チャンギ(朝鮮将棋)の動かし方
チャンギはやのように楚軍と漢軍とで駒が異なりますが、全く同じ働きをします。
取った(取られた)駒は使えません。 チェスと同じです。
楚軍先攻でゲーム開始です。
の動かし方
の動かし方
の動かし方
の動かし方
の動かし方
の動かし方
の動かし方
●"宮城"内での【車】【包】【卒】【兵】の動き
●初期配置について
将棋の『王将』にあたります。 これを取られると負けです。
前後左右斜めに宮城の線に沿って一目ずつ動きます。
左図の9目分を"宮城"(クンソン)と呼びます。
【楚,漢】は"宮城"の外には出られません
"宮城"の線に沿うので、斜めに動けるのは中央、四隅に居るときに限ります。
『ピッチャングン』 引き分けの申込み
【楚】と【漢】は間に駒を挟まずに直接向き合った時、「ピッチャングン」と言って向き合わせた方が「引き分けの申込をする」という意味になります。
(王と王が直談判をして休戦交渉をする、という訳ですネ (^^; )
引き分けを受けるならその場でゲームは終わり引き分けとなります。
引き分けを断りたいときは【楚】(【漢】)をずらすか、向き合っている間に何かの駒を挟むようにします。
近衛兵です。【楚,漢】を守ります。
【楚,漢】と全く同じ動きです。"宮城"の外には出られません
"宮城"の線に沿うので、斜めに動けるのは中央、四隅に居るときに限りるのは【楚】,【漢】と同じです
象兵です
縦横に一つ進みさらに斜めに二つ進みます。 桂馬飛びを一回り大きくした動きです。
敵陣に入っても成りません。
左図の【象】は丸印の8ヶ所に動くことができます。
『縦横に一つ進みさらに斜めに二つ進む』途上の、彼我の駒を飛び越せません。
この【象】の動きを邪魔する駒のことを「ミョク」と呼びます。
(【馬】の動きを邪魔する駒のことも「ミョク」と呼びます。 【馬】の動かし方の項参照)
左図で【象】は【包】が邪魔してA,Bには動けません。
【卒】が邪魔してCには動けません。
D,E,F,G,Hには動けます
序盤は「ミョク」となる駒が多く【象】は充分に動けませんが、終盤、駒の数が少なくなると存分に威力を発揮し始めます。
騎兵です
四方に桂馬飛びで動きます。 チェスの"ナイト"と同じような動きです。 敵陣に入っても成りません。
四方に桂馬飛びに動きます。 左図の【馬】は丸印の8ヶ所に動くことができます。
前後左右に彼我の駒があるとその方向には動けません。
左図の【馬】は【包】が邪魔してA,Bには動けません。
【卒】が邪魔してC,Dには動けません。
E,F,G,Hには動けます。
左図の【包】,【卒】のように【馬】の動きを邪魔する駒の事を"ミョク"と呼びます
【馬】の周りにはなるべく駒をおかずに、【馬】を縦横無尽に暴れられるようにして下さい。
戦車です。 攻守の要の駒です。 自陣、敵陣を縦横無尽に暴れまくります。
将棋の【飛車】と同じく四方に進みます。 彼我の駒を飛び越すことはできません。 敵陣に入っても成りません。
将棋の【飛車】と違うのは敵陣に入っても成らないことだけです。
その意味ではチェスの【ルーク】と同じと言った方がより正確です。
尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます
砲兵です
【包】は動くにも、相手の駒を取るにも、間に彼我の駒を1ヶ挟みます。
但し、彼我の【包】は飛び越せません。
又、相手の【包】を取れません。
敵陣に入っても成りません。
左図の中央にある【包】は次の動きができます。
@【馬】を飛び越えて【士】との間に動けます。
A【馬】を飛び越えて【士】を取れます。
B【卒】を飛び越えて【象】との間に動けます。
2目のどちらに動いても構いません。
C【卒】を飛び越えて【象】を取れます。
次のような動きはできません。
@【馬】、【士】を飛び越えて、その向こうに行くことはできません。(駒を2ヶ飛び越せない)
A【卒】、【象】を飛び越えて【車】を取ることはできません。(駒を2ヶ飛び越せない)
B【包】を飛び越えて【兵】との間に動くことはできません。(【包】を飛び越せない)
C【包】を飛び越えて【兵】を取ることはできません。(【包】を飛び越せない)
D後ろに動くことはできません。 彼我の駒が1つもありません。
左図の【包】は【馬】を飛び越して【包】との間に動くことはできますが(3目のどこに動いても構いません)、【包】をとることはできません。
(【包】は【包】を取れない)
尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます
歩兵です
前と左右に一目ずつ動きます。
後ろへ戻ることはできません。
敵陣に入っても成りません。
尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます
"宮城"内での【車】【包】【卒】【兵】の動き
"宮城"内では斜め線に沿って、【車】【包】【卒】【兵】は本来の動きのルールを守りながら斜めにも動けます
自陣、敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます
もし、"宮城"の中央にいれば、前後左右にどこまでも、さらに斜めに1目動けます
自陣、敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます
ただし、【包】は彼我の駒を飛び越えなくては移動できないので、実際に移動できるのは四隅にいて、"宮城"の中央に彼我の駒があるときだけです
【包】が"宮城"の中央にいたら斜めには動けません
敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます
戻る事ができないのは一緒です
チャンギの初期配置について
初期配置は通常左図ですが、チャンギは【象】【馬】の位置を入れ替えることができます
従って、左図の3通りの初期配置にしても構いません。
【象】の位置を端から2列目にすると最初から移動でき、攻撃には有効ですが、守備が弱くなります
但し、左図のような【象】と【象】を並べる、【馬】と【馬】を並べることはできません
これが『チャンギ』の駒の動きの全てです。
比較的簡単だと思われたことでしょう。
日本の将棋に慣れている方なら簡単に覚えられます。
さあ、皆さんも韓国や在日韓朝鮮人の方とチャンギを楽しんで下さい。 (^_^)v
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