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大澤 武司
(Dr. OSAWA Takeshi)



 


研 究 日 記
(2004年5月)



□2004年5月25日

 取り敢えず日中国際シンポジウムも無事終わった。同時にいくつか抱えていた書類作成の仕事も一段落ついた。初めての科研費執行にとまどいながらも、ようやく自分の研究に集中できそうな感じに。米国の「封じ込め」戦略に関する専門書を複数読み進めているが、日本人引揚をめぐる日米中ソ諸国の思惑をどのようにクリアに描くかに悩んでいる。特に中国東北地域における日本人「遣送」については資料がほとんど存在せず、中国共産党の邦人政策(特に技術者留用政策)についても「暗箱」に近い。さて、どうするか。


□2004年5月11日

 論文の初校を終え、取り敢えず執筆した書評も某誌に投稿した。共同執筆論文の担当箇所も何とかまとめ、ようやく博士論文の執筆に戻れる。理想としては、博士論文執筆と他の仕事を平行して進めるべきなのだが、どうもそれほど器用でないらしい。

 事務作業も忙しい。自分の研究助成申請書類の作成も忙しいが、「委託」されて作成する書類の数も膨大である。ただ、この点は「経験」というか、「勉強」という側面が強い仕事なので徹夜が続いても余り苦にはならない。書類づくりは会社員時代に得意だった企画書・稟議書づくりの経験が活かせるまたとない機会である。あぁ、博士論文...

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