大澤 武司
(Dr. OSAWA Takeshi)



 


熊 本 日 記
(2012年7月)

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□2012年7月30日(月) 飯倉から早稲田へ


東京タワー@外交史料館までの道すがら

 午前は時間が空いたので外交史料館に行くことに。最近、続々と外交文書の公開が進んでいるが、それらが「すぐ」に使えるシステムにはなっていないので、なかなか困ったものである。

 聞くところによれば、読みたい文書があっても、その都度、審査申請と本省書庫からの搬出をお願いしなければならないとのこと。郵送やファックス、そして窓口で申請できるそうだが、熊本からだとちょっときつい(さらに出張が増えてしまう)。「上の階」のお友達に頼むか...。

 とにかく気を取り直して、いま手を出し始めている「新テーマ」関連の外交文書を再確認。ストライクではないが、ちょっと面白い関連文書があった...。


李嘉冬老師@「ゆらぐ<境界>――戦時期東アジアと日本」

 午後は早稲田の学習院女子大学で開催される国際ワークショップ「ゆらぐ<境界>――戦時期東アジアと日本」に参加。6月に上海で奇跡の再開を果たした東華大学の李嘉冬先生がご報告されるということで、馳せ参じた次第。

 コーディネイターは学習院女子大学の金野純先生。お会いするのは5年ぶりぐらいかしら(姫田先生から研究室の本をお分けいただいた時にちょっとご挨拶した覚えが...)。プログラムは次の通り(敬称略)。

・金野純(学習院女子大学准教授)
  「戦時期東アジアと日本」
・王中忱(清華大学教授)
  「蝶はなぜ大海を渡ったのか」
・李培徳(香港大学教授)
  「香港の欧亜混血児―戦時期における羅旭■の変節問題を例として」
・李嘉冬(東華大学講師)
  「戦時期日本の東方文化事業―上海自然科学研究所を中心に」
・朴尚洙(高麗大学副教授)
  「日中戦争期における中国人協力者」

 清華大学日本研究センターで大変お世話になっており、なおかつ大澤ゼミの卒業生が修士の院生としてお世話になっている王中忱 先生もご報告ということで、ずいぶん業界に知り合いが増えたなぁと実感。

 いろいろ書きたいことはあるが、「消されそう」なのでやめておこう。

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□2012年7月29日(日) 常任理事会

 ニューズレター編集担当幹事を務めさせていただいている某学会の常任理事会にオブザーバー参加。会場は東大本郷の東文研。いろいろと議題も多く、4時間近い会議に。私自身、とりあえずこの仕事の任期は秋の全国大会までなので、あともうひと息といった感じ。


プレミアムモルツ@からくにや(大門・浜松町)

 夕食はいつもの韓国料理「からくにや」さんにて。今回はいつもの参鶏湯ではなく、石焼きカルビ・ビビンバを注文。大感謝祭ということでプレモルの生ビールが290円と破格値であった。最近、韓国料理に手が伸びることが多い。やはり暑いからかしら...。

 宿に戻り、「発泡酒」片手に焼き鳥の缶詰をつまみにしてオリンピック観戦。これぞ「おっさん」の真骨頂(期間限定のサッポロ「北海道プレミアム」はお薦め!)。

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□2012年7月26日(木) 今回の単位付与率

 授業時間内に実施した学期末試験(「東洋史概論」と「国際社会と日本」の2科目)の採点を終える。

 「東洋史概論T(中国現代史)」を開講しているのは東アジア、国経、リーガル、経済、福環の5学科、履修者は合計426名。最終的な単位付与率は全履修者数対比5割ちょっと、受験者数対比7割弱。

 時間割の並びが良かったせいか、「とりあえず履修登録」という3、4年生の学生も多かったのだろう。選択(必修)科目だし、出席者数から見れば、「こんなもんだろう」といった感じ。

 「国際社会と日本T」は後半クラス。昨年は履修者300名弱、「金曜1限」という最悪の条件だったので、今年は二つのクラスに分けることにした。しゃべる労力は倍になるが、必修なので「一方交通」(田中角栄風)の講義をするもどうかと...。

 後半クラスは月曜の4限ということもあり出席率も良かった。がっつり論述の試験(もちろん「持ち込み可」)だが、とりあえず単位付与率は全体で8割前後(学科別の付与率は敢えて出さない)。今年から導入された「S」は13名という結果(想像以上に良かった!)。

 あとは前半クラス(109名)を残すのみ。油断するなかれ!

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□2012年7月25日(水) 3週間振りの更新


いまはまっているもの

 ご存知の通り、最近ホームページの更新が滞っている。いろいろな方から「最近更新されないですねぇ」とお声がけいただくが、iPhone経由でのフェイスブック更新に熱中しているのがその最大の原因(いまさらですが)。iPhoneによる情報発信はとにかく機動性が高く、本当に重宝している(htmlのタグを打つ必要もないし...)。

 年賀状ぐらいでしかやりとりのなかった旧友とも日々、リアルタイムでつながれるのは本当に楽しい。「お互い今日も元気に頑張ってるな」と実感できる。でもあんまりiPhoneばっかり触っているとそのうちお嫁様にiPhoneを真っ二つに折られるかも...。

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□2012年7月22日(日) サムギョプサル定食


はりまぜ@iPhone

 「地元」での研究会だったのでそのまま実家で一泊。なんか毎週帰っている感じ。実際、東京の狛江に住んでいたころよりも熊本に行った後のほうが実家に頻繁に帰っている。まぁ大澤母。もまだまだ若いとはいえ、ひとりで暮しているので、ちょくちょく顔を出すのも簡単な親孝行か。

 お昼は立川の駅ビル「グランデュオ」の韓国料理屋「草の花」で。すっきりとした感じのお店で、値段も手頃。たまに食べるのなら韓国料理は良いアクセントになる(身体に良さそう)。サムギョプサル定食1280円也。

 帰りの飛行機は大量の「お子様」が搭乗されており、それはもう「静かな静かな機内」でございました...(怒)

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□2012年7月21日(土) 東京出張


「あちゃ」@立川

 日本現代中国学会の関東部会研究会参加のため東京出張。なかなか単発の研究会のために東京に行くことはないのだが、今回は院生時代からお世話になっているジョージワシントン大学の楊大慶先生のご報告でもあり、なおかつテーマも戦後初期日中間における戦後処理(歴史認識)問題にかかわるものであったので、おうかがいすることに。場所は一橋大学の佐野書院。

 研究会は午後からだったので、お昼は立川で。立川高校出身なのでここはまさに「地元」である。高校時代によくお嫁様と通った「あちゃ」というカレー屋さんに顔を出す。高校の頃はおばさまがお店をやられていたが、いまはマスターが後を引き継がれている。

 帰りがけにマスターから「ひさしぶり?」と声をかけていただいたが、おそらく私があまりにも店に馴染んでいたので声をかけてくださったのだろう。「あちゃ」は「一見さん」はそわそわとしてしまいそうな感じのこだわりの店である。


「浅い和解」@日本現代中国学会関東部会研究会

 午後はぎっちり研究会。1956年と57年の遠藤三郎中将の訪中に関するご報告。「和解」をどう定義するか。「浅い」と「深い」の差異はなにか。中国による招待外交の真意はなにか。現在にまで及ぼす影響はなにか。活発な質疑応答の時間となった。

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□2012年7月17日(火) 授業内定期試験

 午前は東洋史概論Tの試験。今年度から15回講義が義務づけられ、7月末ぎりぎりまで講義スケジュールが組まれることとなったが、履修者450名という現実を踏まえれば、8月上旬の定期試験期間に試験を実施してお盆前に採点を終えるのは至難の業(他にも履修者250名の講義があるし)。教務課の方に無理を言って授業内試験を実施することに(石川さん、伊藤さん、ゴメンナサイ!)。

 私はすご〜く優しいので「持ち込み可」という条件にしてあるが、それでも「がっつり」論述の試験なので、学生たちも60分ずっとシャーペンを動かしっぱなしといった感じ。もともと単位付与率は低めだが(必修じゃないから)、とにかく楽勝科目にはしたくないので、「それなり」のレベルで解答をお願いすることにしている。

 午後は春学期最後の卒論演習。作業の進捗状況はまだまだではあるが、例年に比べれば「御の字」。特に史料面で「発見」をした学生などもちらほら出てきていて、いわゆる「地域研究」の卒論らしいものが今年はようやく登場しそうな予感。5年目にして新境地といった感じ。

 若輩にもかかわらず身に余る光栄なご推薦を賜る。頑張らなければ。

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□2012年7月16日(月) 「匠味」と「GOZEN」


「GOZEN」@ANA

 帰熊。帰りの便は株主優待券を利用してプレミアムクラスで。いつも飲んでいるシャンパンがメニューからなくなり、スパークリング・ワインに(こちらも美味しいのだが)。

 6月から機内食が「匠味」から「GOZEN(御膳)」に変わったが、豪華さという点では変更前のほうがよかったような気がする(今回がたまたま「はずれ」だったのかな)。確かに美味しいのだが、もうすこし「ちまちま」したものがいっぱい入っているほうが、「つまみ」としても楽しめる。

 「プライベート」での帰京で気分もリフレッシュ!

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□2012年7月15日(日) 実家で休日


「チャー大細麺」@江川亭in昭島

 プライベートで実家に帰るのは本当に久し振り。東京に行くのはほとんど仕事絡みなので...。今回は気兼ねなくゆっくりさせてもらいました。お休みついでに「なめこ」を育て始めました...。頭を使わなくてよいのがいいですね。

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□2012年7月14日(土) 告別式

 埼玉県にて告別式。親族に会うのも久し振り。いとこもみんなおっさんになっていた...。

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□2012年7月13日(金) 自腹で東京行き


ANAラウンジ@阿蘇くまもと空港

 祖母の告別式参加のため帰京。豪雨警戒のため本日は全学終日休講。空港は金曜の午後ということもあり、ビジネス客がラウンジで大量に足止めをくらっていた。もともと狭いラウンジなのに、ものすごい人口密度となる。窓もないからすごい圧迫感。まぁ3000円払ってるわけではないので良いのだが...。

 結局、使用機材遅れで実家に到着したのは夜11時近く。疲れた...。

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□2012年7月12日(木) 間一髪

 豪雨。白川氾濫。日本に安全な場所はあるのか...。もし帯山に引っ越す前に住んでいた渡鹿のマンションだったら、1階だったので完全に床上浸水していた...。間一髪。

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□2012年7月11日(水) 「無言歌」


「無言歌」@新市街電気館

 ちょうど時間ができたので新市街の電気館に映画「無言歌」を見にいく。平岡先生がすすめてくださった。上演は毎日1回で7日から13日までだから、なかなかコアな作品である。

 私自身、最近見たのが「テルマエ・ロマエ」と「ドラえもん」なので映画に関しては全くの素人であるが、とりあえず中国近現代史を専門に研究する者として珍しく「見ておかねば」という使命感が芽生えた。駐車場割引がきくので大人一人1300円。水曜のレディース・デーということもあり、結構お客さんは入っていた。

 感想は一言「重すぎる...」。大躍進時期、1960年代の甘粛省の「労働改造所。反右派闘争で「右派」と認定された知識人や専門家などが荒野にある穴蔵のような「宿舎」で次々に餓死していくという作品。『狂人日記』ではないが、ところどころに「食人」が散りばめられており、なんとも...。

 2000万以上が餓死したといわれる「大躍進」だが、いろいろな回想録などを読めば、この作品で描かれる「極限状態」が大げさでないことはすぐにわかるだろう。映画を見終えて下通りのやよい軒で「ミックスグリル定食」を食べる。「肉食」に若干抵抗をおぼえつつ...。

 祖母が亡くなる。95歳老衰。残念ではあるが、大往生といえよう。

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□2012年7月9日(月) もうすぐ夏休み

 まずは「国際社会と日本T」の後半クラス終了。来週は「海の日」で、その次の週は「まとめと確認」。後は試験を残すのみ。は〜っ全15回は長いわ...。

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□2012年7月7日(土) 熊本は美味しい!


スペシャルCセット@スリャ

 とにかく暑いので精をつけるため家族で行きつけのインド料理店「スリャ」へ。知る人ぞ知る名店。最近改装工事をして店内も広く、明るくなり、とにかく「カーッ」としたい時は結局ここで「ガーッ」と食べることになる。全身が活性化する感じ。


レ馬刺し@近くのスーパー「エースいわさき」

 全国的に牛のレバ刺しはアウトになってしまったが、熊本には「レ馬刺し」という強い味方が。若干値は張るが、タイミングが良ければ近場のスーパーで新鮮なレバ刺しがパック売りされている。サイコロ状にカットしてゴマをふってごま油と塩でやっつければ、全身の血がきれいになる感じ。

 終日食べてばかり...。

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□2012年7月5日(木) iPhoneを導入して...。

 iPhoneを導入したのでリアルタイムの情報はFacaebookに移行しつつある(飛田先生ほどではないが... )。ただ、Facebookはなんだかんだ言っても「クローズド」な空間なので、ホームページに比べるとオフィシャルな意味を持たせにくいような気がする。

 このページにアップするコメントは、私にとって時に「政治的な意味」も込められているので(私自身がなんら政治的な存在ではないことも十分理解しているが)、やはり慎重になる。酔った勢いで「おばさん」に悪態をつくコメントを書いても、更新する直前に全文を消したりすることも多い。

 まずはFacebookでの失言に気をつけよう...。

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□2012年7月4日(水) 教授会

 ビールを飲まねば生まれけん〜。

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