7月31日
 F・ポール・ウィルスン「ホログラム街の女」(ハヤカワ文庫SF)を読み終えました。あちこちで面白いという評判通り、今年出た本の中では今のところ一番楽しんで読むことのできた本です。下手に長くないのもいい(笑)第三部になるとハードボイルド色が薄れて、より大きなものを描く方に力が入っているのが惜しいかな。普段はミステリを読んでもほとんど楽しめない人の感想だと思えないですね。このタイプの作品ではジョージ・アレック・エフィンジャーの作品の方が個人的には好きです。


7月28日
 ジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」(ハヤカワ文庫SF)を読み終えました。実はジョン・ヴァーリイの作品を読むのはこれが初めてです。世の中、甘いものばかりじゃないということの反映なのか、収録されたほとんど短篇は読み終えた後に苦みが残りました。「ブルー・シャンペン」に出てくる感情を記録して疑似体験するという小道具は用途こそ違うものの、麻城ゆう原作、道原かつみ絵の「ドリーム・プレイング・ゲーム」に似ているなあなど感じました。「タンゴ・チャーリーとフォックストロット・ロミオ」は大酒飲みの少女(!)という設定に度肝を抜かれたけど、ラストで出てくる自画像にその謎が隠されていて、その部分がもの悲しさを誘います。ラストの「PRESS ENTER■」は顔の見えにくい現代社会の怖さが印象に残りました。
 立ち寄った古本屋でジェイムズ・P・ブレイロック「リバイアサン」を発見して、購入。さすがにこの本はあまり見かけない。

7月27日
 小野不由美「風の海 迷宮の岸」上下(講談社X文庫)を読み終えました。冒頭、漢字は嫌いだと叫びたくなりました。学生時代、日本史や中国史が嫌いだったのは、漢字が覚えらなかったからと嫌なことを思い出してしまった。ヤングアダルトとしてはお手本と言えるくらい良くできてるので、手元に本があると読んでしまうようです(笑) しかし、その面白さと内容に反して、あまりに簡単に読み終えてしまうのでストレスが溜まります。もうちょっと読み応えが感じられるように書いてあるとわたしは嬉しい。メインのターゲットである10代向けにするには、このくらい読みやすくないとダメなのかな。月末でお金がないので、続きは来月です。
 来週は夏休みなのですが、当初の予定よりも休めそうなので、何を読もうか検討中。(コミケで出す本につけるペーパーの原稿も作らなければいけないのだが)


7月25日
 ビデオを見終えた後(CARTの第10戦ですが、いい加減、ザナルディがぶっちぎりで優勝するのは見飽きたよ〜〜)、BS7の「ワイド東京」という番組で「インターネット時代の漢字のゆくえ」というのを放送していました。一つは電子図書館という形で文化を残すというアプローチ。もう一つは他の漢字使用国と共同で行われている漢字の国際化というもの。いずれも今のJISでは少ないと言われるコンピュータ上の漢字表記の問題を取り上げていてなかなか面白く見ました。ワープロを使うようになって早10年になりますが、あまり難しい漢字を使わない(知らないとも言う)わたしでもJISでは少ないと感じています。ワープロユーザーの頃は字を作っていました。そういえば、先日ある雑誌で原稿はDOS/Vで執筆、マックで編集を行ったために発生したと思われる誤植を見つけてしまいました。以前では絶対にあり得ない誤植なので、時代の変化を身にしみて感じました。
 久しぶりにBook-offに行くものの特に収穫はなし。出かけたついでに小野不由美「風の海 迷宮の岸」上(講談社X文庫)を購入。下巻は先月、古本屋で購入済。すぐに読む気はないのですが、気が向いたときに読めるように手元に置いておきます。
 仕事で軽症の腱鞘炎になってしまいました。1週間丸一日ペンを持っているという慣れないことをしていれば、当然か。昨日は痛みが酷くてキーボードが打てず、読書していました。来週もその仕事は続くので、ちょっと不安です。キーボードを叩いて好きなことを書くのは、結構ストレスの発散になっているのかも。


7月24日
 ジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」を一時中断して、小野不由美「月の影 影の海」上・下(講談社X文庫)を読み終えました。実は一章を読み終えたところで中断したままになっていたのですが、勧めてくれた友人から感想を聞きたいと言われて、あわてて続きを読みました。結局、下巻は仕事帰りに購入して一気に読んでしまいました。たしかに多くの人が面白いというのはよくわかりました。オーソドックスな成長物語ですが、上巻で異世界に連れてこられた主人公が裏切られながらも、生きていく方法を身につけていく部分を丁寧に描いているからこそ、別の価値観を持つ世界というものが浮き彫りになったと思います。上巻で何度も親や学校の友達の幻を見る場面があるのですが、そこで問われているのは、アイデンティティと上っ面だけの人間関係。こういう部分があると、できれば10代の頃に読みたかったと思ってしまいます。しかし、上下合わせて2時間半程度で読み切ってしまうのはもったいない。わたしがヤングアダルトと呼ばれるジャンルで気になるのは、あまりにも簡単に読めてしまうことなんです。(今は断念したグインサーガも2時間あれば1冊読み終えてしまう)児童文学は割り切って読むので問題がないのですが、文庫本1冊(ページ数にもよるけど)というと読み応えがあると思いこんでいるせいなのですが。
 このシリーズはかなり前から複数の人からも勧められていました。それでも、手を出さなかったのは中国風ファンタジーと言われていたから。あまり知識がないせいなのかもしれませんが、中国的とはほとんど感じませんでした。そして、今回勧めてくれた人以外、誰一人として少年少女の成長物語だとは言ってくれなかったのです。人に自分の感動を伝えるのは難しいと感じた作品でした。


7月21日
 K・W・ジーター「ダーク・シーカー」(ハヤカワ文庫SF)を読み終えました。18日から読んでいたのだけど、ちっとも進まない。(電車のなかじゃほとんど寝ていたからなあ)LAを舞台に、すでに解散したあるカルト教団とそこで使われた一度摂取するとその影響から逃れることのできないドラッグをめぐる物語。実際に物語が動き出したと感じて、俄然面白くなったのは全体の半分を過ぎたあたり。主人公とその周辺の人々の現状を描くことに、手間食い過ぎたという印象が残りました。あと未処理と感じた一件もあって、全体としては練り込み不足のように感じました。ジーターというと必ずディックが引き合いに出されるけれど、わたしはジーターにそれほどディックの影を感じません。
 地元の古本屋でジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」(ハヤカワ文庫SF)を購入。少し前から狙っていた本なのですが、今日は持ってきた本をすでに読み終えていて、帰りの電車の中で読むものがないのが嫌なので、急遽買いました。家に帰れば、読むものなんていくらでもあるんですけど。


7月20日
 渋谷に出たものの捜し物はすべて見つからず。(CDは通販だな)タワーレコードでGold Waxを立ち読み。欲しいブートがあったので、新宿に足を運びました。残念なことにここでも目当てのブートは見つからず。それでも久しぶりに西新宿へ来たのでRUSHのブートを3枚購入。

「Praying For The Light」(1979年オランダ、Pink Pop Festival)
 Pink Pop Festivalの音源はすでに出回っているので珍しくない。(家に帰ったらすでに2枚あった)少しだけ映像も持っているけど。

「Natural Science」(1980年アメリカ、セントルイス)
 今回、一番嬉しかったのはこれ。10年ほど前、アナログで手に入れて聴いたところ、オフィシャルのライブ盤には未収録の"Natural Science"が収録されているのだ。この曲も含めて、演奏は文句なしに素晴らしい。今回のCDはわたしが持っているアナログに比べて曲数が増えているのが嬉しい。

「First Vision Under Pressure」(1984年カナダとのみ記載)
 よくあるオフィシャル・ビデオ落としの音源なのかもしれない。しかし、ビデオに収録されていない"Freewill"と"Vital Signs"と"Red Barchetta"の2曲のリハーサル音源目当てで購入。

 最近はブートのリリース数は減ったものの、質が伴っているのが嬉しい。今回購入したものもすべて音はいいです。ついでに新宿古書センターに寄るものの、収穫はなし。サンリオはめぼしい物はすべて拾われた後だし、「ボアズ・ヤキンのライオン」を発見したけど、状態がよくないので見送りました。


7月18日
本日発売の「ミュージック・マガジン」を立ち読みすると、レコード屋訪問は八王子。学生の街だから知らないけれど、古本屋が面白い!と音楽雑誌で書かれてもね。雑誌の記事ではないけど、中古レコードはさほど面白い店はないです。
まんがの森渋谷店でDave McKean(サンドマンの表紙を描いている)の画集を発見。中身はアートと呼べるほど素晴らしい物でしたが、値段が高かったのでAmazon.comで買う予定。
 本日発売のコミックマーケット54のカタログを購入。今回は3日分が1冊になっているので、お、重い。企業ブースをチェックすると、サンドマンの版元のインターブックスが参加していて、3巻も会場で販売とのこと。発売日がはっきりして嬉しい。
 ビール、日本酒、ワインにウィスキーと完全に飲み過ぎ。


7月17日
 キース・ロバーツ「パヴァーヌ」(サンリオSF文庫)を読み終えました。キース・ロバーツは過去にアンソロジーでいくつか短篇を読んでいて、名作と呼ばれるこの作品をどうしても読んでみたかったのです。世界がもしカトリック教会の支配下に置かれていたら、どういう世界になっているのかという、いわゆるIFものです。テクノロジーの発展は抑えられ、階級社会で息詰まった生活を送る人々の姿が生き生きと描かれています。特に第一旋律と第二旋律は青春の夢と挫折を描いたもので、この手の話にめっぽう弱いわたしは丁寧な描写に感嘆するのみ。そして、なにより素晴らしいのは実在感が感じられるイギリスの田舎の描写。イギリスは飛行機で上空を通過した(笑)のみですが、冬は日が短く、昼間も曇りのことが多い重苦しい風景が目の前に浮かびました。叙情性に溢れる名作です。
 外的な派手さはないけれど、心の中に残る素晴らしい作品です。現在、値段も含めて入手困難なのは非常に惜しい。どこかの出版社で復刊してくれないでしょうか。
 わたしは結局、ニューウェーヴもしくはその後にデビューしたイギリスの作家が好きというのが判明してしまいました。

 K・W・ジーター「ダーク・シーカー」を購入。「本の雑誌」の今月号を立ち読みして、新刊というのをほとんど読んでいないのを実感しました。本当は読みたいんだけど、買いたいという本がほとんどないというのが実状で、少し悲しい。


7月15日
 ジグソーハウスに注文していた本が届きました。物はクリストファー・プリースト「伝授者」とキース・ロバーツ「パヴァーヌ」(以上、サンリオSF文庫)です。とにかく探しまくった「パヴァーヌ」が手に入ったのが何より嬉しい。これは明日から読む予定。もう一方のプリーストはこれで邦訳のある本は全て揃いましたが、実は先週購入した「Prestige」を様子を見るつもりで最初の方を読んでいたのですが、いつの間にか40ページほど読んでしまいました。


7月12日
 7月4日から9日までの分を書き加えました。
 買い物ついでに寄った地元の古本屋で「ウェルズSF傑作集1」(創元推理文庫)と某掲示板で取り上げられていた「暗黒太陽の浮気娘」(ミステリアスプレス)を購入。


7月11日
 朝、きちんと起きることができたので(笑)、「愛の破片」という映画を見に行きました。新宿で紀伊国屋に寄り、岩波文庫の復刊フェアをチェック。持ち合わせの関係で「カレワラ」(上下)と「ロランの歌」を購入。「ロランの歌」は地元の古本屋で見つけたものの、状態があまり良くないため、購入を見送っていただけに嬉しい。
 東中野に出て、「愛の破片」を見ました。オペラを題材に、監督が現役と往年の歌い手と愛と死―すなわち人生―を語り、その途中にオペラのアリアがはさみ込まれるドキュメンタリー的な作品です。オペラはたいがい悲劇なのですが、作品冒頭で語られていた「人生で一番気に入らないのは自分の思い通りにならないこと。しかし、人間はきっと自分の思い通りになるだろうという希望を捨てない」という感じの部分がオペラの魅力を語っているように感じました。オペラの筋なんてはっきり言って大同小異。それでもやめられないのですから。それにしても往年の歌手の年の取り方の上手いこと。わたしもああいうふうに年を取りたいものです。マルタ・メードルは85才だそうですが、とても若々しい。
 幻の歌手(わたしも聴くのは初めて)、アニタ・チェルケッティの歌に感動してしまった。ラストの「ノルマ」〜清らかな女神〜のそれは素晴らしいこと。
 隣の中野に出て、古書ワタナベでクエンティン・クリスプ「魔性の犬」(ハヤカワ文庫FT)を見つけて、すかさず購入。


7月10日
 上野の東京都美術館で開催されている「ケルト美術展」をやっと見に行きました。開催されているのは12日までなのですが、こんなにせっぱ詰まってから行くのは初めてかもしれない。今日は平日で、すいていると思っていたのですが、甘かった。なんだか知らないけれど、とにかく人が多い。ケルトっていつからこんなにメジャーになったのでしょう。昔、ケルトに関する本がなくて困ったのが信じられない。休日にはこれ以上人が入っていると思うと、平日に見に来て正解だったと思いました。とは言うものの、人の多さと効かない冷房で汗だくになり、見終ったときにはへとへとでした。実は島嶼(ブリテンやアイルランド)以外のケルト美術を見るのは初めてで、初期から系統だって見ることができたのが収穫。トルク(首輪)やアンクレットはそれなりに重そうで、筋肉がないとつけていられないなどと思って見ていました。
 渋谷に出て、「まんだらけ」で前回行ったときに買い損ねた、WINGSのバックナンバーを購入。(WINGSに掲載されたエルリックの翻訳はあと1回分ですべて揃います)次いでTower Recordの洋書コーナーでDavid G. Hartwell編「Year's Best SF 3」とChristipher Priest「Prestige」を購入。Priestは読む時間を作れるのかわからないので迷ったものの、英語がわかりやすいと聞いていたのでなんとかなるかなと思いました。帰りの電車で冒頭6ページほど読みましたが、すごくわかりやすい英文です。2冊とも最近の為替レートを考えると、信じられないほど安いと感じたの計算してみました。確かに他の洋書店では絶対に無理なレートになっています。
 この後、コミケで出す本を本日入稿しに行きました。今回、印刷を依頼したのは古い友人がやっている店なので、2時間ほどいて雑談などもしていました。昨夜になっても相変わらずページ数が確定しないのは、さすがに困りました。最終的にはページ数に合わせて、一部カットしました。

 というわけで、今週末からしばらくさぼっていたHPの更新をします。実は今週読んだ本もあるのですが、まだ書いていません。



7月9日
 パトリシア・A・マキリップ「ムーンドリーム」(ハヤカワ文庫FT)を読み終えました。先日読んだ「ムーンフラッシュ」の続編です。前作から4年の年月が流れていますが、ネタを割ることになるのであらすじ紹介はしません。前作よりは楽しめました。この忙しい時に先が読みたいという気持ちになってしまい困りました。ちょっと短めなので、もう少し書き込めばより深みが出て面白くなったように感じました。

 原稿チェックに夢中になっていたら、ビデオをセットし忘れて人間大学を録画できず、ショック。月曜日に再放送があるのだけど、友達から依頼されている録画がある関係で無理だな。


7月8日
 Comic Boxの特集は「20世紀の少女漫画」。15年くらい前に読んで、少女漫画の全貌把握の参考になった米沢嘉博著「戦後少女まんが史」という本は貴重品なのか。数年前からもう一度読みたいと思っているんですけど、都立図書館が移転してしまったために借りることはできないのです。さて、多様性が仇となって、90年代に入って活気を失ったと感じる少女漫画ですが、最近ヒットした作品を見ると基本路線に戻って、今の感性を取り入れてやり直すことが復活の鍵なのかなと感じます。若手の作品は絵的についていけない作品が多いので、あまり読まなくなってしまったのですけどね。実は時間とお金と本を置くスペース(笑)があれば、戦後の女性の価値観の変化と少女漫画の変遷を絡めた分析をしてみたいんですけど。絶対に面白いと思うので、誰かやってくれないかなあ。
 来月はベアの新刊と「火星三部作」が出るので、久しぶりに新刊を買うことになりそうです。


7月7日
 「Stadio Voice」でダン・シモンズが数ページに渡って取り上げられています。(インタビューあり)ホラー系の作品は全部読んでいないのですが(途中で断念)、こんなに邦訳されているとは知りませんでした。個人的には「ハイペリオン」の残りの邦訳に期待しています。
 掲示板(そういう時間はあるらしい―笑)でRUSHのNeil Peartの奥さんが亡くなったのを知り、絶句。というのも、1年ほど前、交通事故で一人娘を亡くしたばかりなのです。バンドとしては、10月にライブアルバムが出ることになっています。


7月4日
 パトリシア・A・マキリップ「ムーンフラッシュ」(ハヤカワ文庫FT)を読み終えました。舞台となる世界は屏風岩から十四の滝までに過ぎない。主人公カイレオールの母は十四の滝の彼方へ行き帰ってこなかった。与えられた世界観に満足できないカイレオールは十四の滝の世界へ行こうとするが・・・。なんか河が支配しているというと、イワン・ワトスン「黒き流れ」とか先月読んだ「水の都の王女」と「神住む森の勇者」などを思い出します。マキリップというと「妖女サイベルの呼び声」とか「イルスの竪琴」(途中で挫折したけど)という印象が強くて、この作品もそういう純粋なファンタジー作品だと思っていました。今回は先にあとがきを読まなかったので、後半SF的な要素が顔を出している部分で、盛り上がっていた気持ちに水を差されてしまいました。カバー裏のあらすじ紹介で全然触れていないし。でも、あとで表紙を見たら、SF的な要素が混じっているというものでしたけどね。


7月3日
 まだ7月頭だというのに、気温は真夏と変わらず暑いです。湿度の高い夏の夜には必ず聞きたくなるシェーンベルクの「浄められた夜」を聞きながら、この文章を書いています。
 入荷したとの電話連絡があった山尾悠子「夢の棲む街/遠近法」(三一書房)とアレクサンドル・グリーン「深紅の帆」(フレア文庫)を購入。しかも、注文してから本が届くまで約1ヶ月というのは時間がかかりすぎ。もう少し時間を短縮できないのかなあ。今回取り寄せた本は全然急いでいないのでいいけれど、急いでいる本はオンライン注文するべきだと感じました。


7月2日
 とりあえず、原稿の半分を書き終えてほっとしたので(一番大変な部分を書き終えた)、息抜きに出てきました。残りはLDをチェックしないと書けないので、まとまった時間の取れる週末まわし。週末は部屋にこもって原稿書きの状態が続いていて、映画や美術展に行けないのがなによりつらい。
 ウィリアム・H・ホジスン「異次元を覗く家」(ハヤカワ文庫SF)を読み終えました。なんでもっと前に読まなかったんだろう? いや昔、この本を1回手に取ったことがあるんですよ。結局買わなかったんですけど、こんなにすごい話だったなんて。手記の書き手が住む家の周辺の話から、気がつけば意識が遠い未来の宇宙へ飛ばされてしまうとは。(犬のペッパーの運命に呆然です)読み終えた後、思わず発表年を見てしました。


7月1日
 昨日購入した「サンドマン2 プレリュード&ノクターン・下」(インターブックス)をすべて読み終えました。やはり圧巻はデスが初登場する第8章「翼のはためき」。デスが魅力的なのはともかく、まるで駄々っ子のようなドリームがナイス。巻末に翻訳者による解説があるのですが、やはりアメコミは奥が深すぎます。やっぱり予備知識なしでは厳しいと感じました。「ドールズ・ハウス」(邦訳では3、4巻に当たる)で、混乱していたことが整理されましたが。それにしても1巻は平積みだったのに、発売日に買いに行ったにもかかわらず、2巻は1冊しかなかった。その上、地元ではこの本屋でしか売っていないのだ。次の巻は取り置きしてもらおうかなあ。3巻の発売は8月です。前回、書いたときに聞かれたのですが、これは小説じゃなくてアメコミです。
 HPは更新していませんが、先週、原書で購入した「サンドマン」の残り巻(ついでにデスを主人公にしたミニシリーズも購入)が届きました。全部翻訳が出るという保証がないので、とりあえず原書をキープしておきました。
 定期購読している季刊のIceland Reviewが届きました。編集方針が少し変わったのでどうかなと思ったのですが、やっと方向性が見えてきました。今回は"Dettifoss Waterfall In The Light Of The Midnight Sun"という写真が気に入ってしまいました。壮大な自然の写真を見ているだけで気分転換ができます。


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