事件の概要と私の決意

ポイント
事実関係はビデオや録音があるので争う余地がない。

勝訴するための努力は惜しまないが、勝てなくても闘う。


 私は毎年沖電気の株主総会に出席し、職場での人権侵害を指摘を改めるよう求める発言を行っています。その効果は、友人の仕事差別、賃金の改善など若干ではありますが上がっています。

 また株主総会のあり方自体も批判し、これまでに、株主もマイクで発言する。発言を求めるものに全く発言させないで議事を打ちきらない。など改めさせる事が出来ました。

 昨年の総会で私は「株主総会集中日に株主総会を開くべきでないと思うからその是非の採決を取って欲しい」と要求しました。

 社長は「裁決を取る必要はない」と答えましたので「その理由を説明して欲しい」と要求しました。それにも答えないので「納得がいかない」と着席を拒否して要求し続けました。 ところが会社は「議事を妨害した」と警備員を使い私を会場から暴力で排除しました。


 会社が、株主として極自然な私の問いに答えず、私を暴力で排除したことは不当な議事運営であり、商法に定められた株主総会に出席し質問を行う株主の権限を侵害するものだと思います。


 また、この総会の冒頭に社長は「この総会に警察官の臨席を招請した」と言いましたので、警備員が私を排除しようとした際、「警官がいるのならこの暴力行為を止めろ」と言いました。しかし警官だと名乗り出る者はいませんでした。


 後日所轄の三田警察署に出向き申し入れを行いましたところ、対応に出た刑事課暴力団対策係長新山(しんやま)氏は「当日出向いた警官から報告を聞いていない」と答えました。後日電話で問い合わせると「警官は沖電気の総会には行ったが、他の会社の総会に臨席するため移動した。だから田中が排除される際その場にいなかった」と答えました。




 私はこの答えを信用できないとして東京都公安委員会に苦情の申立を行いました。すると資料のような回答が帰ってきました。ここでは警官はその場にいたことになっています。新山氏は嘘をついたことになります。警察が嘘の説明をしたことを「適切な対応」とすることは納得出来ません。

 警察が会社の招請によって株主総会に臨席し、正当な発言をしているだけの株主を会社が暴力で排除することを看過すれば、警察は与党総会屋、暴力団と同じ働きをすることになります。

 企業と警察が癒着し、市民による企業の反社会的な行動を改めさせようとする行動を弾圧しているのではないかという疑いさえ持たせるものです。




 警察が公平公正に機能するために警察法78条の2が作られ、公安委員会はその任を負っているはずです。

 今回の警察の総会での対応は公平かどうかは議論があるにせよ、嘘の説明で逃げたことは正すべき事であり、そのことを欠落させている公安員会の回答は不当と言わざるを得ないと思います。結果として企業の人権侵害を警察や公安員会が擁護していることになります。


 某弁護士から私は「現在の裁判所の姿勢はひどいから、国家権力から肉体的、経済的被害を被ったのならともかく、不正義だ、と行いを改めさせようとする裁判は勝てない。勝てない裁判はやりたくない。」と言われました。

 しかし、上記の事態は社会的にも分かりやすい企業、また国家権力の理不尽であり、とがめるのが私の役目だと考えます。

 このような明確で単純な事案で勝てない事自体が日本の裁判所の正すべき点だと思います。例え勝訴出来なくても事実を明確にして社会に問題を提起する価値はあると考えます。
 


 株主総会闘争は、当初私一人でしたが支援者が次第に増え昨年は12名で参加しました。会社にとって目の上のたんこぶになっているのは間違いないと思います。

 総会の度、混乱し、一般株主の前で乱闘まがいの事が起きるわけですから会社にとっては恥ずかしいことだろうと思います。

 警察を呼ぶことで私の支援者を威嚇しようとする会社のもくろみは許しません。

 暴力をふるうのはいつも会社側であり、こちらは正当な発言を行っているだけで、暴力どころか拳を振り上げたこと、机を叩いたことすら一切ありません。

議事が混乱するのは会社側が不当な議事運営を押し通そうとするからです。

 私自身は2001年、2002年と会場から排除されました。傍目には私が負けているように見えるかも知れませんが、これによって会社の不当性がかえって明確になり、また私の指摘した事が改善されていることからも、闘争としては大勝利だと思っています。


 一般市民が裁判を起こすことには勇気が必要です。裁判所の判決は一般市民から見ればとうてい納得できない不当なものが多く出ている事は残念なことです。しかし、裁判を起こすことで長い目で見れば裁判所を、日本の社会を良い方向に変えていくことが出来ると思います。弁護士のみなさんはこれらの市民の勇気を支えて欲しいと思います。

 強大な力を持つ企業の不正を、国家権力の不正を一人の人間が指摘して闘いうることを社会に示すのも私の役目だと考えます。

 皆様のご支援をお願い致す次第です。