| 1. Von Bek |
| 2. The Eternal Champion |
| 3. Hawkmoon |
| 4. Corum |
| 5. Sailing To Utopia |
| 6. A Nomad Of The Time Stream |
| 7. The Dancer At The End Of Time |
| 8. Elric Of Melnibone |
| 9. The New Nature Of The Catastrophe |
| 10. The Prince With The Silver Hand |
| 11. Legends From The End Of Time |
| 12. Stormbringer |
| 13. Earl Aubec And The Other Story |
| 14. Count Brass |
これは「薔薇の復讐」や「白銀の領域」で触れられているイギリス、オリオン社から出ている全14巻の〈永遠の戦士〉の本のタイトルです。「白銀の領域」の訳者あとがきを読むと、現在進行形といった感じを与えますが、1992年から1993年にかけて(つまり「薔薇の復讐」の訳書が出たときには、すでに全巻出ていたのです!)、ハードカバーとトレード・ペーパーバックで出版されました。アメリカ版(版元はWhite Wolf)は刊行順序、序文、収録作品が一部異なります。
表紙のイラストは1, 6, 7, 9, 11がMark Reeve、8, 12がRobert Gould、2, 3, 4, 5, 10, 13, 14が天野喜孝となっています。天野喜孝のイラストを起用したことについて、1巻の"Von Bek"の序文に断り書きがあります。14は栗本薫著「ヴァラキアの少年」の表紙のイラストを使っているため、違和感があって困りますが(笑)。それでも日本では文庫だった物が大きなサイズで見れるので、それだけでも値段の張るハードカバーを買ったかいがあったと思いました。なにせ、この本が届いた日の晩は表紙をボーと眺めていたほどです。しかし、個人的に一番気にいっているのは作品の雰囲気をうまく描いたと思うThe Dancer At The End Of Timeの表紙です。
「このエディションで、どの程度文章を直しているのか」という点ですが、現在のところ、ほとんどチェックできていません。ただし、Stormbringerでムアコック自身が「(Death Is No Obstacleで)コリン・グリーンランドから指摘され、元の長さに戻した」と書いている部分だけは判明しています。第三の書「悲しき巨人の楯」7でエルリックがザロジニアと再会する場面です。DAW版は邦訳から引用し、Orion Books版はわたしが訳しました。紫色は原文が同一の部分です。
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DAW版
Orion Books版 |
なお、各巻の書き下ろしの序文は作品のバックグラウンドとなったものを紹介しており、非常に面白いです。
また、The New Nature Of The CatastropheとStormbringerにはそれぞれ、John Davey(Michael Moorcock: A Reader's Guide (1992)の著者で、ムアコックのFC "Nomads Of The Time Streams"の主催者の一人)によるジェリー・コーネリアスとエルリックの完璧な書誌リスト(初出先も記載)が掲載されています。参考として天野喜孝のどのイラストが使われたのかを挙げておきます。
| Orion Book版 | 日本語版のタイトル |
| 2. The Eternal Champion | 永遠の戦士 |
| 3. Hawkmoon | 雄馬と剣 |
| 4. Corum | 雄牛と槍 |
| 5. Sailing To Utopia | 黒曜石の中の不死鳥 |
| 10. The Prince With The Silver Hand | 剣の王 |
| 13. Earl Aubec And The Other Story | この世の彼方の海 |
| 14. Count Brass | ヴァラキアの少年 |