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高輪の木造3階建て

 仕事先にふと目に付いた木造3階建ての建物。それは高松宮邸近くの高輪は伊皿子にあった。

 最近の建物との違いはというと、古いせいか、どことなく温かみのある姿である。

 戦後この家を購入したので詳しい事は分からないそうですが、住んでとても気分がなごむということでした。

 ここに住んでいる方は寺院の漆などの剥離した所を修復する仕事で全国を飛び回っているそうです。

 行く先々で木造建築を見て回るそうですが、やはり我が家へ帰ってくるとほっとするといいます。

 近所の人の話によると、昭和のはじめに建てられたとの事。今の人で二代目だそうです。

 心に温もりとゆとりをもたらせてくれるこの家をいつまでも大切に使ってゆきたいと話していました。

1999年)

 

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