「ほら、早くしないと栞が帰ってくるわよ」 「いや、しかしなあ…」 「何よ、私をその気にさせたのは相沢君よ。責任をとらない男は…、最低よ」 いくらなんでも…、香里の部屋というは… 隣の栞の部屋には主は不在といっても、いつ定期検診から帰ってくるか… 「相沢君…、いえ…、祐一……」 そう言って香里は俺の頬に手を重ねる。その柔らかい指と、目の前に迫る香里の顔、そしてほのかな香りを放つウェーブがかった髪に俺の心拍数が跳ね上がる。 「ぁ、いや、それでも俺は栞の恋人で……」 「いいのよ、私は気にしないから」 香里の言葉に俺の息が止まる。 「いや、香里は気にしなくても、俺と栞は……」 「いいじゃない、私が好きなのは祐一だけなんだから……」 面向かって言われて俺は顔が火照るのが分る。 香里の顔はそれでも冷静……ではなく装っているだけ……だ。 俺がそんな香里の表情を見ていても、香里は言葉を続ける。 「それに私と栞は姉妹なんだから、好きな人が同じでもおかしくはないと思うわよ」 「なんだそりゃ」 「もう、いい加減に素直になりなさいよ。初めてってわけじゃないんだし」 そういい終わるかどうかの瞬間に、香里が俺の唇に自分のものを重ねてくる。 「んむっ、ん、ん、むっ、ん、んっ」 キスはすぐに扇情的な舌使いになる。俺もこうなるともはや止まる気はない。 「んっ、んんんんんんんん」 俺は舌を香里の口内を巡らせる。 俺たちは抱きしめあい、唇で接触を続ける。 そして俺の舌を香里の口から抜いた瞬間に俺のペニスをズボン越しにだが掴まれる。 「ふふっ、祐一…もうこんなに固くなってるわよ……」 「分ってるよ……、大体香里だって……」 俺は香里のスカートの下に手を滑り込ませ、香里のパンティーの感触を確かめる。 既にじっとりとしているそこは香里の体がどんな状態が如実に示している。 「こんなにしてるじゃないか、まだキスしかしてないのに」 「んっ、だって祐一とキスしたんだから…しかたないじゃない……」 なんて卑怯なセリフ。分ってて言ってるよ。でも、いやだからか…… 俺は有無を言わさず香里のパンティーをずりさげる。 「きゃっ」 そのまま香里のクリトリスを指で愛撫する。 「ひゃぁ、そんな、んっ、ん」 手全体を使って、香里の性器全体を撫でまわす。その度に香里の体が軽く反応する。 「ふぁぁ、祐一…、んっ、あ、ぁ」 香里の口から涎が一筋、床を汚す。だが当の本人はそんなことは気付きもせず、俺から与えられる快楽を貪ろうとする。 俺は制服の上から胸を揉みながら、香里の首筋に跡が残るくらいキツく吸う。 「ふぁぁぁ、いい、ゆう、ぃいちぃ」 そんなことも香里は完全に快楽に変換し、艶やかな声を上げる。 その瞬間、俺は香里を弄ぶのを中断する。 「あぁ……」 香里の口から切なげな声が漏れる。 「ゆ、祐一…」 「ん、どうしたんだ」 「……、どうして……」 こうゆう状態になると香里は途端にこうなる。本当の香里なんだかは未だに分らない。 それでも俺は…… 「じゃ、どうして欲しいんだ」 「……シて欲しい…のよ……」 消え去りそうな香里の声。 「ドコを?」 追い討ち。 「お……」 「お?」 「お尻………… …… よ……」 本当にか細い声で香里は声を搾り出す。 「……もう一回…聞こえるように言って欲しいんだけ」 香里は紅潮した顔で再度言葉を搾り出す。 「お…尻…に……」 「 …… 」 俺は無言で香里を見つめる。香里は観念したように口を開く。 「お尻…の穴に…入れて欲しい…のよ…」 「よく出来ました」 「んっ」 俺はまるで『ご褒美』というように香里にキスをする。 そして俺は香里の性器を再び愛撫する。 「んっ、あぁ、そっちじゃ……」 俺は香里のセリフを無視して香里の秘壺に指を差し込む。 「ふぁぁぁ、あぁぁ」 自分の期待とは違う『穴』でも香里は嬌声を上げる。 「ぁぁぁぁ、んっ、あぁぁぁぁぁ」 自分の胎内が俺の指にかき混ぜられる度に、香里は啼き、俺にしがみつく手の力を強める。 その頃には俺の手は香里の愛液でべっとりとしていた。 そろそろ頃合か、と判断し俺は香里の秘所から指を引き抜く。 「ぁぁ」 香里は喪失感からか声を上げるか、俺はそのまま指を香里の尻の割れ目に運ぶ。 「あぁ」 今度は香里の口から渇望の息が漏れる。 そして俺は指先を香里のアナルにつき立てる。 「ぃぃぃ、あぁぁぁぁぁぁ」 指はまだ香里のアナルに触れているだけだか、香里は既にアナルから与えられる快楽のみに神経を集中させているようだ。 俺はフェイント気味に、香里のアナルから指を離す。 「あっ」 香里の口から今度は失望気味の声が漏れる。 そして今度は一気に香里のアナルに指を突き刺す。 「ひぃぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ」 予想しえなかったタイミングの挿入に香里はさすがに大きい声をあげる。 だが、それは突然の痛みからのものではなく、突然の快楽によるものだった。 その証拠に香里のアナルは既に俺の指の半分を飲み込んでいる。 俺が少し動かす度に香里の口からは空気を漏らすような、アナルからの感触を最大限に得ようとしているような声が漏れる。 「あぁぁぁ、あぁぁぁぁぁぁぁ、んんっ、ああっ」 俺は一気に捻りこむように香里のアナルに指を押し込むと、香里は高い声で啼く。 香里のアナルには俺の人差し指が完全に収まっている。 恍惚とした表情の香里に俺は言葉を投げかける。 「どうだ、香里……」 「あぁ、祐一ぃ…、いいのぉ…、お尻ぃ……」 「ああ、そんなにここがいいのか」 そういいながら俺は香里のアナルから指を抜く。 「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁぁぁ」 アナルから指が吐き出される。が、全てが放出される直前に俺は再び指を挿入する。 「ひぃ、あぁぁぁ、あ、あ、あ」 「もっと啼いていいんだぞ」 そういいながら俺は香里の直腸を指でかき混ぜる。 「ふぁぁ、ゆ、ゆ、祐一の…指が…私のナカを…ふぁぁ」 「どんな風に気持ちいいんだ」 「あ、私の……お尻…アナル…に祐一のが入っていて…気持ち悪いのに…きついのに…  いいの…熱いの…あぁぁ、ふぁぁ、いやぁ、か、かき混ぜないで…ぁぁ」 「きついのはこっちも一緒だよ…、こんなに指を締められたら…、もし俺のを入れたら……」 「ぁぁぁぁ、ゆ、祐一の……入れてくれるの……」 「当たり前だろう……」そう言いながら…俺は他の指で窄まりの回りを刺激する。 「ふぁぁぁ、祐一の…」 香里は俺の股間に視線を向ける。その先にある俺のものはすでに限界近くまで膨張しており、ズボンの上からでも分かりやすいほどだった。 「あ、ぁぁ。祐一の…、ぁぁぁ」 香里は俺にアナルをいじられながら俺のズボンからペニスを露出させる。 香里の痴態を見つづけたことによって膨らんだ俺のものは、天井を向いて激しく自己主張している。 「んっ」 香里はまるで奉仕するかのように…いや奉仕しているんだろう…、膝まづいて俺のペニスの先端にキスをする。 その粘膜の感触に俺は思わず身体を震わせてしまう。その衝撃で香里の中に挿入れている指に力を込めてしまう。 「ひゃうっっ」 香里はその感覚に背をのけぞる。 「ごめん……」 フカクだ。 「いいのよ…、祐一になら…、何をされても…」 香里はまたヒキョウなセリフを口に出す。これだから香里は… 「これだから香里は……」 「何…よ……」 「いや、……、なんでもない……」 そして想いを口に出さない俺は本当のヒキョウ者だ。 俺は香里のアナルから指を引き抜く。 「あぁぁぁぁ」 香里は物足りなそうな表情で俺の方を向く。 「なあ、ベッドに手をかけて…腰をこっちに向けてくれるか」 「ええ……」 一瞬にしてオンナの表情に戻った香里は俺に言われた通り、俺を受け入れる体勢を整える。 香里から性臭が、漂ってくる。 「いい眺めだよ……」そんな言葉を飲み込みながら、俺は香里のアナルに標準を定める。 「いくぞ…」 「うん……」 押し開く感覚と、粘膜同士の熱っぽさと粘液と、香里の嬌声に俺の神経がやられていく。 「入ってくる、入ってくる、熱い…熱いのぉ。あ、あ、ぁぁ、あ、あ、ぁ、祐一のがっ」 俺は思わず漏れそうになる声を我慢するのに精一杯な状況だった。 何度味わっても香里のアナルは…熱くて、狭くて……。 そして香里の臀部に俺の腰があたる。このまま、入れるところまで入っていきたくなる……、そんな妄執じみた考えが浮かぶほどの快楽を、香里のアナルへの挿入から得る。 そして香里も同様のようで、既にベッドにしがみついているという行為だけで現世と繋がりを保っているようだ…。 「いくぞ…」 「あ、待って……、あ、ぁぁああああ、ふぁあぁぁぁぁあ。ぃぃぃいいいのぉ、お尻………お尻がいいのぉ。  祐一が一杯で、あ、そんな、あ、壊れちゃう、私、壊れちゃう」 「あぁ、香里のアナル…気持ちいい…ぞ……っ……」 「あ、ぁぁ、ぁぁ、ふぁぁんっ、あっ、いいのぉ、アナルにされて…私気持ちいいの。  もっと…、あぁ、ゆ、祐一ぃ、ふぁぁぁ、んぁぁぁぁ」 香里の腸内をぐちゃぐちゃにするようにペニスを動かす。ペニスの先端が香里の腸壁に突き立てられるたびに香里は狂おしげな声を上げる。 「ふぁぁぁ、いいぃ、あ、いい、あんっ、あぁ、祐一のぉ、私のナカが……。  ひゃぁ、お尻がぁ、もう…して…もっと…、もっとぉ」 二人でキスをする。貪るように。 二人で腰を振る。より快楽を貪れるように。 二人でお互いの名前を呼ぶ。より相手の快楽を貪れるように。 俺は香里の身体を持ち上げ、アナルに挿入したまま香里の身体をベッドに仰向けにする。ただし、シやすいように、下半身はベッドから少し外している。 そしてゆっくりと香里のアナルを突き上げながら、香里の制服のボタンを外していく。 香里も虚ろな目ながら俺のその行為を手伝ってくれる。 そしてブラも外すことによって、香里の豊かな胸部が露わになる。 俺がアナルをつく度に、その突き立った乳首はそれに反応するかのように乳房ごと俺を幻惑する。 「ひゃぁぁんっ、はぁぁ、あっ、ん、ん…」 俺は空いている手で香里の胸を激しく揉む。 そして俺がアナルをつき立てるたびに俺の体から汗なんだか、涎なんだかそうゆう液体が香里の表皮に水滴を作っていく。 そうゆう香里も玉のような汗をかいている。俺は香里の乳房の回りの汗を舐め取る。 「ひゃんっ」 そして一層、香里のアナルを激しくかき混ぜる。 「ひゃぁぁ、あ、いい、いい、あ、あ、熱いの、ふぁぁぁ、アナル…熱いの…」 既に女陰から零れた愛液が伝わってアナルの回りまで回り込んでいる。 「はぁぁ、き、気持ちいい、あぁ、いいのぉ、熱いぃ」 「香里… …アナル… …いいのか…」 俺は必死に声を絞り出す。俺ももう…限界が近い。 「いいのぉ、もう…、あ、そんなに……、ふぁぁぁ」 「香里…香里…」 どんどん二人の腰の動きが激しくなる。 「あ、イイ、ゆ、祐一…私…私…」 「イキそうか、香里…」 「いっちゃうの、私……、あ、あぁ」 「俺も…だ、いくぞ」 「あ、お尻で…私…あ、あ、あぁ、ぁ、ぁ...」 俺のものが限界に達する。あつく熱せられた精液が香里の腸壁を叩く、と共に香里も達する。 「ひぃぁ、あ、ぁ、ぁ、あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」 香里が達した瞬間香里のアナルが収縮して俺に一層の刺激を加えてくる。 「ぁ、ぁ、ぁ」 「あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 俺のペニスからは際限が無いように精液が香里の直腸に注ぎ込まれる。 「あったかい……」 俺の精液のことか、香里はそんな言葉を呟いた……