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大澤 武司
(Dr. OSAWA Takeshi)



 


研 究 日 記
(2007年5月)


□2007年5月28日(月)  「はしか」流行

 「はしか」流行のおかげとは言わないが、档案分析が進む。

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□2007年5月15日(火)  三田演説館




 三田で院ゼミに参加した後、引き続き慶応義塾構内にある三田演説館で行われた「福澤先生ウェーランド経済書講述記念講演会」に参加した。小さな小さな演説館だが、重要文化財らしく、そのたたずまいは重厚である。

 本年度の講演は国分良成先生。「中国の政治をどうみるか」との題目で、新中国建国後のみならず、それ以前にまで遡って中国近現代政治史を丁寧にご紹介なされた。「中国における『政治』の意味」にはじまり、「中国共産党の将来」、さらには「現代中国研究の方向性」にまで言及されたご講演は、細かい実証研究に日頃とらわれがちな私を叱責されているようにも聞こえ、大変刺激を受けるのと同時に、自らの視野の狭さと勉強不足を感じさせられた1時間半であった。

 時間は矢のように過ぎてしまったが、このような講演に気軽に参加できる研究環境を与えてくださっている先生に感謝の想いを新たにした一日となった。

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□2007年5月12日(土)  書評執筆依頼

 法学部事務室の私のメールボックスに往復葉書が一通入っていた。新たに刊行された研究書に対する書評の執筆をご依頼くださる旨の内容。光栄である。もっとも、差出日が4月26日付になっており、連休中そのままになっていたようだ。出講が無かったとはいえ、失礼をしてしまった。

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□2007年5月11日(金)  多摩でハワイアン

 講義後、中央大学法学部の政治学部会の懇談会に参加。経済学部の中国語部会の懇談会とはまた違った雰囲気で勉強になった。

 終了後は、何度か行ったことのあるお寿司屋さんで改めて懇親会。これまで気付かなかったが、なぜか寿司屋の壁に太田さんや公生さんのフラの写真が...。よくよく見ると写真は六本木のバードランドのものである。そして、さらによく見るとお店の中にいる大将の娘さんたちもフラの格好をして踊っている写真が並んでいる。「リトルバーズ」とのことである。

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□2007年5月10日(木)  さんま御飯




 午前はゴールデンウィーク前に内定を頂いていた科研費(特別研究員奨励費)の交付申請書を作成。もう何度も作成している書類なので慣れたものであるが、所属研究機関が変わると、それはそれでまた個別に対応しなければならない部分もあるので、作成要領に従いながら慎重に作業を進める。

 昼食に「にゅう麺」(「温麺」とも言う。要は素麺をうでたものである)をすすりながら、講義資料を準備する。自分の研究を進めている時が楽しいのは言うまでも無いが、最近はこの授業準備の時間が楽しくてしょうがない。内容を詰め込みすぎかなぁと反省することしきりであるが、まぁ良しとしよう。A4で8枚分のレジュメを作成。

 そして档案分析。中国外交部档案の「外賓対釈放日本戦犯可能提出的若干問題及回答提綱草稿」(105-00502-03)あたりを読む。いわゆる日本人「戦犯」問題に関する外交部作成のアンチョコである。

 今日の日記のメインは「さんま御飯」。妻が勤める会社で物販している「とろさんま」の缶詰を使って作る「さんま御飯」は手軽で美味しい。もとより試食して美味しかったので箱買いをしてビールの肴としてちびちびと食べていたのだが、これを炊き込みご飯にするとまた一味違った美味しさが楽しめる。

 2合のご飯に規定量の水を入れ(私は気持ち多めに入れる)、「とろさんま」を汁ごとひと缶投入。さらに醤油を大匙2杯とお酒大匙1杯(私は少し多めにお酒も入れる)、糸状に切った生姜を多めに入れて炊き上げるだけ。美食家の息子も一心不乱に食べる「さんま御飯」の出来上がり。

 「千葉産直サービス」という会社で扱ってるようで、美味しいだけに多少値は張るが、何かと重宝すること請け合いである。

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□2007年5月9日(水)  すみれ組懇談会




 終日档案分析。午後、多忙の妻に代わり保育園の懇談会に参加。

 子供の寝かしつけについて、自己紹介がてらそれぞれがひと言ずつ話すことになった。他の親御さんたちは、なかなか寝ない子供に困っているようである。それにひきかえうちの息子と言えば...。

(私) 布団をかぶった途端に眠りに落ちてしまうパパとママに似たせいか、お布団に入って電気を消した次の瞬間に寝てしまっています。最近、寝る前にリラックスしたい時には『クィーンかけて』とせがむようになりました。自分でCDをかける時もあります。寝かせつけには困っていませんが、余りにも悪い寝相が玉に瑕です...。

 とにかく良い子である(上の写真は新たに購入した一眼レフのデジカメで撮りました。新江ノ島水族館の展望デッキです)。

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□2007年5月8日(火)  ふたつのゼミ

 午前中は自宅にて档案分析。午後からはまず三田へ。同じく1950年代の中国外交を研究している友人が、院ゼミにて学会報告の予行練習を行った。戦後東アジア国際政治研究会ですでに一度拝聴した内容であったが、学会報告用ということもあり、端的にまとめられており、大変分かり易かった。

 中国外交における政策決定の規定要因について簡単なコメントをさせていただいたが、学会当日にフロアから出るであろう質問を想定して、極めて体系的に批評と助言をされる国分先生の指導の細やかさに、多くのものを学ばせていただいた。

 夕方からは多摩へ。古巣の院ゼミに出席。1名が博士論文の構想報告、その他に温家宝訪日に関する報告と日中共同歴史研究に関する報告があった。日中共同歴史研究による「歴史問題」の非政治化(「学術化」?)と温家宝首相の国会演説とを絡めて当面の日中関係の見通しに関する簡単なコメントを行ったが、目を新聞に移せば、また「靖国」関係でひと波乱ありそうな気配である。

 ゼミ終了後 久しぶりに院ゼミの飲み会があった。

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□2007年5月7日(月)  今後の研究の方向性をめぐって

 三田へ。本年度の研究計画や今後の研究の方向性などについて、受入をお願いしている先生とお話をさせていただく機会を頂戴した。

 とにかく研究は魅力的でなければならない。色っぽさが必要だ。終わった仕事は早く出すべき。次の課題設定こそセンスが問われる。30年後を見据えたテーマ設定を...。ひとつひとつのご助言が沁みる。いま問われているのは一人前の研究者としてのさらなる明確な自覚であり、それを形にするためのさらなる苦悩であるといえよう。

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