建設業退職金共済
建退共は、建設労働者のために国がつくった退職金制度です。全国どこの建設現場・事業所でも、働いた日数が掛け金として加算されます。すなわち、建退共の事務組合に加入している事業主や元請けが、労働者の共済手帳に働いた日数分の証紙(掛け金)を貼り、労働者が退職金を請求したとき、建設業退職金共済事業本部から直接、労働者に退職金が支払われるのです。
一人親方の場合は、任意組合に加入して任意組合から証紙を貼ってもらい、他の事業主に雇われて働いた場合は、その事業主から証紙を貼ってもらいます。
メリット
1、約283万円(約37年間の証紙代金)の掛け金で、約722万円の退職金が
支給されます。
2、新加入時に50日分の掛け金が免除されます。
3、掛け金は、税法上全額について、法人では損金、個人企業では必要経費とし
て扱われます。
4、公共工事の入札に参加するための経営事項審査において、加点評価されます。
5、福利厚生施設の設置に対して、融資が受けられます。
「事務組合」と「任意組合」の2つの方式があります。
|
事務組合 |
任意組合 |
契約者 |
親方・事業主 |
一人親方 |
必要なもの |
事業所名、所在地、 |
本人の氏名、住所、生年月日、 |
加入金 |
2000 円 |
1000 円 |
保険料 |
1 名につき1ヶ月7575円(1日303円×25日分) |
1 ヶ月6363円(1日303円×21日分) |
事務手数料 |
年 1000円+500円×加入者数 |
月 77円 |
納入方法 |
年3回( 4月、8月、12月)4ヶ月分前納 30300円×加入者数 (4月のみ事務手数料が必要) |
年3回( 4月、8月、12月)4ヶ月分前納 25760円 |
退職金のめやす
年数 |
金額 |
年数 |
金額 |
2年 |
15万1200円 |
20 年 |
265 万6710円 |
5年 |
40万2570円 |
25 年 |
369 万7470円 |
10 年 |
102 万8200円 |
30 年 |
495 万8730円 |
15 年 |
179 万4870円 |
35 年 |
650 万0970円 |
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