チャンギ(朝鮮将棋)の動かし方


チャンギはのように楚軍漢軍とで駒が異なりますが、全く同じ働きをします。
取った(取られた)駒は使えません。 チェスと同じです。
楚軍先攻でゲーム開始です。
の動かし方    の動かし方    の動かし方
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の動かし方

"宮城"内での【車】【包】【卒】【兵】の動き

初期配置について


 将棋の『王将』にあたります。 これを取られると負けです。

前後左右斜めに宮城の線に沿って一目ずつ動きます。


左図の9目分を"宮城"(クンソン)と呼びます。
】は"宮城"の外には出られません


"宮城"の線に沿うので、斜めに動けるのは中央、四隅に居るときに限ります。

『ピッチャングン』 引き分けの申込み
 【楚】【漢】間に駒を挟まずに直接向き合った時、「ピッチャングン」と言って向き合わせた方が「引き分けの申込をする」という意味になります。
   (王と王が直談判をして休戦交渉をする、という訳ですネ (^^; )
 引き分けを受けるならその場でゲームは終わり引き分けとなります。
 引き分けを断りたいときは【楚】【漢】)をずらすか、向き合っている間に何かの駒を挟むようにします。



 近衛兵です。【】を守ります。

】と全く同じ動きです。"宮城"の外には出られません

"宮城"の線に沿うので、斜めに動けるのは中央、四隅に居るときに限りるのは【楚】【漢】と同じです


 象兵です


縦横に一つ進みさらに斜めに二つ進みます。 桂馬飛びを一回り大きくした動きです。
敵陣に入っても成りません。

左図の【象】は丸印の8ヶ所に動くことができます。



『縦横に一つ進みさらに斜めに二つ進む』途上の、彼我の駒を飛び越せません。

この【象】の動きを邪魔する駒のことを「ミョク」と呼びます。
 (【馬】の動きを邪魔する駒のことも「ミョク」と呼びます。 【馬】の動かし方の項参照)

左図で【象】【包】が邪魔してA,Bには動けません。
【卒】が邪魔してCには動けません。
D,E,F,G,Hには動けます

序盤は「ミョク」となる駒が多く【象】は充分に動けませんが、終盤、駒の数が少なくなると存分に威力を発揮し始めます。



 騎兵です

四方に桂馬飛びで動きます。 チェスの"ナイト"と同じような動きです。 敵陣に入っても成りません。

四方に桂馬飛びに動きます。 左図の【馬】は丸印の8ヶ所に動くことができます。


前後左右に彼我の駒があるとその方向には動けません。

左図の【馬】【包】が邪魔してA,Bには動けません。
【卒】が邪魔してC,Dには動けません。
E,F,G,Hには動けます。
左図の【包】【卒】のように【馬】の動きを邪魔する駒の事を"ミョク"と呼びます

【馬】の周りにはなるべく駒をおかずに、【馬】を縦横無尽に暴れられるようにして下さい。


 戦車です。 攻守の要の駒です。 自陣、敵陣を縦横無尽に暴れまくります。

将棋の【飛車】と同じく四方に進みます。 彼我の駒を飛び越すことはできません。 敵陣に入っても成りません。

将棋の【飛車】と違うのは敵陣に入っても成らないことだけです。
その意味ではチェスの【ルーク】と同じと言った方がより正確です。

尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます



 砲兵です

【包】は動くにも、相手の駒を取るにも、間に彼我の駒を1ヶ挟みます。
但し、彼我の【包】は飛び越せません。
又、相手の【包】を取れません。
敵陣に入っても成りません。


左図の中央にある【包】は次の動きができます。

@【馬】を飛び越えて【士】との間に動けます。
A【馬】を飛び越えて【士】を取れます。
B【卒】を飛び越えて【象】との間に動けます。
 2目のどちらに動いても構いません。
C【卒】を飛び越えて【象】を取れます。

次のような動きはできません。
@【馬】、【士】を飛び越えて、その向こうに行くことはできません。(駒を2ヶ飛び越せない)
A【卒】【象】を飛び越えて【車】を取ることはできません。(駒を2ヶ飛び越せない)
B【包】を飛び越えて【兵】との間に動くことはできません。(【包】を飛び越せない)
C【包】を飛び越えて【兵】を取ることはできません。(【包】を飛び越せない)
D後ろに動くことはできません。 彼我の駒が1つもありません。


左図の【包】【馬】を飛び越して【包】との間に動くことはできますが(3目のどこに動いても構いません)、【包】をとることはできません。
(【包】は【包】を取れない)

尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます



 歩兵です


前と左右に一目ずつ動きます。
後ろへ戻ることはできません。
敵陣に入っても成りません。

尚、"宮城"内では線に沿って斜めにも動けます


"宮城"内での【車】【包】【卒】【兵】の動き


"宮城"内では斜め線に沿って、【車】【包】【卒】【兵】は本来の動きのルールを守りながら斜めにも動けます


自陣、敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます

もし、"宮城"の中央にいれば、前後左右にどこまでも、さらに斜めに1目動けます


自陣、敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます
ただし、【包】は彼我の駒を飛び越えなくては移動できないので、実際に移動できるのは四隅にいて、"宮城"の中央に彼我の駒があるときだけです
【包】が"宮城"の中央にいたら斜めには動けません


敵陣の"宮城"内では斜めにも動けます
戻る事ができないのは一緒です


チャンギの初期配置について



初期配置は通常左図ですが、チャンギは【象】【馬】の位置を入れ替えることができます



従って、左図の3通りの初期配置にしても構いません。
【象】の位置を端から2列目にすると最初から移動でき、攻撃には有効ですが、守備が弱くなります



但し、左図のような【象】と【象】を並べる、【馬】と【馬】を並べることはできません

これが『チャンギ』の駒の動きの全てです。
比較的簡単だと思われたことでしょう。
日本の将棋に慣れている方なら簡単に覚えられます。

さあ、皆さんも韓国や在日韓朝鮮人の方とチャンギを楽しんで下さい。 (^_^)v

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