光在れと切望す


何処に往き給ひしか
冬の鋼想起す彼の人は
何処に往き給ひしか
歌に淡く笑む彼の人は

風に光に水に恋い願う
彼の人に知らしめよと
幸在れかしと願う我が身此処に在りと

血と涙纏いて請い願う
愛を知る者に幸在れと
重く垂れ籠めし嘆きの中に光り在れと



2004.11.18


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