ありさとの蔵の日記を見ていて、「ポップ・カルチャー・クリティーク2」に掲載されている近藤恵「それはきっとすてきな呪い 『王家の紋章』私的解釈副読文書」は作品紹介としてはよく書けていることを再認識。わたし自身もすごく楽しんで読んだけど、いかせん中学時代、この作品に夢中になっていたという過去があるので(笑)、あまり客観的に判断できないのです。もちろん、少し考え方が違うと感じる部分もあるし、豪快なラストシーン予想にはちょっと驚きました。
今だから明かしますが、ムアコックの"Dancers At The End Of Time"は、異なる時代に生まれた男女が恋におちて・・という部分で『王家の紋章』を彷彿とさせる話だなと思っていました。まあ、"Dancers〜"を読んだおかげで、その昔、なにを面白いと思っていた夢中だったのか、よくわかりました。ただし、ごく普通のファンとは全然違う部分におもしろさを感じていたようです。やっぱりこの漫画が好きでしたとは言いにくいよなあ(笑)
どうも今月続編の出たJ・グレゴリイ・キイズの「水の都の王女」(ハヤカワ文庫FT)はあっちこっち見ていると面白いと書いてあるので、新刊で購入。気に入ったら続編も読みます。今読んでいる本が終わったら、これを読むつもりです。
家に帰ると、ふるほん文庫やさんから目録が届いていました。功罪を感じつつも、珍しい本が出るので、目録をチェックして数冊メールで注文。早いもの勝ちなので、なにが買えたかは届いたときに書きます。今回の目録にジグソーハウスでないと書いてあったイタロ・カルヴィーノの「柔らかい月」がありました。
もう今月は本を買わないぞーと思っているのですが、今日の毎日新聞の書評で気になった本を探しに出かけました。先に寄ったブックオフで欲しい本が見つかってしまいました。デイヴィッド・イグネイシアス「報復回路」(文春文庫)、ジャック・ウォマック「ヒーザーン」(ハヤカワ文庫SF)、ルーシャス・シェパード「戦時生活」、「宇宙SFコレクション1 スペースマン」(以上、新潮文庫)を購入。
実はここより広いブックオフに行こうと思ったのですが、風が冷たくて、雨が降ると感じたので今日は諦めました。しかし、雨に濡れました。ブックオフは漫画の立ち読みができるので、最近の少女漫画では面白いと言われている「天は赤い河のほとり」(この人の漫画をまともに読むのは「闇のパープルアイ」以来、10数年ぶり)をざっと読んでいたからです。やっぱり物語の大枠は某少女漫画を思い出さずにいられない(笑) 最近終わった「BASARA」も含めて、人気のある少女漫画というのは、やっぱり現代社会の女性の願望をうまく作品に織り込んだものばかりだと感心しました。となると、女性に人気のある「アンジェリーク」(ゲーム)は、男性の視点で作られていると感じる部分があります。
今日、暇だったのでオンラインの古本屋をのぞいていましたが(謎)、熱心に探すと出物が結構あるものです。古典は下手に探し回るより、オンラインで探した方が効率がいいような気がしました。
子どもを対象とした童話集。全部で20編収録されています。素朴で気に入った物語もありますが、物語が短すぎてちょっと物足りないと感じてしまいました。
今日は行ったことのない地域の古本屋に行こうと思い、多摩ニュータウンを訪れる。京王堀ノ内駅近くのブックオフでエリザベス・A・リン「アランの舞人」(ハヤカワ文庫FT)を入手。アラン史略は高校時代に1巻の途中で挫折していますが、もう一度挑戦してみようと思っています。多摩センター駅方面にに歩いて行く途中にあるブックセンターいとうの本店を訪れました。ここは大学が近いのでその手の専門書が揃っているのが特徴。文庫より漫画の品揃えがなかなか面白かったです。ここでルーシャス・シェパード「ジャガー・ハンター」(新潮文庫)、山田ミネコ「呪われた城」「冬の円盤」などを購入。そして、多摩センター駅から電車で新宿に向かう。新宿の紀伊国屋本店で柴田元幸「生半可版 英米小説演習」(研究社)を購入。古典から現代の作品まで原文に触れることのできる嬉しい本。地元ではどうしても見つからなかったのです。大久保まで歩いていき、新宿古書センターでティム・パワーズ「幻影の航海」(ハヤカワ文庫FT)とE・R・エディスン「ウロボロス」(創元推理文庫)を購入。「幻影の航海」は値段が値段だったので、1年ほど前、半額だったにもかかわらず迷った末に買わなかったことを後悔しています。刊行当時、図書館で借りて読んで気に入っている本です。中野に出て(読書に夢中になっていたら、高円寺まで行ってしまった)、古書ワタナベでバーナード・フィッシュマン「自転車で月へ行った男」(先日、買い損ねた悔しさで買ってしまった)、S・L・エングダール「異星から来た妖精」、パトリシア・A・マキリップ「ムーンフラッシュ」「ムーンドリーム」(以上、ハヤカワ文庫FT)を購入。歩書房でハンス・ファラダ「あべこべの日」(ハヤカワ文庫FT)を購入。こういう専門書店に行く度に感じるのは、FTの2桁前半はあまり見かけないということです。これでハヤカワ文庫FTで読みたいと思った本はかなり揃いました。本当はもう少し古本屋巡りをする予定でしたが、体力が尽きたので、ここで帰宅しました。
動物ファンタジーというジャンルに属する作品。故郷に旅立った父を追う3人兄弟の物語。詩人ということもあり、文章はリリカル、歯切れよい。厳しい冬の様子が丹念に書き込まれているが、頻出するムルガー語という造語に悩まされ、なかなか物語の中に入ることができなかった。中盤、人間との交流を描いたあたりからすんなり読めるようになりました。それにしても初期のハヤカワは童話やジュヴナイル的な作品が多いのには少し驚きました。
ごく最近までこの短編集にジョージ・マクドナルドの作品が収録されていることを知りませんでした。太平出版から出ている「マクドナルド童話全集」こそ手を出していないものの(地元の図書館に全巻ある)、それ以外の作品は片っ端から読んでいたのに。
M・R・ジェイムズ「五つの壺」はイギリスならではの古典的な妖精物語。G・マクドナルド「お目当てちがい」は子供向けの作品ながら、鵞鳥の傘を売る妖精がいい味を出しています。「城―ある寓話―」は、「ファンタステス」や「リリス」以外の短篇でもこういった大人向けの作品があるということに驚きました。解説で荒俣宏氏が指摘していますが、マーヴィン・ピークの「ゴーメンガースト」三部作を思い出すなというのが無理な作品です。
2巻のラストでゴーメンガースト城を後にしたタイタスの物語。あまりにも雰囲気が違い、面食らいました。小説としての完成度は2巻までの方が上と感じる部分も多いです。しかし、読者にまでゴーメンガースト城は幻に過ぎなかったのかもと思わせる不思議な感覚を味わいました。ラストはなるほど、と思わせるものでした。
明日から4月末に手に入れたハヤカワFTを読んでいくつもりです。そういえば、6月にピーター・S・ビーグルの新刊が出るのは嬉しいけど、ハードカバーなので図書館で借りることになるため、読めるのはいつになるやら。
本屋で"The Universe Of English II"をようやく見つけました。(でも、本来の捜し物は見つからなかった)フィリップ・K・ディックの短編が掲載されているんですねえ。手元に"The Universe Of English"があるんだけど、あまり読んでいません。これを機に一日一つづつでも読んでいこうかと思っています。
1巻は世界観とキャラクター像ををつかむのに苦労しましたが(性格づけにあいまいな部分が多く見られた)、裏で暗躍するスパイクティアの伏線を含め、役者揃いました。どうも1巻はこの2巻のための巨大なプロローグだったように感じられ、いよいよこの巻からタイタスの物語が始まります。タイタスが精神的に子どもから大人になっていく成長物語というのが一面に過ぎないあたりが、この作品の面白いところかも知れません。スパイクティアとタイタスのキャラクターの役割が今までわたしが読んできたファンタジーと全く異なっていて、それが物語の先が読めない要因の一つでした。とはいえ、伯爵妃が意外な活躍をする後半は先が読みたいと思うほど面白かった。さて、タイタスが最終的に見いだすものは何なのか気になるところです。
話は変わりますが、コリン・グリーンランド「聖なる山の夜明け」(創元推理文庫)は、ゴーメンガーストのパターンを使ったというわけなんだ。
地元の古本屋でタッド・ウィリアムズ「テイルチェイサーの歌」(ハヤカワ文庫FT)を購入。読んだことがないし、100円均一コーナーのあったからよしとしましょう。
刊行当時、やっと刊行とさんざん言われていたので、挑戦しましたが、冒頭部分で挫折しました。
短編集を読んで気に入ったので、全巻揃ったら読もうと思っていました。無視するわけにもいかない作品ですの10数年ぶりの再挑戦しました。今までわたしが読んできたファンタジーとはちょっと肌触りの違う作品でした。ゴーメンガースト城という架空の地を舞台とした物語でありながら、登場人物は19世紀の小説の登場しても違和感を感じないほど、リアルなものでした。架空の地が狂気というか悪夢に近い世界として描かれているのも、他の作品とのきわだった違いです。確かに取っつきにくい作品ですが、のめり込むと面白いです。今は先が気になります。
連日、6日に手に入れたTori Amos "From The Choirgirl Hotel"を聴いていますが、今までのピアノ弾き語り路線とその延長は前作で一応完成し、一歩踏み出した感じがします。曲調も少し変わったような感じがします。かなり実験的なアレンジもあって、この先どうなるのか楽しみであります。ヨーロッパ盤のシングルを見たらアメリカ盤と未発表曲が全部違う。いい曲もあるし、やはりシングル・コレクターの道は続くのでありました。
ようやくアイスランド旅行記の最初の2章を公開しました。もともと同人誌として発表したものですが、カラーが容易に扱えるWWW向きの題材だと思っていました。そのため、他のページとは異なり、グラフィックを多用したページになっています。結局、ゴールデンウィークの3日間はこのページ作成でつぶれました。残りの部分については、みなさんの反応を見つつ、近いうちに公開します。写真のレタッチを一切やっていないので、いつになるかわかりませんけど。
続いて放送された新国立劇場の「ローエングリン」。時間が短いと思ったら抜粋でした。(BSでの完全版の放送は8月とか)演出がウォルフガング・ワーグナーなので舞台はたいしたことがないのですが、字幕を井辻朱美さんが担当するというので見ました。前に担当した「トリスタンとイゾルデ」に比べて、話の説明的な部分が多いので、個性が全面に出た訳ではありませんでした。一応比較のために、1982年にバイロイトで収録されたLDを見ました。見たのは第1幕ですが、特にキリスト教を信仰する側(ローエングリンとエルザ)と古い神を信仰する側(テルラムントとオルトルート)の言葉の選び方に感心しました。ただし、舞台としてはゲッツ・フリードリッヒの演出したLDの方が圧倒的に面白いので、つい見入ってしまいます。個人的にはホフマンのローエングリンが見られるだけで、満足しているんですが。
昨日はアイスランド旅行記の地図作成で丸一日つぶれました。とほほ。この連休こそ「ゴーメンガースト」三部作を読むぞと思っていたのに、ちっとも進みません。
結果的に今日は古本屋めぐりで一日費やしてしまいました。まず古書日月堂に行き、取り置きしてあったシルヴァーバーグ「マジプール年代記」「〈教皇〉ヴァレンタイン」(ハヤカワ文庫SF)を受け取る。ご主人といろいろとお話しした後、そこで教えてもらった自由が丘にある文生堂書店に行き、それほど高くなかったのでA・A・ミルン「ユーラリア国騒動記」と水樹和佳「褐色の童話」を購入。「褐色の童話」は古書日月堂のご主人と古本屋で見かけないという話をした直後だったのでなんとも言えない。10年以上前から探しているけど、古本屋で見かけたのはこれが初めてです。自由が丘にもう一つある古本屋、東京書房にも立ち寄る。そこで文生堂書店の店頭で熱心に本を見ている年齢の高い方がいたのですが、その人はなんと東京書房のご主人だったので驚きました。古いSFマガジンが積んであったので、いつも習慣で目次をチェック。するとムアコックの短編の載ったものを発見。さすがに相当縁がなかった号だったのだと思いました。
帰る途中、電車の車内から看板が見えたので、途中下車して地元のBook-offに寄ってみることにしました。入るのは初めてですが、わたしの住んでいる市ではたぶん一番規模の大きいBook-offだと思います。大久保のBook-offくらいの規模はあると感じました。特に掘り出し物は期待していなかったけど、書き手のメンツがなかなかよかったので菊池秀行監修「妖魔の宴〜狼男編1」(竹書房文庫)を購入。あとがきでも映画の紹介のみで、収録作家の紹介がないのは許せない。この駅周辺にはもう1件古本屋があるので、そちらにも寄ってみることにしました。メインはアダルトものでしたが、文庫の山からK・W・ジーター「ドクター・アダー」(ハヤカワ文庫SF)を発掘。
しかし、古本屋巡りは体力が必要である。
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