなに大きいモノまで持ってるんだからな」
しかも俺のものより大きいし。
俺の心の中の悲嘆はともかく、梓は耳まで真っ赤にしている。

俺は梓の後ろに回り込み、両手で梓の胸を持ち上げる。
「ふふふ」
「やっ、止めろって」
俺は梓のブラウスの中に手を入れて、ブラジャーを外す。
「んっ、あっ」
そして、そのままブラウスも脱がせる。
が、手首を縛っているので、手首までしか上げられないが、まあ、これはこれでいいので、そのままにしておく。
梓は身を屈めて、その豊満な胸を隠そうとしている。

俺は横から手を滑り込ませて、梓の手に収まりきらない胸を掴む。
そして、指の腹で乳首をさする。
「んっ、んっ、んっ」
梓は声を上げないように、我慢するがくぐもった声が聞こえてくる。

俺は後ろから梓の耳をあま噛みする。
「んっ」
梓が首をすくめて、くすぐったそうにする。
俺はそのまま首筋を舐める。
「ひゃんっ、こ、耕一ぃ」
「情けない声出すなよ、梓らしくないぞ」
「そんな、耕一がそんなことするから」
「そんなことってなんだ」
「そりゃ、首を舐めたり」
「そうか、胸をもまれて気持ちいいか。梓はすけべだなあ」
「人の話を聞けぇ〜〜〜」

俺は叫ぶ梓に構わず、ご要望通り胸をもんでやる。
「はぅっ、んんっ、人の話をき…」
「ん、なんだい、梓。何か不満でも?揉み足りないのか?」
「ち、ちが、っ」

梓に最後までしゃべらせずに、俺は梓の乳首を指の間ではさみ、つねる。
「んんっ、はぁぁ」
梓の口から熱い吐息が漏れる。
俺は舌を、梓の背中に走らせる。
「んんんんんんんんん〜〜〜〜」

「梓…、気持ちいいかい?」
「そ、そんなことない…」
梓は震える声で否定する。
「そうか」
俺は残念そうな声を出して、言葉を続ける。
「そうか、まだし足りないか」
「い、いや、ちが」

俺の手が右手が梓の股間に伸びる。
「あっ」

そして、ズボンの下ではちきれそうになっている梓のそれを、ズボンの上からさする。
「んんんんっ」
左では梓の胸を軽くさする。
「まだ、足りないか」
「んんんんっ」
梓は我慢するような、刺激を求めるような声を上げる。

俺は梓の股間も胸もただ軽くさする。
たまに首筋や耳を舐めたり、キスをしたりしてやる。
「はぁ、あぁ、んんんっ、ふぁ」
梓の声がだんだん甘ったるいものに変わってくる。

それでも俺はただただ軽く刺激を与えるにとどめる。
梓が俺の顔を懇願するような目で見つめる。
「こ、耕一ぃぃ」
「どうしたんだい、梓」
「どうして」
「何?」
「…」
「言わないと分からないぞ、梓」
「どうして、も、もっと強く触ってくれないの」
「こっちか」
俺は梓の胸を強く掴む。
「あ、んっ。…で、でもそっちじゃなくて…」

「じゃ、どこだ?」
俺はわざらしく聞く。
「そ、そんな言えないよっ」
「じゃ、このままだな」
俺はいい放つ。
「……」
梓はしばらく逡巡したのちに口を開く。
「わ、私のお、おちんちんをいじって…」
「人にものを頼むときはもっと丁寧に言うものだぞ」
「っ…。私のおちんちんをいじって下さい」
「分かったよ、他ならぬ梓に頼み込まれちゃしかたないな」

俺は手を梓のズボンに潜り込ませる。
そこには既にパンティーから出てきている梓のペニスが苦しそうにしていた。
梓のズボンをパンティーごと降ろす。

すると梓のペニスが跳ね上がり、梓の腹部を叩く。
「んっ」
梓がペニスを俺の目に晒したせいか、再び顔を赤くしてうつむく。

俺は梓のペニスを軽く握る。
「ふぁぁぁ」
それだけで梓は気持ちよさ気に声を上げる。

俺は強く握り、一気に手を上下させる。
「あぁ、ふっ、あ、こ、耕一ぃぃぃ。おちんちんが気持ちいいの。あんっ、もっとぉ」
梓は今まで我慢していたのを一気に吹き出させ、嬌声を張り上げる。
「やっぱり、いいんだな、梓。ちんぽをこすられて、喘ぐ女なんだな、お前は」
「あぁ、そう、私はそんな女なんだよ。ぁ、だからもっと、もっとぉ、こすって」
「ああ、思う存分感じろよ」

俺は更に強く、速く梓のペニスをこすりながらも、左手で梓の乳首をいじるのも忘れない。
「あぁ、あぁ、ぁぁぁあぁ、いいよぉぉ、耕一ぃぃぃぃ、もっとぉぉ」
梓は口からよだれを流し、頬には快感のためか涙を流しながら、俺に求める。
「うぁ、うぁ、あぁ、んんんんぁぁ、いいよぉ、ちんぽ、気持ちいいよぉぉ、あぉぉぉぉ〜〜〜〜〜」
梓が最後に一段と高い声を出した瞬間、梓のペニスがびくんと蠢き、梓のペニスから精液が吹き出す。
びしゃ びしゃ びしゃ
梓は自分の体で、自分の精液を受け止める。
梓の下腹部から、自慢の胸に掛けて精液が付着している。
梓のその胸のおかげで、梓の顔までには精液は達さなかったようだが、梓が千鶴さんくらいの胸だったら、自分の精液を顔面に受け止めることになっていただろう。

そして梓のペニスをしごいていた俺の右手にも大量の精液が付着している。
本人は荒い息を吐きながら、うつろに宙を見ている。
「梓」
「ふぁぇ」
締まらない返事が返ってくる。
「ほらよ」
俺は梓の目の前に梓の精液がついた、俺の右手をかざす。

ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ
梓は躊躇わず、その自らの精液がついた俺の手を舐め始める。
「よし、いいこだ」
俺はそう言って、梓があらかた舐めとってきれいにした手で、梓の体に付いた精液も掬い取る。
梓はそれも舐めとって飲み込んでいく。

それを何度か繰り返し、梓の体もだいぶ奇麗になったところで、俺は立ち上がり、ズボンを脱ぐ。
俺のペニスも梓の痴態を見て、既に十分な硬さを持っている。
「あぁ、耕一の…」
梓が物欲しげな声をあげる。
「さぁ、梓…」
俺は梓の目の前に俺のものを突きつける。

「あぁ」
梓は俺のもの先端に壊れ物のようにキスをする。
俺は梓の頭をくしゃと撫でてやった。
梓は嬉しそうに笑い、俺のものを舐め始める。
ぴちゅ ぴちゅ
俺はその梓の奉仕を娯しむが、梓が手を使えないたどたどしさもあって、あまりのってこない。
もういいか、と思い、俺は梓の手を足を拘束してた縄をほどく。
「んんっ、ありがとう…」
もとは俺が縛ったものなのに、梓は律義に例を言う。
俺はそれにのる。
「ならお礼に、胸でしてくれるな」
「うん…」
梓はうなづいて、おずおずと俺のものを、胸で挟み込む。

やはり梓の胸はいい。
梓は俺のものを挟んで、徐々に動く。
俺のものが胸の感覚に包まれる。
「あぁぁ」
俺は思わず、息をもらす。
「耕一、気持ちいい?」
梓が聞いてくる。
「もちろんだよ、梓。最高だよ」
梓はその返事を聞いて、うれしかったのか、更に口を使ってくる。
「んんんっ」
ちゅ ちゅ ぷちゅ
俺は梓を押し倒し、梓を横たえる。
そして、梓の胸の間で俺のものを前後させる。
梓の胸を使った疑似セックスみたいなものだ。

梓が胸を手ではさみこ力を強める。
それによって俺のものは更に強く締め付けられる。
俺は腰の動きを早くして、梓の胸の感触を感じる。
梓は俺のものを胸でしているだけでいいのか、息を荒げる。
「いいぞ、梓の胸。んんっ」
「あ、こ、う、い、ち…」
俺は更に腰の動きを早める。梓の胸が俺のものと一緒に震える。
「ん、梓。そろそろ…」
「うん…」
俺は最後に強く、俺のものを梓の胸に強くこすりつける。

「うっ」
びゅっ びゅっ びゅっ
勢い良く飛び出す精液を梓の顔に降りかける。
「あぁ…」
梓は目をつむりもせず、それを受け止める。

俺は精液を出し尽くす。
顔を俺の精液でベトベトにしたままで、梓が俺のものを口に含み、俺のものに残った精液を吸い取るように舐め取る。
その扇情的な姿と梓の口内の感触に俺の背筋は震え、すぐに俺のものは硬さを取り戻す。
「梓…」
俺はティッシュで梓の顔についた俺の精液をふき取ってやる。
梓は目をつむって、気持ちよさそうに俺に顔を委ねる。

俺は梓の額にキスをして、梓に言う。
「いいか?」
「うん…」
梓は小さく頷く。

俺は梓を四つん這いにさせる。
「こ、こういち…、後ろからは…」
それはその言葉には耳を貸さず、俺のものを梓のあそこに埋め込む。
「はぁんっ」
梓のそこは既に熱く濡れいて、ついさっき出したばかりで敏感な俺のものに刺激が強かった。
そこで俺は自分のものを動かすと、すぐにいきそうだったので、梓を気持ちよくさせることにする。
俺は両手を梓の梓の前面に回す。左手で梓の胸をもみ、右手では梓のペニスをこする。

「きゃん」
梓はその刺激にかわいい声を出す。
「かわいいよ、梓」
俺がそう言うと、梓は顔を赤らめる。

それは両手をそれぞれ激しく動かす。
「ふぁ、ふぁ、ふぁぁ、あぁ」
梓のペニスは先走り液で既にぬるぬるになっている。
「あぁ、いいよぉ、あぁぁ、んっ」

俺はゆっくりと腰を動かし始める。
「ひゃぁ、あぁ、あぁん、あぁぁぁ、ふぁ、気持ちいいよぉ、こういちぃ、もっとぉ」
梓は三ヶ所に与えられる刺激に、声を抑えずに嬌声をあげる。

「あぁ、あぁ、あぁ、ひぃん」
俺が乳首を強くつねると、梓は一瞬体を強ばらせるが、それも快感にしてより高い声で啼くようになる。
「ふぁぁ、んん、ああああああぁぁ、もっとぉ、もっと私の中かき回してぇ、わたしのおちんちんも、もっとぉ強くぅ」
「じゃあ、ご期待にそうように」
梓の求めるように、俺は腰を使って、梓の中をかき混ぜてやる。
「ひゃあぁ、そこぉぉ、もっとぉ、ふぁぁぁ、ぁぁぁあぁぁぁあぁぁ」
俺のものが梓の中の壁をこするたびに、梓は啼きつづける。

俺も限界が近づき、梓にスパートをかける。
「梓、そろそろ…」
「私もぉ、んんっ、私も、いっちゃうの、ふぁぁぁ」
「あ、梓」
俺は最後に強く一突きすると同時に、梓のペニスを強くこする。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

どっ びゅ どっ びゅ どっ びゅ
梓のなかに俺の精液が流れ込むのと同期するように、梓のペニスからも精液が噴き出す。

「「はぁ、はぁ、はぁ」」
梓はそのままぐったりとして俺に体を預けてくる。
俺もそのまま梓の体ごと横になり、梓を後ろから抱きしめたまま、眠りに落ちた。


初出 2000/10/17

 途中で一から書き直そうかとも思いました。しかも見直しなしです。本当に最初から最後までやってるだけですし。かなり書きお直したいです、はい。

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