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大澤 武司
(Dr. OSAWA Takeshi)



 


熊 本 日 記
(2008年3月)


□2008年3月31日(月)  水前寺公園




 朝から自転車の後ろに息子を乗せて水前寺公園へ。本格的に大学が始まれば、なかなか動けなくなるので、とにかく「火の国」を堪能するため、「名勝」には行ける時に。

 雨が降ったり、強烈な日差しが差し込んだり、変な天気が続くが、水前寺公園の「四季」を満喫した気分に。息子は一心不乱にとがった葉っぱを拾って「草花のおばあちゃんのお土産にする」とのこと。家族一同、熊本を気に入ったようだ。

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□2008年3月30日(日)  報告準備

 「できることはやっておこう」という合言葉の下、国際会議報告用のレジュメを作る。まずは日本語で作成して、これを中国語に翻訳していく。もちろん、現時点では報告の最終的な日時も持ち時間もわかならないので、とりあえず「濃からず薄からず」のレジュメとした。

 報告20分程度、質疑応答10分程度を想定。もちろん、前の報告者が終わらず「にっこり笑っておしまい」という事態もありうるが、それはそれで良いのである。

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□2008年3月28日(金)  研究室

 午前中は報告用のレジュメづくりにいそしむ。どれほど忙しくなるのか検討もつかないので、できることは終わらせておこうと思う。何とかレジュメを完成させる。

 午後は家族揃って大学へ。少し遅くなったが、まずは人事課へ赴任の挨拶。研究室も準備ずみということで、息子を連れてさっそく行ってみる。12畳ほどの個室で、広い研究机や応接ソファー、壁一面の本棚に、簡単な洗面設備までついている。5階なので窓からの見晴らしも大変良く、気持ち良く仕事ができそうだ。

 さて、まず手配すべきは大量の書籍の運び込みか...。

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□2008年3月28日(金)  研究室

 午前中は報告用のレジュメづくりにいそしむ。どれほど忙しくなるのか検討もつかないので、できることは終わらせておこうと思う。何とかレジュメを完成させる。

 午後は家族揃って大学へ。少し遅くなったが、まずは人事課へ赴任の挨拶。研究室も準備ずみということで、息子を連れてさっそく行ってみる。8畳ほどの個室で、広い研究机や応接ソファー、壁一面の本棚に、簡単な洗面設備までついている。5階なので窓からの見晴らしも大変良く、気持ち良く仕事ができそうだ。

 さて、まず手配すべきは大量の書籍の運び込みか...。

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□2008年3月27日(木)  邀請状

 天津の南開大学から第3回周恩来国際会議の邀請状を頂く。中国らしく、赤字に金文字で「誠意邀請」とある。後輩の骨折りによるところが大きいが、大変光栄である。このページでも紹介しているが、私の義理の大叔父である松井松次氏は周恩来総理との接点もあった。

 新任校で新学期初めのため、スケジュール的に厳しいところもあるのだが、これまでの周恩来国際会議の経緯を顧みるに、間違いなく研究史に残る仕事である。万難を排して天津に飛びたい心持である。

 妻がミシンを買った。息子の通園カバンを作るとのこと。

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□2008年3月26日(水)  熊本城




 来熊1週間。少しずつではあるが、新しい生活にも慣れ始めた。新学期が始まると忙しくなるので、とりあえず日本三大名城の熊本城へ。桜は三部咲きといったところか。それにしてもしなやかな力強さを持つ美しい城である。立派な石垣の間をかなり段差の大きい階段が続くが、3歳の息子も弱音を吐かずに最後まで登り切った。城内は韓国からの観光客が多く、熊本の観光業のさらなる発展の可能性を強く感じた。この城は確かに魅力的な観光資源だと思う。やはり「虎退治」がポイントだろうか。




 昨年から今年にかけては熊本城築城400年ということで、いろいろとイベントも行われているようだ。催し物会場では何とも美味な「馬串」と「火の国」地ビールの生ビールを堪能しながら、マスコット「ひごまる君」と戯れる息子を激写。少しばかり肌寒い風が吹いていたが、桜を見ながらの楽しいひと時。訪台以来の友人二人と花見をしながらしこたま飲んで語り合いたい衝動に駆られる。この2週間はちょっと慌しすぎた。ちゃんと別れも言えていない。

 新任地に身体を慣らしながらも、講義準備を進める。柄にもなく国連について少し調べている。最上敏樹先生の『国際機構論』が与えてくれるスマートな問題提起とほのかな読後感も良いが、思いのほか新書の河辺一郎『国連と日本』(岩波新書、1994年)がシニカルなのが良かった。岸内閣が提起した「国連中心主義」の内実について、日本の中国政策という論点から戦後日本外交紀録を読んだ場合、そうとう納得できる部分が多いと思う。

 来熊(ライユウと読むのだろうか?)以来、しつこい咳が続く。空気が変わったせいだろうか。

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□2008年3月25日(火)  エア・エッジ購入

 引越の季節である。フレッツ光プレミアムの自宅導入が4月10日になるとの連絡を受け絶望。すでにネットがない生活に入って1週間。禁断症状も強くなってきたため、なりふり構わず「エア・エッジ」を契約。ずっと使ってきたプロバイダも対応しているということで、問題なく移行できた。速度的にもそんなにストレスは感じない。ようやくメールの確認とホームページの更新ができた。それにしても固定電話の開通に2週間以上もかかるとは...。昭和初期か!

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□2008年3月22日(土)  台湾総統選挙

 過去2回にわたり現地で観察してきた台湾の総統選挙だったが、今回は残念ながら訪台を見送らざるを得なかった(というより、あまりの忙しさで、渡航することも忘れていた)。

 結果は案の定「藍」の勝利。過去2回の総統選挙を振り返ってみるに、過去の国民党の治世に関する評価は微妙であった。日本の植民地時代の評価がいろいろとあるように、国民党の時代も決して「真っ黒」だったわけではない。いや、「台湾の奇跡」と呼ばれた時代も確かにあったのである。

 2000年に民進党政権が誕生した瞬間を「総部」で目の当たりにして、「その時」を感じた。しかし、政治の基礎には常に現実の生活がある。チベット問題に「頼る」形での勝利は難しかったと思う(2004年の総統選挙直前には、「藍」が勝利するのではないかと思ったぐらい、「緑」陣営は盛り上がっていなかった。銃撃事件の衝撃はやはり大きかったように思う)。

 もちろん、現状分析を主たる生業とするには早すぎるが、意識を持ち始める必要も感じ始めている。

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□2008年3月19日(水)  引越荷物到着

 今日はあいにくの雨。とはいえ、できることは早めに処理しておきたい。近くのホームセンターにて当座の生活用品を買い揃える。午後2時過ぎには引越荷物が到着。早速荷解き開始。布団をゲットして、新居での生活が始まった。

 新学期に向けてしなければならないことが山積みなため、さっそく研究環境を整えるが、ネットは電話線の新規開設からなので少し時間がかかりそう。とりあえず松浦玲『横井小楠』(朝日新聞社、1976年)を読み進める。

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□2008年3月18日(火)  移住




 熊本移住初日。羽田で息子にゆっくり飛行機を見せた後、機上の人々に。約1時間45分で火の国熊本へ。とにかく新居を家族に紹介し、夕食へ。初日なので少し豪勢に馬肉料理の専門店でコース料理を家族で囲む。妻曰く「食べ物がおいしければ何とでもなる」。

 第3回周恩来国際会議用の原稿を確認しながら、講義準備に思いをめぐらす。仕事始めまであと2週間。引越荷物が届くのは明日。家族でホテルに泊まる。

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