no,07[イシス]
古代モロク地方を支配していた第36プトレマイオス王朝の王”オシリス”は、自分の兄弟である”セト”により殺され、その遺体はバラバラにされてミドガルド中にばら撒かれた。
オシリスの妹であり妻であるイシスは、長いクエストの果てに、その断片を全て回収し、オシリスを復活させた。それ以降、オシリスは冥界の王となった・・
「王の眠りを妨げるものに、死の翼ふれん」モロクのピラミッド内に書き記された言葉であると伝えれている。その言葉どおり、ピラミッド内にはこのイシスを始めたとした強力な守護者が徘徊している。
ピラミッド内に生息するイシスが、神話で語られるイシスと同一の存在であることを証明する証拠はない。
一説によれば、神話のイシスは、自らの肉体を複製し、愛すべき王を護る衛兵としたという。それが真実であれば、我々が出会うイシスは、神々の力を宿していることになる。
ピラミッドを目指す冒険者達よ、用心せよ。君達は神々を敵に回そうとしているのだ。
イシスは特殊な武器を一切用いない。その巨体から繰り出される拳の一撃は、歴戦の冒険者でさえ一撃のもとに葬るという。
また、巨体を覆う輝く装甲は、現在では失われた技術が用いられており、屈強の強度を誇る。その装甲を構成する鱗状のパーツは大変高額で取引されている。