10月31日
F1観戦記です。95年にインディのレースを見るまでモータースポーツそのものに興味がなかっただけに(車の免許は持っていない)、鈴鹿まで見に行ってしまう自分の変わり身に驚き。ただしF1にさほど興味はなく、テレビはほとんど見ていないです。(フジテレビは嫌いだし)
朝8時前、東京駅で指定席を買おうとすると、10時半くらいまですべて満席とのお答え。仕方なく少し並んで自由席で名古屋に向かう。10時には名古屋に到着し、友人と合流してホームで11時10分発「快速みえ」が到着するまでひたすら待つ。にもかかわらず、待っていた場所が悪く、席に座ることはできず。2両しかないこともあり、電車の中は下手な通勤電車以上の混雑。F1とは関係ない地元の子ども連れはつらそうでした。40分ほど電車に揺られた後、鈴鹿サーキット稲生に到着。ホームが非常に狭い。普段は無人駅でまわりは何もない。駅前で昼食を、という考えはどこかにふっとんでしまう。1本道をひたすら歩いて、サーキットに到着。明日から11月だというのに暑い。時間は1時近くそろそろ予選が行われようかという頃。サーキットを見た感想は「狭い」。抜きどころのないと言われるのも当然。持っているチケットは自由席なので、今日は予選を眺めつつ、明日見る場所を決める。予選が行われている間、だらだら歩いて結局、スプーンカーブに落ち着く。予選の方はシューマッハー1位、ハッキネン2位ということで明日の決勝が楽しみな結果となる。
一晩お世話になる友人との待ち合わせの時間までサーキット内を見物。半分くらい歩いたと思うけど、疲れました。車で迎えに来てくれた友人と落ち合って、自宅に向かう。そして、先月出たばかりのOVA「青の6号」を見せてもらう。CFを見た時点ですでにダメだと感じていたのですが、その間層は本編を見ても変わることはありませんでした。3Dの欠点ばかり目についてしまい物語に入り込むことができない上に、台詞がひじょうに聞き取りにくい。ついでに「彼氏彼女の事情」の原作4話目までを読ませてもらいました。やはり高校生の恋愛ドラマとなるとわたしにはきつい。中高時代ですらこういう話は苦手だったのですから。今時の処女漫画を読むのも久しぶりですが、間がないので読んでいて疲れる。(思わず自宅に帰ってから、普段読んでいる漫画を読み返してしまった)聞いた話だと、若手の作家にはこういう作品が多いそうで、感性が違っているので読めないような気がしてきました。
10月30日
本屋で「魔術師オーフェン」の1巻をチェック。正直、最初の3ページで挫折しました。くやしいのでもう少し先までページをめくるものの、30ページくらいでお腹が一杯になりました。人から設定を多少聞いて興味を持ち、その辺を確かめたかったのですが、ちょっとこの文章は読めません。アマチュアの作品なら割り切って読めたかもしれません。内容を知らない状態で意見を書きたくないのですが、この作品は物語の中に入り込むことすらできませんでした。ヤング・アダルト・ファンタジーの現状を知りたいけど、別の意味で壁が高すぎる(笑)
10月29日
10月も終わりということで秋の新作アニメの感想を少し書きます。正直、漫画や小説のアニメ化には興味がなく、アニメという媒体を生かしたオリジナル作品が見たいと思っています。しかし、放送本数は絶対に多すぎる!
「マスターキートン」
本当は見る気がなかったんだけど、原作が好きだったのでとりあえずチェック。第1、2話を見ましたがつまらない。原作のおもしろさがアニメ化で消えてしまった。
「ジェネレーターガウル」
SF Onlineで紹介していた記事で興味を持って見ることにしました。昔のタツノコ作品を彷彿とさせるし、物語の展開もありがち。でもなぜか面白いんだな。視聴者を物語へ引き込むのがうまくて、気に入っています。
「彼氏彼女の事情」
この秋、一番の話題作なんだろうなあ、たぶん。原作を読んだ友達が勧めていたのでとりあえず見ましたが、エヴァな演出と少女漫画のラブコメが受け付けないので、最初の5分で挫折しました(笑) 昨年の「少女革命ウテナ」も最初の5分で挫折したので、少女漫画のアニメ化はダメなのかもしれない。
「カウボーイビバップ」
レンタルへ行かなくても全話見られるのが嬉しい。アニメの制作本数が増えて質が低下する作品もある中、OVA並の高品質でちょっと違うなと感じます。しかし、春に放送していた時にも感じたのですが、なんか足りない。果たして全話見ると足りないと感じた部分が埋るのかという部分に注目。
「魔術師オーフェン」
ヤング・アダルトの小説はダメでも、アニメなら話を追う気になるかと思って見たのは第4話。物語以前に登場人物の一人が今風のワンピースを着ているのを見て気持ちが醒めました。あえて舞台を別世界にする必然性が感じられない。わたしは現実から脱出したいという気持ちを抱えていて、せめて物語の中くらい現実とは違った価値観や世界観を楽しみたいのです。というわけで、雰囲気くらいは大事にして欲しい。もっともここ数年、フォーミュラ・フィクションとしての異世界ファンタジーに飽きてしまったので、ほとんど読んでいませんけど。人づてで原作の設定を聞いて、ヤング・アダルトのファンタジーの現状を知りたいという気持ちから原作を読もうと思っています。1冊読めるかどうかはわからないけど(笑)
「ガサラキ」
高橋良輔さんが監督をするというので個人的には一番の注目作品。今年のSF大会で先行映像を見て、わくわくしたんですが、まだ物語の方向性が見えないので評価は保留。でも、OPの映像の雰囲気はとても好きで、これだけでもOKかなという気もしています(笑) 宣伝に使っている言葉やインタビューから想像できる物語はわたし好みなんだけど、現段階では情報量不足。ニュースの映像を間に挟み込んで、情報操作を描くという手法はリアリティが感じられ、とても気に入っています。この番組の前にNHKの日曜討論を見ると、日曜の朝にこんな番組を…と気持ちが一掃されて、雰囲気抜群ですな。日曜の朝は朝食を取りつつ、NHKの「週間子どもニュース」を見ていることが多いので、わたし自身は日曜日の朝の雰囲気から外れた番組だとは思っていません。
この他だと「怪傑蒸気探偵団」の設定に興味はあるけど、友人の話を聞くと出来がちょっととのことなので未見。
10月27日
シングルには手を出さないつもりだったにもかかわらず、「種ともこ/Message
#9」(ガサラキのOP)を購入してしまいました。「ガサラキ」という作品そのものはまだ評価保留中ですが、第1回目を見たときからOPとEDは気に入っていました。どっかのアニメ雑誌で「カウボーイビバップ」や「トライガン」のインストOPとは違う方向を目指すというコメントを読んだのですが、こういう路線で来たかという感じです。わたしはJポップスは体質に合わないので、タイアップ曲がOPだとビデオの場合、飛ばしてしまいます。EDはスタッフが見たいので我慢してみています。女性ヴォーカル曲ではこういう曲がツボです。2種類あるリミックス版が気に入っていて、こればっかり聴いています。
もう少しでアクセス数10000に達しますが、今週末はF1を見に行く予定なので、プレゼント告知は来週になると思います。
10月24日
あっちこっちの評判を聞いて気になっていたJ・G・バラード「殺す」(東京創元社)を図書館で借りてきて、読み終えました。残念ながらどっかの書評で話のネタがは割れていたので、物語の展開を楽しむことができなかった。(今回、過程を楽しむという部分が奪われたので、書評でネタは割らないでほしい!)未来予言者としてのバラードに視点を当てた解説があまりにも見事すぎるので書くことがないなあ。出版されたタイミングということでは、あと数年(少なくともオウム関連の事件より前)に出版されていれば、背筋が寒くなったことは間違いなし。原書の刊行は1988年で、オウムの事件の経過を見ているときに真っ先に思い出したアルバム「Queensryche/Operation:Mindcrime」と同じ年なんですね。ここ10年で、日本は別という神話が崩壊しつつあるように感じます。
最近聴いたCDの感想を少し。「カウボーイビバップ/No Disk」はヴォーカルを曲中心に、サントラの特性を生かしたジャンルにこだわらないバラエティに富んだ曲が並んでいます。「ヘヴィ・メタル・クイーン」の時に使われた曲のヴォーカルが遠藤正明さん(ガオガイガーのOP「勇者王誕生」を歌った人)だったというのには驚き。インターネットでそうらしいという話は聞いていたのですが。もう1枚は「Dream
Theater/Once In A Live Time」。今年のツアーを収録した2枚組のライブである。Dream
Theaterは初来日以来何度もライブを見ているのですが、最初に聴いた時、ライブよりキーボードが全面に出たサウンドバランスになっているのが印象に残りました。何度も聴くうちに、演奏はめちゃめちゃうまいけどなにか足りないと感じてきました。つまり曲や演奏が平板でこれ!というインパクトに欠けているような気がしてきました。これが一部マニアの評価の高いバンドで終わっている原因じゃないでしょうか。それぞれの個々の曲はいい部分もあるけど、長すぎて印象が残らない。もうちょっと曲を煮詰めて、演奏にめりはりをつけるといいのかもしれません。洋楽に復帰しつつあると感じているのですが、昔から聴いてきたバンドのライブという集大成アルバムが続いているので、完全復帰にはほど遠い状況です。
10月21日
カレル・チャペック「ロボット(R.U.R.)」(岩波文庫)を読み終えました。物語は人間に代わる労働力として生み出されたロボット。しかし、そのロボットたちが反乱を起こし、人類を滅ぼそうとする。戯曲という形式で書かれていることもあって、第2幕、反乱を起こしたロボットに対してとまどう人間たちの姿が印象に残ります。チャペックの作品を読むのはこれが初めてですが、1920年に発表にもかかわらず、時代を超えた作品になっていると感じました。SFは書かれた時代の風俗や科学知識を下敷きにしているだけに、時代とともに古いと感じてしまう作品もありますが、この作品は古典でありながら輝きを失っていない作品だと思います。「山椒魚戦争」(来月、ハヤカワ文庫SFから出る!)を読みたくなったけど、部屋のどこかに埋まっているので探さないと出てこない。
10月19日
マリオン・ジマー・ブラッドリー「ダーコーヴァ年代記」(創元推理文庫)22冊のセットを古本屋で発見。前の方の巻を少し持っているのですが、シリーズ後半をバラで見つける労力を考えるとダブってもいいやと思い、購入しました。
10月18日
映画「プライベート・ライアン」を見に行きました。ここ数年、SFXを駆使した映像は目を見張るものがあるけど、物語が今一歩と感じているのでハリウッド映画を見るのは数年ぶり。めあては最初の30分の戦闘シーンで、戦場にいる気分は存分に味わえました。(ちょっと気持ち悪くなってしまった)しかし、物語の方はやはり今一歩で、上演時間3時間はちょっと長い。
10月21日
カレル・チャペック「ロボット(R.U.R.)」(岩波文庫)を読み終えました。物語は人間に代わる労働力として生み出されたロボット。しかし、そのロボットたちが反乱を起こし、人類を滅ぼそうとする。戯曲という形式で書かれていることもあって、第2幕、反乱を起こしたロボットに対してとまどう人間たちの姿が印象に残ります。チャペックの作品を読むのはこれが初めてですが、1920年に発表にもかかわらず、時代を超えた作品になっていると感じました。SFは書かれた時代の風俗や科学知識を下敷きにしているだけに、時代とともに古いと感じてしまう作品もありますが、この作品は古典でありながら輝きを失っていない作品だと思います。家に帰って「山椒魚戦争」(来月、ハヤカワ文庫SFから出る!)を部屋の段ボールの中から発掘。
10月17日
ナンシー・A・コリンズ「ブラック・ローズ」(ハヤカワ文庫FT)を読み終えました。著者の序文と解説で説明されていますが、テーブルトークRPG〈ザ・ワールド・オブ・ダークネス〉の世界にソーニャ・ブルーが入り込むという形になっているため、かなり雰囲気の違う作品になっています。そのため、表紙には外伝と銘打たれています。物語はデッドタウンというアメリカにヨーロッパから移住が始まった頃から存在する古い都市を舞台に、ソーニャ・ブルーがこの街に住み着いている吸血鬼の抗争を利用して、自らの目的を果たそうというもの。物語構成は格段とうまくなっていると感じました。少なくともあの第1作目のぎこちなさはもうありません。教会の神父の役回りが印象に残りました。
10月16日
ナンシー・A・コリンズ「ブラック・ローズ」(ハヤカワ文庫FT)を購入。寄った本屋で11月の文庫新刊予定表をチェック。ああ、読みたい本がないなあ。
10月15日
東京都交響楽団の定期演奏会に行きました。(仕事で行けない友人の代わり。一日おきのコンサートはきつい)サー・ネヴィル・マリナー指揮によるオール・モーツァルト・プログラム。曲目は交響曲第25番ト短調、ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調、交響曲第38番ニ長調「プラハ」。派手さはないけど、いい演奏会でした。オーケストラの定期演奏会では珍しくアンコールがあって、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲が演奏されました。
10月14日
あしべゆうほ「クリスタル・ドラゴン」16巻を購入。途中、立ち読みし忘れた回があるなあ(笑) 隔月連載は忘れがちになります。それでも、萩尾望都「残酷な神が支配する」は連載開始から続いているけど。だいぶ謎が解明されてきているような気がする。連載ではアリアンたちがローマを離れるあたりまで進んでいます。ついでにダンテの「神曲」地獄編を立ち読み。注にジャンニ・スキッキの物語がありました。本編でないところが引っかかるので作曲の経緯を調べてみようっと。
10月13日
プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」とマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」という1幕もの2本立てを見に行きました。実は日曜日から発熱していて、この日も相変わらず熱は下がりませんでした。結局、昼間は仕事に行き(寝ていたら絶対にコンサートに行けないと思った)、夜はコンサート。上演中は気力でなんとかなったけど、帰りはさすがにつらかった。詳細はこちら。「ジャンニ・スキッキ」が面白かったので、元ネタのダンテの「神曲」を見てみようと思いました。
10月11日
ヴェルディ「ドン・カルロ」を見に、神奈川県民ホールへ行きました。NHKホールでも公演はあるのですが、近年、NHKホールはオペラを上演するには大きすぎると感じていて、できればここでオペラを見たくないと思っています。今回、横浜での上演があったので、迷わずこちらを選びました。隣の席の年輩の女性が話しかけてきて、開幕前と幕間の休憩はこの人の話につきあって終わってしまった。その人は大阪在住で、最近びわ湖にできた新しいホールで「カヴァレリア・ルスティカーナ/ジャンニ・スキッキ」を見たそうです。その料金が東京公演よりも1万円安かったというのが気になりました。また、今まで見た中で一番と思う舞台が同じだったのには驚きました。しかし、見ず知らずの人からよけいな説教までされてしまった。
「ドン・カルロ」の原作はシラーなのですが、日本語で読むことは可能なのかなあ。音楽的なコメントはこちらにあります。
10月10日
昨日立ち読みした雑誌(名前は忘れた)で紹介されていたイギリスのSFコメディ「宇宙船レッドドワーフ号」(NHK総合、(金)24:30〜24:55)を見ました。宇宙船の訳アリの乗組員三人と宇宙船のコンピューターの物語なのですが、設定だけでなくそのネタもSF的なものになっています。わたしがこの日見た話のタイトルはFuture
Echoで、その内容は宇宙船が光を越える速度で航行し始めると、船内では未来の行動を見ることができるようになってしまったというものです。言葉で説明するわかりにくそうですが、わかりやすい映像になっているので、見ているだけで笑えます。イギリスのコメディは好きなので、結構癖になりそう。
10月9日
BURRN!のレビューでリリースを知り気になっていたSepultura/Againstの発売日を、別の雑誌で確認して購入。そっか、前作は2年前なんだ。しばらく、洋楽から遠ざかっていることもあって、もっと前のような気がします。
え〜と、コアなヘヴィ・メタルになると、ラジオで耳にするくらいで、CDを買って聞くということはほとんどあまりません。しかし、ラジオで聞いた前作Rootsに収録されていたRoots
Bloody Rootsが印象に残り、CDを購入に踏み切りました。(しかも、初回限定だったCD-ROM付きのものを探すという念の入れよう)Sepulturaはブラジルのバンドで、このアルバムで突然自分たちのルーツに立ち返って、地元のミュージシャンと競演。民族音楽の持つ原始的なパワーに満ちたとんでもないアルバムでした。しかし、このアルバムをリリース後、ヴォーカリストが脱退し、バンドの存続も危ぶまれる状態に陥りました。アルバムが素晴らしかっただけに、残念だなあと思っていました。Againstは前作の流れを引き継いだものになっていますが、Rootsには感じられるとっつきにくさがなくなりました。ヴォーカリストの脱退もさほどマイナスになっていないのは嬉しい。また、日本の和太鼓集団、鼓童と競演した曲も違和感がない。このアルバムのレコーディング地には佐渡島が含まれています。佐渡島はわたしの母親の出身地で、子どもの頃、夏になると遊びに行っていたので懐かしい。
Sepulturaといえば、マイケル・ウィーランがジャケットを担当したアルバムが1枚あります。アルバムタイトルはわからないのだけど。
10月8日
昨夜、Amazon.comにて、本を購入しました。いい加減、本が欲しい(時間があるのかはともかく。でも、今回はイラスト集と辞書がメイン)のと、しばらく為替レートを眺めていてこんなものかと見切ったからなのですが、今朝のニュースで円高との報道がされていました。カード引き落としのレートがどの辺になるのかちょっと怖いです。
ここしばらくムアコックのThe Condition Of Muzakを読んでいます。(The
English Assassinは後回し。何度も手をつけようとしていたため、この作品の冒頭は読み飽きてしまった)そのきっかけは先日、SF者オフの際に某氏と話したことで、ジェリー・コーネリアス・シリーズにもう一度向き合ってみようという気持ちになりました。わたし自身の力不足もあるのですが、このシリーズを理解することがとりあえず目標です。(メインターゲットは短編だけど、まだ手が出ない)ジェリー・コーネリアスとMother
London(最初の60ページほどで中断)が読み終われば、かなりいい線までたどりつくと思っているんですけど、理解しやすい作品ではないのでいつになるやら。
それからカウンターですが、ペースがわたしの予想より遙かに速く、9500に到達寸前というところまできました。
10月7日
5日に届いたIceland Review(季刊の海外向けアイスランド広報誌)の最新号の内容はなかなか面白い。この号の記事の1つは2000年のMillenium。日本とは比較にならないほど、欧米では大きな出来事のようです。2000年に向けてのさまざま計画を読んでいると、日本にいては見えてこないアメリカとヨーロッパの文化的交流が見えてきます。それと数号前から始まった編集方針変更の意図が見えてきました。
久しぶりに地元の古本屋に寄ると、100円コーナーで大量のバロウズや古いスペオペを発見。やはりこの古本屋はあなどれない。ポール・アンダースン「タウ・ゼロ」(創元SF文庫)、R・A・ラファティ「九百人のお祖母さん」(ハヤカワ文庫SF)、ジェイムズ・P・ブレイロック「リバイアサン」(ハヤカワ文庫FT)を購入。
10月4日
パトリック・バルビエ「カストラートの歴史」(筑摩書房)を読み終えました。最近、どちらかというとノンフィクションばかり読んでいるような気がします。カストラートはクラシックを聞き始めた中学生の時にその存在を知り、実体を知りたいと思っていました。しかし、当時、カストラートについて書かれた本を発見することができませんでした。1990年代に入ってカウンターテナーが注目を集めるようになり、それとともにすでに失われたカストラートについての文章も目につくようになりました。わたしはひねくれ者なのでその頃は目もくれず、今になって手を出し始める始末。
さて、この本はカストラートの登場から、もっとももてはやされた18世紀を経て、20世紀初頭に消滅するまでを丁寧に描いています。イタリアの当時の文献を引用しながら、客観性を交えつつ今となっては想像するしかない幻のカストラートの姿に迫っていきます。読んだ後、カストラートの唯一の録音であるアレッサンドロ・モレスキのCDを探して聴こうかなという気持ちになってしまいました。
ノンフィクションが続いているのですが、今一番読みたい本はナチとワーグナー家の関わりを内側から暴露した「ワーグナー家の黄昏」だ。
10月3日
上野の森美術館へ「天野喜孝展」を見に行きました。絵を人混みの中で見るのは嫌なので(悪夢の「ケルト美術展」を思い出す)、10時半に会場に入ったのですが、すでにかなり人がいました。若い人しかない美術展というのも珍しいのではないでしょうか。(図録があれだけ売れる美術展もあんまり見かけない)タツノコ時代の作品も出展されていましたが、全体的に作品数が少なかったのが残念。基本的には昨年秋にNYで開催された個展での出典作品がメインとなっています。過去に何度も個展を見ているので、目新しいものは特にないという感じ。個人的には大量のラフスケッチを見ているのが一番楽しかったです。わたしがファンだった1980年代の作品がたくさんありました。
秋葉原を経由して、大久保へ。ブックオフ大久保店にて、クリフォード・D・シマック「大きな前庭」(ハヤカワ文庫SF)を購入。新宿古書センターにも立ち寄るものの、収穫はなし。西新宿のレコード屋でMoving
Pictures Story/RUSHとnever stands still/RUSHの2枚のブートを購入。特に後者はオーディエンス録音であるものの、あまりみかけないTest
For Echoツアーのブート。(もう少しでオフィシャル盤が出るけど)ついでに、洋書のバーゲンを開催中と聞いた紀伊国屋新宿南店へ向かう。ここでSTEAKING
SACRED FIRE/Storm Constantine(Penguin)とAUTOMATED ALICE/Jeff Noon(Corgi)を購入。帰りの電車の中でチェックすると、Storm
Constantineの作品は3部作の3巻目であることが判明。残りはやはりインターネットで購入か。
10月2日
ホセ・クーラ(テノール)のコンサートに行きました。個人的に非常に感慨深いコンサートでした。詳細はこちら。ボローニャ歌劇場は「カヴァレリア・ルスティカーナ&ジャンニ・スキッキ」と「ドン・カルロ」(部屋にあるのはBSで放送された仏語版だ)の2演目を見に行きますが、まじめにレポートを書くかどうかは未定。
10月1日
本屋で小野不由美「屍鬼」の下巻2冊だけ見かける。どうも購入者はとりあえず上巻を読んで、様子を見るらしい。(笑)ホラーは苦手なので(友人に勧められてスティーヴン・キング「IT」を読んだ時、他の作品を読みたいと思わなかったのです)、読むとしても図書館で借りる予定。付録の「HTML4.0&スタイルシート完全互換データファイル」(うちにあるHTML辞典はIE、NSともに3.0の時代の頃のもの)が欲しかったために、ほぼ半年ぶりに「Internet
Magazine」を購入。いろんな意味で、2〜3ヶ月に1回は買おうと思いました。