大澤 武司 (Dr. OSAWA Takeshi)
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熊 本 日 記 (2012年1月)
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□2012年1月30日(月) 委員会出席
新たに就任した学内委員の初回会議。短時間ではあったが、議論すべき課題は山積みのようだ。学生諸君の「出口」にあたる部分を担当する委員会だけに責任も重大である。一番下っ端の新参者ではあるが、何かお役に立てればと思う。
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□2012年1月28日(土) これにて
試験監督3コマ。これにて監督は終了。あとは答案700枚の採点を残すのみ。合間に学会ニューズレターの原稿を仕上げる。満洲史辞典の校正原稿も処理。新たに始めた小論の参考文献・史料一覧の作成にとりかかる。
いろいろと呆れることあまりに多し。昔から慣れてはいるが...。
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□2012年1月27日(金) 改めてですが...
試験監督。外国語学部必修の「国際社会と日本U」と東アジア学科必修の「中国概説」。いずれも自分の担当科目。「持ち込み可」なので「試験」というよりは「確認」といった感じ。いつも強調しているように講義は「聴いてなんぼ」のものなので、極めて簡単な「確認」で点数が獲れてもその前提である「出席」がなければ評価はしない。
昔の大学であれば、出席なんか確認せず、試験で点数がとれればそれで良かったが、いま学園大で求められているのは、こうした帳尻を合わせる教育ではない。私の講義は日々の積み重ねを重視する。きちんと出て「勉強して」いれば「確認」は簡単にパスする。「出ない→上手くパスする」「出てる→勉強しないでパスできない」はいずれも私は認めないことにしている(もちろん人間なので完全なスクリーニングは不可能だが)。
開講時にも確認したように「講義を聴く→理解する→しっかり学んで『確認』は当然パスする」という形で完結させていく。「全出席だから『試験』ができなくても単位ください」や「出席してなくても『試験』ができているのだから単位ください」は論外である。
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□2012年1月26日(木) ラジオ出演
夕方、熊本シティエフエムで私の独占インタヴューが20分ほど放送される。「大学の先生になるには」というテーマで、「仕事の真相」を掘り下げようという企画。研究室でやっつけで録った素材だが、ほぼノーカットで流されたのには驚いた。
小学校・中学校受験が華やかな昨今、研究職や大学教員はどうも憧れの職業らしいが、漫画家や売れっ子小説家を目指すのとリスクはあまり変わらないのではないのかと思う。「一発屋」ということも往々にしてあるし...。
終日、研究室に学生の出入り多い。発注していた車の引当日が2月3日に決まったとの電話。納車は2月中旬前後か。
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□2012年1月25日(水) 東京日記 その3
今日は国会図書館での資料調査。利用者登録証が大きく変わり、まずは「切り替え」手続きからスタート。私は「切り替え」だけなのですぐ処理してもらえたが、新規の利用登録者は長蛇の列をなして発行の順番待ち。閲覧計画が狂って怒り出す人はいないのかしら...。
かつてのようにわざわざ入館のたびに館内用のカードを発行する方式でなく、「利用者登録証=カード」になったのは便利だが、不都合な面もちらほら。例えば、資料到着や複写完成などの情報を表示していた大型ディスプレイは撤去され、到着・完成はいちいち端末で確認しなければいけなくなってしまっていた。これはめんどい。
また、端末経由の直接複写申込ができなくなっていた(私が探し当てられなかっただけかもしれないが)。そのため、かつてのようにいちいち雑誌の現物を受け取り、それを複写申請するという形に戻ってしまっていた(おそらく直接複写の導入で処理件数が激増し、対応できなくなったためだろうか)。
そしてなにより問題なのは、システムが重すぎることだろう。システムの重さに端末の処理速度がついていっていないのか、待ち時間が死ぬほど長い。トータルで考えると、業務担当スタッフさんの丁寧な対応と笑顔でなんとか乗り切っているといった感じか。
さて、一昨日、さんざん師匠に「新しいことを始めるな。まずはまとめろ」と叱咤されたのだが、また面白いテーマを見つけてしまい、これに関する論文をいろいろと獲得。もちろん「帝国解体研」で取り組むテーマである。先行研究はあるが、私にしかできないこともありそう。
貿易収支の赤字転落。明日は我が身か...。
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□2012年1月24日(火) 東京日記 その2
終日、外交史料館にて史料調査。雪が残る六本木から飯倉への道はツルツル滑る。史料館はいろいろと便利になっているのだが、公開方法が多様化しているためか、あれもこれもといろいろ目録をみなければいけないのが、なかなか...。公開済みなのに「公開準備作業中」というのもなんとも...。
夜は下北沢で憧れの恩師とご一緒させていただく。まだ口頭試問があるようだが、学位論文を提出し終えた後輩もほっとひと息ついての参加。一次会では三人で米焼酎のボトルをかなり早いペースで空ける。二次会はカラオケ。異様な盛り上がり。最後はかなり千鳥足の大恩師を下北沢の小田急線ホームでお見送り。喜多見にいた頃を思い出す。
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□2012年1月23日(月) 東京日記 その1
科研で東京へ資料調査出張。調査後、母校の日中関係発展研究センターにて講演。タイトルは「戦後日中関係研究の新視角―廖承志研究を中心に」だが、中国研究拠点のプロジェクトで進めている内容のさわりを紹介した感じ。細かすぎてちょっと...といった感じか。
今日は旧正月。大雪の高幡不動で師匠と劉先生と久し振りにじっくり研究論議。どうしても日本人にはうまくイメージできない部分があるので、そういった「ズレ」を議論のなかで解消していく。
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□2012年1月21日(金) ストライク!
ストライク!@ムーン・ライト・ストライク・ゲーム お嫁様と大澤娘。が東京出張なので息子とラウンド・ワンに行く。何を隠そう初訪問である。Wiiでボーリングをやっているうちの若様が、どうしても実際にやってみたいというので、「どうせ連続ガーターだろう」と思いつつ、「とりあえず経験させてみる」ために突撃。
3ゲームのファミリーパック、貸し靴をつけて2人で3000円ちょっと。良かったのは、「キッズ」は投球時にガーター防止装置が発動してくれるので、それなりにスコアがでるということ。いつもガーターだと子供は途中で嫌になってしまうだろう。
写真の通り、父親の威厳は守られた。サービスでもらったUFOキャッチャー券やメダル20枚引き換え券などを駆使しつつ、結構遊ぶ。高校時代、ゲーセンで遊んでいた競馬ゲームも久し振りに楽しんだ。
逆にきつかったのはお昼に訪れた某うどんチェーン店。フランチャイズ形態のためか、各店の店主の性格がモロにでるようだ。いわゆる「安かろう、悪かろう」。ちょっと嫌な言い方だが、「場違い」といのはこういうことか...。ひと口すすってすぐに出てきた。丸亀さんが熊本でも躍進しているのもうなずける。
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□2012年1月20日(金) 終わった〜!
本年度も無事に全講義終了。よかった。
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□2012年1月19日(木) 取材 その3
午前はもうひとつの東洋史概論の最終講義。いい学生が受講してくれている。来年度はさらに練りこんで、よりポイントをついていきたいと思う。
朝からラジオ局の取材。「大学の先生という職業に密着!」ということでいろいろとインタビューを受ける。まぁ、大学教員のなかでもおそらく私は大学教員らしくないタイプだと思うので、どこまでお役に立てるかわからないが、ゼミ生が番組MCということもあり、密着取材に臨んだ。恥ずかしいやら、こそばゆいやら...。
卒論、無事提出される。全5名。1200字詰めで最短で22枚、最長で39枚。長いものは5万近い計算になる。よくぞ最後踏ん張ったという感じ。
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□2012年1月18日(水) 取材 その2
会議が続く。とりあえず着地できひと安心。その後、朝日新聞の熊本総局の記者さんが研究室に。昨年夏に訪問した五家站蓮花村などについて。開拓団のお話。すこぶる知的な記者さんで、楽しい時間を過ごさせていただく。
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□2012年1月17日(火) 取材 その1
今日は月曜日の講義の振り替え。ハッピーマンデー法を恨む。東洋史概論Uは改革開放の始動とケ小平による「歴史決議」での党史総括にて終了。午後はちょっと電話でNHKさんから取材。元外交官の方に関する情報などについて。ホームページをお読みになってとのこと。地方にいるので声をかけてもらえるのは嬉しい。
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□2012年1月11日(水) 会議
今年最初の教授会では「就職委員」なるものを拝命する。続く学科会議は...。
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□2012年1月10日(火) 会議
すでに注文書は入れてしまっており、メーカーオプションなので変更は一般的には不可能だが、改めてカタログをみるとディスチャージ・ヘッドランプのほうが割高だがやっぱりかっこいい。車庫証明をとるための書類を届けがてら「もう無理ですよね」と聞くと、「まだ引当できてないので変更大丈夫です」との意外な言葉。早速変更をお願いする。納車が楽しみ。
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□2012年1月8日(日) 自動車選び
父の形見である15年ものクラブSの寿命がほぼつきかけている。リッター最大6キロしか走らない直6の2500ccは、いくら主な用途がお嫁様のお買い物と子どもの送り迎えであっても次の車検を通すのはかなり非現実的な選択である。暖気が完全でないとオルタネーターもウィ〜ンと唸りをあげるようになった。
しかたがないので自動車購入を検討することに。すでに一昨年、私の趣味車を購入していることもあり、二台体制を維持するとなるとそれなりの車種選択をせざるを得ない。取り回しの良さなども考えると1200から1500ccぐらいのコンパクトカーということになろうか(車格的には2、3段階ダウンだが、これまでが分不相応だったのだろう)。
天の邪鬼というか、へそ曲がりな私は最初からトヨタとホンダは選択肢に入れていないので、必然的に日産か、三菱か、マツダか、スバルか、ダイハツか、スズキか、あるいは輸入車ということになる。もっとも私の好みにあう(スポーティーな)コンパクトカーとなると候補は絞られてくる。
もともと日産党の私だが、このクラスでは候補はない。タイからわざわざ来ていただくのもなんだ。スバルのインプでもちょっと大きい。ダイハツもOEMの印象。三菱はやはりずっと前の「あの時」の印象が...。結局、マツダのデミオとベリーサ、スズキのスイフトとソリオなど、VWのポロかルポ、BMWの1シリーズ、メルセデスのAクラスあたりになってくる。
なぜかほぼ即決で契約しました...。
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□2012年1月5日(木) 講義始め
東洋史概論にて講義始め。いきなり文革終結の部分。年末の金正日将軍死去とも絡めて「権力者の死と時代の終わり」など。2012年は世界政治のイベントが目白押し。午後は卒論の個別指導など。やはり必修でなければ難しい部分も多い。
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