オンラインドキュメント
名前
ctcp/dcc/nat.plm - NATを経由してDCCを利用する
説明
NATを使用している場合に、NATの内側からDCCの送信が行えるようにします。
プライベートなIPアドレスとグローバルなIPアドレスの対応があらかじめ
わかっている場合はplumをどこで実行しても構いませんが、
ダイアルアップルータなどを使用していてIPアドレスの対応が
わからない場合は、plumをNATのすぐ外側で実行するか、
plumをNATの内側で実行して直接サーバに接続する必要があります。
このモジュールでDCCが送信できるようになるのはNATの場合だけで、
IP masqueradeの場合はこのモジュールを使ってもDCCは送信できません。
プロパティ
- ctcp.dcc.nat.mapping* プライベートIP グローバルIP
- それぞれのマシンに対応するIPアドレスのマッピングを指定します。
プライベートIPから送られてきたDCCをグローバルIPに変換して
送信先の相手に送ります。
- ctcp.dcc.nat.private* 先頭アドレス 終了アドレス
- プライベートなIPアドレスの範囲を指定します。
送ろうとするDCCがこの範囲内のものからであれば、
IPアドレスを変換します。
設定例
+ ctcp/dcc/nat.plm
ctcp.dcc.nat.mapping: 192.168.1.1 133.6.108.1
ctcp.dcc.nat.mapping: 192.168.1.2 133.6.108.2
「192.168.1.1」から送られてきたDCCを「133.6.108.1」から送ったように
見せかけて送信先の相手に送ります。また「192.168.1.2」から送られてきた
DCCを「133.6.108.2」から送られてきたように見せかけます。
+ ctcp/dcc/nat.plm
ctcp.dcc.nat.private: 192.168.0.0 192.168.255.255
「192.168.0.0」から「192.168.255.255」の間から送られてきたDCCを
グローバルなIPアドレスに変換して送信先の相手に送ります。