ゲームキャラクター編



●藤堂竜白●
登場作品 龍虎の拳
一つの技を極めた漢

<藤堂とは?>
藤堂流古武術の使い手である藤堂竜白は、龍虎の拳に登場するキャラクターである。
今ではKOFの背景として登場するのみだが、初代竜虎の拳では敵キャラクターの
一人として登場していた。
<ゲーム上は?>
ゲームでは最初に戦う敵なので倒すのはとても簡単だが、それは藤堂が弱いとい
うことではない。対戦で使うと恐ろしいまでの強さを発揮するのだ。
 体が小さいからリーチも短いような印象を受けるが、体を最大限に使って攻撃をす
るので見た目よりかなり長く、他のキャラクターと戦っても打ち負けない。
 そして、藤堂唯一にして、最大最強の必殺技が「重ね当て」である。この技がある事が
藤堂最強の最大の理由だ。前方に板のような気を数枚発生させるこの技は、対空・対地の
すべてにわたって使える万能技なので、実際これさえあれば戦闘に不自由しない。しかも
この技は気力が無くなっても板が一枚になるだけなのでまったく同じように使えるのだ。
<結論>
結論として藤堂に死角はない。特徴をよく理解すればMR.カラテも敵ではない強さを持
ち、しかも髭を蓄えた男前でもある。
 だのになぜ背景のようなひどい扱いを受けなければならないのか? これは藤堂の人気を
妬んだ何者かによる陰謀としか考えられない! さあ、みんな、藤堂のプレイヤーキャラ
復活を願おう! あの格好いい藤堂を再びわれらの手に取り戻すのだ!



・補足事項・
●スーパーファミコン版龍虎の拳では藤堂は超必殺技として、「盟王武雷陣」を取得。内容と
しては「重ね当て」の強化版。
●藤堂の娘、香澄も同名の技「重ね当て」を使用するが、威力・判定ともに藤堂の足元にも及
ばない。これはプーマがピューマである以上のまがい物である。みんなはだまされないように。
●TV版龍虎の拳は気合弾のような飛び道具は一切登場しない、かといってリアルな格闘を見
せるでもない、何だかよく分からないものだった。藤堂はTV版では道場主ではなく、刑事に
なっている(イメージとしては銭形警部のようなイメージか?) なんでこんな話になったん
だろう。謎。




●ミッキー・ロジャース●
登場作品 龍虎の拳・龍虎の拳2
天才変な声ボクサー

<ミッキーって?>
○将来を嘱望されたボクサーでありながら、怪我や不幸な事件などによって転落していったハズ?。(ちょっと不確実)
○龍虎1では、ミッキーは身を持ち崩した後、武器の売人をしていたところをリョウorロバートに襲撃される。ユリを探しているリョウはミッキーを誘拐関係者と決め付け、ミッキーを締め上げようとするのだ。
まったく無関係のミッキーは警察かと思って問いただすのだが、
決め付けてしまっているリョウは話など聞かずに攻撃してくる。
つまりミッキーは濡れ衣を着せられているのだ。何とひどい話だろう!
○龍虎2になると、ミッキーは更正する(いきなりだが)。髪も短くしたし、
ちゃんとランニングとトランクス姿にもなり、
もうどこから見ても立派なボクサーになった
<ミッキーの魅力>
○その美声
ミッキーといって最初に挙げられる特徴はそのだろう。やられると
「はあ〜〜んん」
。気力をためていると「はあ〜〜あっ」
悩ましい声を上げる。気合をためている最中にやられると
「はあ〜〜あっはあ〜〜んん」と悩ましいことこの上ない。
みんなミッキーの美声に酔いしれよう!
○バーニング&ローリングアッパー
声以外のミッキーの必殺技。地を這うローリングと宙を裂くバーニングの
二種類の飛び道具を放つ。二種類とも威力は高いのだが、前動作が大きいのが難点。
○チョッピングライト
龍虎2になって追加された新技の一つ。敵の目の前で片手をグルグルと大きく回してからおもむろにパンチを放つという
素晴らしい技。「これぞミッキー!」と思わず言いたくなるほどの技だ。
しかも、相手がしゃがんでいると、パンチも自動的に下段に変化してくれるのだ!
以上のように素晴らしい点の前には、腕回してる間に殴られるなんてことは、まったく些細な問題だろう。
○クレイジーアッパー<*判定勝ち認定技>
素晴らしい技その2。体を軽くかがめてから斜め上にパンチを突き出す技。その時、拳の周りに螺旋状の気が発生するのがポイント。当委員会が非常に気に入っている技で、通称として「ビーム」と呼んでいた。見た目はかなり地味だが、効果音はなかなか小気味よかったと記憶している
「ビーム!」と言いながら相手にこの技を当てることができれば、勝負は勝ったも同然だ
たとえ試合に負けても、勝負で勝っているんだから安心して戦えるぞ。

*判定勝ち認定技とはその技を当てた時点で、試合結果はともかく勝ちであるというもの。
判定がきつく当てにくいものなどにたまに存在する。




●王虎● 登場作品 サムライスピリッツ・(真サムライスピリッツ)
漢気あふれる武人(真は除く)

<王虎って?>
中国大陸の一国を治める王。自分の右腕となるような武人を探すために旅に出た。
自身も斬肉大包丁を振るう強力な武人である。
<王虎の魅力>
○斬肉大包丁
王虎の武器である斬肉大包丁は巨大な青龍刀のようなものだ。そのリーチは凄まじく、大攻撃の場合
相手の攻撃が届かない範囲から余裕で切り付けることができる。これに勝てるのはタムタムぐらいだろう。
また破壊力も絶大で、まさに一刀両断といった感じだ。
○弁髪
弁髪、これだけで強いでしょう。弁髪の似合うキャラで弱いキャラはいない! 弁髪は強者の証、以上。
○尻(ケツ)
王虎の殴る蹴る以外の第三の攻撃法。チラリと見える赤い(or青い)褌がなかなか粋だ。
○気孔爆転法
王虎最大最強の必殺技。空高く飛び上がり、なぜか燃えている斬肉大包丁を地面に叩き付ける技。
ダメージも大きい上に上空から降ってくるので敵はガードしにくい。ガード時間が長いことから、ガードしている
相手の反対側に回って無防備な相手を攻撃といったことも可能といったなかなか使える技だ。
○無手にこそ神髄が
気孔爆転法後の王虎は無手になるのだが、これからが熱い
相手は好機と見て、攻め立ててくるだろう。しかし、無手でも王虎はかなり強いのだ。
特に無手の時の投げ(頭蓋落砕、別名恐怖投げ)は恐ろしい破壊力を持っている。何らかの拳法を体得しているのは間違いないだろう。
まあ、武人としては当然かも知れないけど。
無手のほうが楽しいと思えるようになれば君の王虎も本当の武人だ!
○EDの漢気を見よ!
結局これはという人材は見つけられず、EDで王虎の国は滅びてしまう。兵達が敗軍の報告を次々と運んで来る中、
王虎は武器を取って静かに立ちあがり、最後の戦場へ向かう。自分の戦いを敵味方すべての目に焼き付けるために…。


真サムライスピリッツの王虎について
「真サムライスピリッツ」(以下「真」)のファンの方には申し訳ありませんが、「真」の王虎は殿堂からは
除外します。なぜならば武人ではないからです。「真」の王虎は粗暴な言動、行動しか感じられず、武人としての
品位に著しく欠けるところがあるので、当委員会は殿堂入り不適格と判断しました。
新武器の石柱にはなかなかそそられるものがあったのですが…。
また、「真」の王虎は国王の座を狙う偽者であるという可能性も考慮しています。




●服部半蔵●
登場作品 サムライスピリッツ全シリーズ
君の心に爆炎龍

<服部半蔵って?>
最強の忍。他人に厳しいが、自分にはそれ以上に厳しい。
天草に身体を乗っ取られた息子、真蔵を救うために旅立つ。
<服部半蔵の魅力>
○忍者装束
まず最初に目に付くのはその独特の服装だろう。いわゆる忍者装束というよりはメタルヒーローものに近い感じがする。
実際の忍者の服装を考えると明らかに間違いなのだが、格好いいのでOK。まったく問題は無い。
でも、これ以上メカ傾向が強まっていくと忍者じゃなくなってしまうのでこの程度でとめておいて欲しい。
○忍法影分身
画面上に実体を含む複数の分身を出現させる技。まさに忍者といった感じの技。
初代では四分身だったが、真以降は二分身となった。分身時の音などはなかなかいい。本体以外はすべて虚像であり、相手を混乱させる効果があるような気がするが、まったく使えない。だが、忍者らしさを演出するためにも一試合に一度は使うこと。
○烈風手裏剣
爆炎龍と並ぶ二大飛び道具…、のハズだったが、真以降弱体化の一途をたどる。空中でしか撃てなくなってしまったのだ。地上でゆっくりと飛ぶ烈風手裏剣で相手を牽制するっていうのが結構好きだったのに…。地上での復活を望む。(でも剣で切られるのはちょっと悲しい)。
○空蝉天舞・地斬
忍者といえば分身と空蝉でしょう!というわけで絶対使わなきゃいけない技。
初代サムスピでは消えた後必ず上から落ちてくるので、相手が立ちガードをすれば確実に大斬りをぶち込まれるというなかなか困った技だったが、真以降地面からも出現するようになったので、多少は使える技に成長した。ガードされると大斬り確定なのは変わらないが、そのぐらいのリスクを負わないでなんで忍といえようか!
○モズ落とし
半蔵の象徴的な必殺技。通称モズ。相手をつかんで空高く舞い上がり、相手を地面に叩き付ける。強さにより威力が異なり、特に大のモズ落としは強力でみんなこれを狙うため、モズといえば「大モズ」を指すぐらいだ。君も半蔵を使う以上は狙っていくこと
しかし、入力を失敗して、ただの大蹴りに化けると、敵の前でくるくる回転してかなり恥ずかしいので落ち着いて入力しよう。それでも失敗してしまった場合は「相手のモズへの警戒を解きほぐすための布石なんだ」と自分に言い聞かせよう。でもなるべく失敗しないように。
○爆炎龍
半蔵の魂ともいえる飛び道具。火柱が地面を跳ねながら進んでいく。撃った後すぐに爆炎龍を追いかけていってモズを狙うのが基本戦法。撃つポーズがなかなか格好よくまさに火遁の術といった感じだ。
○しゃがみ大斬り
通常攻撃の中でもかなり使える技。技の出が早く、相手の着地に合わせることも可能。ただしそればかりを使っていると警戒されてしまうので、上段攻撃で相手の注意を上に向けておいたところでたまに使うと効果的だ。
<どうやって戦うといいのか?>
半蔵は忍者である。当然ながら忍者らしい戦い、動きを心掛けること。
強力な技・必殺技しか出さないなんていうのはもってのほかである。たとえ弱くても見た目が格好いいものがあればそれを積極的に使用すること。
あくまで忍者であるということを忘れないように。




●ローレンス・ブラッド●
登場作品 餓狼伝説2以降(3・リアルバウトを除く)
華麗なる闘牛人生

<ローレンスって?>
冷徹なる闘牛士、ローレンスは餓狼伝説2で初登場した。素手で闘牛を倒すことができる唯一の闘牛士であり、恐ろしい力の持ち主だ。闘牛士として頂点を極めた彼だが、しだいに闘牛との戦いに飽いてきた。更なる強者との戦いを求める彼の前にクラウザーと名乗る男からの使いが現れる。
 …そして彼は四天王の一人として戦いの場に立ったのだった。
<ローレンスの魅力って?>
○マント
 ローレンスは闘牛士であるため、マントを標準装備している。このマント、髭と並んでローレンスに欠かせないアイテムだ。マントをいかに華麗に使うかは、サーベルと並んでローレンス使いとしての悩みどころだろう。ぜひとも華麗に扱って欲しいものだ。個人的にはマントを振って攻撃する大パンチを活用して欲しい。リーチ的に届かないと相手が油断したところにビシッとヒットするのがなんともいい感じだ。道具を使っているのが卑怯という向きもあるが、闘牛士とマントは一心同体なので、あれは体の一部である。よって何ら問題なし!。遠慮なく使って欲しい。ただし当たり判定がないわけではないので、そのあたりを忘れないように。
○ヒゲ
 ローレンスを形作るのに必要不可欠なパーツ。髭無しにローレンスは語れまい。髭あってこそのローレンスだ。
○薔薇
 ローレンスが戦闘前に口にくわえている。戦闘開始時に相手に投げて切り裂いて見せるところが非常にいい感じだ。これはローレンスが行なう敗者への手向けであり、ローレンスの美意識の一端を垣間見ることができるものであって、断じて求愛行為ではない!!、そこのところは絶対に覚えておくように! とても大事です、これは試験に出ます!!
○ブラッディカッター
 ローレンスの必殺技の一つ。ひらりと鳥のように宙を舞い、空中で相手にマントを叩き付ける技。一部ではひらりマントと呼んだりもする。
  ローレンスは何と空も飛べるのだ。この技は相手の上空から攻撃するので相手の意表を突く事ができる。しかも空から攻撃するので相手の飛び道具を気にする必要もない。与えるダメージもかなり大きいので、かなり使える技だ。ガードされると連続技の的になるなんてことは気にしないでどんどん使って行こう。
  ただ、当然のことながら無敵必殺技には負けるので注意。その他として、特に注意が必要なのはスクリューアッパーだ。その場に巨大なスクリューを発生させるこの技は、生意気にも攻撃判定が画面外まで存在するのだ。スクリューアッパーをブラッディーカッターに合わせられるとかなり悲惨なことになるからくれぐれも気を付けるように。同じタイミング・リズムで出していると相手に合わされやすいので、自分で意識してリズムを変えよう。まあ、それでも食らうときは食らうんだけどね……。
○ブラッディサーベル
 必殺技その2。闘牛士装備であるマントとサーベルの両方を活用する、すばらしい技。自分の体の前方をマントで覆い、相手から動きが分からないようにサーベルを突き出す。まさに見事な知的戦術といえるだろう。素手の相手に卑怯だなどとはいわないように。闘牛士装備である以上、あれは体の一部なのだから。体をどう工夫して戦おうと決して非難はされないはずだ。なお、攻撃が出るまでは結構隙が大きいので注意すること。
○ブラッディスピン
 必殺技その3。片方の掌を相手に向けて、横方向に回転しながら突っ込んでいく技。闘牛を相手にするだけではなく、ついに自らを牛のように突進させることに成功した技。相手の横っ腹を抉るように使うべし。削り量も程よく、隙も少ないのでかなり有効な技だが、こればっかり使っているようでは面白くない。程々にするように。
○グランドダッシュ
 ローレンス必殺のしゃがみ大キック。ようはスライディング。身を沈めながら相手に向かって滑り込んでいく。そこそこ移動距離も長い技なのだが、なぜか技によく当たる。ジョーのスライディングでは問題無くかわせる技が、なぜか命中するのだ。どうしても納得いかなかったのだが、技名を見て納得。グランドダッシュだった。ダッシュか…、ダッシュじゃしょうがないか、スライディングじゃないんだから…。道理で妙に姿勢が高かったはずだよ…
 あと、ガードされると敵に思いっきりめり込んでしまうことは秘密だ
○ライン移動
 闘牛士らしいライン移動。思いっきり飛びげり。なんか足が異常に大きくなってる気がするけどまったくの気のせい。もしくは本当に足が 大きくなっているのかもしれない。ま、どっちにしろローレンス的には問題無いだろう
○ブラッディフラッシュ
 ローレンスの超必殺技。サーベル滅多切り。足を大きく踏み出し、腕を最大限に使って切りまくる。サーベルの一振り一振りが美しい軌跡を描く、非常に華麗な技だ。また攻撃範囲も広く、なんと対空にも使うことができるのだ! 当然ながらダメージも大きく、何ともいいことづくめの技だ。コマンドが非常に難解だというのは気にする必要はないだろう。みんな、練習を重ねて確実に出せるようになろう! (ちなみに委員長は5回に1回出せれば大成功です)ギースの超技と逆のコマンドなのが有名。
○オーレ!
 パンパン、オーレ!スペインの神髄ここに極まれり!。さすが闘牛士といった感じの挑発。とにかく一度見て欲しい。一見の価値あり! ブラボー!


・補足事項・
 アニメ版「餓狼伝説2」でのローレンスへの扱いはあまりにもひどすぎる!。直前まで超余裕で戦っていたのに、アンディの超裂破一発で、「つ、強すぎる」とかいってやられるなんて納得いかーん! あれじゃ単なる引き立て役じゃないかー。 ローレンスなら超裂破を軽くステップでかわして、その間に空中でブラッディフラッシュコマンドを入力、着地と同時に発動させるぐらいは朝飯前でしょう!。許せなーい。
ハッ、これはローレンスの絶大なる人気を羨むアンディ派の策謀なのか…。おそるべし。




●ヴォルフガング・クラウザー●
登場作品 餓狼伝説2以降(3、リアルバウトを除く)
キングオブファイターズ96(ボスチーム)
無敵のスリープ・ウェール帝王

<クラウザーって?>
 帝王、以上。
 って、いうんじゃあまりにもあまりなので、軽い説明を。
 名門ヴォルフガング家の当主であり、世界を裏から支配する漢である。頭が切れるのは当然として、格闘技にも精通している。しかも、空手などの当たり前の格闘技ではなく、ヴォルフガング流といった感じの独自の総合格闘術を身につけているあたり、さすが帝王といった感じだ。
 裏の世界を完全に支配したクラウザーは、残りのもう一つの世界…表の世界を手に入れるための足ががりとして格闘大会を開催するのだった。
<クラウザーの魅力って?>
○ベルト
 クラウザーはいつもなぜか腰にベルトを巻いている。しかもただのベルトではなく、チャンピオンベルトのように巨大なのだ。これは一体何なのだろうか?
 想像するにこれは格闘大会優勝のベルトだ。もちろん帝王である以上その辺の適当な大会のベルトではない。このベルトはクラウザー主催でクラウザー参加の格闘大会(輝け!第一回クラウザー杯)のチャンピオンベルトに間違いないだろう。帝王の威厳を示すためにクラウザーは常にベルトを巻いているのだ。さすがは帝王
○その巨体
 クラウザーは巨大だ。これは偶然ではなく必然である。帝王であり、偉大である以上、体が大きくなるのは当然のことなのだ。その巨体を前にして畏怖を感じない相手はいないだろう。対戦相手がクラウザーの目の前に立ったとき、クラウザーの体は実際の何十倍も大きく感じられるという。クラウザー自身の格のようなものが戦う前から相手を圧倒しているのだ。いわば、ラオウの前に立った雑魚や、大豪院邪鬼に対する一号生のようなものなのだ。相手にとってはクラウザーのパンチはまるで壁が迫ってくるように感じることだろう。
 このようにクラウザーの巨体には大きな意味があるのだ。食らい判定がでかすぎて連続技の的だぜなどという、ひねくれた考え方は今すぐに捨てるように。
○サブマリンアッパー
 敵との距離がある程度離れているときに大パンチを出すと、体を大きく前にのり出して抉り込むような拳を放つ。これがクラウザーの強さの一つであるサブマリンアッパーだ。普通の状態ですら長いクラウザーのリーチを最大限に使うこの技は、恐ろしいほどのリーチを持っている。また、大攻撃であるため、その威力も保証付きであり姿、威厳も申し分ない。非常に使える技なので相手との距離が離れたら積極的に使っていこう。ちなみにこの技は他の四天王を相手にするとき、一部の地域で「上司パンチ」とも呼ばれる。上司に逆らう生意気な部下を鉄拳制裁で懲らしめるという意味だろう。あなたもクラウザーを使っていて、ビリー・アクセル・ローレンスと戦うときは「上司パンチ!」と言いながら彼らにこの技を繰り出そう!
○ボディプレス
 帝王はボディプレスがお気に入りだ。ジャンプ大パンチやライン移動攻撃のときにもボディプレスを使用する。リーチを使わず、ボディという無防備な個所を使って攻撃するのも帝王だからである。あえてリーチを生かさないところ、心臓をさらすところなどすべて帝王の度量の大きさを示すものなのだ。「さあ、存分に掛かってくるがいい、私は逃げも隠れもせずにすべてを受け止めよう!」という意味がボディプレスには込められている。「弱いからヤダ」なんていわないで使うこと。  でも、ライン攻撃はあまり多用しないように(全キャラ中最弱)。転がりがおすすめ。
○ブリッツボール
 帝王の誇る強力な飛び道具。投射時の声から「フワァ!」などともいわれる(一部地域限定)。上下に打ち分けることが可能で地上空中両方に活用できる。また、大小により弾速も大きく変わり、織り交ぜながら投げているだけで相手にとってはかなりのプレッシャーになること間違い無しだ。存分に帝王の威厳を示せ!
 ただ、読まれると帝王いえども辛いので、タイミングはずらしていくように。(上段ブリッツはダッシュ二本背負いの的。下段を読まれて飛び込まれると連続技の的になること請け合い)
○レッグトマホーク
 開脚飛び蹴り。「レットマ」などと呼ばれることもあり。帝王が画面に向かって大股を開きながら、あられもないポーズで攻撃する技。若干飛ぶので相手の飛び道具をかわしながら攻撃するのに使うのが理想だが、前動作が大きいのでなかなか難しい。ここは一つ帝王の読みを働かせること。
○中段当て身投げ
 ヴォルフガング流総合格闘術の技の一つ。相手の立ち姿勢での通常攻撃(当て身?)を受け流し、投げへと繋ぐ流麗かつ重厚な技。受け流せる技が非常に限定されているので、いつでも使えるというわけではない。しかし、成功した場合相手に与える精神的ダメージが大きいので、相手の反撃を誘うような形で使用するといいだろう。あと、受け流そうとするポーズが意外と面白いので、挑発としても使用するとができる。さすが帝王!どこを取っても無駄がない
 よく、「ギースと違って当て身つかえねー」などといわれるが、それはまったくの誤りだ!。クラウザーも当然上段当て身投げは使えるのだが、わざと封印しているのだ。だから、中段当て身投げを使うときには帝王の余裕を噛み締めながら使うように。決して「上段もほしいなー」などと思わないように
○カイザーウェーブ
 巨大な気弾を敵に向けて放つ超必殺技。技名を見てもわかるように帝王を象徴している。カイザーウェーブ、素晴らしい響きだ。日本語なら帝王波。これもまたいい!
 縦幅が非常に大きいので、普通に飛び越すことはできないばかりではなく、威力も非常に高い。ため技だが、発射直後からためはじめることで連射も可能になっている。唯一の難点としては最後の入力が斜め上に入るためにジャンプに化けやすいということだろう。これは非常に恥ずかしいので何としても避けるように。後ろにじりじり後退して、おもむろに前ジャンプすることになるので相手にばればれなのだ。
○挑発
 帝王の大いなる余裕を感じさせる技。両手を軽く叩き笑うその姿は帝王にしか出せない余裕に溢れている。余談だが、挑発を連打すると帝王がいつまでも笑い続けてなかなか面白いぞ。深みのある声に酔いしれろ!
○鎧
 クラウザーは戦いのたびに鎧を破壊する。そのこわしっぷりを見ていると、壊すために着ているとしか思えないのはなぜだろうか。  おそらくあの鎧もクラウザー家お抱えの人間国宝。そうたとえるなら飛騨の匠のような人間が端正込めて作っているに違いないだろう。
○楽団
 クラウザーステージ背景で曲を演奏している。当然ながらクラウザーお抱えだろう。目の前で火柱が立とうが竜巻ができようが、演奏のみに集中というその姿勢はまさにプロといったところだ。
○その倒れっぷり
 ラスボスとしてのクラウザーを倒すと、いったん倒れるが、その後気力を振り絞って立ち上がり、勝者に祝いの言葉を述べたから本当に倒れる。最後まで礼儀を忘れないとは、まさに紳士、まさに帝王だ。


・補足事項その1・
 アニメ版餓狼伝説のクラウザーはいきなり美形になっているがあれはどうだろうか? 声優の声とのバランスといいう意味では合っている気もするのだが…。でもそれだと東は佐竹みたいなごつい顔じゃなきゃいけないはずだし…。どんなもんでしょ? いきなりパイプオルガン弾きだすあたりはいい線いってる気がするんだけど。
 リアルバウト餓狼伝説スペシャルのクラウザー、一体どうしてしまったんだ!。あんなに肉太りしてしまって…。あれじゃ肉襦袢着てるみたいじゃないか! あんなボディビルダーみたいな筋肉、クラウザーじゃない! 一体どうしてしまったんだ…。クラウザー、あなたは騙されている。減量してくれー!

・補足事項その2・
 クラウザーは悪ではない! 闇の支配者だけど悪ではないぞ! なのにどうしてみんなクラウザーを悪呼ばわりするんだ!
 みんな良く考えてみて欲しい。餓狼シリーズでクラウザーが何をしたのか。ただ格闘大会を開催しただけではないか。別に犯罪行為はしていない。ギースは確かにジェフを死に追いやった。しかしクラウザーが何かしただろうか? いやしていない(反語)。なのにクラウザーは悪の帝王のような扱いを受けている。これは酷すぎる、濡れ衣もいいところだ。
 クラウザーのこの扱いの原因について密かに調査を続けていた当委員会は、その原因の一つを突き止めることに成功した。キムの仕業だったのだ!!あの独善の固まりのキムがクラウザーを悪認定していたのだ。しかも何の根拠もなく! この行為こそまさに悪だろう! …キム、許すまじ…。
 それにしてもこれだけ酷いことをされているのに、抗議もしないとは…。クラウザーはなんて心が広いんだろう! まさに帝王の心だ!




●ゴルドー●
登場作品 マーシャルチャンピオン
連打命のフランス男

<ゴルドーって?>
 マーシャルチャンピオンに登場する選手の一人。三節棍を用い戦う。いかつい顔と肩まで届く金髪がトレードマーク。
<ゴルドーの魅力って?>
○ゴルウェーブ
 青い地を這う飛び道具を放つ技。いうならばパワーウェイブ。しかしそこはさすがゴルドー、「ごるうぇぃぶぅぅぅ〜」という実にフランス人らしい発音で技を使い、錦織とは違うところを魅せてくれる。さすがだぜ!
○ゴルバリアー
 ゴルドー最大最強の技。ゴルドーそのものといってもいい技。その効力は絶大で、対地対空すべてOK。藤堂の重ね当てにも匹敵する技なのだ!!
 ボタン連打で技を発動させると(この技のコマンドはボタン連打)、「ごるばりあっ!」の威勢よい掛け声と共に無数の手形がゴルドーの前に出現する。この手形に攻撃判定があり、相手の攻撃を防ぐ壁になるのだ。まさにバリアー!!。素晴らしい!!
 ここまでの説明でわかるように、ゴルバリアーとは腕を突き出し張り手を連打する技だ。こんな素晴らしい技を考えるとはさすがはフランス人といえよう。
○そのセンス
 「芸術の国」フランスの国民であるゴルドーは当然のことながら素晴らしいセンスの持ち主である。自分の技であることをほかの人間にしらしめるために、技名の先頭ににすべて「ゴル」をつけるそのセンスはそんじょそこらの日本人にはとても真似できない。せいぜいバトルフランスぐらいのものだろう。すごいぜゴルドー。ビバ、フランス!!




●ソドム●
登場作品 ファイナルファイト ストリートファイターZERO2、ZERO3
謎のサムライ

<ソドムって?>
 兜を被り、「死」とかかれたアメフトのコスチュームに身を包む、謎の外人。怪しいニホンゴ(英語風)を操る。兜の下の素顔を知るものはいない。
<ゾドムの魅力って?>
○変なニホンゴ
 ソドムはどこから拾ってきたかわからないような、怪しい日本語を勝利画面で喋る。英語(っていうかローマ字)になっているからわかりにくいかもしれないが、注意深く読んで欲しい。なかなか壊れてます。
○その最期
 単なるハッタリかぶきものと思われて(思っていた)いたソドムだが、ZERO3において、実はサムライであったことを教えてくれた。
 なんとかベガを倒したものの、自らのサイコパワーを利用したサイコドライブシステムにより、復活を遂げるベガ。
「ベガを倒すことはできないのか?」
 様子を密かに伺っていた春麗やナッシュ達が絶望感に苛まれている中、高笑いをするベガに接近していく一台のトラックの姿があった。
「あれは一体?」
 歌舞伎めいたペイントが随所になされたそのトラックこそ、ソドムが操るトラックであった。
「今こそ『イッセイイチダイノハレブタイネ!』」
 そしてまき送る大爆発。崩れ落ちるベガの基地。
「彼はカブキモノじゃなかった。ホンモノのサムライだったわ…」
 春麗が呟く。
 孤高のサムライ、ソドム。彼は一体…。

○結論ーZERO3のソドムはイイ!
 ってことで、むちゃくちゃかっこいいっす。このエンディングで殿堂入りが決定しました。それまでは「単なる馬鹿者」であり、強くて嫌な二面のラスボスでしかなかった彼ですが、ZERO3ではかなりイカシテます。ぜひ一度エンディングを見て下さい。




●ヴォルド●
登場作品 ソウルエッジ ソウルキャリバー
奈落の番人

<ヴォルドって?>
大海賊ベルチーの宝を守るため、洞窟に独り潜む番人。長い年月を洞窟で過ごしてきたために視力は既に失われているが、他の感覚が研ぎ澄まされているためかその動きはまったく自然。どこからか聞こえてきたベルチーの声に従い、ソウルエッジ探索の旅に。
<ヴォルドの魅力>
○その動き
 そもそも立ち姿勢からしてイイ感じなのだが、動き出すとこれがまたイイ。軟体動物を思わせるようなその動き俊敏かつ華麗。相手はその動きを予想する事ができない。
○股間
 死闘においては相手の弱点を突く事はごく自然に行われる。男子にとって最大の急所である股間もその例外ではない。しかしそこはヴォルド、抜かりはない。時を選ばす行われる攻撃に対する準備はすでに完了している。ヴォルドの股間には常に防御用のカップが標準装備されているのだ!! やるぜ!!
○呼吸
 百戦錬磨の戦士には言葉などもはや無用! 故にヴォルドは一言も喋らずに呼吸音のみで意思を伝える。これこそ一流の戦士の証!
○投げ
 相手に予測不可能なヴォルドの動き。投げにも当然生かされている。相手の体を武器の上で独楽のように回す技や、体を伝ってからの投げなどどれ一つとっても他のキャラクターには真似できない。ナイス独創性!




●ヘヴィD!●
登場作品 キングオブファイターズ94&98
器の違う男

<ヘヴィD!って?>
ザ・キングオブファイターズアメリカ代表の一人。かつてはボクシングのヘビー級ランカーとして活躍していたが、リング上で対戦相手を殺してしまい、リングを去った。その男が沈黙を破り今再びリングへと上がる。
<ヘヴィD!の魅力>
○ブラストアッパー
 D!の鋭いアッパーによって発生する衝撃波。その気合の入った「っぱーッ!!」という掛け声は有名。自分のすぐ手前に発生するため相手の攻撃を出掛かりで止める事ができる。リーチでは大の方が勝るのだが、いかんせん発生時間が遅い。相手の動きに即応できる小を主戦兵器にすること。距離の短さは気合でカバーだ!
○R・S・D
 一瞬にして間合いを詰め、コークスクリューブローを叩き込む必殺技。ダッシュとモーションが似ているので織り交ぜながら使うのが吉。距離を測って出せば安定して削れる割とバランスのいい技。相手が攻撃モーションに入ったときに「見切ったッ!!」とかいいながら出すのがいい感じ。ただし、タイミングを誤ると小パンチ一発でつぶされるので注意。あと相手のしゃがみ攻撃に非常に弱いという事は内緒だ。相手がしゃがみ小パンチを出しているだけでほぼ100%この技が決まらないなんてことは口が裂けても言わないように!!
○ソウルフラワー
 この技はブラストアッパーと別の意味でヘビイD!を語る時に外せない。その豪腕を地面に叩き付ける事で自分を包み込む衝撃波を発生させる技。自分の姿勢を低くして相手の攻撃をかわすと同時に攻撃をする、というヘヴィD!のクレバーな面を象徴する技……。のはずだ、うん。一応対空目的に使用。利点としては喰らい判定が小さくなること、これに尽きる。この利点の前にはあたり判定今一つで良くて相打ち、大抵負ける事なんて全く些細な問題でしょう。以上。当たったらラッキーな技だなんて声聞こえない聞こえない。
○Dクレイジー
 ヘヴィD!必殺の技。相手に突進しながら単打を連発する、いわゆる乱舞。パワーとスピードに溢れとても格好よい技だ。相手に密接した状態でしかも壁際ならば全弾当てる事もできるかもしれない。
 ま、そういう技です。ヒット途中からでもガード可能とか、そんなことは覚える必要はないです。はい。
○勝ち台詞
 ヘヴィD!の魅力といえばこれをおいてないだろう。「よっしゃ!」とか「わっしょい!」とか人によっていろいろ説があるが、「器が違う」が正解らしい。この、人に想像させると言うことがすごいところなのだ。想像させる余地をプレイヤーに与え、新たな楽しみを見出そうとしてるのだ。そこまで考えられているなんでますます凄いぞ、D!
 (これはちょっといいすぎ)


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