私がスーパーから出た瞬間、鼻の頭に水滴を感じた。  「家まで持ってくれるかな」  傘を持たずに来たことを後悔しながら私は走り出した。  「失敗、失敗」  私はやっぱり傘を買うべきだったと後悔しながら、足で水を跳ね上げながら家路をひた走る。  公園に入る。もう少しで家に着く、と思った瞬間、公園のベンチ座っている見知った人影を見つけた。 「…っ!い、委員長、傘もささずに何やってるのよ」 「あ、あぁ、藤田さんやないか、来てくれたんやな」 「来てくれた、ってこんな雨の中どうしたのよ」 「藤田さんを待てたに決まってるやないか」 「待ってるって、電話…とか、家に直接きてくれるとか」 「どちらもオレよう知らんし」 「そうよねって、でも、わざわざこんな雨の中……」  そう言った瞬間私は、委員長のその表情に気付いてしまった。 「どう、したの、委員長?」  私が聞いた瞬間に委員長の表情が歪む。 「オレ……、神戸の友人の話したよな」  私が頷くと、委員長は話を続ける。 「昨日、その二人とは別の友人と電話したんや。で、ショックなこと判明してな。  その、二人つきおうてるらしいんや。  オレがこっちに引っ越してきてすぐにな、中学のときからお互いに好きだったらしいんやけど…。  しかも、オレに遠慮して言ってくれなかったんよ。  昨日まで全然知らんかった……」  委員長…。  委員長は雨を降らせる厚い雲を見上げながら口を開く。 「オレ何のために、何のために…。  友だちもつくらんと…、勉強ばっかりしておったんやろうな。  何のために帰ろうとしてんやろうな。  全部意味なかったと思うと……」  委員長の頬に涙が伝ってる。  雨に混ざりながら委員長は涙を流し続ける。 「何のために、何のために…」  私はそんな委員長を抱きしめる。 「ふ、藤田さん……」  委員長は戸惑ったような声をあげる。  お互いの雨に塗れた服の感覚は不快だけど、直接お互いの体温を感じる。 「藤田さん……」  委員長は声を上げずに泣きつづける。  私はそんな委員長を抱きしめ続けた。  委員長が収まったころ私は切り出す。 「ねえ、私の家にいこうよ。このままじゃ、二人とも風邪ひいちゃうし」 「そうやな。ちょっとお邪魔させてもらうわ」 「じゃ、行きましょうか」  私は地面に放置したままのスーパーのビニール袋を持とうとする。 「オレが持ってやるよ」 「え、でも……。じゃ、お願いするね」 「と、ウチどっちや」 「あ、こっちこっち」 「じゃ、行くか」 「うん……えっ」    手を捕まれる。  委員長は今どんな表情をしてるんだろうな、そんなことを思いながら私は委員長に手を引っ張られるように家へと走った。  委員長の 「さぁ、レディーファーストや。先にシャワー浴びとけや」 と言う声に、私はお客が先だと言ったけど、結局は押し切られてしまう。  熱いシャワーを浴びて、私は新しい服に着替えた。  さっぱりしてリビングに戻ると、学生服とシャツを脱いで、Tシャツとズボンという出で立ちの委員長が立ちながらテレビを眺めていた。 「お、あがったんか」 「う、うん……」 「あ、そうか……」 微妙な沈黙の時間が流れる。  私はその沈黙を断ち切るように委員長にシャワーを勧める。 「あ、そうそう、早くシャワー浴びて。  委員長寒そうで、風邪ひいちゃいそうだし。  私、着替えにお父さんの服持ってくるから」 「ほな、入らせてもらうかって……、藤田さんの……その……ご両親は?」  突然、神妙になった委員長が聞いてくる。  そんな委員長がおかしくて、私は少し噴き出してしまう。 「大丈夫よ、ウチは両方とも仕事でめったに帰ってこないから」 「そか、じゃ、ちょっと服が乾くまで失礼させてもらうで」 「あ、そういえば、委員長お腹すいてる?」 「ん〜、そういや何も食べておらへん」 「じゃ、何か作っておくね」 「あ、ええんか、おおきに、期待しとるで」 「もう、簡単なものしかつくらないけどね」 「それで、ええって」 「じゃ、フロ借りるで」  そう行って委員長はバスルームに向かった。  私もお父さんの部屋から、委員長の着れそうな服を物色する。  ジャーーーーーーーー  シャワーの音が聞こえる。  委員長がシャワーを浴びている音が……。 「い、委員長、ここに服置いておくから……」 「おおきに……………」  バスルームで反響した委員長の言葉が聞こえる。  私は急いで服を乾燥機に入れて、そそくさとキッチンに戻る。  私は頬に手をあてる。  ふぅ、あ、私、顔熱い……。  私はそのことを意識しないように、冷蔵庫を漁り始める。  お父さんの服を着た委員長がリビングに戻ってくる。 「あ〜、え〜湯だったで」 「って、シャワーだけどしょ」 「あ、そうやったか。まあ、ええやないか。うまそうな匂いやないか」 「チャーハンとスープだけだけどね」 「いや、十分や。藤田さまさまやで」  本当に嬉しそうに委員長は私の作ったチャーハンを食べる、というより平らげる。  私はおもわず、自分の分も半分上げてしまった。 「あ〜、満足や。藤田さんのメシが食えるなんて……」 「どういたしまして…」  と、乾燥機の電子的な音が聞こえる。 「あ、服乾いたみたい……」 「そっか……」 「……」  そう、服が乾いたら、委員長は帰るのよね……。 「じゃ、オレ着替えてくるで」  さっきまでの珍しくはしゃぐような委員長はうって変わって、いつもの委員長に戻っている。  そんな委員長の後姿を見送ったあと、私は食器を流しで水に浸す。  玄関で委員長を見送る。 「駅まで送らなくて、大丈夫?」  私は一緒に行こうかと尋ねる。 「大丈夫や、ここからだったらすぐ、知ってる道にでれるさかい」 「そう……」 「あ、藤田さんのメシ、本当にうまかったで」 「ありがと……」 「……」 「……」 「ほな、オレ帰るから、あ、傘借りてくで……。明日返すから……、っ」 「あ……」  私は思わず、彼の袖をつかんでしまっていた。 「なぁ」 「……」 「……」  カタンと傘が傘立てに突き立つ音がする。 「なあ、藤田さん……泊まってっても、ええか」  私はただ俯いて……頷くことしかできなかった。  委員長のために自分の部屋に布団をひく。  さすがに胸が高鳴る。 「え〜と…」  私は深呼吸をして、リビングに戻る。  ぼぅ〜〜、と委員長がテレビの画面を眺めている。 「準備、できたよ」  私の声にびくっ、としたように委員長が振り返った。 「あ、あぁ、そか、ほな……」 「うん……」  私たちは黙って、私の部屋に向かう。  だけど、部屋に着いた後は、二人でなんでもない話をした。  学校の話や、家族の話、そんな話をした。  ふと、会話が途切れる。  がさりと、委員長が動く気配がする。  私は身を凍らせてしまう。  予想通りというか、委員長が私の目の前に立っている。 「ええか?」  短い問い。でも、とても重たい問い。 「うん……」  私は自分でも信じられないくらいか細い声で応えることしかできなかった。  委員長が顔を近づけてきて、私も近づける。 「んっ」  あとで、思い返せばあれがファーストキスだったんだけど、そんなキスもすぐにフレンチキスになっていく。 「むっ」  委員長の舌が私の口の中に入ってくる……。しかも、あ、委員長の手が私の胸に……。  私はパニクって何がなんだか分らなくなってくる。  でも、委員長は楽しそうに、私のカラダを口とか手とかでいじる。 「やぁぁ……」  私はパニクったまま、思わずベッドの端の方に逃げてしまう。 「いやなんか」  心外そうに委員長が聞いてくる。 「あ、そんなことないよ。ただ、なんとなく……」 「なんとなくで逃げられちゃ、かなわんな……、そや」  そう言って委員長は部屋に置いてあるタオルを取る?  タオルをどうするんだろ? 「いやいやをする子は、こうやで」  って……、えっ、えっ?  私の手はあっという間に、ベッドに縛り付けられてしまった。  な、なんてこと…… 「な、何てことするのよ、委員長っ」 「ええやんか、大丈夫優しくしてやるさかい……」 「だったら外してよ」 「ええから、こうでもせえへんと、藤田さんに逃げられてしまうそうやし」 「で、でも……」  私の反論には委員長はもう答えてくれず、私の首筋にキスをしてくる。 「んっ」  くすぐったいような、そうでもないような不思議な感触。  その感触に私が身をすくませている間に、委員長の手が私のパジャマにかかる。  ひとつ、またひとつと私のパジャマのボタンが外されていく。  委員長は楽しそうに、私は不安に襲われながら委員長の指先に視線が集中する。 「綺麗な胸やな…」  委員長がぼそっと言う。  かなり恥ずかしい。多分私の顔は真っ赤だと思う。  私の露わになった胸に委員長が口づけする。 「んっ」  それに私は少し痺れるような感じがした。  委員長は手も使って、私の胸を弄る。 「っ、んっ、んっ」  私は胸を手で隠そうとした…けど、手を縛り付けられてるのを忘れていた。  何分もそうしていられると私のだんだんヘンになりそうになってくる。 「い、委員長……」  委員長はキスをしてくる。なんとなく、安心できる…かも…って、何か下半身の方がもぞもぞする。  私がそっちを見ると私のパジャマがおろされてて、もうほとんどはだけているパジャマと、パンティ一枚しか私は身にまとっていない……。  そして委員長の指が最後の一枚にかかる。 「やぁ…っ」  委員長にまたキスをされる。何かごまかされているような気もするけど……。  委員長が私から離れると、私は委員長にほとんど全身を見られてしまう。 「い、いいんちょ……」  委員長の指が私のアソコに触れる。 「ひゃんっ」  委員長はそのまま、私の足を持って、そのまま足を広げさせられる。 「や、止めて、委員長っ…」 「いやや、オレ藤田さんの全部見たいんや」 「や、やめてぇ……」  私は恥ずかしさに目をつむる。  でも、瞼に映るのは私のを見つめる委員長の姿。  それに耐えられずに目を開けて、瞳に映るのも私のを見つめる委員長の姿。 「やぁ…………」  私は恥ずかしくて恥ずかしくて……。 「突然大人しくなるんやな」  そう言って委員長が私のアソコに指を這わせる。 「っ……」  気持ちいい…… かも……。  委員長の指使いはだんだんと大胆になってくる。  委員長に触られるたびに、私の中が高まってくるのを感じる。 「藤田さん……、こんなに濡れとるで」  それも委員長の言葉で引き戻されそうになった。  言われなくても…私のアソコは…言われた通りの状況になってしまっているのは分ってる…でも。 「い、言わないでよ、そんなこと」 「でも、本当のことやし」  言わないでよ、恥ずかしい…。  私がそう思っていても、委員長はわざわざ事細かに私がどんな状況なのか説明してくれる。  その一言一言が私を委員長の愛撫と同じくらい私を責め立てる。 「もう、頃合やろうか……」  委員長がそんあことを呟いたのが聞こえた。  委員長が服を脱ぎ始める。  私はそんな委員長を見つめることしかできなかった。  そして私と同じように、委員長は一糸まとわぬ姿になる。  男の人の…ちゃんと…見たのは初めてだった。  って言うか、大きい……ような気がする。入るの?あれが?私のアソコに。  ちょっとそれはあまりにも暴力的じゃない? 「な、するで」  委員長は眼鏡を外しながら、そう言った。 「ちょっと、まっ……」  私はさすがに躊躇して、止めようとする。  けど、委員長は手に持った眼鏡を…なぜか…私にかけた。 「な、何?」 「いや、似合うかと思うてな」  委員長の眼鏡には乱視とかは入ってないみたいで、多少見づらいけど委員長の顔も見えないというもほどものではなかった。  私が眼鏡に気をとられてると、突然下半身に痛みが走る。 「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 「スマンな、痛かったやろ」  私はさすがにちょっと泣いてしまうけど、首は左右に振っておく。 「ウソつかなくて、ええよ」  委員長は私と繋がったまま、私を抱きしめる。  委員長が動いた瞬間はちょっと痛かったけど、しばらく委員長に抱かれてると、痛みも徐々に和らいできた。  多分、私の気をそらすために、委員長は眼鏡を私にかけたんだろうな…。  そんなことを朧に思いながらレンズ越しに委員長の顔を見つめる。 「もう、痛とうないか?」 「うん……」 「表情も柔らかくなったようやしな。なあ、動いて大丈夫そうか?」  委員長は私を気遣って聞いてくる。 「うん、たぶん……でも、最初はゆっくりお願い……」 「分こうとる……」  委員長が私から身を引き剥がすようにカラダを動かす。  体内を這いずるような異物感は消えなかったけど、それが委員長のものだと思うことでそんなにイヤな感じはしなかった。 「っ…、っ…」  委員長がカラダを動かすたびに、少しずつだけど異物感は消えてくる。  それでも、委員長の……が私のナカに入るところを見てしまうと何か不思議な感じがしてくる。  委員長の指が私のあそこを探り始める。 「ひゃぁ……」  委員長にいじられながら、されると…、私のなかに今まで感じたことのない感覚が湧き上がってくる。 「ふっ、ふっ…」  委員長の動きがだんだんリズミカルになってくる。  その動きが私の何かの周期と合わさるのか、だんだんと私の中の昂ぶりも増えてくる。 「ふぁぁぁぁ、い、委員長……」  私の口から自分でも信じられない声が出てくる。  委員長はそんな私を見て笑う、嬉しそうに。 「やぁぁぁ、あぁっ、あっ、んっ…」  いつもだったら絶対出さない声は止まらない。  でも、そんな声を出すと、なにか凄く委員長の…を感じてしまう。 「あぁぁぁ、ぁぁぁ」  委員長も何か必死な表情になってくる。 「なぁ、ふ、藤田さん……オレ……もう……」 「い、委員長……わ、私…も気持ちいい……」  私もなにかカラダが自分のものじゃないような、ヘンな感じに支配されてくる。 「…ふ、ふじ……ひ、浩子……」  名前を呼ばれるだけで、それだけで私は……。 「さ、智っ、智っ」 「浩子っ、浩子っ」 「智っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  私は全身が跳んだ。  委員長は必死に私から自分のものを引き抜く。 「あっ」  私の体に委員長のが降りかかる。  お腹だけじゃなくて、胸、もっと上にの顔にまでそれは飛んで来る。  あ、眼鏡かけてて良かった、とかそんなつまらないことを考えながら、その委員長の熱い飛沫を全身で感じていた。 「もう、アザになっちゃったじゃないの」 「ああ、すまんな、あまりにも藤田さんがかわゆうてな」 「ば、ばか……」  さすがにすれてしまって、手首が少し赤くなってしまってる。  明日、橙人とか雅美とかにばれないといいけど。  保志にばれたら……、考えたくないな。 「それにしても、藤田さん……、体汚れてしもうたな」 「っ……」  そういえば、あそこのあたりは言うに及ばす、その……委員長の……が体についてるし、汗はたくさんかいたしで。 「そ、そうね。じゃ、シャワー浴びなおそうかな…。  委員長は、シャワーいいの」 「一緒に浴びさせてくれるん?」 「っ……」  私は枕を委員長に投げつける。 「な、わけないでしょ。先に入るかって聞いてるの」 「なんや、つまらん、藤田さんがさきでええよ。レディーファーストや」 「……、そうさせてもらうわ」  確かに私の惨状には、委員長の言葉が嬉しい。 「じゃ、また先にシャワー浴びさせてもらうから」  私はこっそりとティッシュで体についた体液を拭ってパジャマを羽織る。  お湯が皮膚を伝って、肌についた残り香を洗い流していく。  最中にはかえって心地良い香りではあるんだけど、やっぱりさっぱりするとそれはそれで気持ちいい。  それにしても、委員長としちゃったんだ。  思わず思い出してしまう。 「や、やだ」  熱いシャワーが冷たく感じるくらい恥ずかしさで血液が沸騰する。  結構、委員長にはむちゃなことをやられたような気がする。  縛られたり、眼鏡かけさせられたり、委員長にあんな格好させられたり……。 「そ、それは……どうでもいいのよ」  誰に言ったのか、自分でもよく分らないけど、そんな言葉が口から飛び出る。 「洗お……」  シャワーを浴びただけでも結構すっきりしたけど、やっぱりちゃんとボディーソープで……。  ボディーソープを手にとって肩あたりにつけて泡立てる。 「オレが洗ってやろか」 「っ!」  いつの間にか浴室のドアから委員長が入ってくる。  全然気付かなかった。 「藤田さんは慎み深いから遠慮ばっかりするけどな、オレは藤田さんを手助けしだいだけなんや。  せやかい、な」 「ちょ、ちょっと……、入って……、ふぁ、む、胸……触らないで……」 「何言うてるんや、さっきまであんなに触らせてくれとたっていうのに。  それに藤田さんの胸柔らこうて気持ちええで」 「は、恥ずかしい、から……、そ、あぁ……」 「そのままのすべすべした感じもええけど、ボディーソープのもええな……」 「な、何、オヤジ臭いこと言ってるのよ……」  そうは言うけど、本当にそのまま触られるよりも、こっちの方が……って。  委員長は私の抗弁を聞いてるのか、聞いてないのか、ボディーソープをたくさん手に溜めてる。 「な、何してるの?」 「もちろん、こうするために決まってるやないか」 「ひゃっ」  シャワーと委員長とに火照った体と、ボディーソープの温度差が私の体を走る。 「や、やめ……、ひゃぁっ、んっ」  私の体に委員長のボディーソープ付きの手が這い回る。  胸を触っていたと思った手が、脇腹を通って背中を撫でまわし、お尻をもまれる。 「やぁ、い、いいんちょ……、ぁぁ」  委員長は私の耳をかぷっと噛み付く。その間も委員長の手は私の全身を撫でまわす。  委員長の体が私に密着して、私の胸が委員長の胸板に押しつぶされる。  そのまま委員長が動くと、私の胸がその委員長の動きに合わせて変形する。 「なんや、藤田さん……もう、乳首固くなっとるやんか」  私は恥ずかしさにかたまってしまう。  そんな私にかまわず、委員長の手は相変わらず私の体を弄ぶように動き回る。 「んんっ、あ、んんんん、あぁぁぁ」  胸の先端を摘まれたり、胸全体を揉まれたりしてるうちに、私の中にさっきの行為の感覚が甦ってきた。  あ、私の中に火が点いてしまったのが分る。  私のそんな内面の動きが分るのか委員長の指が、今回はまだ触れていなかった私のあそこに触ってくる。 「んんんっ、やぁ、ぁぁ、ぁ」  委員長にあそこをかき混ぜられてる、だんだんと足に力が入ってこなくなる。 「ぁぁぁぁぁ」  私は浴室壁にもたれかかったけど、捕まるところもない壁では私は自分の体を支えることもできずに、床にへたりこんでしまう。 「藤田さん……」  委員長は私の名前を呟くと後ろから私を責め続ける。  私はうつ伏せになってその愛撫を受け入れる。  私がどんな格好で委員長にされちゃってるか、考えるだけで恥ずかしいけど、もう私はただ委員長にされるだけでいい、としか思えなくなってきた。 「あ、ぁぁ、ぁ、ぁ」  頭の中が白く、お風呂のお湯にのぼせるより強力に、何も考えられなくなってくる。  そして、委員長の指がお尻に触れたことの意味にも気づけなかった。 「………」  委員長が何かを言ってる。でも、私は委員長がなんて言ってるのか聞き取る気力もなかった。  私は何も考えずに頷く。 「っ……」  その瞬間に私はさすがにはっきりと意識を取り戻した。  お尻への異物感に。 「や、やぁ、な、何してるの、委員長……」 「何って……、なあ」 「なあ、じゃないわよ…」 「でも、ええか?って聞いたら頷いたし」 「え、ウソっ?」 「なあ、ええやないか……」 「よ、良くないっ、っ………やぁ、やぁぁぁぁぁぁ」  私のお尻に委員長の指が入ってくる。 「あんま、力入れへん方がええと思うで。一応、ボディソープはつけとるけど」 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  私の意思はさすがに、ソレを拒んでいるはずなのに、委員長の指はどんどん私の中に入ってくる。  ボディーソープのせいなのか、それとも……。  私はあそこと一緒にお尻もいじられて、おかしくなってしまう。  嫌なはずなのに、委員長にあそこをいじられるのが気持ちいいせいで、お尻の方が気持ちいいんだと感じてしまいそうになる。 「あぁ、やぁぁ、委員長……やめてよ………、ん」  気持ちいい……私……、お尻弄られながら気持ちいいと思ってる  や、そんなところ……、やぁ  もう、委員長……、私……、限界……  私はそんなことを思ってた。もしかしてどのくらいかは口に出てたかもしれないけど、もう分らない。  委員長が私の後ろに立ってるのは分った。  そして…… 「委員長、いくで」 「あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  私のナカがイッパイになっていく。 委員長の熱いのが私のナカをイッパイにする。 「あ、ぁ、ぁ………」  委員長がゆっくりと動くたびに、私のあそこがキューとなる。  それに、その度に私の胸が床にこすれる。痛いはずなのに、こうなるとそれさえも気持ちよく感じてしまう。 「ほら、もっとお尻をあげるんや……」  そう言われて私はもっと恥ずかしい格好をさせられる。  そう言えば…… 「こっちも、可愛がってやらんとな」  その言葉と同時に、委員長は私のお尻に入れてた指を動かす。 「や、やぁぁぁぁぁ」 「ふ、藤田さ……、そんなに締め付けんといて……」  私の体全体が、委員長の指一本の動きに反応してしまう。 「あぁ、やぁぁ、んっ、そんなや、やめて……」  体の二つの洞を同時にかき回されるたびに意識がとびそうになる。 「藤田さん……、お尻いじられるたびに、気持ちよさそうやな」 「あ、う、き、気持ちいい……から………」 「から……なんや?」  委員長が私の奥深くに委員長のものを押し付けながら聞いてくる。 「……はぁ、やぁぁぁ、も、もっと………、もっと…………ぁ、し、して……」 「……」  委員長は何も言わずに、激しく私を責め立てる。 「や、ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ」  もう私の意識は断続的に飛んでた。 「さ、智〜」 「浩子、浩子、浩子〜〜」 「あ、ぁぁぁっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  真っ白になった。  背中に委員長の体液が降り注ぐのを感じる。 「ふぇ〜〜〜〜」  委員長が私に上からのしかかってくる。  私はその心地よい重みと共に睡魔に堕とされていった。  目が覚めると私はベッドにいた。  目の前には寝息を立てる委員長の顔。そして委員長の腕枕。  布団の中の二人はお互い裸のままだった。  委員長が私の体を拭いてここまで運んでくれたんだろう。  っ、ふ、拭いて!  う、委員長に体拭かれちゃったの、私……。  まあ、何をいまさらって感じだけど。  あ、また眠くなってきた。 「おやすみなさい、智」  私は智にキスをして、智に身を寄せて眠りに落ちていった。