FreeBSD インストール
ここでは、FreeBSD のインストール操作をおしきせ的に記述しています。
※但し、各選択項目で迷う事がない為、作業時間は推定45分です。
なを、以下の基準で記述している、また、おしきせはあまり良い印象ではない為、慣れた頃に詳細な情報を各自確認してください。
- インストール操作について記述している為、選択項目/入力文字列/入力数字の意味についての詳細な解説は行いません。
- FreeBSD を WEBサーバとして使う事を想定しています。
- HDD1台全てに FreeBSD を入れる事を想定しています。
例えば1台の HDD に Windows と FreeBSD を入れたい場合はハンドブック等を参照してください。
- 以下の環境を想定しています。
- AT/ATX機を使用
- CD-ROMを使ってインストールする
- FreeBSDで使えるネットワークカード(PCI)実装済み
- ダイアルアップルータに接続済みでローカルIPアドレスが判っている
- プロバイダと契約済みでドメインネームが判っている
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- CD-ROM から FreeBSD を起動する
- BIOS を CD-ROM から起動できるように設定する
インストールさせるAT機のBIOSセットアップを起動し、BOOT DEVICE に CD-ROM を選択します。
- FreeBSD の CD-ROM を CD-ROMドライブにセットし PC を再起動させます。
再起動後、FreeBSD インストーラが起動したら次に進みます。
- インストール方法を選択する
- Kernel Configuration Menu で Skip を選択
- 多国語インストーラの場合は言語選択で日本語を選択
ノーマルインストーラの場合は言語選択画面はありません
- Main Menu で Standard を選択
- HDD の割り当て
- インストール先 HDD 選択
接続されている HDD が1台の場合は HDD 選択画面には遷移しません
- fdisk にて以下の操作を行う
- A:全体
他の OS の領域を残しますか?の問いには No を選択
- S:ブート可能
- Q:終了
※他の OS を 1台の HDD に同居させる場合は C → Q と選択します
- ブートマネージャの選択
複数の OS がある場合は BootMgr を、FreeBSD のみの場合は Standard を選択します
- label にて以下の操作を行う
- C:作成 → 512M → SWAP
- C:作成 → [ENTER]:残り全て → FS:ファイルシステム → (マウント位置)/
- Q:終了
- 配布ファイルの選択
- X-Kern-Developer(全バイナリ、文章、カーネルソースと XWindow)にカーソルを合わせ、[SPACE] → [ENTER] と操作します
一部の書籍に付属されている CD-ROM では XWindow システムが入っていない為、ファイル展開時にエラーメッセージが出力されます。この場合はインストール後にインターネットで XWindow バイナリパッケージをダウンロードし、手動で XWindow のみを入れればOKです。
- ports コレクションは入れます。[YES] を選択。
- XFree86配布ファイルの選択
- Basic:基本コンポーネントメニュー
デフォルトのままでも構いません。
- Server:X サーバメニュー
何を選えば良いのか判らない場合は全てを選択しましょう。(すまん)
- Fonts:フォントセットメニュー
日本語フォントを追加選択します
- インストールメディアの選択
CD-ROM を選択します。
- インストールの実行
本当に実行しますか?と問い合わせがあるので [YES] を選択します。
コーヒーブレーク
以上で FreeBSD のインストールまでの操作は終了です。
インストール終了後、FreeBSD の設定ができるので、
最低限設定しておいた方が良い項目について記述します。
- ネットワークの設定
[YES] を選択してネットワークの設定を行います。
- ネットワークインターフェースの選択
大抵の場合は1番上に表示されている物を選択すればOKです。
その後、IPv6 → [NO]、DHCP → [NO] と 選択します。
- 詳細設定
- ホストネーム
プロバイダとLAN内に同じ名前がなければ何でも可
- ドメインネーム
プロバイダのドメインネームを入力
- ゲートウェイ
ダイアルアップルータのアドレスを入力
- ネームサーバ
ダイアルアップルータのアドレスを入力
- IPアドレス
ローカルでのIPアドレスを入力
- ネットマスク
255.255.255.0
- ifconfig のオプション
何も指定しない
以上を入力したら[OK]を選択します。
- 末端ホストか? → [Yes]
- ftp → [Yes](anonymous不可)
- NFS Server → [Yes]
- NFS Client → [Yes]
- セキュリティレベル → [No] → [Medium]
- 端末の設定
- コンソールのカスタマイズ
キーボードに何を使っているのか判らない場合は [Yes] → Japanese 106
- Time Zone → [Yes]
CMOS → [No] → Asia → Japan → [Yes](JST)
- Linux バイナリ互換機能 → [Yes]
- マウス PS/2マウスの場合は [Yes]
マウスデーモンは特殊なマウスでな限り Auto を選べば OK なので説明省略。
たぶん、ここでマウスデーモンを有効化してもこの場では有効になりません。
- XWindow の設定 → [No]
XWindow の設定は、後で root で再ログインし XF86Setup と入力すると簡単に設定出来ます。この場所で設定を間違えると痛い目に逢うので後回しの方がリスクが低いです。
- パッケージコレクション → [No]
- アカウントの追加 → [Yes]
ここで1人は追加しておいた方がいいです。
- ログインID
適当な名前を半角小文字で入力します。
- UID
デフォルトの値を変えずに。
- グループ
wheel と入力します。
- パスワード
パスワードを入力します。
- フルネーム
ここで入力した文字列がメールの差出人へ反映されると思ってください。
- メンバグループ
wheel と入力します。
- ホームディレクトリ
デフォルトのままで構いません。
- ログインシェル
/bin/tcsh が便利かも。
- root のパスワード設定 → 覚え易くバレ憎い文字列を指定
- 設定完了!PC再起動!!
以上で設定は完了です。
- 総合メニューに移動するか? → [No](移動しない)
メインメニューに戻ります。
- メインメニューにて [Exit Install](導入終了)を選択
しばらくするとPCが再起動しますので、BIOS設定画面にて BOOT デバイスを CD-ROM から 元に戻してください(FD/HDD)。
インストールした HDD より PC を起動すると、FreeBSD が起動します。
お疲れ様でした。
(raelian@din.or.jp)
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